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ノンコノユメ、仕上がり文句なし/チャンピオンズC
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ノンコノユメ、仕上がり文句なし/チャンピオンズC

2015-12-04 12:56
    <チャンピオンズC:追い切り>

     チャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、6日=中京)の木曜追い切りが3日、行われた。3歳馬のノンコノユメ(牡、加藤征)は美浦ウッドの3頭併せで併入。見た目は平凡も、大一番へ仕上がりは文句なし。重賞3つを含む4連勝中と勢いNO・1の超新星が、5連勝でダート王に駆け上がる。

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    ノンコノユメ(手前)は3頭併せで追い切られ併入した(撮影・酒井清司)

     ノンコノユメが態勢を整えた。最終追い切りは美浦ウッドで内ピグマリオン(古馬1000万)、中タケルアロー(2歳未勝利)に先行する形でスタート。4角ですぐ後ろに迫られ、強めに追って、馬なりの格下馬と併入と見た目は平凡だったが、すべては陣営の計算内。5ハロン69秒7、ラスト12秒7の闘志に満ちた走りに、加藤征師は「オーバーワークは避けたかった。(5ハロン)70秒前後でちょうどいい。いつも通りの動き。今回の方が見た目以上に気持ちが入っている」と笑みを浮かべた。

     3歳馬でダート界の頂点へ。ノンコノユメなら夢じゃない。豪快な追い込みで重賞3連勝を含む4連勝。前走の武蔵野Sは4角11番手の絶望的な位置から差し切った。浅利助手は「新馬をおろす時、芝かダートか迷ったけど、ダートの最終追いでものすごい動きだった」と振り返る。非凡なダート適性に加え、3歳馬の成長力。前走は58キロを背負って初対戦の古馬を一蹴と強さは本物だ。「前走は最小限の力で勝ったからね。ほとんどダメージない」。浅利助手の信頼は揺るがない。

     3歳馬は阪神に移行した08年以降で勝ち馬なし。相手も王者ホッコータルマエなど現役屈指の砂巧者がそろい、一気に強化。越えるべき壁は低くないが、ノンコノユメなら夢をかなえる資質がある。「はるかに強力なメンバーで簡単にはいかないが、最後までこの馬の力を信じていく」。悲願のJRA・G1タイトルへ、師の信頼も揺るがない。【山田準】

     ◆9年ぶり狙う 00年に創設された前身のJCダートから15年間の日本の3歳馬の通算成績は【3 1 4 26】。3勝(01年クロフネ、05年カネヒキリ、06年アロンダイト)はすべて東京開催(00~07年、02年は中山)のもので、阪神(08~13年)、中京(14年)開催の近年は【0 1 2 13】と苦戦が続く。08年以降の最高着順は09年シルクメビウスの2着。9年ぶりの3歳馬Vなるか!?
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