「脅しと懐柔」、ほぼすべての政策履行に安倍政権ではこれが最早、常套手段になっている。

 この手法を使ったのは郵政改革の時の小泉首相である。しかし、それは一点集中の様相があったが、今は全ての政策の実施にそれは見える。

 そして安倍首相の周辺に集まる人々も、あたかも首相に奨励されている如く、この脅しと懐柔を露骨に行使する。

 それが最も露骨な形で行われているのがマスコミに対してである。

 NHKは中立を約束された公的機関である。

 籾井 勝人氏がNHK会長に就任した時に、辞任の白紙委任状を取り付けた。気に喰わない発言、行動をすれば辞めさせるという脅しである。

 そして今度の総選挙に際し、NHK,民法各社に対し、番組作成、コメンテーターの選定、街頭インタビューの選定に公平を期するようにという要請書を出した。要は安倍政権批判の声は出すなという圧力である。

 他方、1217