第195号 2016.10.4発行
「小林よしのりライジング」
【今週のお知らせ】
第190回「女性の活躍で圧勝した『朝ナマ』の議論」
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
今日(10月4日)の産経新聞で、1面と5面を使って生前退位についての特集が組まれていました。
この記事を書いた人は、田北真樹子、広池慶一、奥原慎平の3記者で、署名がしてありました。
よしりん先生はブログで「田北真紀子(10月4日21時現在原文ママ)、奥原慎平」と議論する旨を書いておられました。
わたしは、この田北真樹子、広池慶一、奥原慎平の3記者が気になってネットで調べてみました。
そうしたら、なんと、この3記者、皇室について全くの無知であるばかりか、御3方それぞれが全くのトンデモな人物であることが判明しました。なので、報告します。
【田北真樹子について】
※「慰安婦問題」で、(慰安婦=性奴隷)説を決定づけた張本人の弁護士戸塚悦朗に詰め寄るも、戸塚に「産経新聞は社論がだめ。話しても無駄」と軽くあしらわれる(2014年7月)
http://www.sankei.com/politics/news/140727/plt1407270012-n1.html
※阿比留瑠比氏と思想的な接点、共通点がある。
www.facebook.com/rui.abiru/posts/805409916170328
※アジア情勢、とりわけ東南アジアと中国の関係についての記事が多い。
http://www.sankei.com/world/news/150605/wor1506050045-n1.html
など。
※慰安婦「日韓合意」について周回遅れの見解(2016年1月)
http://www.sankei.com/premium/news/160117/prm1601170016-n1.html
※「身内」である加藤前ソウル支局長を救うため岸田外務大臣を通じて安倍総理に「嘆願」。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000262.html
※あるブログの評価によると、田北記者は「男らしい」記事を連発する記者だそうである。
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/354.html
このブログにはほかにも興味をひくことが書いているが、省略する。
田北記者と皇室に関連する記事は、ネット上には、見られなかった。
【広池慶一について】
※機動隊に1日体験入隊も、3時間でヘタレる(2015年6月)
http://www.sankei.com/region/news/150630/rgn1506300026-n1.html
※内閣危機管理監への取材や、地元静岡で起こった袴田事件の取材。
http://www.sankei.com/affairs/news/160520/afr1605200058-n3.html
http://www.sankei.com/region/news/141228/rgn1412280050-n1.html
皇室への取材とは縁遠い。
※【外交・安保取材の現場から】
中国から離島を守れ! 韓国に対馬の不動産を買い占められた過去を教訓に、政府が対策に本腰を入れ始めた
→後に誤報、捏造であることが判明
http://www.sankei.com/premium/news/160807/prm1608070025-n3.html
※こちらがその誤報を告発した動画。「産経が「尖閣諸島国有化以降、中国公船の領海や接続水域への侵入は常態化」と誤報 」
https://www.youtube.com/watch?v=tm1yB_1tTMU
>広池慶一という記者が、(中略)「平成24(2012)年9月の尖閣諸島国有化以降、尖閣諸島の領有権を主張する中国公船の領海や接続水域への侵入は常態化している」と書いた。だがとんでもない誤報である。中国が尖閣海域に初めて公船を領海侵入させたのは2008年12月で、2010年9月の中国漁船衝突事件以降、公船の接続水域への進入を毎月のように常態化させた。2012年9月の国有化までの間に、領海侵入も3~4回している。国有化の2年前から既に中国は、公船派遣を常態化させていたのであり、この事実に目を瞑ってもらっては困る。
(中略)極左の朝日はわざと誤報して(中略)いるが、保守の産経までもが誤報するのはどういうことか。産経は、この記述は早急に訂正すべきだ。<
中国を煽るためなら、捏造も平気でやる、トンデモ記者である。
そして、広池記者と皇室に関連する記事は、ネット上には、見られなかった。
【奥原慎平について】
※よしりん先生の故郷・福岡の産経九州総局の記者。
※長崎県佐世保市の共産党市議が「しんぶん赤旗」の購読を市職員に勧誘していたことをスクープ
http://www.sankei.com/politics/news/150206/plt1502060026-n1.html
※読売に同姓同名の記者がいたらしい。読売の同姓同名さんは後に退社したとのこと。
https://mobile.twitter.com/lfoalpha/status/611473275722465280
※【炭鉱物語】韓国”被害”協調に「出身地『差別』なかった」元女性炭鉱社員語る(2015年6月)
http://www.sankei.com/west/news/150621/wst1506210032-n1.html
※(2014年6月以前か?)「自治体基本条例、狙いは『国家解体』か?」
─リンク切れ
※ヘイトスピーチの反韓デモと反対派が一触即発状態になり、奥原記者が巻き添えを食らう
http://www.sankei.com/affairs/news/160620/afr1606200009-n1.html
結局、この記事は、何を書きたかったのかよくわからない。反対派の声に耳を傾けるフリをしながら、桜井誠の新刊本発売をちゃっかりヨイショしている。
※総じて、「半島系」にまつわる記事が多いが、一方で…
※佐賀・武雄、「ツタヤ図書館」逆風やまず 根っこにトップダウンへの反発(2015年10月)
http://www.sankei.com/region/news/151008/rgn1510080047-n1.html
この中で、どう考えても無理がある「ツタヤ図書館」の不備の責任を、奥原記者は当時の市長に全面的になすりつけた上で、さらに次のように書く。
>「…とはいえ、武雄市のツタヤ図書館が、地域のにぎわいづくりに寄与したのは間違いない。市はツタヤ図書館がもたらした25年度の経済効果を20億円と弾く。武雄市が「地方創生のロールモデル」(稲田朋美・自民党政調会長(当時の肩書))といわれるまでになったきっかけも「ツタヤ図書館」だ。<
なんと奥原記者は、稲田朋美をヨイショしているのだ。奥原慎平は、新自由主義を全面的に支持し、それを実現しようとさせる現政権に一生懸命すり寄っている。
そして、奥原記者と皇室に関連する記事もまた、ネット上には、見られなかった。
私見だが、奥原という男は「女性天皇、女系天皇を認めたら、韓国人と結婚してしまうから反対だ」なんて言う不敬な妄想を抱いているクチかもしれない。
あくまでわたしの想像ですが。
田北真樹子、広池慶一、奥原慎平の3記者は、皇室のことに関してはド素人であり、そもそも過去に皇室について取材した形跡がネットの記録に残っていないという、畑違いもいいところの記者たちであり、さらに驚くべきことは、この3人の記者は、最早化石化した論調に未だにすり寄っていたり、記事を捏造していたり、現政権をヨイショしたりするようなトンデモ記者でした。
このようなトンデモ記者を相手に議論すると仰るのなら、わたしは止めませんが、それならばアドバイスとして睡眠薬を常備することをお奨め致します。皇室のことに九分九厘無知であろうな人物と対話して、不愉快で虫酸が走る結果になろう事は十中八九目に見えているので、先生が怒りで眠れなくなることは容易に想像ができます。
従って、わたしは、もし先生が3記者と議論するなら、仕事に差し支えないようにするために睡眠薬を常備することを推奨します。睡眠薬の飲み過ぎで憤死するほど先生が弱いタマでないと、信じています。
配信ありがとうございます。
改めて萩谷麻衣子さんと三浦瑠麗さんの言葉を文章で読むと、頭の回転の速さに驚かされます。もちろん事前に勉強なり練習なりをしたのかもしれませんが、テレビという限られた時間の中であれ程的確に会話出来るのは凄まじいものがあります。
そして今や簡単に録画が出来て、早送り巻き戻しが出来るとはいえ文章に起こしていただいてありがとうございます。文章に起こすのって何気に時間と手間がかかるのですよね。よいしょでいこう!もそうですね。
前回も今回もどうにも煮え切らない態度で、どちらかといえば男系を押しているように見えていたので、隠れ男系派という言葉は平沢勝栄にぴったりですしすっきりしました。
萩谷麻衣子さんの竹田サンに対する皮肉は強烈でした。あんなに流れるように上品に皮肉を言えるのは凄いですよね。しかもあんな距離で。勇気がある女性です。
男系の方の主張が何回聞いても読んでも理解が出来ません。世間とのズレも相当あるのですが、それを全く感じられないのでしょうね。同じような主張をしている方々と同じような話をし同じような行動をしていたら、そりゃズレの確認なんか出来ないですよね。タコツボ男系主義者は不敬極まりないです。彼らを見ていると本当に腹が立って腹が立って……何とも言い難い感情に包まれてしまいます。
おにぎり一個での件はぐっと来ました。これって今現在の事なのですよねぇ。目を逸らすわけにはいかないですが思わす逸したくなってしまいました。
政治家はお金も権力もあるのですから心に余裕があるはずです。余裕があればもっと目線を下げれるはずなのですが、そういった政治家はいないように見えますね。陛下はそれをやっていてくださるのですが、その臣下の方々はやらないのですね。
何ともやりきれない思いでいっぱいになりました。
今週もありがとうございました。次号も宜しくお願いします。
申し訳ありません。
今号の感想を書くつもりが、産経に「有識者会議初会合」の見出しとアオリ文「皇室典範膨大な法改正…」「称号、予算…」「ガラス細工」の文字が躍っていたので、記事に対する怒りのあまり、3記者の正体を天下に暴露するという作業を優先してしまいました。
タイムシフト予約で道場拝見しました。最後の高森先生の、国民主権の国民とは国民の象徴である天皇と同じとのお話が目から鱗でした。安倍や竹田は国民主権なら天皇より自分たち国民の方が偉いと勘違いしている旧ホリエモン系国民男子なんですね。
失礼しました。
10月4日ではなくて、「10月10日」の誤りでした。
しかも日付が変わって、「今日」ではなくて、「昨日」になりました。
謹んで訂正します。
>>119
私もまだまだ素人でした。
3連休中に関西に行っていて昨日の産経を帰りの駅の売店で見出しだけ見て「またいい加減なこと書いてるなあ」と思ってスルーしたんですけど、やっぱりかなりいい加減な記事だったんですね。
しかし産経ってフジテレビで「皇室ご一家」やってたり皇室に関しては「尊皇」だったはずですし、他の記事でも昔は是々非々がはっきりしていて今の豊洲のような「地方行政のムダ」を追及なんか朝日あたりよりちゃんとしてたイメージあったんですけど、いつから今みたいな「単なる自民のポチ」化した新聞になってしまったんですかね。鹿内一族が産経はもちろんフジテレビやニッポン放送まで牛耳ってた頃も「自民のポチ」ではありましたけどここまで「反知性主義」を地でいく新聞ではなかったですし。
産経の売り上げや広告収入・フジテレビの視聴率・ニッポン放送の聴取率がすべてダメでグループ全体が末期状況に陥ってるんですかね。
先日、地元で御朱印めぐりをしていたら、5年前まで御朱印をやっていた神社が完全無人、手水社はカラカラになっていました。社務所の呼び鈴を押しても誰も出る者なし…(平日ならまだしも七五三シーズンの祭日に!)。かろうじて境内は清掃されている様子でしたが、そばの駅前商店街もシャッター街状態で、寂れているのは一目瞭然。新自由主義がじわじわと地方を破壊し始めている感じでした。神社本庁は新自由主義を推し進める安部を支持しているようですが、自分で自分の足を食っている状態だということに気が付いていないのだろうか?
今回の朝生は生で見させてもらいましたが、前回よりもはるかに面白かったです。
前回は竹田氏をほぼ初めて見たこともあり、あまりの下品さとクズさと最低さにビックリし過ぎました。
今回は少し慣れたということもあるでしょうが、議論としてはだいぶしっかりしているように見えました。
それは今号で書かれている女性パネラーの活躍のおかげだと思います。
荻谷さんは前回はあまりこの問題に詳しくないのか少し発言に詰まるようなこともあったかと思いますが、今回はものすごく勉強してきたのがわかりました。
借りてきた知識では無く自分の言葉として話されていたので、相当勉強されたものと思います。尊敬します。
そういった姿勢は本来当たり前のはずですが、男系派には無いのですよね。
竹田氏がおとなしかったのは結局それも理由だと思います。
前回全ての弾を撃ち尽くしてしまったので今回は言うことが無くなってしまった、と。
ようするに男系派の主張と言うのはかき集めてもそれですべてと言うことでしょう。
存在がノイジーマイノリティの上に意見もマイノリティ(少数しかない)とは、本当にくだらない存在です。
しかし、そのノイジーマイノリティの意見に沿って事が進もうとしています。
その異常事態は何としても止めないといけません!
と、道場へも参加して決意を新たにしました。
まずは自分ができることから、少しでも進めたいと思います。
承詔必謹!
竹田の宮ツネヤス王も逮捕されればいいのにね。
そうすれば、Y染色体カルト教団も何であんなヤツ神輿に担いだんだと後悔すること間違いないでしょう。