A 事実関係
選挙結果(89%開票結果)
サンダース ヒラリー
60.0% 38.4%
出口調査
サンダース支持 ヒラリー支持
1:性別
男性 66 % 32 %
女性 55% 44 %
2年齢
18-29歳(全体の19% ) 83 % 16%
30-44 歳(全体の22%) 66 % 32%
45-64歳(全体の42%) 53% 45%
3:収入
3万ドル未満(全体の14%) 71% 25 %
3万―5万未満(17%) 60 % 38%
5万―10万未満(33%) 64 % 35%
10万―20万未満(28%) 55 % 44%
20万以上(8%)
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「米国の若者たちを見よ。74歳の老政治家のもとに結集して政治革命を起こそうとしているではないか。若者さえも、米国の若者に勝てないというのか」
そして孫崎さんのツイート-
「日本では多くの若者が政治と距離。何故なのだ?」
一方、週刊読書人2月5日号の「メディアにむしばまれる子どもたち-小児科医からのメッセージ-」を読み、日本社会の主流は人をダメにする教育をずっと続けてきたとの感をますます強めました。見出しには-
"子どもから笑顔を奪う「慢性疲労」"
"映像メディア漬けが子どもたちから奪うもの"
"世界一寂しく自尊心が低い日本の子どもたち"
等が挙がっています。
「ある小学校では学力がとても低く、特に男の子はものすごく低くてなおかつテレビゲームにハマり込んでいました。そんな子どもたちに自然の中、野生のサバンナの中で生きているライオンと、動物園で生きているライオンどっちになりたいかという質問をしたところ、男の子たちは動物園の方を選びました。理由は安全で餌がもらえるからでした。この答えは人間としての基本的な自尊心が傷つけられていることを意味しています...日本の子どもたちは世界一孤独で自分に価値がないと思っています。そして大人になれない子どもがたくさんいます。では大人は何をすべきか考えてみます。
子どもをだめにする一番よい方法は何時でも何でも手に入れられるようにすることです...大人が考えることもなく、子どもが欲しいものを手渡すことは、子どもたちはいつでもなんでも手に入るという全能感を育ててしまいます。それが思春期を越える中で様々な失敗や挫折を経験し、無能感へつながる大逆転が起こります。寂しい自分、自尊心が低い私...」
サンダースの圧勝はとても朗報です。よしんば大統領になれなくても、社会主義者を堂々と名乗る剛の者が出現したこと自体が革命的だと思うのです。米国は狂ったみたいに世界中で戦争を仕掛けていて経済格差はひどくなるばかりです。若者を中心にして怒れる人々が立ち上がったみたいですね。
ケッタイナ日本の政治・経済、ケッタイナ日本国民の意識が、微かに海を渡って伝わって来るサンダースの演説で変わって来るのを期待したいです。
共和党のトランプ氏、民主党のサンダーとも、経済、日常の生活に視点を置いている、軍事力を表面に打ち出さない。現在の米国の実情を描き出しています。好ましい方向です。トランプ氏の場合、貿易面での日中対抗をむき出しにしており、日本に対する風当たりがかなり強くなることを予想しなければならない。日本にとっても、世界にとっても、サンダース氏がこの混迷した世界状況を打開する適任者であるような気がします。
日本では「サンダース現象」がなぜ起きないのだろう。現実はこんなにひどいというのに。