第2次世界大戦にいく過程で日本が学んだことがある。

社会格差は、社会全体の不安を生み出し、それを利用して、とんでもいない方向に日本を導く危険性があることを学んだ。

そして、日本は、極めてまれな格差の少ない社会を築いた。

幸運にも、社会の平等化は国全体の需要を拡大させ、日本は世界第二の経済大国になった。

格差を少なくする社会が勝利したのである。

しかし、小泉政権から格差社会を目指した。米国の誘導と言っていい。

安倍政権になって凄まじい勢いでこれが進んでいる。

社会が不安定になれば、予測しない事態が生ずる。その危機管理に払わなければならない。社会コストは極めて高いものになる。

今、先進国で格差社会が酷い状況になっているのは米国である。黒人問題ともからみ、毎日、黒人が警察に射殺されている状況が続いている。それは警察側の過剰警護に問題があるが、社会不安で犯罪的行動が多発しているのも大きい理由で