DEEP代表の佐伯繁さんに注目度の高いRIZIN.17の日本人対決や、ハム・ソヒが参戦する女子格闘技戦線について伺いましたよ〜!
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――佐伯さん!RIZIN神戸で浜崎朱加選手や浅倉カンナ選手の試合が生中継されたり、ハム・ソヒ参戦が発表されたり、DEEPカラーが強かったですね。
――ハハハハハハハハハ! 令和になってようやく(笑)。
佐伯 あのRIZINのお客さんの10分の1、いや、100分の1でもいいからウチを見に来てくれないかなあ。時代に追い抜かれそうだよ(笑)。
――なじみの選手が大々的に扱われてるわけですから、佐伯さんとしても感慨深いものはあるんじゃないですか?
佐伯 いや、どうなんだろう? 大晦日には浜崎さんとカンナちゃんの試合もありましたから。
――2人は大晦日にRIZINスーパーアトム級王座決定戦でぶつかりましたね。
佐伯 浜ちゃんのRIZINデビュー戦はアルーシャ・ガルシアだったけど、あのときはそこまで反応は少なくて。2戦目が黒部(三奈)さんのときに反響が出はじめて。
――あの試合は凄かったですね。当時のDEEP JEWELSアトム級王者に圧勝しちゃうんですから。
佐伯 大晦日の試合は生中継だったけど、入場前の会場の盛り上げ方は凄かったでしょ。あの歓声を耳にして、やっとみんながボクたちのやってきたことがわかってくれた……という喜びがあったよね。それは今回RIZINが発表したバンタム級のカードもそうだよね。
――扇久保博正vs元谷友貴、佐々木憂流迦vs石渡伸太郎ですね。
佐伯 ウチだけじゃなくて、パンクラスさんや修斗さんたちがやってきたことの機が熟したということですよね。
――このカードが新鮮だと思うひとつの理由として、チャンピオンクラスの日本人対決ってじつは難しいですよね。
佐伯 そりゃそうですよ。RIZINができる前ならば、女子の場合はウチでできたけど、男子の場合は自分のところのチャンピオンをわざわざ他団体に派遣する理由はないんだから。国内での究極の日本人対決として、大塚隆史vs石渡伸太郎の王者対決がありました。
――2014年のDEEP大晦日さいたまスーパーアリーナ。DEEPvsパンクラス5対5対抗戦の大将戦ですね。
佐伯 それに同じ団体じゃないと再戦も組みづらいから、リベンジする機会が生まれない。大塚選手は石渡選手がいるかぎり、日本のトップとは言えなくなるよね。でも、2年後にRIZINバンタム級の準決勝で当たったでしょ。大塚選手が1回戦のカリッド・タハに一本勝ちしたときは凄く嬉しかったんだけど、ちょっとだけ複雑の感情もあったんだよ。石渡選手との再戦に負けたら、3度目の対戦はもう難しいから。
――2連敗となれば、大きなものを背負っちゃいますよねぇ。
佐伯 結果的にいいところまでいっての判定負けだったから、そこま大きく引きずるものはなかったんだけどね。選手は誰にだって負けたくないもんだけど、変な話、外国人に判定で負けるぶんにはそこまでショックはないんですよ。それなりの地位がある日本人対決は、試合内容によっては全部失っちゃうリスクがあるんだもん。「俺はおまえに勝ってるぞ!」っていう雰囲気ができちゃうから。浜崎さんとカンナちゃんの試合だって複雑だったしね。
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コメント
コメントを書く佐伯さんまだ50歳だったんですね。2001有明の田村 vs. 美濃輪をPPVで買って見た思い出があります。
貫禄があるんで勝手にもっと年上だと思ってました。自分より年下なんでちょっとビックリしました。
DREAMが無くなってRIZINが始まるまで間の日本格闘技界を下支えした佐伯さんの功績はもっと評価されてもいいと思います。
だからONE関係の人も、もう少し佐伯さんに優しくしてあげて下さいね。
同じく、佐伯さんがまだ50歳だったのにびっくりしました(^_^;)
長い間頑張ってらっしゃいます。ホントに格闘技界の大功労者だと思います。