1:安保関連法案は違憲
安保関連法案は強引に可決された。
しかし、違憲である事実は依然として残る。
憲法学者の95%が違憲とみなしている。(注:長谷部恭男早稲田大教授は6月15日、日本外国特派員協会で記者会見し、長谷部氏は「集団的自衛権行使は明らかに違憲」とした上で「95%を超える憲法学者が違憲だと考えているのではないか」との見方も示した)。
これに対して政府側は「100人の学者の見解よりも最高裁判決が重要」などと述べた(高村氏「100の学説より一つの最高裁判決だ」―2015年7月13日朝日新聞)
しかしこの高村氏の引用した砂川判決は①事前に田中最高裁長官が駐日米国大使と協議をした、②地方裁判所から、高裁の審議を経ずにいきなり最高裁に持ち込み、ここで少数意見すら出させない約束をしたという裁判史上、最大の汚点の一つとされる判決である。
山口繁・元最高裁長官は「砂川
コメント
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反応してくれてありがとう。どの辺が安倍支持と取られたのか理解できていないが、もちろん支持してはいない。けれど誰かみたいにとにかく安倍さえ倒せば万事ハッピーとも思っていない。もう集団的自衛権もTPPも決まってしまったし、タコのいうように行き着くところまで行き着いた時点でもう一度立ち上がることができるかと言う問題ではないか。世界政府と言うことをいったのでそういう反応になったのかもしれないが、自分の中では宇宙の時代という概念があった。宇宙から見れば国境はなく、無意味な争いばかりが目につくだろうと思う。自分たちの生命を支える基盤を汚染していく経済活動。覇権を争い本質を失っていく人々。そういう愚かな姿が見えることだろう。我々はその重力の支配する世界で生きている。世界政府と言うものができるとしたら、そういう重力から自由な人間におさめてもらいたい。問題の本質を掴み、その問題解決する為の方法を考案できる人間と、それを行える社会が必要だ。しがらみや利権の構造、村社会や裏社会の論理。そんなものをすべて超えていかなければいけない。そんなことが可能なのかどうかが問われているのではないか?
現代文化会議最後の講師は、孫崎さんでした。
1:30から5:00まで、親切丁寧な講義、参加者の質問に真正面からすべて明快に話してくださいました。まじめに、現在日本が抱える問題に逃げることなくお話になり、ますます好印象を持ちました。この閉塞感を打破する方策を伺いましたが、小沢氏、鳩山氏が挫折し、両氏を乗り越える人がいないことをお聞きし残念に思いました。さらに、日本が目指している多様化排除(文系)の教育問題は深刻であり、国家の沈滞,下降が避けられないというご発言は、強く心に響きました。上がボンクラであると、取り巻きもボンクラしか集まらない、ボンクラが社会をリードする国家の行く末は、ボンクラ国家でしかないというのは、真実をついた言葉でした。
これからも、お元気に、各地でのご講演と同時に、マスコミに代わり、ソーシャルネットを使って、我々を覚醒するようにしていただきたいと、お願い申し上げます。
NakaBBさん。
>自らの没落を素直に受け入れていけるのか、我々は姑息な人間の
>狡猾さを上回る英知を得ることができるのか?
それについては、私も同じような懸念を抱いてます。
はたして、米国が「座して死を待つ」ような国か。
中東、南シナ海で、一騒動起こしそうな気配がしますね。
ただし、米国が何か仕掛ける度に、彼らにとって悪い方向へ
動いているのが実情です。
覇権維持のために、CIAや軍事力を使った暴力による解決を
今後も行うのであれば、米国は世界から求心力を失います。
フレデイさん。
相変わらずお変わりなく何よりです(笑)
安部政権をとりあえず支持って、ご冗談を。
さっさと退陣してもらわないと、経済・外交とも、取り返しの
つかない状態になります。経済の建て直し、対中関係の修復と、
安部政治のツケを払うことになる後継の政権は大変でしょうね。
当初は安部政権の経済政策(積極財政への転換)には期待して
おりましたが、途中から消費税の増税、新自由主義政策の推進、
さらには対中輸出の減少につながる外交政策と、見事に期待を
裏切られ、今では何の期待もしていません。
現実問題、我が国の普遍法則として、宗主国に魂を売った政権は、
いずれも長期政権になるということです。
貴方はおそらく、私の改憲論や核武装論について批判的であり、
だから私が安部政権を支持しているのではないかとお疑いに
なっておられるのかと思いますが、私と安部首相では、その根底
にある思想が異なります。
良い例として、孫崎先生のご持論では、
「現代の国際社会においては、ある国が別の国を武力侵攻する
ことはまず起こらない。また紛争は対話により解決可能である」
と先生は主張されております。
一面的には、おそらく正論であり、これについては異論なしです。
しかし、私は次の極論である「だから軍事力は必要ない」という
主張については異議唱えたい。
なぜなら、「ある国が別の国に対して、軍事力を背景に、貿易交渉
などを有利にするために外交圧力を掛けることはある」というのが
実情だからです。
現代の国際社会においても、相変わらず、軍事力は経済力と並ぶ、
外交のバックボーンとなっている現実があるわけです。
そして、その面たる例というのが、日米関係に他ならない。
「我々に従わないのなら、我々もあなた方を守らない」と。
だから私は、対米自立を唱えるなら、憲法改正・核武装も同時に
検討するべきだと考えているわけです。
>>10
ご回答ありがとうございます。イエスかノーで良かったのですが、丁寧で長いご回答感謝します。
小生も本日の現代文化会議に参加させて頂きました。質問用紙に真摯に答えて下さって本当に感動しました。有難うございます。政治の話に参加させて頂くことによって、何か自分の精神が高められていることを感じて感謝しております。
役人が行おうとしている文系排除の問題も、カルチャーセンターで池上彰氏と佐藤勝氏も問題視しておられました。国民が皆反対していることを何故、文科省はしようとするのですか。おかしいと思います。
>>12
なるほど、分かりました。貴君が「真の独立」「改憲」「核武装」というキーワードを使用していたので、私はてっきり石原慎太郎や安倍晋三の考えに共通すると感じたのです。ところで、更に一つだけ追加質問させて下さい。三つのキーワードを実現している国が米国以外に4か国あります。それは北朝鮮、中国、ロシア、イラン、イスラエルです。英国やフランスは核兵器を保有していますが、国際社会では米国の属国と見られていますので除きます。そして、イランの核兵器保有は一般にはdoubtですが、イスラエルはsuspectしていますので入れました。国際社会の現実をジュウジュウご承知の貴君は三つのキーワードに立脚してどういう国をイメージなさっているんでしょうか。是非、お聞かせくださいませ。
>>15
訂正です。「真の独立」は「対米自立」に変更。それとイスラエルは米国の属国でなく米国を所有していると私は判断しているので、対米自立の国に入れています。
>>15
>国際社会の現実をジュウジュウご承知の貴君は
毎回毎回、貴方はどうしてそう他者の意見に対して、
攻撃的なスタンスをとられるのですか。
上記のこの一文は、本当に質問に必要ですか。
連合赤軍じゃあるまいし、異なる意見の者を憎悪の対象とし、
排除しようとする行為は、ネトウヨや安部首相と変わらない。
>英国やフランスは核兵器を保有していますが、国際社会では米国の
>属国と見られていますので除きます。
その英国は今、国益を考えて、堂々と中国に接近していますし、
フランスは、当時ドイツと伴に、イラク戦争に反対しました。
NATOの一員から「反ロシア」であることは仕方がないとしても、
米国の属国とはいえないでしょう。自己主張をしています。
>三つのキーワードに立脚してどういう国をイメージなさっている
>んでしょうか。
それについては、私はここで散々自分の意見を勝手に主張してきた
つもりです。
「宗主国の圧力によって最高位の法規である憲法が捻じ曲げられる」
といった常識では考えられないことが決して起こらない独立国です。
それくらい我が国の対米従属は重傷なんです。
これは、敗戦とGHQによる占領の歴史によって歪められたもので、
本来あるべき国の姿ではない。
逆に質問させて下さい。
仮説ですが、太平洋戦争は起こらず、「敗戦と占領を経験しなかった」
としたら、我が国はどういった姿になっていたでしょうか。
我が国は、米国の属国ではなく、独立国でした。
当然、戦後憲法(9条)は存在しません。
また、原爆投下もありませんので、かつての第二次大戦後の他の
大国と同じように、核武装していた可能性が高い。
但し、核武装については、私は慎重派ですので、石原新太郎氏らの
右派の思想とは異なります。(朝鮮半島が緊張する可能性大)
確かなことは、今よりも遥かに縛られず、国益を考慮した
独自外交を展開していたと思われます。
そう思いませんか?
>>17
申し訳ございません。貴君の頭を熱くさせるつもりは毛頭なかったのですが、私の修業が足りないものですから、大変失礼を致しました。
この孫崎さんの記事がもつであろう効果はたいへんなものであろう。
恐らくこの欄は、相当の人が読んでいるだろうから。
うわついた議論が多い中で、現実問題として、派兵によって生じるであろう訴訟問題について「自由法曹団」という具体的な根拠にもとづいた議論を張った最初の論だと思う。
孫崎さんはすでに「尖閣列島」が事実上日中間では「棚上げ」になっていることを繰り返し書いて、それは確実に「尖閣列島」にまつわるプロパガンダを消沈させる効果をもたらしている。
事実の持つ力、知の力をまざまざと見せてくれた。
個人的にはピュリッツァー賞をとってもらいたいと思っている。