「【北京共同】中国国営通信新華社によると、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ市のウルムチ駅で30日午後7時(日本時間同8時)ごろ、爆発があり、50人以上が負傷した。今回の爆発が人為的なものかどうかは明らかになっていないが、自治区を習近平国家主席が27日から30日まで初視察しており、訪問に合わせたテロの可能性がある。自治区では抑圧的な統治への不満が高まっている。
爆発後、公安車両や救急車が現場に急行、地元警察は駅周辺を一時封鎖し、近くにいた住民を避難させた。
報道によると、ウルムチ駅では列車の運行を中断。多くの負傷者が付近の 病院に搬送された」
私は、中国は新疆への政策を変え、独立をも容認する方向を打ち出すべきであると思う。それが中国国家にもプラスである。
イスラム教は弾圧されればされるほど抵抗を強くすることを求める宗教である。決して弾圧で制圧することは出来ない。
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私も新疆ウイグル自治区の独立には原則的には賛成です。ただ、現下の世界情勢を見ますととても難しいように思えます。
今起こっているウクライナでの騒動では米国のテロ性がむき出しになって現れています。元来、米国エスタブリシュメントの基本的なゴールは世界制覇(例えば、米国連銀のドルを世界通貨にするのも世界制覇の内容を構成する項目の中の一つ)ですから、その指揮下のホワイトハウスは地球規模で権力の集中化を日夜図っているわけですが、簡単にはいかない。何故なら、米国、ロシア、モスリム諸国群が米国の傘下に収まるのを拒否しているからです。米国にとってこれら諸国は究極的には潰すべき存在でしょう。だから、ウクライナのロシア嫌いが策動すれば、米国エスタブリシュメントがそれを好機と捉え、米国ネオコンがその策動に結びつき、東欧に潜むネオナチ、アラブの私兵集団であるアルカイダ他まで動員され、ひいては米国政府、EU諸国まで引きずり込まれて来ました。これは米国エスタブリシュメントが米国完全支配下のウクライナ(日本みたいな)を作ろうとする営為あることは否めないでしょう。こういった営為はロシア体制を崩壊に追い込むための前哨戦だと私は見ているのです。
そういったれっきとした独立国家のウクライナの情勢をじっと見ている中国にとって新疆を独立国家にする方が国益にプラスになるという計算は成り立たないのじゃないかと思うのです。乱暴な米国が礼儀正しい米国にならない限り新疆独立は成立しないのじゃないかと思うのです。
冷戦が終わったから米国が少しはましになるのじゃないかと世界の人は期待したんですが、冷戦が終わってから米国が益々醜く乱暴になっているのはどうしてなのか。本当に困ったことだと思います。
たしかに最近中国で民族主義に根ざした騒ぎが頻繁に聞かれるようになりましたね。ああいうのは裏事情なんかないのでしょうか?知っている人がいたら教えてください。
新疆ウイグル自治区に関しては詳しくないので判断はできないけれど、別にウイグル族だけがすんでいる訳ではないですよね。民族でわけるのも難しいくらいごっちゃになっているのではないかと思います。宗教や言語でわけることはできるかもしれませんが。ウクライナもそうですが、民族という概念は結構曖昧なものです。そういう言葉を担ぎだされると、二つに分かれていきますが、それが神の創造の言葉なのか?権力による煽動なのか?まあ後者でしょうね。独立ということは大切な概念ですが、今もっと大切なことは他民族と共存することです。「君と僕を隔てる壁は厚く壁を破るには戦って打ち破るしかない」と考えることもできるけれど、「君と僕はもともとは同じもので、その根をたどっていけば必ずわかり合えるはずだ」とも考えられます。君もおなじものだったと考えているんでしょう?ならばそうなのです。隔てているものこそ幻想ということになります。本当は自由なはずです。
貧困に二種類ある。一つは社会的不平等による運命づけられた階級格差、他の一つは不法移民などによるものとか、競争による落伍者と分けて考える必要があるのではないか。どちらかと言えば、米国などは後者であり、イスラム社会における貧困は前者によるものではないか。一人の人間として考えるとき、あきらめのつく貧困とあきらめの付かない貧困では、大きな差が出てきます。米国はじめEU諸国が、自国の利権が確保できないときは、民族を二分化しやすい国の政府を転覆させようとして、貧困層組織に様々な支援をして、貧民層のテロ、デモなど様々な手段で政権を揺さぶるのです。階級格差の上に宗教の対立がからんでくると、複雑化に拍車がかかり、問題解決は、簡単ではない。領土だけの問題であれば、確かに放棄することも選択肢に入るが、手放すことによって米国式システムが勢力を増すということになれば、中国の力が衰退することにつながり、大きなジレンマでもあり得るのではないか。
わたしもウイグルやチベットの独立にはひとりの無責任な外野としては賛成。
でも、もし自分がチベット人やウイグル人なら絶対独立には賛成しない。
近未来に世界最高の富強国家となることが約束されている国からの独立など
本気で考えるのなら独立のあとよほどバラ色の未来が自国に見えていなけれ
ばならない。
かつてIRAは激しく独立武装闘争をたたかった。
けれどIRAは北アイルランドの多数意志を代弁していたわけではなかった。
北アイルランドのおおくのスコットランド系住民は親英的だった。
それがIRAの最大の敗因だった。
いま日本のマスコミはチベットやウイグルの草の根の人々の意志をまった
く報じない。
北アイルランド問題の報道姿勢はそこにはない。
かつてアフガニスタンからソ連が敗退したとき西側は日本をふくめて慶賀
一色だったが、ある新聞にこんなちいさな記事がのった。
記者が若いアフガニスタン人に「解放」の感想をたずねた。
かれは答えた。
「親ソ政権が好きかと訊かれれば好きじゃない」
「だけど、親ソ政権のおかげでアフガニスタンの女たちは史上はじめて
学校にいった」
「これでアフガニスタンは中世にもどるだろう」
ウイグルはどうだろう。チベットは。
コメントのしようがない、先ず日本に新疆ウイグルの管轄権は無いし、ウイグルが独立して何が得られる?同自治区にはウイグル族のほか、漢族、カザフ、キルギス、モンゴル等さまざまな民族が居住する多民族地域であり、自治州、自治県など、様々なレベルの民族自治区画が置かれており、人口は1千900万人弱でマレーシアやオーストラリアに匹敵しその3分の1強が漢族で政治経済の実権を握っている。ウイグルだけで独立する訳にもいくまいし、経済や社会システムは、資源利権や富の配分はどうする、大混乱になるでしょう。仮にアメリカ等がちょっかいを出してウイグル独立派を支援し騒ぎを起こしても中国政府は彼らの言う処の「核心的利益」を維持する為に世界戦争も辞さずに必死で国益を守るし誰も手を出せまい、尖閣如きとは比べ物にならない。中国政府の民族共栄政策に望みを掛けるしかないし、チベット、ウイグルはせいぜいネトウヨに騒がせて応援させておくのが関の山だろう。