A:事実関係
「イラク戦争「情報間違っていた」 ブレア元英首相が謝罪」(朝日新聞)
・2003年開戦のイラク戦争への英国の参戦を決めたブレア元首相が、25日に放映された米CNNのインタビューで「我々が受け取った情報が間違っていたという事実を謝罪する」と述べた。英メディアによると、ブレア氏がイラク戦争に関して公に謝罪するのは初めて。
・イラク戦争は「イラクが大量破壊兵器を開発している」との「証拠」を根拠として米国主導で始まった。しかしその後、これは虚偽だったと判明。ブレア首相の支持率は急落し、07年の退陣につながった。
・今回のインタビューでブレア氏は「フセイン大統領(当時)は化学兵器を自国民らに大規模に使ったが、その計画は我々が思っていたようには存在しなかった」と述べたほか、政権崩壊後の混乱について、「政権排除後に何が起こるかについて、一部の計画や我々の理解に誤りがあった」とも認
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日本は歴史的に見ても、僕、奴隷民族であり、国民主権の民族でないことに、すべてが起因している。
現在の日本は、戦後一貫して、占領下にあり、憲法よりも、安保を盾にした米国の意志が優先する奴隷国家である。
安倍氏のようなレベルの人間を選び出した民族の退廃が、日本の衰退を加速しています。
議論を排除し、米国に涙ぐましいほど尽くすことに国家の方向を定めれば、この国家に民主主義が育つことはなく、米国占領状態がいつまでも続くというより、完全に米国属国化の道を選ぶしかない。民主党が野党結集に参加しなければ、日本の将来に明かりが灯らない。民主党が国家の行方を決めるといってもよい。
孫崎先生のご指摘されることは日本の今の政治状況の本質を突くポイントそのものです。南京大虐殺は無かったとまで主張する人たちですから。
過去を振り返って、ノモンハン事件があります。ソ連との本格的な戦車戦ですが、日本の決定的な敗北を今も尚総括し反省して居ません。反省があったら、日本人に戦争遂行能力がないという結論が出たはずです。
10年以上続いた日中戦争も孫崎先生が「日米開戦の正体」で総括されたくらいでその他で総括らしいものが今も尚ありません。
イラク戦争に至っては日本人のインテリジェンスはひどいものです。官僚の本流、政界の本流、学会の本流、大マスコミがスクラムを組んで封印している。
ただ、ネオコン・シオニストにもそういう封印する体質が濃厚にありますから、日本の保守層独特の生理だと断定するわけにはいかないようです。
翁長知事が断行しているオール沖縄を本土に水平展開し、オールジャパンを構築し、日本の保守層の生理としっかり化学反応してしまっているネオコン・シオニズムの退治ですから大変ではありますが、粘り強く運動するしか道はありませんね。
政治家に限らず、自分の判断が誤っていたなら、責任をとって辞職しなくてはならない。
ところが日本の政治家は、第二次大戦という大きな過ちも認めず、南京大虐殺は無かったといい、イラク戦争の過ちは頬被り、原発事故もなかったこと、アベノミクスが失敗と分かっても原因の検証もせず新しい三本の矢を始めるという。これほどの失政をも許しているのは、国民が怠惰なのではないか。
かつて古舘伊知郎氏が報道ステーションのキャスターになったばかりの時、政権批判の投書が多いことに対して「政治家が国に不利益なことを考えるはずがない。考え方の違いを非難してはいけない」と怒ったことがあったが、数日後に、その発言を謝罪・撤回し、「今後は政権の誤りを厳しく追及したい」と述べた。
日本の政治は、国民のためではなく、どこかの国のために行われているのだ。
>>3
全く同感です。
まったく孫崎先生のご指摘のとおりです。司法が、いったん確定した判決が明らかに間違っていたとあとで分かっても、容易に再審開始を認めようとしないし、極まれに再審開始決定が下ると、検察はきまって即時抗告してみずからのメンツを保とうとするのも、根は同じところにあるのでしよう。日本人のこうした気風はいつからどのようにして醸成されてきたのでしょうか? 過ぎ去った過去のことは綺麗さっぱり水に流して忘れようとする、一種の国民性みたいなものがあるのも事実でしょう。 どうしたら改められるか?
もっと大手メディアが、過去の権力側の過ちを検証して国民の目の前に明らかにするととも、厳しく追及する。国民もそれに激しく応えて強く抗議する。でも、現状ではなかなかそう期待しても難しいのでしょうか?
拉致被害者がいつまでたっても還ってこないことについて
方法論に誤りがなかったかもまったく検証しない。
小泉訪朝のとき、この先10年以上進展せず暗礁に乗り上げるなど
誰も想像しなかったはずだ。
先方はキムジョンイルが謝罪して解決の気満々だったのだから。
もちろん責任は安倍にあるのだけど。
強硬策一辺倒だったから。
すべて北朝鮮を悪玉に仕立てて報道するマスコミの責任も大きいね。
でもその検証は誰もしない。
日本人らしいといえばらしい。
何かがうまくいかなかったことの責任追及が嫌いなんだよ。
天木さんが、お話になっている姿を見ると、正義漢であることがよくわかります。
天木さんは自分が正しいことを言っているとの確信があり、我々もそのように理解するのであるが、相手との駆け引きというか、相手の力を利用することに、余裕がなかったのかもしれない。考えさせられることである。
対立するものは、自分が確信をもって主張すれば、相手は、そのレベルに応じて否定してくるのです。否定するほうが力を持っていれば、主張すればするほど、抹殺しようとするわけであり、そのあたりの状況をすべて飲み込んだうえで、どうしたら自分の主張を50%でも、30%でも、10%でも受け入れさせられないかと考えるのが、我々普通の人間の考えることである。天木さんは、人並み以上に優れているから、相手との調整が難しくなったのでしょうか。人生を生きるうえで、考えさせられることです。頭が良すぎると、悩みが多いともいえるのではないか。社会にとって、深い悩みほど大切なものはないと思うのですが、社会に緊張感がないと、重要視されない。夏目漱石の言葉が頭に浮かんできます。
以下、「さらば外務省!」より
竹内行夫事務次官-
「あれだけの電報を書くくらいだから、辞職は納得のことだと思う...君も認識していると思うが、君の言動は外務省という組織の枠を踏み外したものなのだよ。そんな君がこのまま外務省にとどまっても、君自身、惨めな思いをするだけだ。それにしても、どうしてそういう言動をとったのか...」
天木氏-
「レバノンという国に勤務してみて、中東情勢が非人道的かつ不正義な状態に放置されていることを肌で感じました...私は真の外交努力がなされていないと言っているのです...」
竹内氏-
「今の政治家なんかに期待するほうが間違っている...今、日本は何をやるにしても...あらゆるところから圧力がかかってくる。そんな中で君が言うような理想的な外交は簡単にできるものではない。それでもやろうというのならやればいいじゃないか。これからは好きなようにやれるのだから...」
*
いくら竹内氏が ぐてぐて能書き並べたところで、腹の中は「オマエなァ、親分が『白』と言ったらカラスも白だ。それが組織の掟だろうが!」だけでしょう。情けない男です。
正義感の強い多感な年頃の息子、娘が外交官の父親に「米国のインチキなイラク開戦にどうして反対しないの?!」と問うたとして、「オマエに何が分かる!世の中そんなキレイ事が通るほど甘くないんだ!」と吼え返すのが大方でしょう。しかし、天木氏はそうではなかった。
子供にとってこんな誇らしいことはありません。それより何より、天木氏ご自身がきっと「ここで見て見ぬフリを決め込んだら死ぬまで後悔し続ける」と思われたのではないでしょうか。
あまりにも日本社会も政治も内向きな気がする(隣国を蔑視することも、海外の評価を気にすることも、根は同じ)。日本の「国益」を考えるうえで非常なマイナス。
国際社会での日本の立ち位置と、これまでと、今後を冷静に考えるには、もっと外から自国を観察することが必要。その一助として、海外のメディアが、日本でもっと日本語版を発行すればよいのでは?・・・売れないか?