まさか......動くとは!
『王立宇宙軍オネアミスの翼』の続編として企画されていたアニメ映画、『蒼きウル』。予算面での見通しがつかず、当時火の車だったガイナックスが出した結論は「凍結」でした。その後、「蒼きウル 凍結資料集」が発売され、この企画は完全にポシャったのかと思われましたが、まさか動き始めるとはねぇ。詳細は続きよりどうぞ。
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3月20日に開催された「東京国際アニメフェア2013」のガイナックスブースにて「劇場アニメーション 蒼きウル」のポスターが掲示。企画が凍結解除されたことを示しています。現在まだガイナックス公式としてはここまでの報道しかありませんが、同日、阿佐ヶ谷ロフトで行われた「コバヤシオサムのアニメ道×2」でもちょっとしたサプライズ発表があったようですね。
監督はオネアミスの翼に続き山賀博之氏、キャラクターデザインも貞本義行氏のまま。21年長い長いの冬眠から、やっと目覚めたといったところでしょうか。アニメファンからは非常に評価の高いオネアミスの翼の続編なだけに、否応なしに期待が高まります。
ちなみに筆者がオネアミスの翼を初めて見たのは高校生の時でした。しかもビデオCDで。しかもセガサターンで。セガサターンは背面拡張スロットにムービーカードを挿すとビデオCDが再生できるという画期的な、AV機だったのです。そんなビデオCD版のオネアミスと、ムービーカードをマイコンショップ(パソコンランド21だったかなぁ)で購入。当時LDプレーヤーを持っていなかった僕はその目新しさに感動しました。
肝心の内容は......「森本レオが声優やってたよね。」っていうイメージが強すぎてイマイチよく覚えてませんが、氷舞い散るロケットの発射シーンは確かに素晴らしかった! へんたい的な作画努力というべきなのでしょうか。アニメ史に残るシーンという評価は間違いではないかと思います。
でも、できればビデオCDのジャギジャギな映像じゃなくて、クリアな映像で見たかったな! これを機にBlu-ray版を買っておくべきだろうか? 悩みます。
[東京国際アニメフェア2013]
[ガイナックス]
(小暮ひさのり)
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