まず、本件を朝日新聞の報道で見てみたい。
「産経新聞の前ソウル支局長が8日、韓国の朴槿恵大統領に対 する情報通信網法違反で在宅起訴された。同紙のウェブサイトに掲載した記事で朴氏に関する「うわさ」を伝えたとして名誉毀損の罪に問うが、「報道の自由を脅かす」との懸念が国内外で出ており、公権力行使のあり方をめぐって批判が高まるのは必至だ。
記事は、旅客船沈没事故が起きた4月16日に朴氏の所在が7時間にわたって確認できなくなり、その間に男性に会っていたとのうわさを、韓国紙のコラムや証券街の情報などを基に伝えたものだ。
韓国の検察当局は罪に問えると判断したが、産経の記事自体には批判的な韓国メディアの中からも、記者を出頭させて事情聴取し、刑事罰に問うことは、国家権力に対する正当な監視活動を萎縮させる恐れがある、との指摘が出ていた。
日本新聞協会や日本ペンクラブは、相次いで懸念や憂慮を表明。国際NGO
コメント
コメントを書く[『報道の自由』は、的確な報道姿勢あることを前提としている。たんなる噂程度で、男女関係を示唆し、大統領の政治的立ち位置にダメージを与えるなら、名誉棄損で、裁判所で争って当然の事と思う]。正論です。
小沢事件の報道の反省が出来ていない。検察ストーリーに基づく検察情報垂れ流していたことと無関係でない。韓国では儒教の道徳観が重く見られることを承知しながら、軽い気持ちで情報発信したのであろうか。従軍慰安婦の問題もあり、韓国との関係、韓国という国を理解していれば、軽々しく、他国のマスコミが垂れ流すことなどできなかったはずである。産経は、根本的に韓国を見下しているのではないかと、心配される。朝日新聞を批判する前に、産経自身の姿勢を顧みろといいたい。
孫崎先生の言われるようにエビデンスもなく記事を書いたんであれば、有罪だと思います。
それにしても産経の社長声明は説得性に欠ける。
日本語で書かれたものは韓国の法律で裁けないと主張するのはいただけない。韓国はついほんの前まで日本の植民地だった。30年も日本語が公用語だったんです。メデイアの歴史音痴はあのNHKもそうだが出来るだけ早く是正すべきだ。ともかく韓国は隣国でもある。日韓間の人々は頻繁だ。
声明の最後尾の”産経信条”は不可解。小学校2年生の時から愛読している朝日新聞(このところ中国、尖閣、ウクライナに関する報道に嘘が多いから読むのを中断している)を産経の記者が狂信的に非難していた。その狂信性が産経信条の発露か?と思うとぞっとする。
• 熊坂隆光・産経新聞社代表取締役社長
• [今後も産経新聞は決して屈することなく、「民主主義と自由のためにたたかう」という産経信条に立脚した報道を続けていく。]
力強い発信ですね。
産経新聞は明治期最大の啓蒙思想家である福沢諭吉が創刊した日本の日刊新聞である「時事新報」に由来する由緒正しい新聞だそうです。
さて、その諭吉先生
2014/09/03 「奴隷の群衆」「牛馬豚犬」…”元祖ヘイトスピーカー”としての福沢諭吉を徹底検証~岩上安身による名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/25354
諭吉先生は文明国である日本が文明が遅れている朝鮮の為に、武力を持ってしてでも支配下に置いて進歩を助けたいそうです。
「我輩が斯く朝鮮の事を憂てその国の文明ならんことを冀望し、遂に武力を用いてもその進歩を助けんとまでに切論するもの」(1882年「朝鮮の交際を論ず」)
「朝鮮」は諭吉先生がおっしゃるには
「朝鮮…小野蛮国にして…彼より来朝して我属国と為るも之を悦ぶに足らず」「朝鮮人は未開の民…極めて頑愚…凶暴…」「朝鮮人…頑迷倨傲…無気力無定形」「朝鮮人…上流は腐儒の巣窟、下流は奴隷の群衆」「朝鮮人…人民は正しく牛馬豚犬」…
なのだそうです。
いろいろ名言がありますが
「一身独立して一国独立す」とは、国民は国の為には財も命も投げよということ。国民はすべからく天皇の臣民であるから、国民は政治、外交に口を出すなんてとんでもない事だそうです。
「独立自尊」とは、皇国史観に基づくもので「自ら進んで天皇陛下に忠義を尽くす」ということ。
学問のすすめにある「天は人の上に人をつくらず人の下に人を作らず」は、そういう論を否定する為に福沢諭吉が引用したもの、「西洋ではそんな考えもあるようだが・・・。」と言う含み
「天賦人権・人賦国権 」の中江兆民に対して、「天賦国権・国賦人権」の福沢諭吉。あくまで国権優先の福沢の価値観。
台湾に至っては土人を皆殺しにして文明国である日本が開発する事を勧めています。
そんな論調ばっかりだった時事新報。てっきり産経新聞は伝統を守っているんだとばっかり思ってました。
政府公報としか思えない報道機関がこうした発言をしたというのは信じがたいですが、
是非とも民主主義と自由のために戦って頂きたいものです。
朝日新聞の「誤報」を激しく非難している産経が、単なる「うわさ」だけで、大統領を誹謗する記事を書いて「報道の自由」だと開き直っている。こんな事がまかり通るなら、どんなデタラメを書いても良いことになってしまう。
これを追跡検証して、誰もが納得できる根拠を示して「誤報ではなかった」と証明しない限り、産経に、朝日を批判する資格はない。
安手の週刊誌のようなことを書いたわけだから仕方ないとおもうけど。
週刊誌はしょっちゅう訴えられてるよ。
どこから自由だの民主主義だのって言葉が出るんだろう。
こういう場合、謝罪しないケースでは書かれた内容には自身を持って
いる、とのコメントが決まり文句だけどそれもない。
ようするに事実関係にはまったく自信がないわけだ。
それなのに裏もとらないまま書いた。
そのくせ訂正も謝罪もせずひらきなおっている。
ぜひ裁判で産経がなんというか聞きたい。
この件はこの記事で勉強させて頂きました。
私も当初、一般的なマスコミ報道の影響で韓国側がおかしいと思いましたが、先生のおっしゃるとおりです。もし真実ならば堂々と産経さんは頑張って欲しい。しかし単なるウワサが根拠なら飛んでもないと思いますし、ならば朝日バッシングは何なんでしょうか。
マスコミの影響は大きい。それも政治と連携されたらたまったものではありません。
政権の転覆から戦争の根拠まで取り返しのつかない大きな歴史を意図的に作る力もあるからです。
マスコミは常に肝に銘じて頂きたいと思いますし私たちも気をつけなければいけません。