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記事 25件
  • ミッキークイーンがジャパンC挑戦

    2015-10-31 15:04  
     オークスと秋華賞を制したミッキークイーン(牝3、池江)がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月29日=東京)に挑むことが30日、分かった。ジャパンCに挑戦するミッキークイーン 池江泰寿調教師(46)が明らかにした。この日朝に放牧先のノーザンファームしがらきで状態を確認した上で、オーナーと協議して決定。「(中3週となる)エリザベス女王杯より間隔もあるし、今年なら(古馬の牡馬と比べて4キロ軽い重量の)53キロで出られる。東京ではオークスも勝っているので」と説明した。3歳牝馬では12年にジェンティルドンナがオルフェーヴルを破り、13年もデニムアンドルビーが鼻差2着に健闘。クイーンも当然、注目の1頭となる。
  • サトノクラウン精神面成長し大人の走り/天皇賞

    2015-10-30 13:54  
    <天皇賞・秋:追い切り> 天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日)に出走するサトノクラウン(牡3、堀)が29日、ルメール騎手を背に美浦ウッドで追い切った。ダービー3着からのぶっつけになるが、心身の成長を感じさせる走りで順調な仕上がりをアピールした。勝てば02年のシンボリクリスエス以来、13年ぶりの3歳戴冠となる。サトノクラウン(手前)はルメール騎手を背にオコレマルーナと併せて追い切られた サトノクラウンが休み明けの不安を一掃した。ウッドでの最終追いは、外オコレマルーナ(古馬1600万)を1馬身追いかけ、4ハロンから15秒6でゆったり加速。直線は内に入って馬なりのまま55秒1、ラスト13秒2で併入した。時計、動きは地味だが、気負いのないスムーズな走りに“大人”の雰囲気が漂う。 実は27日(火)から後背部にできものがあり、追い切りへの影響が懸念されたが、水曜の夕方にはうみが出て、事な
  • 盾男、武豊「エイシンヒカリは止まらない」/天皇賞

    2015-10-29 13:39  
    <天皇賞・秋:追い切り> 天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日=東京)に向けた追い切りが28日、東西トレセンで行われた。エイシンヒカリ(牡4、坂口)は栗東Cウッドで武豊騎手を背に6ハロン83秒3-12秒0をマークした。武豊騎手を背にCウッドでスピードに乗るエイシンヒカリ 9戦8勝のエイシンヒカリが、天皇賞・秋で初の大舞台に挑む。3戦連続で勝利に導いた武豊騎手は「これまでの成績が素晴らしい。1戦1戦強くなってきているし、1つ1つ(課題を)クリアしてくれてきた。いよいよG1に挑戦することになって、非常に楽しみ」と力強かった。 デビュー戦を除く8戦はすべてハナ。まさに馬名の由来通り“超特急”のように駆け抜けるそのスピードこそ最大の武器。「(新幹線)ひかりは止まるけどヒカリは止まらない」と同騎手も得意のジョークで表現した。 この日は武豊騎手を背にCウッドで最終追い切りを行い、6ハロン8
  • イスラボニータ完成間近、地力再確認/天皇賞・秋

    2015-10-28 13:15  
     天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日=東京)で昨年の皐月賞以来、2度目のG1勝ちを狙うイスラボニータ(牡4、栗田博)は27日に坂路を2本、シャープに駆け上がった。1本目は4ハロン67秒4-17秒3、2本目は64秒6-15秒8。栗田博師は「ピリッとしてきたね。目に精悍(せいかん)さが出てきたから」と声を弾ませた。 完成の域に近づいた皐月賞馬イスラボニータ ただ1頭3歳で挑んだ昨年の天皇賞・秋は実績ある古馬相手に3着。だが続くジャパンCは9着。今年初戦の中山記念も1番人気で5着に敗れ、レース後、左前球節の不安で休養に入った。期待と不安が交錯する中、毎日王冠で復帰。決して本調子とは言えない中、中身の濃い3着と地力を示した。師は「改めていいものを持っていると再認識した」と振り返った。 日々の調教でも落ち着きが出て、課題の精神面にも成長がうかがえる。1週前に騎乗した蛯名騎手は「力を抜い
  • キタサンブラック元気「クラシックっていいもの」

    2015-10-27 09:35  
     菊花賞馬キタサンブラック(牡3、清水久)が26日、G1ホースとして初めての朝を迎えた。一夜明けて元気な姿を清水久師が確認し「変わりないですね。ジョッキーが最高の騎乗をしてくれましたし、馬がよく頑張りました。内心、自信はありました」。菊花賞馬キタサンブラックをねぎらう清水久師 この日朝のワイドショーも北島三郎オーナーの熱唱が各局を占拠。「朝一番にレースをDVDで見ましたし、テレビも見ましたよ。クラシックっていいもんですね」とトレーナーはしみじみ。今後は「2~3日様子を見て」宇治田原優駿ステーブルにリフレッシュ放牧に出る。「馬の様子を見て、オーナーと話し合っていきたい。暮れに使うかどうかになるんじゃないですか」と師。有馬記念(G1、芝2500メートル、12月27日=中山)に参戦となれば、年末の中山は菊以上の“祭り”になりそうだ。
  • サブちゃん歌った 愛馬キタサンブラックV/菊花賞

    2015-10-26 11:23  
    <菊花賞>◇25日=京都◇G1◇芝3000メートル◇3歳◇出走18頭 サブちゃんが泣いた、笑った、歌った!! 25日、京都競馬場で行われた牡馬クラシック3冠の最終戦、第76回菊花賞で、5番人気キタサンブラック(清水久)が制し、G1初制覇。オーナーで歌手の北島三郎(79=登録上の名義は大野商事)も12度目のG1挑戦での初V。表彰式後、公約していた大ヒット曲「まつり」の一節をターフで熱唱。京都競馬場に集まった5万2689人を沸かせた。愛馬キタサンブラックが菊花賞を制しアカペラで「まつり」を熱唱する北島三郎オーナー 待ちに待った熱唱は、サブちゃんのひと言から始まった。「私、公約したんですね」。観客から「まつり!!」の声がかかる。5万2689人の手拍子に乗って、アカペラでまつりが始まる。「まつりだ、まつりだ、まつりだ、キタサンま~つり(中略)これが競馬のまつりだよ♪」。名曲「まつり」のサビの部分を
  • ブライトエンブレム 田辺マジックで大駆け/菊花賞

    2015-10-23 13:23  
     今年のクラシック戦線を締めくくる菊花賞(G1、芝3000メートル、25日=京都)の枠順が22日、確定した。「田辺マジック」で菊制覇を狙う田辺騎手(撮影・山崎哲司) 5枠10番のブライトエンブレム(牡、小島茂)で挑む田辺裕信騎手(31)が大駆けを予告した。前日、栗東での追い切りに騎乗して好感触をつかんだ様子で、「後は僕が思い切れれば。ワンチャンスをモノにしたい」と決意を語った。 奇才に迷いはない。「器用な馬じゃないので、馬重視のレースになると思う」と騎乗プランを語った。ゲートの出は速くない。「この馬はあれこれ考えない」と後ろからの競馬を想定。大胆不敵な田辺マジックで勝利をたぐり寄せる覚悟。「セントライト記念の負けでマークは薄くなる。人気がないからこそできるレースもありますから」とニヤリと笑った。 菊花賞は11年ユニバーサルバンク(9着)以来、2度目の騎乗となった。「(3200メートルの)天
  • リアファル秀逸、しっかり駆けた51秒6/菊花賞

    2015-10-22 13:35  
    <菊花賞:追い切り> 菊花賞(G1、芝3000メートル、25日=京都)の追い切りチャンピオンは、リアファル(牡、音無)だ。21日、栗東坂路で調教駆けするブラックスピネル(2歳500万)と併走し、ゴール前の苦しい場面でもうひと伸び。4ハロン51秒6の好時計をマークし併入した。状態がいいからこそできる動きだった。完勝した前哨戦の神戸新聞杯より、さらに状態は上向いている。ブラックスピネル(左)と併せ馬で追い切り力強い動きを見せたリアファル 夜明けの坂路で行われた併走追い。この日のリアファルの相手は、来年のクラシックを狙うブラックスピネルだった。ラスト1ハロン、体重が軽い松若騎手が乗った併走パートナーが馬なりのまま加速を続ける。10キロ近く重いルメールが、手綱を押して食らいつく。最後には前へ出るような勢いでゴールへ飛び込んだ。時計がかかり出した馬場での4ハロン51秒6-12秒9は秀逸。「とても動き
  • ブライトエンブレム栗東滞在でガラリ一変/菊花賞

    2015-10-21 13:08  
     今週の日曜京都メーンは牡馬3冠最終戦の菊花賞(G1、芝3000メートル、25日)が行われる。 関東馬の大逆襲はあるか。ブライトエンブレム(牡3、小島茂)は、14年ぶりの菊制覇を狙う関東勢の大将格だ。関東馬は01年マンハッタンカフェを最後に勝利から遠ざかっており、馬券に絡んだのも昨年3着のゴールドアクターが7年ぶり。厩舎得意の栗東滞在で10年連続1、2着独占の西の牙城を崩す。 厩舎内を運動するブライトエンブレム(撮影・奥田泰也) 前走のセントライト記念は2番人気で10着に敗れたが、皐月賞4着、弥生賞2着の実績は光る。虎視たんたんとラスト1冠を見すえ、1日から栗東で調整。管理する小島茂之師(47)は08年秋華賞をブラックエンブレム、09年エ女王杯をクィーンスプマンテで西のG1を2勝している。いずれも栗東滞在だった。 ブライトの母ブラックエンブレムはローズS15着からガラリ一変。2頭を比較して
  • ラーゼン&ベルーフ池江厩舎淀巧者2頭出し/菊花賞

    2015-10-20 13:11  
     今週の日曜京都メーンは牡馬3冠最終戦の菊花賞(G1、芝3000メートル、25日)が行われる。 京都大賞典と秋華賞を制し、淀で2週連続重賞Vの池江厩舎が、菊花賞に京都巧者2騎を送り込む。池江師にとって「4コーナーの奥のあたりに家があった」という故郷。127勝、勝率18・4%はいずれも全10場で最高の成績だ。2週連続重賞Vの池江厩舎が、菊花賞に送り込むサトノラーゼン(左)とベルーフ ダービー2着サトノラーゼンは、京都でG2など2戦2勝。月曜早朝から喜びに沸く厩舎で、橋口助手は「時計がかかる馬場ではあまり走ってないので(今の京都で)時計が速いのは向いてる。厩舎にも、勢いがあるので」と声を弾ませた。 京成杯勝ちのベルーフは、川田騎手の騎乗停止でミッキークイーンの浜中騎手を鞍上に迎えた。こちらも京都1戦1勝。池江師は「体調はアップしている。折り合いと集中力が鍵になる」とポイントを挙げる。