私達はすでに、石田 礼助三井物産社長が戦争に反対する動きをしたことを見ました。残念ながらその代償は辞任でした。
アメリカの事情を知っている人間であれば、米国と戦争をすることが如何に無謀であるかは容易にわかります。 そして、米国事情にもっとも通じている集団は外務省です。
しかし、外務省の人間が戦争阻止のために必死に動いた姿はほとんど見えません。
どうしてなのでしょうか。
真珠湾攻撃直前、外務省は勿論、米国と交渉しています。
米国が日本に要求しているもとは次の3つです。
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日独伊三国同盟を解消すべし
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南部仏印への軍事占領を撤回すべし
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中国での軍事的占領を解消すべし。
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は外務省の枢軸派と言われる人々が推進したものです。
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,③は外務省が一体となって進めてきたものです。
ですから、外務省が「省」として反対することはありません。
では、外務省の中で、反対の意見を述べる人はいなか
コメント
コメントを書く公僕に必須の資質は、「他の人のために働く、他の人のために命を厭わない」精神が大切である。
自分の事より、他人のことを重視して職務を遂行するということである。残念ながら,自利より他利など、戦前より現在のほうが死語に等しくなっています。官僚だけでなく、集団的自衛権が閣議決定するや、「国の政策に文句があるなら国会議員になれ」などという国民不在、地方の意見などは無視して、自衛隊は、国会議員が動かすのだという本音が出てきている。官僚、国会議員、マスコミ、企業など自分だけは生き残りたい人は、体制に逆らわず従順になる。個人としての尊厳が垣間見られない。
今日の朝日デジタルの報道によると、戦前戦中は、衆院9%(41名)参院12%(28名)と伝えている。戦争に対する経験、洞察が極めて薄くなっており不思議に思っていたが、集団的自衛権に対する国民との意識差が明白に読み取れます。また、経済成長とともに人生を送ってきた人は、戦武力戦争に負けたが、経済戦争では勝ったという意識が強いが、最近の若い人は米国、中国、韓国に対する劣等感、被害者意識しかないのではないかと懸念される。
当時の外務省の事情はやはりそうでしたか。原則や規律なき集団はいとも簡単に堕落していくんですね。陸軍事務局長が実験を握り世渡りのうまい人間が周囲に群がる。そういう状況を白洲次郎はプリンシプルのない日本だと診断し隠遁しました。戦後、又もや、世渡り上手の満州帰りがうようよと闊歩し始めるのを見て白洲次郎は絶望してます。
今、米国軍産複合体のオリエンテーションに従い靖国国家が周辺諸国にコブシを振り上げています。中国は日本をうまくいなし、ロシアのプーチンは日本に見切りをつけ、無謀で知性に乏しいオバマを徐々に制しつつあります。
この靖国国家は中国市場を失い、オホーツクのエネルギー資源を失い、今後、経営難に陥っていくのは必至。今度こそ、世渡り上手に任せない文化をどう作るかが喫緊の課題だと思います。
>>1
『公僕に必須の資質は、「他の人のために働く、他の人のために命を厭わない」精神が大切である』と仰るが、「他の人のために働く、他の人のために命を厭わない」ことを人間に求めるのは無駄ですね。人間はまず第一に自己の保全を意図しており、次に直近の家族の保全を意図するのが当たり前です。「赤の他人のために命を厭わない」ことを他人に期待することは全く無駄な行為でしょう。そういう無理な願いをすることは日本だけでなく、世界各国の軍隊で行われていますが、本気にしてはいけません。人間が自己中心的であり、利己的である以上、その集合体である国家が自国の利益中心的であり、利己的であることは申すまでもありません。戦争中の外務省の役人は、戦争に協力することが日本の利益になると信じていたか、または、そうでなくても、個人としての自己の存在の便益のためにはそう信じているふりをして、協力するしかないと思ったからに過ぎない。それを批判する輩(あんたも含めて)は無駄な理屈をこねているに過ぎない。国家はすべて利己的な理由で戦争しているだけであり、日本もその1つでったが、今や日本国には独自で戦争を起こす経済的、科学技術的、国民意識的な能力が完全に失われている。自衛隊は米国に強要されて生まれ、現在も米国の科学技術力で支えられた組織であり、隊員は全て単なる公務員であり、一般的には「他人のために命を厭わない」グループではない。昔の父母や配偶者は表向きだけでも「お国のために潔く死んでこい」と言って兵士を送りだしたが、今の自衛隊員の奥さんたちは「怪我をしないでね」と言って外地に隊員を送りだしている。だから、安心しなさい。日本が戦争するわけはないよ。安倍さんは単なる時代錯誤人間です。日本は今後アジアのBクラスの位置に定着することになるでしょう。それがどうしていけないでしょうね。