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2025年8月の記事 2件

小飼弾の論弾 #306 「GPT-4oロスから見えた私たちがAIに望むもの、ハイテク企業から上納金、国家資本主義を進めるアメリカ」

 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。  無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします。なお、有料のYouTubeのメンバーシップでは、無料部分だけでなく、限定部分の配信もご覧いただけます(YouTubeメンバーシップでは、テキスト配信はございませんのでご注意ください)。 小飼弾の論弾 公式YouTubeチャンネル - YouTube  今回は、2025年08月19日(火)配信のテキストをお届けします。 【会員限定】小飼弾の論弾2025/8/19 - ニコニコ動画  次回は、2025年09月02日(火)20:00の配信です。 小飼弾の論弾2025/9/2 - 2025/9/2(火) 20:00開始 - ニコニコ生放送  お楽しみに! 2025/08/19配信のハイライト Switch2と「ゲームコンソールはまだ優位?」 GPT-5の登場と「理解」 「AIと課金」と「刺激と快楽中枢」 「NVIDIAの上納金」と「トランプは国家資本主義?」 Intelの企業としての分かれ道 「なぜ錠剤が爆発?」と「インターフェースの進化する速度」 Switch2と「ゲームコンソールはまだ優位?」 動画【00:00:00】 山路:すげえ暑い日が続くんですけれども、ちょっといいことありまして。Switch2が当たりましたと、ようやく。当たりましたっていうか、購入資格が当たったってやつなんで、金は払うんですけど。 小飼:なんかすごいことだな。 山路:インターナショナル版というか、多言語版を選んだから。 小飼:え、多言語版を選んだにも関わらず、待たされたの? 山路:そうですね(笑)。 小飼:マジか。 山路:たぶん正確な予測はできなくて、 「弾さんさっぱりしてる」(コメント) 山路:とか言われてます、 小飼:あれ、あれ? 前も、 山路:どれくらいの割合が日本版なのかわからないですけど。 小飼:(コメントを見ながら)長女が買ったんで(笑)、Switch2は、 山路:もう家で遊んでます? 小飼:もうさっそく、一番最初期に当てたみたいね。 山路:ああ、そうなんだ。あれ? 弾さんのファミリーアカウントに入ってるんでしたっけ? 小飼:いやいやいや、僕はゲーマーではないので。 山路:そうかそうか。私の方は、まだ実際に届くのは先ですが。 小飼:だからペンキをぶちまけてましたよ、イカになって。 山路:でも、Switch2専用ソフトではないですよね、 小飼:ではないよね。 山路:結局やってるのはSwitch用のソフトかい、みたいなところはあるんですけれども(笑)。 小飼:でも、『マリカー』はやってたか、『マリカー』ぐらいだよね、だから今Switch2専用っていうのは、違ったっけ? 山路:あと『ドンキーコング』とかも人気らしいですけどね。何気に。もうただバナナ、ものを壊してバナナを取るだけっていうのがたまらなく人気らしいんですけど、ちょっと私も早くバナナとか取ってみないと、 小飼:でもなんかマリオがハローキティ化してるよね。もうNintendoのIPのどこに行っても仕事をさせられるという、 山路:ああ、はいはいはい。 小飼:でもなぜか『ポケモン』とコラボとかしてないよね。マリオたちは。マリオブラザーズは。 山路:なんかそれはすごいてこ入れの時に使うために取っているんですかね、 小飼:かもしれないですね。 「山路さんはSwitch 2で何やるの」(コメント) 山路:『マリカー』とかは買いますけども、あとは『ゼルダ』のSwitch 2 Editionとかを。私ティアキンをまだクリアしてなかったりするんで、 小飼:ちなみにSwitchの関税っていうのは、どこ基準なんだろう? やっぱり中国基準なんだろうかね。 山路:それ、任天堂は明らかにしてないですよね、まだ値段上げるかもっていうことは言ってますけど、それをどういうふうに、いくら上げるかっていうのも言ってないし、その算定基準がどうなるのかっていうことも言ってないですよね。ちなみにApple、インドからの輸出がかなりの割合になったみたいで、そこのところでも関税ちょっと影響していくんじゃないかと思います。 小飼:インドはインドで関税率でまたあれなわけでしょ、 山路:でもちょっと後でもいう話もかかってくるかもしれないですけど、Appleもその関税を避けようとしているのか、トランプ政権にちょっとすり寄った感じの投資話とかは持ちかけてますよね。 小飼:いや、だから本当に醜いよね、あれは。 山路:いやー、ね、本当にちょっと、 小飼:いや、あれかな、俺もスイッチしようかなっていうぐらい醜かった、あれは。 山路:AppleをやめてもうAndroid携帯に乗り換えちゃうかみたいな、 小飼:じゃあGoogleはマシなのかって言ったら、あんまそんなこともないしね。 山路:結局なんつーか、そういうところの影響を受けないスマホメーカーなんて存在しないんじゃないですかね(笑)、 小飼:やっぱりじゃあHuaweiとかXiaomiとか。でも中国のクラウドって使えるのか。 山路:あとHuaweiの端末を、日本でスマホを手に入れること自体がちょっと難しい、 小飼:ちょっと困難だね。Xiaomiはまだ少しありそうですね、 山路:Xiaomiは入手しやすいと思うけれども。 「Vision Proをつけてマリオカートやってみて」(コメント) 山路:Vision Proは外部入力がないんですよ。外部からの信号を入れてやることができないんですよね。 小飼:確かに外部入力しようがないところはあるよね。 山路:え、どういうこと? 小飼:いや、まあVision ProにMacをつなげると、Macのバーチャルディスプレイはあるじゃないですか、だからああいう形ならできるけれども。 山路:ただ、べつに技術的にやろうと思ったらいくらでもできると思うんですよね、HDMI差してそのやつを取り入れる仕組みっていうこと、 小飼:その画角をどうするのかっていうのは、 山路:ウィンドウに表示させるとか、そんなのはできると思うんですけどね、 小飼:ウィンドウに表示するだけなら、それはできますよ、だから単なるバーチャルディスプレイじゃん、それは。 山路:このコメントで言ってる、マリオカートやってみてっていうのはたぶんそういうことなんですよね、おそらく。Nintendo SwitchのやつをVision Pro上のウィンドウの一つに表示して、なんかっていう話だと思うんですけどもね、これは。 小飼:いや、でもそもそも外部カメラって使えたっけ? Vision Proって。 山路:APIでまだアクセスできないかもしれないですね。 小飼:それは正しいと思う。 山路:その辺のところかなり制約は強かったと思いますけどね。ゲームつながりなんですけど、今Nintendo Switch 2、話題になってるじゃないですか。 小飼:話題になってからだいぶ経ってるよね(笑)、 山路:(笑)製品が品薄だったからようやくみんなの手にっていう話なんですけど。2、3年ぐらい、前もうちょっと前かな、この『論弾』でも取り上げだと思うんですけど、GoogleのStadia、あったじゃないですか。 小飼:あったね。どれくらい前の話だったっけな。 山路:2、3年じゃないか、もっと前か、4、5年ぐらいになるのかな。 小飼:結局鳴かず飛ばずだったんだけれども、でも、ゲームのクラウドコンソールっていうのはGoogleのStadiaだけではなくて、NVIDIAもやってたような気がする、 山路:今もやってますよ。 GeForce NOW 小飼:今もやってる。 山路:ただ、そんなにでかくはないんじゃないかな。あとソニーもやってましたよね、プレステの。ただあれも確か、今ってやってないんじゃないのかな。なんか少なくとも大規模にはやってないですよね、やめたって聞いたような気もしたけども(※編注:PS5のクラウドストリーミングは現在もサービス中)。 PS5®のクラウドストリーミングが「PlayStation®Plusプレミアム」加入者を対象に今月サービス開始! – PlayStation.Blog 日本語 小飼:やっぱレイテンシが大きいのはねっていうことなのかしらね。 山路:これってたとえば、今だったらすごいネット上で対戦、何十人とかの単位で対戦とかやったりするじゃないですか。ああいうのっていうのはうまくいってますよね。 小飼:いや、だから処理しなければいけない情報がもうぜんぜん少ないから。いや、本当に数バイトとかせいぜい数キロバイトぐらいのものなので、1回につき。でも、これがクラウドコンソールっていうふうになると、画面のレンダリングとかっていうのもクラウド側でやって、それを動画圧縮して送りつけるという。だからもう桁が三つぐらい違うんですよね。キロがもうメガになるという。 山路:これってゲームが高精細になって大型化していったからなんですか、たとえば20年前のような画質、30年くらい前の画質で良ければ、今のネット環境でクラウドゲーミングプラットフォームというのは快適に成立するんですかね? 小飼:もしレイテンシを気にするのであれば、テトリスでもダメだわ。人間が耐えられるレイテンシっていうのは多めに見ても、たかだか200ミリセカンドぐらいで。これってデータセンターが海を渡るだけで簡単に超えちゃう数値なんですよね。それを防ぐためになるべく近くのデータセンターを使うようにっていうことも言ってはいるんですけれども。それ、いつもできるとは限らないでしょ。 山路:これ、インターネットの技術的な、通信する際にたとえばプレイヤーのコントロールに関する帯域だけは完全に確保して、そういう画面のところってのはちょっとでも、 小飼:いやいやいや、あのですね、光の速度というものが世の中にはありまして。だからもう直接距離が響くんですよ。いや、もちろん200ミリセカンドというのはほとんどはrouterの中で消費されてるんですけれども、それでもたとえば海を渡ったりしたら、簡単にそれくらい行っちゃうわけですよ。 山路:そうか、ただStadiaとか始めたGoogleの人たちってそれに気づいてなかったわけもないと思うんですけどもね。 小飼:気がついてなかったはずなんですけれどもね、それに関してはあんま納得がいく説明がなかったのも覚えている。 山路:それこそもっとこまめに、いろんな国にデータセンター設置してみたいな対策をしようと思ってたとか、そういうことはないんですか? 小飼:流行ればそうしたとかっていうことはあり得るかも。 山路:なるほど、卵が先か鶏が先かみたいなところもちょっとあったのかもしれない、 小飼:かもしれない。 山路:だって本当に各社がこんだけけっこうリソースをつぎ込んだ割には、ぜんぜんパッとした成果出てないですからね、 小飼:レイテンシが気にならないものというのは、クラウドコンピューティングっていうのは普通にやってるやん、だからもうLLMとかっていうのはローカルに使ってる人もいるけれども、そういう人たちというのはほとんど好き者や研究者であって、ほとんどの人というのはクラウド側で処理されてるわけです。それぜんぜん気にしてないわけですよね。だからゆっくり答えが返ってくるというのに慣れてるわけです、人間の会話とかと同じで。 山路:レイテンシ、1秒以内だったらそんなに気になるアプリでもないですしね、ChatGPT。 小飼:いや、だから本当に会話というのはレイテントでOKなアプリケーションなわけですよね。 山路:しかしじゃあゲームで言うんだったら、今後しばらくはこういうローカルというか、手元のゲームコンソールがまだまだ優位ってことなんですか? 小飼:どうなんでしょうね。 山路:たとえばこれが通信回線、今5G、携帯で使われてますけど、たとえば6Gみたいなものになってきたりとか、あるいはNTTが言うIOWNでしたっけ、光ネットワークみたいな、そういうのが待ってきたら変わってきたりとかするものなんですか? 小飼:でも逆にそこも、だからクラウドコンソールが流行らなかったもう一つの理由というのは、ローカル側のコンピューティングパワーがゲームをやるにはもう十分成熟してたと。それなのに、なんでわざわざクラウドのほうでレンダーするのかっていう。どうやったってローカルのほうが速いですからね、速くて軽いのはそれはもう決まってますから。 山路:なんかその辺のバランスが結局、開発企業側の見込みとだいぶ違った、 小飼:だから今時のモバイルGPUはレイトレースまでするんですよ、 山路:そうですよね、 小飼:びっくりだよ、ふざけんなっていうのか。 山路:90年代のレイトレーシングって描いてるのが見えたような気がするんだけど(笑)、 小飼:そうそうそう、 山路:点単位で描いてるのが見えたと思いますけどもね。 「ハイブリッドにできないかな」(コメント) 小飼:実際、いろんな意味でハイブリッドではあるでしょう。 「ゲーム産業はまだ伸びる余地あるのかな」(コメント) 小飼:それはあるんじゃない? 山路:ゲームっていうふうに意識しなくても、ゲーム的なものっていうのはどんどん増えていくとは思いますけどね。 小飼:『ソードアート・オンライン』じゃないけれども。 山路:それこそジャックイン的な、 小飼:『ソードアート・オンライン』の世界で一つ不思議だったのは、誰が課金してるか、だったんですね、じつは。 山路:え、どういうこと、どういうこと? ユーザーではなくて? 小飼:だからベータテストはいいとしよう、そこの部分っていうのはまだ先行投資だから。じゃあ具体的にどうやって課金してきますかっていう時に、あれは孔明の罠だったわけですよね、みんなベータテスターというのはそこにボーンと落ちて、ボーンと落ちたおかげで、みんなプレイヤーの皆さんというのはもう植物状態になっちゃって、それどうやって面倒見たかって言ったら、国のお金で面倒見てたんですよ、続刊とか見てればわかりますけれども。だから、どこからどうやってお金を取るのかっていうのは、これはやっぱり商売ではかなり難しい問題で。 山路:あれって今オンラインゲームの課金ではダメなんですか? 小飼:ソシャゲはソシャゲで、いろいろな物言いがついちゃったじゃないですか。 山路:『ソードアート・オンライン』とか『ガンゲイル・オンライン』の世界ってけっこう武器とか買ってますよね。 小飼:要はリアルマネー、ゲームに没頭している人たちというのはどこからリアルマネーを仕入れてくれればいいんでしょうかという。 山路:ああ、24時間やってるみたいな人っていう、 小飼:さすが一般視聴OKの話だけあって、みんな健全に、ちゃんと適度にログアウトして、リア充の皆さんでもあるんだけれども、『ソードアート・オンライン』のリアルの人たちというのは。だけれども、やっぱそうはならんやろうという、 山路:そうですか(笑)、普通にみんな働いて課金してるもんだと思ってたから、『ソードアート・オンライン』。 小飼:いや、だから意識をアップロードしちゃったら、あなたの臓器全部いただきますよとかって、そういうビジネスモデルってあり得るよ。ウィンウィンだ(笑)。 山路:人の臓器使って何か作らせるとかね。 小飼:作らせる、もう単純にあれじゃないですか、臓器のストックとしてもいけるんじゃないですか。 山路:これ、ちなみにさっきのレイテンシでいうと、『ソードアート・オンライン』的なゲーム、あれってレイテンシなしでできるものなんですか? 小飼:じつは一番レイテントな部分っていうのは人間の神経回路だったりもするんですよね。 山路:つまり、そんなに速くないんじゃないかって話? 小飼:とても遅い。とても遅い、電気信号ではなくて電位差なんですよね。だから、たかだか指先を針で突っついて、それが痛いというふうになって思わず手を引っ込めてしまうという反射だけでも、0.2秒かかる、200ミリセカンドかかる。 山路:最近の研究とかで、意外に人が考えている速度、1秒間に数十バイトとかみたいな、正確な数字忘れましたけど、そんな遅いんだみたいな感じの。 脳の速度制限、速い知覚と遅い思考のパラドックス - 日本経済新聞 小飼:遅いです。だから、なんでLLMがまともな速度で動いているように見えるかというと、 山路:俺らが遅いから(笑)。 小飼:そうなんです。それもあるんですけれども、遅い代わりに並列処理してたわけですよね。ところが今はシリコンのほうでも並列処理するようになったから、すごい並列処理しやすいんですよね、ディープラーニングというのか、ニューラルネットというのは。 山路:Transformerができたらあたりから、特にまたそれが変わりましたよね。 小飼:そう、並列にできるのでGPUととても相性が良かったと。 「ゲーム内のマネー使うとリアルマネーが自動で減ってたらイヤだな」(コメント) 小飼:(コメントを見ながら)任天堂のような企業がアメリカやヨーロッパでどうして生まれなかったっていうのか、ずっと花札売ってたわけですよ。 山路:遊戯ずっとやってた会社ですもんね、それこそ100年以上前から、そういうことをやってきた、それで生き残ってきた会社っていう話ではありますけども。でも確かにゲームがこんなに、ソニーと任天堂両方あるっていうのは確かにすごい話ではありますよね。 小飼:あとMicrosoftもやってるけれども、もう出血上等でずっとやってるっていうのは。 山路:今でもそうなんですか? 小飼:今でもそうです。 山路:そういや、すごいでかい買収してましたよね、ちょっと前、兆円単位のゲームスタジオの買収みたいなことをやってたと思ったんですけれども。これさっき言った、 マイクロソフト、ゲーム大手アクティビジョン買収完了-10兆円超 - Bloomberg 「ゲーム内のマネー使うとリアルマネーが自動で減ってたらイヤだな」(コメント) 山路:って、これはまさに『レディ・プレイヤー・ワン』の世界なわけですよね。 「セガを買えばよかったのに」(コメント) 山路:ってこれはMicrosoftの話なんですかね。 小飼:いや、でもそうすると『異世界おじさん』が困るんじゃないですか(笑)、戻ってきたらあれ、これどこだとかって言って。せっかく異世界語を覚えたのに、英語話せないのにどうしようみたいな(笑)。 山路:私もドリームキャストとかセガサターンも持ってましたから、 小飼:ソニーはちゃんとあれでしょ、 山路:めちゃめちゃ調子いいですよね、 小飼:調子いいでしょ、ゲーム。 GPT-5の登場と「理解」 動画【00:20:40】 山路:全く出血ではないですよね。じゃあちょっとゲームの話したところでITつながりってわけでもないんですけど、AI話、いっておきましょうか。最近話題になった「#keep4o」、GPT-4oを返して、という。 ChatGPTに「4o」を返して OpenAIに「GPT-4oの温かみを返して」という意見が殺到しGPT-5の性格が変更されることに 「GPT-5」はあなたを嫌っているわけではない。必要なのは“感情知能”の指標 小飼:ああ、GPT-5があまりにかわいくないので。かわいくないのでって表現が一番いいかな。 山路:よく、今までにもたとえば初音ミクは俺の嫁みたいな話だったりとか、そういうのってあったじゃないですか、私もChatGPTで確かにそういうふうに、すごい恋人みたいに接してみたいな話、ネタだと思ってたんですよね、ある意味。  

小飼弾の論弾 #305 「あの頃描いた未来はきたか?『子供の科学完全読本 高度経済成長期編』、現代の錬金術はカネになるか?未成年かどうかを判別するAI」

 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。  無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします。なお、有料のYouTubeのメンバーシップでは、無料部分だけでなく、限定部分の配信もご覧いただけます(YouTubeメンバーシップでは、テキスト配信はございませんのでご注意ください)。 小飼弾の論弾 公式YouTubeチャンネル - YouTube  今回は、2025年08月05日(火)配信のテキストをお届けします。 小飼弾の論弾2025/8/5 「あの頃描いた未来はきたか?『子供の科学完全読本 高度経済成長期編』、現代の錬金術はカネになるか?未成年かどうかを判別するAI」 - ニコニコ動画  次回は、2025年08月19日(火)20:00の配信です。 小飼弾の論弾2025/8/19 - 2025/8/19(火) 20:00開始 - ニコニコ生放送  お楽しみに! 2025/08/05配信のハイライト 「日本のフリゲート艦を豪が大量採用」と「アメリカのこれからの景気」 新刊『子供の科学』続編の紹介「お堅くて暗いミリテクなお話ばっかりではない」 新刊『子供の科学』続編の紹介「宇宙開発と新幹線とヒロポン」 視聴者質問「二酸化炭素回収や再利用」「ウォルト・ディズニーも置き換え可能?」 「野菜に酒?」と「逆さま揚水発電」 「依存性の少ない鎮痛薬」と「ジャガイモの起源」 「日本のフリゲート艦を豪が大量採用」と「アメリカのこれからの景気」 動画【00:00:00】 山路:ここ、なんか置いてある、今回(笑)、弾さんの新刊でございます。あとでちょっと内容について詳しく紹介させていただこうかと思うんですが。最初は軽いというのかな、重いめの国際ニュースというか、から一ついきますか。いきなり防衛軍事の話になるんですけど、 小飼:(ChatGPTが生成したイメージを見ながら)でもさ、この絵がちょっと残念だなー。 山路:これChatGPTに適当に描かせたやつなんですいません(笑)、 小飼:ウェポンズって言うとこういうふうになっちゃうけど。でもいきなりっていうのもなんだけど、かなり大きいのが来たねと。 山路:これでしょうかと。オーストラリア次期フリゲート艦が日本製になるという。これってそもそもフリゲート艦っていうのが規模として、軍事に詳しくない私なんかよくわかんないんですけど。 オーストラリア次期フリゲート艦、日本製採用へ 初の輸出案件に 小飼:今や、かつては大きい順に戦艦、巡洋艦、駆逐艦、その次あたりにフリゲートだったんですけれども。かつての駆逐艦、有名どころだと雪風とかっていうのは、 山路:映画やってますね、 小飼:あ、そうか、戦闘妖精のほうじゃないほう、 山路:でもないですし、ヤマトでもないですね。 小飼:雪風ってけっこうあるので。2000トンぐらいなんですよ、たかだか2000トンぐらいなんです。2000トンぐらいで駆逐艦なんですけども、今駆逐艦って言うと、1万トンぐらいになりますね。 山路:ぜんぜん違う。 小飼:でかい。最新の駆逐艦の、アメリカのズムウォルト級というのは1万5000トンあります。 山路:今だいたい軍艦といった場合、一番でかいのがそれぐらいって感じ? 小飼:大きくなっている代わりに、一番大きいのからなくなっている。だからもう戦艦というのはないの。 山路:もうその上すぐ空母になっちゃう感じ? 小飼:空母は別扱いなんです、空母はもう別枠。 山路:そうなんですか。 小飼:だからちょっと空母は置いといて。その次が巡洋艦なんですけれども、今巡洋艦を名乗っているやつっていうのはアメリカ海軍にしかないんですね。タイコンデロガ級というやつで、イランの民間機を打ち落としたという。そういうことを言うのもあれ、タイコンデロガ級です。引退する予定だったんですけれども、それに代わる艦というのを用意できなくて、少し引退待ったって言ってもらってる状態なんですけども。でも古いやつはもう引退が進んでて、なくなる予定です。そのタイコンデロガ級というのは名前は巡洋艦なんですけれども、大きさとしては、その一つ下のアーレイ・バーク級とかとそんなには変わらない。今、中国が持ってる空母以外の一番大きな艦というのはアーレイ・バーク級よりも少し大きいです。 山路:それが何トンぐらいですか? 小飼:それが1万2000トンぐらい。だから、今単艦の水上艦で一番強いのは、それだと言われてます。 山路:中国のほう? 小飼:中国の。 山路:へえ。中国、ちょっと前まで海軍弱いと言われてませんでしたか? 小飼:とんでもない。 山路:とんでもないんですね。 小飼:とんでもない。だから、今少なくとも船の頭数だけだと、中国が抜いてるんです。 山路:数が多いのは知ってましたけど。 小飼:単に数が多いだけではなくて、質もすごい向上してるんです。昔の中国海軍の船というのは、昔の同盟国のソ連の艦のコピーとかだったんですけども、今はかなり西側に近いんですよ。 山路:なんか20年くらい前って、まさにそう言われてませんでした? 本当にごく最近の話ですよね。 小飼:にしても、一番上が巡洋艦で、しかも巡洋艦という名前はもう使ってないんです。 山路:なんていうんですか? それはもう、軍艦としか言いようがないというか。 小飼:うん。普通、駆逐艦って言ってますね。今までは一番小さい、厳密に言うと、沿海ではなくて、大洋に出ていく軍艦で一番小さいやつが実質、駆逐艦だったんですけども、今はさらにその下のフリゲートがメインになってます。小さいというふうに言っても、3000トンから6000トンあるんですよね。昔の駆逐艦よりもぜんぜん大きい。 山路:世界的にフリゲート艦というのが海軍力の主力になってる? 小飼:ほとんどフリゲート。欧州の、空母って言っても空母は本当にイギリスとフランスしか持ってないんですけども、あ、ごめんなさい、厳密に言うとV/STOL空母は日本のかがとかに相当するやつというのはイタリアも持ってます。でも普通に空母というのはフランスだけだな。とにかくそれ以外の戦闘艦というのは、ほとんどフリゲート。一部イギリスが一番大きいのを駆逐艦って呼んでるだけだから、もう名前あんまり意味ないんです。 (コメントを見ながら)あ、日本のフリゲートが優秀ってことではなくて、日本にはフリゲートなかったんです。駆逐艦も巡洋艦もなかったんです。というのか、いまだにない、厳密には。 山路:それは単に名乗ってないだけってこと? 小飼:全部護衛艦。 山路:あ、そういうことね(笑)。 小飼:かがも護衛艦なら、もがみも護衛艦(笑)。 山路:それは軍隊を自衛隊というような感じの呼称ってこと(笑)? 小飼:そういうことですね。ただし英語のほうの名前にはちゃんとその間のクラスというのが反映されてまして、イージス護衛艦にはDDGという略称がついて、 山路:DDG? 小飼:DDというのがデストロイヤー、駆逐艦という意味なんですね、GというのはGuided missileという意味で、これ米軍と同じ名前の付け方なんですね。もがみはその意味では自衛隊が初めて持ったフリゲートなんですね。FFMという略称がついています。フリゲートなかったんですよ。自衛隊が初めて作ったフリゲートです。 山路:今までの、従来の自衛隊の船に比べて何が違うんですか? もがみってのはそもそも。 小飼:少人員というのが一番の売りですね。だから、今までの同じくらいの大きさで、同じくらいの任務をこなす船の半分の人員で回せる、 山路:林譲治先生のSFにも、そのあたり、まさに出てきたような、 知能侵蝕 1 小飼:そうそうそう。あとステルスだったり、ステルスを実現するためにマストがユニコーンみたいになったりして。あれは本当にド素人目で見て、やっぱり一目見てかっこいいですよね。たぶん今全世界で一番かっこいい軍艦だと思いますよ。 山路:すげえ詳しい(笑)。 「指揮する船がでかいとかはないの?」(コメント) 小飼:基本そうです。基本、司令部というのは大きな船に置いてありますね。日本だったらイージス護衛艦に乗せてたんですけども、でも、たぶんもう移動したのかな。今日本で一番大きな護衛艦というのはヘリコプター駆逐艦改め、V/STOL空母の、はい(笑)。ひゅうが、かがなんで。 山路:これがなんでまたオーストラリアの次期フリゲート艦として、日本のフリゲート艦が。だって最初に作ったフリゲート艦というふうにさっき言ったじゃないですか、ってことは実績はないわけなんで、 小飼:ない、 山路:しかも海軍の主力であるようなフリゲートの、 小飼:これからはフリゲートが日本でも主力になってくる、 「かっこいいから」(コメント) 小飼:一番の理由というのは、やっぱり政治的な要因で、なるべく日本とも仲良くして、軍事的にね。あとオーディナンス、兵装が似通ってるっていうことも。 山路:日本とオーストラリア? 小飼:そうです、兵装っていうのは弾薬とか、要するにミサイルとか。 山路:それっていうのはアメリカなんかのやつに基づいてるということで似てるということですか。 小飼:そうです。いや、もちろん競合のドイツのミコ型というんですけれども、これはすごいレゴブロックみたいに、レゴというのか、アラカルトみたいに好きなものを取ってきて乗せるとできるという、なかなかいい設計になっていて。 山路:BTOできるわけですね、 小飼:BTOできます。オーストラリーがその前に使ってたアンザック級というのも、もともとドイツの設計のやつで。 山路:そこのところでドイツから、言ってみたら案件を奪ったわけじゃないですか、なかなかすごいですね。 小飼:すごいです。ドイツのやつはもう本当に、全世界で実績があったので。そうなんですよ、軍艦の輸出では、フリゲートもそうなんですけど潜水艦とかもかなり実績がありますね。 山路:やっぱり人手が少なくて済むっていうのがデカかったんですかね? 小飼:実際の性能からいくと、そうでしょうね。 山路:どこもかしこもたぶん、兵役につく人口がどんどん減っていって、 小飼:ましてやオーストラリアのほうが人口少ないわけですから、今オーストラリアの人口って2500万だったけど、念のためチェックするかな、 山路:3000万はなかったような、 小飼:オーストラリア、2500万を超えたところですね。たったの2500万、日本の5分の1ですよ。で、あれだけ広大な海域を監視しなきゃいけないので。だから意外とお金がかかっちゃう国ですよね。 山路:なるほど、確かにバランスが悪い。 小飼:潜水艦に関しても日本のを買うって言ってたけれども、土壇場でフランスのにする、なんだけどもそれでもちょっと満足ができなくて、いやアメリカから原潜を借りると、リースすると。 山路:それもちょっと雲行き危しくなってたりするみたいですけどね。 米、豪州への原潜売却巡り慎重論 中国への抑止力に疑念 揺らぐAUKUS原潜計画 米政権、豪国防費増へ圧力か 小飼:原潜、運用は難しいよ。それは置いといても、でも本当にフリゲートというのは、さっきも言ったように海軍で一番仕事をさせられるタイプの船なんです。ちなみにアメリカはそのクラスも駆逐艦相当がやってます。要するに、いかにデラックスでゴージャスだと。日本でかつては一番目にゴージャスで、今はVTOL空母ができたおかげで、2番目にゴージャスな船になった、イージス艦というのは日本では最高級なわけですよ。8隻しか持ってない。アメリカではそれが標準なんですね。 山路:アメリカも、海軍力とか中国と張り合っていかないといけないわけだから、 小飼:でも中国はそのクラスの船というのを、要するにアーレイ・バーク級ですけれども、あのクラスの船を年に2隻就航させられます。日本はもがみ型が2隻かな、 山路:全部でっていうことですよね、 小飼:やっぱりもう体力が違うというのか(笑)。ただ作って就航させればいいというものではないので、 山路:訓練とかもいりますしね、 小飼:特に海軍の場合は。 山路:それにしてもオーストラリア、さっき言った海岸線の長さとかも考えると、本当に平和の時にはすごくうまくいく国だけど、ちょっと雲行きが怪しくなってくると途端にコストが高くなる構造の国なんですね。 小飼:そうなんです、日本だってその点は少なくとも海軍というのか、海上自衛隊に関しては変わらないです。 山路:確かに、 小飼:なんでこんな広大な海域をパトロールしなければいけないのかっていう、 山路:太平洋と面してますからね。さらに軍事で言うともう一つ、今のは海軍の船の、 「ロシアの戦艦は強いの? ポチョムキンとか」(コメント) ポチョムキン=タヴリーチェスキー公 (戦艦) - Wikipedia 山路:ポチョムキンって撃沈されたんじゃなかったっけ。 小飼:もちろん、ものすごい大昔の話ですよ、もちろん戦艦なんてないです、ロシアには。ロシアも、今就役させている水上艦はみんなフリゲートって呼んでるのかな。かつては巡洋艦とかもあって、空母も航空巡洋艦って言い張ってました。空母と戦艦はボスポラス海峡をくぐっちゃいけないんですよね、だから巡洋艦ってことにして。 山路:改めて本当に海軍力っていうのがこの時代に重要になってくるって、 小飼:えーとね、海軍力ってやたら金がかかるんだけども、なくなるときは一瞬だし、強いものが圧倒的に強いのね。 山路:強いものっていうのはきちんと装備を整えられた国が強い? 小飼:その通り。これが陸軍とかだと、 山路:個々の訓練だったりとか、 小飼:そうそう、ゲリラ戦で負けないような戦いをするっていうのが可能なんですけれども、空軍もある程度そうなんだけど、もう海軍は目も当てられないぐらい差がつく、絶対敵わんの。 山路:実際に予測できちゃいますもんね、作戦とかもある意味。 小飼:あれなのよ、海の上では待ち伏せってないんですよ。海の下では待ち伏せしかないんですよ。 山路:潜水艦の。 小飼:そっちのほうはもっと金がかかるという。 山路:じゃあもう一つ軍隊絡みで、こっちはドローンのほうなんですけど、 「Starlinkクラスの情報戦力を日本も持つべき」(コメント) 山路:あればいいですけどね、 小飼:宝の持ち腐れだろうな。だから、使いこなせる人がいてやっとなんぼなんだよ。 山路:それは日本の自衛隊の指揮体系の問題ってこと? 小飼:指揮体系の問題だけではなくて、たとえばアメリカ並みのスパイ衛星の情報が入ってきたとしましょう、それを誰が分析しますかっていう。 山路:諜報の仕組みがないやろと、 小飼:それがわかったら、それをどういうふうに活用しますか、あるいは活用しませんかっていうので。日本はちゃんと継続して人材を育ててこなかったので、今の日本の軍事に関わっている人というのは上に行けば行くほど、アホになるわけですよ。田母神とか見てわかるでしょ。だから田母神にStarlink並みの情報戦力を持たせて、何になるの? そういうのは本当に豚に真珠とかさ、キチガイに刃物とかさ。  

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