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どこまでもオリジナルあっての二次創作だと思うのだ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 114ヶ月前
アニメ『Fate/staynight [Unlimited Blade Works]』の最終回をニコニコ生放送で視聴しました。 「フェイカー」衛宮士郎が本物の神話の王であるギルガメッシュを上回る迫力の展開を、よく映像化してくれていると思います。 「Unlimited Blade Works」はかっこいいよなあ、やっぱり。 ぼくは原作をプレイ済みなのでど...
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人生に対しツンデレになるな。
コメ0 弱いなら弱いままで。 114ヶ月前
ポジティブ心理学をご存知だろうか。 「なんでもポジティブに考えればうまくいく」という思想のこと「ではない」。 それは、鬱や病といった人生のネガティヴな側面を注視する既存の心理学と異なり、幸福や活力といったポジティヴな側面に目を向けようとする心理学のことである。 この新しい学問が誕生したのは1990...
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『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』と狂気の世界。
コメ0 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』を第8話まで見ました。 最新話に追いつくまでもうすぐ。いや、面白いです。 「ヘスティアさまの紐」が話題になっていることだけは知っていたものの、特に興味ももたずここまで放置していたのですが、これはたしかに素晴らしいですね。 ただのおっぱいアニメ...
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最高に面白い人生を生きるために。何が「自意識の牢獄」を開くのか?
コメ2 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
『人生ドラクエ化マニュアル 覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ!』という本を読みました。 いまどき「覚醒せよ!」ってすごいなと思うわけですが、ようするに『ドラクエ』をネタにした一種の自己啓発書ですね。 つまり、退屈な(あるいは苦しみに満ちた)人生を『ドラクエ』に見立てて考えることによ...
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働くのも自由。働かないのも自由。精神を解放する革命思想がここにある。
コメ0 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
先日書いた通り、Phaさんの新刊『持たない幸福論』を読み上げたので、その感想を書いておきたいと思います。 結論から書くなら、非常に面白かったです。 ぼくとしてはビシバシ心に突き刺さる知的にエンターテインメントな一冊でした。 書き手が「日本一有名なニート」としてしられるPhaさんということで、ともする...
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追悼タニス・リー。バビロニアの女神の名を与えられた天才作家。
コメ0 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
タニス・リーが亡くなったそうで、追悼として、以前、『悪魔の薔薇』のレビューとして載せた記事を再録しておきます。世界は不世出の天才物語作家を失いました。残念です。 1947年9月19日。 この日付は記憶されるべきだろう。この日、世界は不世出の語り部を得たのだから。 もちろん、そのときにはだれひとりそうと...
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人類滅亡後、シェルターでひとり見るアニメは面白いか?
コメ2 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
「デフレ化するエンターテインメント」の記事に付いたコメントが興味深かったので、ここに転載して返事を書くことにします。 転載にあたって、失礼ながら文頭にインデントを入れるなどして整形させていただきました。 コンテンツ消費が楽しいのは、どういうことなのか、最近よく考えます。 例えば、終身刑のような...
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動機がない人間は勝てない。アニメが垣間見せるきびしすぎる現実。
コメ0 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
なかなか出来がいいアニメ版の『ベイビーステップ』を見ています。 原作ではしばらく前に通り過ぎてしまったお話であるわけですが、マーシャとか清水さんが登場しているのがひそかに嬉しい。 ふたりともなっちゃんを前に敗れ去っていったヒロインなんだけれど、十分にメインヒロイン張れるだけの魅力があるキャラ...
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善か、悪か? 百万人を殺した男の割り切れない素顔。
コメ0 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
『アルスラーン戦記』がゲームになるそうですね。 アニメ化は数しれない田中芳樹作品でもゲームになったものはそう多くありません。 現代のハードであの世界がどう再現されるのか気になるところです。 その昔、メガドライブでシミュレーションゲームになっていたような気がしますが、きっと気のせいでしょう。ええ...
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ひとはなぜこうも正義に酔い、極論に走るのか。
コメ6 弱いなら弱いままで。 116ヶ月前
『減速して生きる ダウンシフターズ』という本を読む。 人生のギアを下げ、「減速」して生きる人々・ダウンシフターズについて書かれた本だ。 といっても、インタビュー集のようなものではなく、ほぼ著者の生き方が淡々と綴られているだけである。 否応なくダウンシフトして生きているぼくは非常に共感するところ...
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映画『ビリギャル』は「「努力しない人間がダメなのだ」というディストピア的「努力主義」」とは真逆の快作だ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 116ヶ月前
有村架純主演の映画『ビリギャル』を見て来た。 結論から書くと、実に素晴らしかった。今年のベストを争う出来。 まあ、そもそも今年はあまり映画を見ていないから偉そうなことはいえないのだけれど、それにしても実に爽快な映画体験だった。 花丸をつけてあげよう。うりうり。 この映画の原作は皆さんご存知のベ...
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ハッピーエンド名作小説99(1)北村薫『空飛ぶ馬』。
コメ0 弱いなら弱いままで。 116ヶ月前
ゴールデンウィークが明けて申請が通り、晴れてチャンネル名が「ハッピーエンド評論家・海燕のチャンネル」に変わりました。 これでようやく自称評論家としての作業を開始できます。 いろいろな活動が考えられるわけですが、とりあえず99作の小説を書評して電子書籍を刊行するところから始めたいと思っています。 ...
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人間社会を遠く離れて。アンチヒューマニズムの地平に見る希望。
コメ2 弱いなら弱いままで。 116ヶ月前
さて、そういうわけで、実家に帰ってきました海燕です。 初の顔出し生放送、いかがだったでしょうか? わずか2時間ばかりの放送でしたが、さすがにちょっと疲れました。 まあ、津田さんとLDさんのおかげでかなりうまく行ったと思うんだけれど、事前に緻密な打ち合わせとかをしたわけではなく、かなり行きあたりばっ...
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スタジオジブリの宮崎アニメはなぜ面白くも辛いのか。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
川上量生『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』読了。 これが、もう、超面白かった。実に素晴らしい内容なので、皆さん、読んでください。いや、いいもの読んだ。得した得した。 もっとも、「ぼくは」とても面白いと思ったけれど、ひとによってはあまりにあたりまえの内容だと思うかもしれず、また、まっ...
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どうすれば物語は面白くなるのか?
コメ5 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
アニメ『アルスラーン戦記』が面白いです。 アニメーションとしての演出にそれほど傑出したものがあるというわけではないのですが、極上の物語をお金をかけて演出している凄みがある。 何しろ原作は日本の架空歴史ものを切り開いた傑作ですから、きちんと映像に仕上げればそれなりのものが出来上がるはずなんですよ...
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殺人鬼は問い、化け物は答える。「人間らしさ」とは何か?
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
『寄生獣 セイの格率』が最終回を迎えました。 いくらかアレンジされているところはあるとはいえ、原作漫画とほぼ同じ結末で――そしてやはり感動的です。 原作で初めてこの結末を見たときはそれはそれは震えたもの。いまから20年も前のことですね。 今月は劇場映画版の『寄生獣』も公開されることになるので、この...
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シンデレラたちの十二時。最高の作品に「最高のその先」を求めたい気持ち。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
いやー、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の最終回、最高でしたね! 特に変わったことをやっているわけではないんだけれど、演出力が凄すぎる。 ある意味、アニメーションとして王道のところで魅せている作品であるといえるでしょう。 トラブルを起こしてそれを乗り越えていくという基本に忠実なシナリオが...
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『響け! ユーフォニアム』を観て「あずにゃん問題」を再考する。
コメ2 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
今季の新作アニメを粛々と消化しています。 今季の目玉はやはり『アルスラーン戦記』あたりかと思いますが、そのほかにも注目作は多いですね。 そのひとつが『響け! ユーフォニアム』。 武田綾乃による小説を京都アニメーションが映像化した一作です。 京アニの音楽ものということで、どうしても『けいおん!』...
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「贅沢貧乏」に憧れて。お金を使い過ぎず豊かに暮らすことは可能か?
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
お金が欲しい。 収入を増やしたい。 一方でそう願いながら、他方でぼくは「つましい生活」に憧れている。 むろん、貧乏を希望しているわけではない。清貧の思想とやらにかぶれたわけではさらさらない。 ただ、わが身の浪費を思うとき、もう少し少ないコストで快適に暮らしていけるのではないかと思わずにいられな...
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生きているってほんとうに素晴らしいことですか?
コメ3 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
てれびんは砂地を掘って回る犬のような奴で、時々、ネットを探りまわっては奇妙な漫画を見つけてくる。 草野佑『余命¥20,000,000-』もそんな一冊。 見つけてきた本人が買おうかどうか迷う様子だったので、ぼくが買って読むことにした。結果としては面白い本だった。 物語は、ある家にひきこもっている「草間さん...
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萌えラブコメが「ハーレムファンタジーのタブー」を乗り越える日は来るか?
コメ4 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
ぼくの今年いちばんのオススメ作品であるところの『妹さえいればいい。』などを読んでいると、日常系ラブコメがだんだん「現実」に近づいていっているのを感じます。 不毛な対立軸を乗り越え、ルサンチマンを乗り越え――人々はついに現実を受け入れようとしているように見えるのです。 もちろん、そこで描かれる現実...
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『Fate』衛宮士郎は滅私奉公のバケモノとなるのか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
『Fate/stay night[UBW]』が再開しましたね。 サーヴァントであるアーチャーがマスターである遠坂凛に背く中盤のクライマックス。 ここから「アーチャーは何を考えているのか?」という謎を巡って物語は佳境へ突き進んでいきます。 最終的には最初にして最強の英霊・荒ぶる半神王ギルガメッシュとの対決が待ち受け...
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「声優だけはやめておけ」。大塚明夫が赤裸々に語る声優業界のきびしい現実。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
「明夫さん、なんで私に仕事が来ないんでしょう……」 ある時、私にそう相談してきた若手がいました。一番下のランクであがいている声優です。 同じ現場にも入ったことがある私はすぐに答えました。「下手だからだよ」 大塚明夫『声優魂』を読み終えました。 これはちょっと快心の名著ですね。相当に売れてもいるよう...
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『アルスラーン戦記』開幕! 原作既読者の視点からその魅力を考える。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
季節は早春、新しいアニメが始まる頃合い――というわけで、新番組『アルスラーン戦記』第1話を観ました。 大陸を東西に貫く〈大陸公路〉の覇者・パルス国の王子アルスラーンの長い長い物語がここに始まるわけですが、実はこの第1話はまだ「序章」。 本格的に物語が動いてくるのは次の第2話からになると思われます。 ...
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もっと新しさを! 映画『ゴティックメード』は自己否定/自己破壊のプロセスそのものだ。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
何か良い作業BGMはないかな、ということで『花の詩女 ゴティックメード オリジナル・サウンドトラック』を借りて聴いています。 監督の意向により円盤が発売されていない作品なので、いまのところ作品を思い出すよすがとなるものはこのサウンドトラックと設定資料集くらいしかない。 『ゴティックメード』が『ファ...
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「生きることに失敗した人々」を暴力以外の方法で救済できるか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
森恒二『自殺島』が佳境を迎えていますね。 法の通用しない「自殺島」に追いやられた自殺未遂者たちがそれぞれに社会を作り上げ、いま「戦争」に至ろうとしています。 自衛のためとはいえ、ひとを殺しても良いのか? 善も悪もない凄惨な戦争の先に解決は存在するのか? 非常に重苦しい展開になっているといえるで...
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「『艦これ』がしくじったようだな。しかし、奴は我らソシャゲアニメ化四天王のなかでは――」。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
『アイドルマスターシンデレラガールズ』最新話を観ました。 今回は大規模なフェスを目前に控えた合宿回。前作でもありましたねー。あいかわらず面白いです。 前作『アイドルマスター』は文句なしの傑作だったわけですが、『デレマス』もここまでその路線を踏襲して来ているようです。 ただ、たぶん前作と同じ路線...
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性欲より恋を。少年漫画の描くべきロマンとは何か。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
ども。 一応、きょうでブロマガ強化週間は終わりということになります。 自分の限界を見きわめようと思って最大限の質と量の記事を書こう!と考えた一週間だったのですが、いやー、予想以上に書けなかったですねー。 ある程度のクオリティを保って継続的に書きつづけようと思うと、1日10000文字くらいが限界になる...
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そこに童貞マインドはあるかい? 日常系ラノベがオタクファンタジーを捨てるとき。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
いまペトロニウスさんとLINEで話していた内容がちょっと面白かったのでメモ。 平坂読『妹さえいればいい。』の話なのですが、これ凄いよね、さすがだよね、でも単純に面白いかというとどうなんだろう――という内容だったのでした。 というのも、『妹さえいればいい。』は「あまりにも成熟しすぎている」作品に思える...
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『秒速5センチメートル』はもう成立しない。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
LINEやTwitterなどのいわゆるソーシャルネットワーキングサービスが発達して変わったことはいくつかあるでしょうが、ぼくはここで「別れ」が変わってしまったことを挙げたいと思います。 いままでの社会においては、ひととひとは状況や環境が変わると何かしらの「別れ」を迎えることになることが常でした。 たとえば...
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「小説家になろう」から生まれた傑作! 『リーングラードの学び舎より』のすごさはここだ。
コメ2 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
オーバーラップ文庫の新刊、いえこけい『リーングラードの学び舎より』を読んでいます。 「小説家になろう」の掲載作品を文庫化したものですが、いやー、面白い。 ぼくは「なろう」の作品では『勇者様のお師匠様』と並んでいちばん好きかも。 ランキングでは必ずしも上の方までは行かなかった作品なのですが、内容...
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反リア充革命ラノベは『涼宮ハルヒの憂鬱』の夢を見るか。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
ども。絶賛風邪ひきちう海燕です。 先ほどクスリをキメたのでだいぶ体調はよくなったけれど、まだ完調には遠い感じ。 ほんとうなら横になって体を休めるべきなのでしょうが、暇なので記事を更新します。 ほんとにこのブログはぼくにとって仕事なのか趣味なのかわかりません。このあいだ確定申告した時には「あー、...
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百億光年の真空をこえて。『四月は君の嘘』最終回が本気で泣ける。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
物語の初めには仄かな予感がただよう。 その作品が何を伝え、何を訴え、何をとどけようとしているのか、すべてが春風のようにさわやかに匂う。 『四月は君の嘘』。 不思議と印象的なタイトルのその作品の場合、初めから既に見事な完成を示していた。 A boy meets a girl――使い古されたあたりまえの王道を、衒いな...
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『ソードアート・オンライン』奇跡の第四部「アリシゼーション」が凄すぎる。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
ども。 何となくテレビゲームをプレイしたい気分になったので、『アサシンクリード』シリーズのナンバリングタイトル第四弾『ブラックフラッグ』を購入して来ました。 新しいゲームを始めるときはいつもそうであるように、はてしなくひろがる世界に心踊ります。 ただ、ヴィジュアル面では、やはりPS3の映像処理能力...