第2次世界大戦にいく過程で日本が学んだことがある。
社会格差は、社会全体の不安を生み出し、それを利用して、とんでもいない方向に日本を導く危険性があることを学んだ。
そして、日本は、極めてまれな格差の少ない社会を築いた。
幸運にも、社会の平等化は国全体の需要を拡大させ、日本は世界第二の経済大国になった。
格差を少なくする社会が勝利したのである。
しかし、小泉政権から格差社会を目指した。米国の誘導と言っていい。
安倍政権になって凄まじい勢いでこれが進んでいる。
社会が不安定になれば、予測しない事態が生ずる。その危機管理に払わなければならない。社会コストは極めて高いものになる。
今、先進国で格差社会が酷い状況になっているのは米国である。黒人問題ともからみ、毎日、黒人が警察に射殺されている状況が続いている。それは警察側の過剰警護に問題があるが、社会不安で犯罪的行動が多発しているのも大きい理由で
コメント
コメントを書く孫崎先生のご見解に賛同いたします。
現体制はアベノミックスから始まり出口なきドツボの世界に入り込みました。そして、庶民の暮らしを犠牲にして若者の不満を軍事行動で吸収し海外への侵略を始めるわけです。これは明治維新から敗戦までの旧日本のパラダイムそのものです。それがバンザイクリフ(サイパン島で米軍に追いつめられた日本人が白旗を上げることなく自殺を試みた悲劇の断崖)向かって行く必然のコースであることを考えようともしないのです。今からでも遅くない。戦争法案を廃案に追い込み、政治をまともな路線に戻すことを国会に要求しましょう。私たちはそして米国の良識派との連携をも模索しましょう。その目的は米好戦派へのプレッシャーです。その手始めはジョン・F・ケネデイーの言葉を米国人に思いださせることです。大統領は暗殺される5か月前に大学の卒業式で次の言葉を発したのです。
「私は本当の平和、地上で生きるに値する人生を過ごせる平和、人と国が成長し希望を持ち、子供たちのためによりよい生活を築くための平和、単に我々の時代でなく全ての時代の平和」
素晴らしい言葉です。日本国憲法のスピリットそのものです。カントのいう超越論的真理です。
本当に「日本が学んだ」のなら、安倍政権など誕生しなかっただろう。
歴史を否定する安倍一族は、数多くの教訓を、「誤った報道」と決めつけている。
今すぐ安倍政権を倒さない限り、同じ過ちの道を突き進んで亡国を招くのは間違いあるまい。
その時になって気づいて、どんなに悔やんだところで手遅れなのだ。
せつないのはこの格差社会の底辺でうごめき
塗炭の苦しみをなめているひとびとにも自民党
支持者が大勢いること。
あの新幹線の自殺者も選挙ではどこに投票していたか
つい考えてしまう。
安倍首相は就任以来、外遊を頻繁に重ねているが、1月の中東訪問でも見られたように、行く先々で気前よく金をばらまいている。ある自民党の議員が、外務省にこれまでいくらの金を彼がばらまいたかを正したところ、なんと8兆6千億円にのぼるとの事。しかしこれは外務省が少なく回答したとの見方もあり、実際はそれをはるかに上回るとの見方もある。この金は、もちろんわれわれの税金である。国家財政が火の車にもかかわらず、何の計算もなく使っている。まるで金持ちのアホぼんが、見境なく金を使っているかのようだ。むろん、金持ちではないが。
地球儀を俯瞰する外交などともっともらしく理由づけて、あちこち出かけているが、成果が乏しい上に、逆に国家に対して大きな損失と、危機をもたらしている。全く最悪の総理をもったものだ。アホぼんは、一刻も早く退場させねばならないが、おまけにその取り巻きも同じように知性の全くない輩だときている。最悪の連中に、小選挙区のカラクリで、7割の議席を持たせた結果がこれだ。日本は子供の政権でできている子供の国か。かってマッカーサーが、日本人の精神年齢を12歳と言い放ったが、そのアメリカが12歳の子供の国をいいように手なづけ、操っている。どうしたものか、ほとほと困ったものだ。早く子供から政権というオモチャを取り上げないといけないが、手遅れ感が大きい。
本当にとんでもない男が総理になったものだ。
年金に対する受給者の困窮度合いは色濃く、近所のシニア層をみても、くっきりと分かれています。
これが、高度経済成長を支えた人々への「国の明確な答え」なのですが、その「シニア層」には、声を出す「ツール」や「ノウハウ」がなく、今回の事件以外にたくさんの人々が、日々、自殺しています。
行き場がない、「どこへ行ったらいいのか、わからない。どうしたらいいのか、わからない」という定年退職後の男性シニア層は、いわゆる「コミュ障」です。
さらっと、「ボランティア」でもいけると、人脈や居場所も作れるのに「ただ働きなんて、なんでせなあかんねん」という台詞も聞くように、「固定概念」もすごいのです。「自分の場所」を「自分で探して、作ること」が出来ないのは、「高度経済成長のため」吹き込まれた「そういう人生が当たり前」という「洗脳」がすでにあったということです。
ですが、「堅い頭」には、なかなか「現実を見る」とそのあと「どうしたらいい」かを考えなくてはならないのが「怖い」のか、言っても「聞く耳持たず」の人も非常に多い。
自分達の政党シニアを作れば良いと思いますけど(確か、アメリカにあったような)、「民主主義」を「多数派」「言っても無駄」というので、「じゃあ、どうしたいの」と戸惑います。日本の教育の結果を見たようで、それこそ「怖いです」
「なし」さんの言葉は、ずしんと響きますね。
社会の底辺で生活しながら、苦楽を苦楽とも思わず、一日一日をただ生活している人たちだけでなく、政府の言葉を信じて疑わない絶対逆らわない人たちは、意外に自民党支持者であるかもしれない。
知って批判しないのではなく、知らないで批判しない人が一定数いるのでしょう。こういう方々にとって、TPPは劇薬でしかない。落ちこぼれていく人たちに対する支援策「困窮者生活自立支援法」は、自立を前提にしているが、自立まで至るのが大変な人が多く、大きな社会問題「社会不安」に発展するのでしょう。
競争原理によって、社会を混乱させる負の面に対する費用は、税金でなく、企業が負担しないのであれば、企業によって、国民全部が被害者になるといえます。企業で働いて、平均的に生活が向上しなければ、国民は奴隷と同じである。
良い視点ですね。人間、自分のせいではないのに自分を不幸に陥れられたと感じてしまうと、何らかの形で社会に復讐したくなる物です。あるいは自分の感情を注げるターゲットを見つけて、そいつに悪意を注いだりね。注がれる方ははた迷惑だしね。ものすごい観察力を持っていたりするから驚くよ。
人間の言葉なら信じますよ。信じるに足る者が見つかれば、もちろん信じたい。信じる者は幸福だというのも本当だし、信じる者は騙されるというのも本当だ。そこは自分の感性を信じるしかない。昔読んだエンデの言葉を最近見かけた
。
1 本当に望むことができるのは、できると思うことだけ。 2 できると思うことは、自分のお話にあうことだけ。 3 自分のお話にあっているのは、本当に望んでいることだけ。
意味のない同語反復だけれど、真実なのだろうと思う。本当に自分がしたいことは何なのか、問いかけるが、未だ答えは霧の中だ。
>>5
まことに「重いお言葉」です。まさに、無知でいることは「罪悪」。 このたびの安保法制の問題にしても、その危険性がこれだけ叫ばれていながら、自民党の支持率はなお40%余りを維持していることの不思議さ。つくづく教育の重要性を感じます。すでに「18歳選挙権」が決まっている現在、ますます学校で「政治」を考えることを教えなければならないのに、ことさら政治を語ることを敬遠しようとする風潮が強まっていることに強い危惧を覚えます。
うん、自民党支持者がそのままで社会の最底辺に
いると救いがない。
自殺でもするしか。
相田みつを主義の信者だったりすると。
社会に怒りをぶつけるのではなく、自分の気持ちの
もちようで解決すべきってイデオローグに毒されてると。
もう、精神的逃げ道はないよね。
だから、新幹線のなかでガソリンをかぶるしかなくなる。
ニュースを聞きながらそんなことを考えた。
年金で一人暮らせるぎりぎりの年収は200万円くらいでしょう。よって200万円以下の者は、所得税、住民税、健康保険料が0円になれば何とか暮らしていけます。逆にこれらの税金が引かれれば直ちに生活が困窮します。このぎりぎりの年収を境に税制を改正すれば、相当の人が救われます。累進課税を以前のように強化すればすぐにでも解決できるはずなのにやろうとしません。高額所得者である政治家、官僚が制度をつくっているわけですからできるわけがありません。日産のゴ-ンは年収10億。日給270万。一般労働者の年収分をたった1日で貰っている。いくら有能であってもどうやったら1日270万円分も働けるの。同じ人間なのに同じ1日働くのに他の人よりも300倍も働くなんて不可能なんじゃないの。これはおかしいと思わないほうがおかしい。ゴーンは当然だと言い放った。お前が働いてるんでなく、社員が一生懸命働いているんだろう。うしろめたい、恥かしいとは思わないのだろうか。1億も貰えば十分だろうっていうの。ふざけるなと言いたい。格差は累進課税でなくすべきである。高額所得者は相当の高税率でも生きるか死ぬかの問題にはならないが、200万以下の低所得層にとっては生きるか死ぬかの問題なのである。所得税、法人税の累進課税は今すぐにでもできることだ。