第191号 2016.9.6発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…「Vogue」という女性誌がパラリンピックのPRのために、健常者の腕と脚をPhotoshopで消した写真を掲載した。これが批判されているようだが、これは本当に許されない行為なのだろうか?障害者には特別に過敏になることも「感動ポルノ」なのではないか?差別とは何か?障害者と健常者は「平等」になれるのか?
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…日本文化チャンネル桜が9月1日に『皇位継承の危機勃発?』という緊急特番を放送。発言者は、チャンネル桜代表の水島総氏(67)、上智大学名誉教授の渡部昇一氏(85)、東京大学名誉教授の小堀桂一郎氏(82)、外交評論家の加瀬英明氏(79)の合計313歳。天皇陛下に平然と諫言する、畏れを知らない逆賊たちの発言録!!
※復活!著名なる言論人の方々の立派な御意見を思いっきり褒めそやす「御意見拝聴・よいしょでいこう!」。先々週金曜日の深夜に放送された「朝まで生テレビ!」から、自称旧皇族・竹田恒泰様の、常識では計り知れない素晴らしいご発言の数々を紹介中!!この方は、日本史上に名を残す人物でしょう!
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第186回「障害者は感動的な人ではないから恐れるな」
2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第13回「逆賊図鑑~自分を尊ぶ、チャンネル桜の御大たち」
3. 御意見拝聴・よいしょでいこう!・特別編「『朝まで生テレビ!~激論!象徴天皇と生前退位~』〈2〉日本史上に名を残す人物を目撃する幸運!」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 読者から寄せられた感想・ご要望など
7. 編集後記
第186回「障害者は感動的な人ではないから恐れるな」「Vogue」という女性誌がパラリンピックのPRのために、健常者の腕と脚をPhotoshopで消した写真を掲載した。これが批判されているようだ。
(当該のインスタグラム画像)
なぜ障害者のモデルを使わなかったのか、ということだろうが、多分、健常者のモデルの方がカッコ良かったからだろう。
モデルはひたすら美形が求められる。人格なんて関係ないし、日本の雑誌でも外人ばっかり使っていたときがあっただろう。日本人よりも外人の方が美形だったからである。
最近は日本にもハーフが多くなってきて、美形が多くなってきたから、雑誌もモデルを見つけやすかろう。そもそも栄養状態が良くなってきて、椅子の生活になったから、足が長くてスタイルのいい若者も多い。
「Vogue」の意図がどこにあるか知らないが、そんなことはどうでもいい。美醜にこだわる媒体は、障害者の選手の中にたまたま美形がいなかったら、健常者をCG加工で障害者に偽装させたりもするのだ。これは悪い行為なのだろうか?
日本人のモデルの代わりに外人を使うのはよくて、障害者のモデルの代わりに健常者を使うのは悪いことなのだろうか?どうにも解せない。
コメント
コメントを書く安倍首相の思考回路が見事に支持者と国際的な立場の斟酌とが混ざり合っているようですね。
鵺みたくなってますね。
尤も、鵺はレッサーパンダだとも言われていたようですが。
しかし、これは見様によってはY染色体教団を駆逐させれば安倍首相の思考回路を刷新させることも可能と言うことでしょう。
まだ、見込みはあると思います。
九州道場決定、おめでとうございます!
ぜひ参加したいと思っています!
何かお手伝いできることがあれば手伝います!
これから大変だと思いますが、頑張ってください!
安倍ちゃんの何かよくわからん自衛隊批判の件ですが、結局茶魔風に言うと「ぼっくんの支持母体の日本会議が男系じゃなきゃイヤだって言ってるから男系継承なんぶぁい!でも世論調査で『退位認めろ』が圧倒的多数だからとりあえず特措法でお茶濁すんぶぁい!金で解決できないメンドクサイことは次の代に先送りするぶぁい!」ってことなんでしょうね。
確かに日本会議が何かしら叩かれまくるなり問題起こすなりして力失えばコロッと変わる可能性は大ですし産経あたりも平気で寝返るでしょうけど(そもそも産経はそういう新聞)日本会議の連中ってどいつもこいつもゴキブリみたいにしぶといでしょうからねえ。
昔、律令制の時代に於いて男子に課せられた租税(租庸調)でしたが、東国では女子にも課せられていたそうです。
女子も労働をせねば食っていけないほど貧しかったらしいのでしたが、流石に兵役(や雑徭)になると女子は自分の親類の男子に代わりに行かせたそうです。
流石に兵隊とかになると無理と言うことになるのでしょう。
笹さんの素晴らしいブログに深く頷くばかり☆
関係ないけど、私も昔は警察に就職したいと思っていました。昔は剣道も習ってたし。。と思ったけど、冷静になってよく考えると、とても無理だと思い直し、「〒」にかえました。
現実は刑事ドラマと違うもんね。。
アレ(=現総理)は自分の(歴史上の)評価を上げることと、理想ばかり夢見ているので、どんなに自分の言葉が矛盾していても「へっちゃら」なのでしょう。
ゴー宣九州道場が決定したのですね。よかったよかった。
今回の安倍首相の発言や、政府や官邸が言う「女性活躍推進」やら「一億総活躍」やらというのが、上っ面だけの御為ごかしだということが透けて見えるようですね。
daiさん、ゴー宣道場九州開催決定、おめでとうございます。
大阪に端を発した地方ゴー宣道場がまさかここまで実を結ぶとは。感無量です!
「感動ポルノ」という概念と、それにこだわる24時間テレビを笑う障害者のお話、初めて知りました。と思ったら、自分は「感動ポルノ」を批判する面白い本を手元に持っていたので紹介します。
よしりん先生の元ブレーン、呉智英氏の『危険な思想家』です。彼は、能力も無い障害者を無条件に礼賛することを批判しています(障害者皆が無能というわけではありません)。
「大会社の社長が知的障害のある息子を下請会社の重役の職につかせたとしよう。権力をかさにきたこの七光人事を、朝日新聞は知的障害者の社会進出だと称賛するだろうか」
それに対して、よしりん先生はパラリンピック開会式で転んだ障害者に何故か感動したと言っています。(http://yoshinori-kobayashi.com/11251/)
ここが偉大なのですが、呉智英氏はこの現象の理由まで説明しているのです。
「私は実は美談が嫌いではない。(中略)一面ではからかい、一面では感動する。美談はかくあるべきだろう」
批判の許される自由さが保障されている場合において、障害者を含めた万人が感動できるのでしょうね。24時間テレビの場合はどうでしょうか・・・
>>121 さん
まさにそのとおりだと思います。男系男系とうるさい系系系(KKK)を言論、公論で退治しましょう。