A知事選に至る背景
沖縄県知事選挙は10月30日告示、11月16日に投開票される。
今度の選挙は、辺野古移設問題を焦点に戦われる。
前回の知事選挙で、辺野古移設反対を主張して当選しながら昨年移設容認に踏み切った仲井眞知事対前那覇市長、翁長氏の対決と見て良い。
今回の選挙は極めて異例である。
翁長氏は長く沖縄の自民党での重鎮であった。
辺野古移転反対という事で、社会民主党・日本共産党・生活の党・沖縄社会大衆党・県民ネットの野党連合が翁長氏の出馬を求め、自民党・公明党のおす仲井眞知事と対峙することとなった。
立候補に当たっての基本姿勢は次のものである。
県知事選出馬にあたっての基本的な認識
・普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念、オスプレイ配備撤回を強く求める。
・あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地はつくらせない
・日本の安全保障は日本国民全体で考えるべきものである
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コメント
コメントを書く密約がすべての行政権の手足を縛っていることは確かであるが、それだけではない。本土人が沖縄を差別しているのである。本土の人がどのような意見を持っていようとも、常識的な政治判断ができる人であれば、沖縄県民の80%にも及ぶ人たちの反対を押し切って、辺野古移転するのは、民主主義社会のやることではない。どんな国でも、80%もの人の反対を押し切ることがあるだろうか。一面、日本だからこのようなことが可能ともいえる。本土の人たちに沖縄問題を自分たちの事と考える同胞意識が欠けているからこのようなことが起きるのである。表面的にはあからさまな発言は少ないが、基本的に差別観があるように思えてならない。同じアジア人でありながら、中国、韓国などアジアの国と対立することと本質は同じである。島国根性なのでしょう。
> 沖縄基地問題に取り組む基本姿勢はどうあるべきか。
県知事の座の人物であれば、先ずは「日本は海兵隊の利益を最優先にして考える」現状を マスコミ通じて広く知らしめる他ないと思います。「撤退を決定する」ことができない具体的な理由、米国絡みの圧力、中央官僚の妨害、等々、国民が注目する中でハッキリ語る。そうすれば命の保証はないのかもしれませんが。
米軍が、新しい基地を欲しがるのは、普天間基地の設備が旧式で、使い勝手が悪くなったためだろう。特に、コンピューター全盛の時代に、真空管のバカでかい機械があったのでは邪魔で仕方ない。
ところが、新しい基地を作ろうにも、沖縄中が基地だらけ。しかたがないから海を埋め立てるのだ。その海が、希少生物の宝庫だって関係ない。漁民たちの生活手段を奪ったって関係ない。日本中の知事さんに意見を聞いても、全員が辺野古移設に賛成なのだ。
でも、この国って、本当に民主主義なの?。
孫崎先生が提唱される沖縄基地問題に取り組む基本姿勢、全く同感です。
政権は本土並みの規格の高速道路を辺野古を認めれば沖縄に贈呈すると囁いているようだが、基地に土地を取られ、更に基地を作り、高速道路までこさえれば、沖縄人の住む場所が無くなる。
日本の近代化は薩摩での薩英戦争で始まった。その近代化の営為は太平洋戦争の敗北で中断。その後はずっと日本は米国の支配下にある。その矛盾は顕著だ。今こそ、日本は真の独立を目指さなくてはならない。それは辺野古基地計画潰しから始まると私は思う。
騙し合いのようなことは、疲れてしまいますね。でもそういうことに動かされる自分が悪いわけで、どうすれば自分の軸を確固として維持できるのか、そういうことが問われている気がします。結局自分に戻ってきてしまいます。心の整理必要ですね。少し時間が必要かも。悪しからず。