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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「作者の大童さんと『映像研には手を出すな!』を徹底解説」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「作者の大童さんと『映像研には手を出すな!』を徹底解説」

2018-07-02 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/07/02

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2018/06/24配信「作者の大童さんと一緒に『映像研には手を出すな!』1巻を徹底分析!」の内容をご紹介します。
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    2018/06/24の内容一覧

    第1話8Pまで:浅草と金森のキャラクター造形

    岡田:今回は、『映像研には手を出すな!』の最新刊である3巻の発売記念ということで、この1巻の1ページ毎の解説というのをやろうと思います。

    (中略)

    (5ページ目)

    岡田:「時に金森さんよ。牛乳おごるからアニメ研の見学、一緒に行こうぜ。1人が心細いんだよ」ということで、ここでようやく浅草というキャラクターの内面が見えてきましたね。

    大童:初っ端から、主人公が「良い高校に入った!」って言って―――。

    岡田:で、4ページ目ですぐに「1人が心細い」と言う(笑)。

    大童:要するに、1ページ目は「主人公的な浅草というキャラクターは、どんな人物なのか?」ということと、あとは物語の概要みたいなものを、なるべく少ないセリフで説明するべきであるという考えに基づいて作っていて。その後に「キャラ付け」として、こういう小心者らしい台詞みたいなものが出てくるということですね。
     これは、僕が考えたというよりは、「その他の例に倣った」というだけなんですけど。僕は本当に、そういう描き方を全然知らなかったので。

    岡田:でも、ここで「やる気に燃えているのかと思えば、1人が心細い」ということで、長所と短所を出してキャラが立ってるじゃないですか。

    大童:そうですね、結果的に立ってるかな。

    岡田:それに対して、取引きを要求したり、「イヤですよ面倒臭い」というセリフを言わせることで、金森のキャラも立てているわけですよね。

    大童:そうですね。はい。

    岡田: ふーん。なんか本当に「普通のマンガ」をやってるなと思って、改めて読んで、俺、ビックリしちゃった(笑)。

    大童:ただ、この辺は全部、僕のリアリズムというか、「人間の等身大というのは、この辺りにあるんじゃないかな?」という視点を使ってます。
     金森の言う「連れション文化圏の人間」というワードとかは、僕が連れションとかの意味がよくわからんタイプの人間だから、という。

    岡田:つまり、友達と一緒に行動するという普通の人たちを、あえて「連れション文化圏」というふうにラベリングするという、中学・高校の時に一緒だったやつらへ対しての復讐行為なわけですよね?(笑)

    大童:はい、そうですね(笑)。

    岡田:あと、金森の「なんでアニメ研にこだわるんです? 家で1人で作りゃいいじゃないですか。今時簡単でしょう」というのは、これ、大童さんの本音ですよね?

    大童:はい。これは僕の本音です。
     「そんなものは1人で家で作ればいいんであって、誰か他の人間とやる必要なんてないだろ? そんなことしても、バカなヤツらとのいろんなシガラミに巻き込まれて、ようわからんものが出来上がるハメになるだけなんだから、そんなものは1人でやればいいんだ!」っていうのは。

    岡田:このセリフの裏には、ものすごい含みがあるんですよね。今、大童さんが言ったことも、ネームに直すと5ページ分くらいになりますよ(笑)。

    大童:そうです、そうです。だから、マンガ化すると、やっぱりそういうところは省略しなければいけないなというのがありますね。

    岡田:なるほどな。それをグッと省略すると、「今どき簡単でしょう」という一言になるんですね。

    (6ページ目)

    岡田:すみません、サッサと次に行きます。
     このページでは「1人で行動するのが怖いんだよ」と、さらに浅草のキャラを立てて行ってるわけですね。
     そして、「広い世界を大冒険したいなあ……」と言いながら、彼女はもうすでに、スケッチブックに何かを描いてる。
     でも、彼女が描いている絵を、金森は全然見てくれないわけですね。実は、ここで天才の萌芽が見えてるのに(笑)。

    大童:まあ、でも、金森としては、別に見る必要はないんですよね。
     「最初から興味がない」というか、「そもそも友達でもない」ということを最初に見せているんです。

    岡田:浅草の描いてるこれは何ですか?

    大童:これは『攻殻機動隊』とかにも出てきた、脚の先に「履帯」をつけた―――。

    岡田:先生、履帯という専門用語の意味も、「キャタピラ」がメーカー名だということも、百も承知しておりますが、一般向けにキャタピラと言っていただけますか?(笑)

    大童:はい、すみません。履帯とキャタピラの他にも、「クローラー」と「無限軌道」とか、いくつか言い方がありますが。

    岡田:キャタピラ付きの脚を立てて歩くこともできるし、前に進むことも出来るというロボットだとは思うんですけど。
     なんで浅草は、これを校舎の屋上から下を見ながら、これをイメージしているんでしょうね。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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