クリスチャン・サイヤンス。モニター紙の Mark Sappenfield, 論評(March 27, 2016)
・サンダースが先週土曜日三州で圧勝した
(注、各州でのサンダースの支持ワシントン州73%、アラスカ82%、ハワイ71%)
・サンダースの健闘や、共和党でトランプが指名に進んでいる。状況は、予備選開始前全く予想されなかった。
・確かに数字的には民主党予備選でヒラリーの勝利が確実にみえる。
しかし勝利を駆け抜けるととても言えない。
・過去の大統領選挙と比較して例外だ。
1964年のゴールドウォーター共和党大統領候補が引き合いに出される。しかし、この時も両党が同時にゴールドウォーター現象を起こしていた訳でない。
・より深刻な現象が起こっている。
サンダース、トランプは政治解決の手段は激しく異なっているが、同じ基盤を持つ。それはアメリカがエリートにハイジャックされているという白
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米国のことも大切であるが、日本の現状と合わせて考えるべきではないか。先日、述べていた方がおられるが、日本の税はあまたあり、何をしても税金がかかってくる。巨大な税金が国に入っているが、その使い道について議論せず、消費税のことばかりが話題になる。政府に洗脳されたマスコミが、一切企業に使われる税金のことは頬かむりして、消費税ばかりを話題にする。今一度特別会計と一般会計の効率的運用を考えないと、企業を甘やかし、国民に困窮生活を強いることになる。米国に追随することなく、日本の将来を考えると、個別的な給付金支給とか保育所の定員増など付け焼刃的な政策に騙されないことが大切ではないか。
今、クリントンを支持している黒人層も、サンダースの実績を知れば劇的大逆転の可能性も考えられる。
いずれにしても、トランプやサンダースが善戦しているのは、5年前に発生した「ウォール街を占拠せよ」というデモの第2幕とも言えるだろう。最も裕福な1%の既得権益者が全米の資産の35%を独占していることへの抗議なのだ。
仮に、民主党がクリントン、共和党がトランプの争いになったら、民主党支持者の中からもトランプ支持に回る者がでるかも知れない。
そのトランプが、「日本が在日米軍に補助金を増やさなければ撤退する」ことを示唆した。
是非ともそれを実現して頂きたいものだ。日本では、在日弁軍基地の建設に反対する多くの人々が、逮捕されたり重傷をさせられていることを知らないのだろう。「米軍基地は必要」と言っている人だって、本心は米国の仕返しされることを恐れているだけなのだから。
Mark Sappenfield氏の論評に賛同します。
米国の支配層と主流メデイアの嘘と欺瞞による世論操作はもう限界に達し効果が薄れてきているように感じますね。サンダース氏の躍進は社会主義者という立場が市民権を得たことを意味すると私は思います。今しばらくすると共産主義者も市民権を得るんじゃないでしょうか。
弱肉強食、欺瞞と陰謀、勝てば官軍、カーライルが否定するEVERLASTING NOの世界を追い続けて来たアンクル・サムはぼつぼつ反省の時期に差し掛かって来ていると思います。
反省しないで今の邪悪路線を進めばロシアと中国の挟み撃ちにあってほんとにほんと資本主義の本家本元米国であろうことか貧困層の蜂起が起こりプロレタリア独裁が起こるんじゃないでしょうか。
日本でもこれだけ貧困化が進行し、格差が拡大しているにもかかわらず、「サンダース現象」のようなことが起きていないのはどうしてだろう。大手メディアに対する政権の支配が進んでいて、国民の多くが自分たちを取り巻く現実の深刻さを正しく認識できていないためではないのか?
日本にはまだ生活保護があってコンビニには商品が低価格で潤沢にならび高度な医術が貧困層にも安価に提供されるているのでサンダース現象は起こっていませんが、このまま安倍政権の欺瞞政治が進めば間違いなく怒れる層が現れるでしょう。
本来、パンとサーカスが供給される限り大多数の国民は政治には無関心なんだと思います。サーカスはブラウン管から難なくいつまでも提供されるでしょうが、パンは果してどうでしょう。日本が戦争に巻き込まれれば一挙に食料品は値上がりし、日本国民の大多数が怒りの声を上げると思います。
CSMは3.11の時も的確な記事を載せていた覚えがあります。
この論評も十分信頼できるものと推察致します。
そして、これまで米国で民意がどれだけ政治に反映されてきたのか知りませんが、「過去の大統領選挙と比較して例外だ」として、つまるところ、少なくとも今回は大多数の米国人に共通の民意が大統領候補者への支持率に相似形で反映されていることを改めて教えてくれたと思います。向こうの一般大衆は政治を遠巻きに眺めている風でない。片や日本の一般大衆にとっては、政治というのは心理的にも技術的にも、身近にするにはハードルが高過ぎるのでしょう。