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特定秘密保護法修正案、真の修正になっていない
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特定秘密保護法修正案、真の修正になっていない

2013-11-25 18:12

    鈴木克昌代表代行・幹事長 定例記者会見(2013年11月22日)

    20131122鈴木幹事長定例会見

    11月22日、鈴木克昌代表代行・幹事長が定例の記者会見を行いました。
    要旨は以下の通りです。

    【冒頭挨拶】

    (特定秘密保護法案審議)いよいよ今週が山かなと思っていたが、更に一週間先送りになり、本当の意味での来週がぎりぎりの山場となるかと思うが、会期は後2週間を切り、土日を除けば本当に一週間あるかないかというところ。ところが、重要な法案やまさに熟議の必要な課題というのはほとんど触られていない。

    会期延長はないということを前提にすると、国会が閉じられてからTPPの問題とか、税制の政府税調や自民党税調等々の動き、もちろん消費税の問題も含めて、日本の国の将来を決定するくらいの大きな動きがある時に、国会が閉じられていて本当にいいのだろうかと思う。
    したがって、我々が前々から言っているように、通年国会を真剣に考えていく必要があるのではないかと思っている。

    いずれにしても、冒頭申し上げたように、来週ある意味では色々な山場に差し掛かってくると、そしてそれを受けて参議院でどのような展開になってくるのか、非常に見通しの立ちにくい状況であると思っている。

    【質疑要旨】


    特定秘密保護法案審議について

    Q. 特定秘密保護法案について、全体の動きとしては修正協議が進んでおり、みんなの党と維新も実務者レベルで合意という状況。当初は自公でスタートした話に野党の一部が乗ってきたという状況だが、この状況について率直な受け止めをお聞かせいただきたい。(NHK)
    A. もちろん協議をするとか修正案を出すとかというのは、当然政党間だからあってしかるべきだし、これだけ大きな法案だから、私はそれはいいと思うけれども、問題は、修正が本当の修正になっていない。

    当初言い出した側の修正が全く違った形で修正されたような形になっている状況を見ると、これは法案の問題よりもむしろ、例えば別の思惑とか面子とかいうような展開になっているのではないかと思う。他党のことをいらない事を言う必要はないかもしれないけれども、本当の意味での修正ならそれは一つのやり方だと思っているが、今この間言われているようなことについては、真の修正ではなくて、外側の皮の部分を少し色付けしたような形で、中身にまでは根幹に触れる修正とか改革とはなってないのではないかなと思っている。

    Q. 修正が本当の修正になっていないという問題があるということだが、具体的にどういったところが問題か。(共同通信社)
    A. 数え上げればきりがないわけだけれども、例えば、私どものスタンスは自衛隊法と国家公務員法の改正でいいというもの。そして、それで足らざる部分があれば新たな法律を作っていくとか、それ以外の部分を取って修正していくことをやっていくならば、それは一つの方法かもしれない。

    しかし、今の「その他の秘密」の「その他」を取ったからそれでいいじゃないかとか、(有効期間の)30年について附則でうたったからいいじゃないかとか、場合によっては永久に秘密になる可能性のある部分を60年で一応歯止めをかけたからいいじゃないかとか、それから第三者機関でも総理に託せばそれでいいのではないかとか、一つ一つ挙げればきりがないが、そういう動きを側聞するところによると、真の修正になっていないのではないかと思う。

     

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