私は、リベラル系の人々の講演会にしばしば出かける。
そして、多くの人々から、「今の若い人々がどう考えているか解らない」という声を聞く。
「右傾化しているのでないか」という声も聞く。
しかし、本来的には①集団的自衛権で、米軍のために出る自衛隊は若い世代である、②TPPで国家主権が侵され、外国企業の利益確保で、生命、健康、社会保障が無視される社会になり、最大の被害は若年層である、③原発の再稼働で被害を最も深刻にうけるのが若年層であることを考えれば、若年層が最も関心を払うべき性質のものである。
年配のリベラル層は、若い層に情報を発する義務がある。
しかし、どれだけ、若手に情報を届けようという努力をしているか。
「。自分達は正しい判断をしているから、若い世代は自分たちの見解を探し、自分や地のグループに参加すべきだ」との考えがあるのでないか。
世界
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孫崎さんのご指摘は、高齢者の我々にとって、激しくパンチを食らったようなものである。
私なども知らず知らずのうちに、世の中を賢く生きる(必ずしも賢くはないが)方法を身に着けています。上位下達に順応することが、生活防衛の最上の道と心得ています。
己に限定した生き方であれば多くの被害が出ないが、子供の教育も、子供に順応するというような、無責任な親を演じてきた結果、親依存の子供、子供依存の親というように、自立から程遠い家族現象がみられるようになった。私の仲間でも、40歳を超えた息子、娘との同居がどの家庭でも見られる。子供たちは若いとき親に面倒を見てもらい、親は年を取ったら介護してもらおうと期待している。どちらも自立していないのである。
リベラルも大切であるが、生活を自立して営むという自立心がなくては何事も進まない。理解できる若者に広めることは必要であるが、自立を教えることなく、18歳以上の選挙権などもってのほかであるが、国会議員は、権利ばかり認めようとしている。権利の前に義務を自覚すべきです。義務は自立につながり、自立なくして義務感が養われることはないといえます。
共通の価値観、関心を分かち合う。素晴らしいご指摘だと思います。
私は56歳、まだ高齢者とは思っていませんが、若い世代に対する諦めが年々強くなってしまったように思います。
これからは、彼らの主張を否定するのではなく、分かち合うように向き合いたいと思います。
「中東、中国、ロシア、米国、欧州ではソシアルメデイアはリベラルの武器。日本では年配のリベラル系でソシアルメデイアを利用している人は殆どいない。逆にネトウヨがソシアルメデイアを牛耳っている」
ううん。確かに反安倍的な言論人がニコニコ動画等に登場するとコメント書きこみが頻発し罵詈雑言で埋められて行く。こんな現象を見ますと暗澹たる気分に落ち込みます。ネトウヨは書きこみで圧倒していますが、視聴者の圧倒的多数は反安倍的な言論人に冷静に且つ賛同的に耳目を向けているのです。
一方、例えば、去る5月3日、横浜憲法集会に集結した30,000人超の人々の殆どは年長者でした。彼らはネットに縁があるようには思えませんでした。ネットに動かされて集まってはいなかったように思えます。彼らはネットに関係なく背骨のあるリベラルです。
私の知る限り、孫崎先生みたいな一流の言論人のサイトは複数あります。
私の思う限りでは、問題はネトウヨが集まるサイトとリベラル傾向の若者が集まるサイトの規模どうなっているのかだと思うのです。恐らく、同じような大きさの規模ではないのでしょうか。保守、反動サイトが弱者虐待、外国人排斥的な言動で若者を引き付けているわけですが、マイノリテイーの域を超えないでしょう。
日本でリベラル・サイトが振るわないのは供給者の努力が足りないのでなく市場が小さいからだと思うのです。中東、中国、ロシア、米国、欧州ほど、日本の若者にとって日本の現状が悪くないからだと私は思うのです。
本当に残念なことですが、痛い目に遭わないと日本の若者は自覚しないと思うのです。
正直な話、若者の文化を理解することが意味はないとは言わないが、ほとんど意味はない。きゃりーぱみゅぱみゅなど理解していったい何になるのだ?AKB文化を理解して、若者を説得するなどナンセンスだ。若者が政治にも、目上の人間にも、関心を示さないのは、そこに魅力がないからだ。欲望を満たすだけの喜びを越える何物かが現代には不在なのだ。宗教も、哲学も、そして人格者も。それを壊してエコノミックアニマルになったのはどこの世代なのだ。そんな世代から学ぶものなど何もない。
若者に政治経済への関心を惹きたいなら、その本質をわかりやすく解き明かすことだ。なぜ日本はアメリカに従属しているのか?そのアメリカはイスラエルに従順なのはなぜなのか?なぜ中国が台頭してきて、今いったい何が起こっているのか?ところで「中欧国際取引所」っていったいなんですか?基軸通貨を崩しにでたのかな?
まあ若者などほっとけばいい。どうせ彼らに未来などない。未来をつかみたければ、彼らの手で求めにくるはずだし、そうでなければ未来は開けない。今はそれでいい。
苫米地英人はどうだろう。苦いお茶は飲めないし、水みたいなお茶は味気ない。無茶でも苦茶でもないおいしいお茶を求めるのが東洋思想。共産主義も資本主義もいらないと言う彼は数学で釈迦の悟りを解析した。数学では全知全能の神はいないことがすでに証明されていると言う。洗脳を解いたり、ソフトで儲けたり、詐欺師的なところもあるが、主張は至極まともで先進的、創造的だ。今まで誰も釈迦の思想を実現した政治家はいない。どちらかというと昔の日本の天皇がそうだったのではないか。