六月一九日福島民報紙は「第31回“戦争を語り継ぐ本”ベスト9」を掲載した。
次の通り。
不思議なことに、私の本は基地で苦しむ沖縄と、原発で苦しむ福島で読まれる。
圧力なんて関係ない。事実を見極めて位と言う気持ちが強いのであろう。
***********************************
・加藤陽子著『それでも日本人は「戦争」を選んだ』
普通のよき日本人が、世界最強の頭脳たちが「もう戦争しかない」と思ったのはなぜか?高校生に語る日本近現代史の最前線。講義の中で戦争を生きる。
・孫崎享著『戦後史の正体』元外務省国際情報局長(情報部門トップ)で、「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、日米関係と戦後70年の真実を語る。
・水木しげる著『水木しげるのラバウル戦記』太平洋戦争の激戦地ラバウルに送り込まれ、地獄と天国を見た水木二等兵。住民と交流しながら描い
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
日本を勝てる見込みのない戦争に導いたのは、天皇陛下にも責任はあるが、戦争犯罪人の軍人、政治家、官僚、マスコミなど国家の中枢を占めていた人たちである。国内外で、虚言を助言するごますりが横行し、虚言で国家国民を戦争に突入させていったといえます。敗戦後は、その中枢部の人たちが、逆に、米国の求めにしたがって、己の命を守るために、国家の秘密などすべてを話すなど、国家国民度外視し、自己本位で生き延びようとしたのが現実的実態であった。現在の政治家、官僚、マスコミは全く同じようなことを繰り返そうとしている。公僕の意識がないから、また無責任だから、恥ずかしげもなく、国家国民を物扱いできるのでしょう。
孫崎先生の本が基地で苦しむ沖縄と原発で苦しむ沖縄で読まれるのは当然のことだと思います。
安倍首相や菅官房長官が「辺野古しかない」という発言の裏に中国攻略の前線基地として沖縄を使うという魂胆がバレバレですから、沖縄人としては歴史的に長い長い間友好関係を続けてきた中国と事を構えることは絶対に許せることではありません。真剣にならざるを得ません。孫崎先生の本で理論武装する。当然の帰結です。
一方、福島の人々の生活基盤は根本から破壊されています。「憲法を無視し戦争第一、民衆の生活は二の次」をひた走る現政権とは何か?安倍晋三とは誰か?これらは株価上昇では救われない被災民だからこそ解明したくなる疑問だと思うのです。
ところで安倍政権は今月半ばに戦争法規を通したいらしい。しかし、「オフサイド」であることは間違いない。「今の内に中国を叩けばなんとかなる」と考えて居る輩が政権の中枢にいるらしいが、それに従い国会と政府が粋がっても、どうでしょうか?自衛隊は動けるかな。自衛隊は合法性を求めるのじゃないのかな。仮に「動く」と仮定しても、日本は中國海では致命的になるのを危惧します。プーチンさんが中国との長い国境線確定に40年かかったと記者に話していたが、中国は並の相手ではない。尖閣や南沙で日本が事を起こすのはやめたほうが良い。パールハーバーの時よりもっと短期間に日本はひどいことになる。
孫崎先生の本の売れ行きの話からこんな話になってしまいました。済みません。