北国新聞は、「北風抄」と言うコーナーを持っている。
6-7名が週一回交代で寄稿している。
私は、2000年代初め、防衛大学校教授の時代から続き12、3年になるであろうか。
石川県は保守的な県である。
かつて金沢に、石川県では勢力を持つ経済関係団体に呼ばれて講演した。
講演が終わって、エレベーターの方に歩いていると、主催者が飛んできた。
「孫崎さん。済みません。気にしないでください。」
担当者が何で謝っているのか解らなかった。
「そうですか。気付かれませんでしたか。
実は会員の一人が“今日は何であんな講演者を呼んだのか」と大声で叫んでいたものですから。
大声で叫ぶのだから、多分、会の重鎮だったのであろう。
そういう土地柄であるので、私が石川県小松市の出身であることを考えても、何故私が北国新聞に長く書いているのか、いぶかる人
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安倍首相になって、日本の米国化、米国依存が強まり、一気に社会主義社会から資本主義社会に変質しており、日本社会の構造、統治機構システム、軍産企業の顕在化が急速に進んでいるとみるべきでしょう。
国家統制の強化は、言論の自由が束縛され、米国化システムに反する発言、行動は、厳しくチェックされ、発言、行動する機会が極度に制限というより、シャットアウト状態に置かれる名目民主主義社会の窓際族に追いやられるということでもある。学者、評論家で憲法解釈学者の扱いは、「交戦権」が踏み絵となり、学会のみならず、学校での職場から追放される事態も想定できる。世界の警察である米国の傘に従順に入るということは、徹底的なロシア、中国との対立であり、米国的論理が社会の潮流となり、ロシア、中国的な思想は、体制を破壊するものとして排除の対象でしかない。イデオロギー政党の存在否定が顕在化してもおかしくない。野党の結集が、今回の参院選で試されている。
米国では、米国的なものの見直しを求めた潮流がトランプ、サンダース現象となって、いままで利権を増大化し、わが世の春を謳歌してきた人たちが、所得の見直しを求められている。一方、日本では、米国式所得の略奪方式が、蔓延しようとしているのに、国民の多くは、今までの暖かい丸抱え政府を信用して、鷹揚に構えている。これだけ大きな財政赤字を背負い込んだ政府は、どこかで、米国の強い財政均衡化政策変更要求によって、米国の強い外圧によって15年間にわたる所得変遷よりもっとひどい所得移転が起きる緊縮財政が大きく国民の上にかかり、押しつぶされるというより、下層階級に落とされるひとが群れを成すことになるのでしょう。自立心の弱い我々国民は、厳しい国家の姿が、目の前にそそり立つのを見て、気力が失せる状態に置かれかねないことを覚悟する必要がありそうだ。
地方の新聞にまで検閲の手が伸びて来たんですね。
私は孫崎先生の語り口の大ファンなんです。実にリーゾナブルで論理と倫理と実証性を兼ね備えての評論は説得性に富んでいます。石川県は大きな光を失ったのです。本当に残念ですね。
この検閲の手は今後も全国的に拡がり、陰に陽に、勿論、戦前の特高のヴァイオレンスとは正反対の、陰湿な手で強化されていくのではないでしょうか。
作家五木寛之は第二次大戦は1936年のスペインのフランコ将軍のファシズム・クーデタに始まったと力説しています。勿論、スペインのこのクーデタをドイツのナチスが全面的に支援した事実を以って世界大戦に繋がったというものです。
現在の問題は1930年代のファシズムとナチズムに緊密に関連する米国の「シオニズム」が「テロとの戦い」という名称で世界侵略戦争を2001年9月11日に始めて今も尚盛んに続行しているということです。西欧や中東での動きを観察しているとこのシオニズムがとてもしつこいことが分かります。
日本の今の政界の滑稽な現象もこのしつこいシオニズムとの関係性を無視出来ません。そしてそのシオニズムの空気を読む層が北国新聞まで手を伸ばして来ていると私は強く感じて居ます。
対策?他力本願で情けないが、シオニズムに距離を置いているように見えるトランプに大統領になってもらうことを祈るしかない。
米国だけでなく、日本のテレビコメンテーターたち「トランプはじきに失墜する」と言っていた当時から、わたしは今日の状況を予測していた。
それは、私が有能なためではなく、低額所得者だからである。テレビなどで話しをする「いわゆる有識者」たちは、米国でいう「1%の高額所得者」ばかりであり、貧乏人が何に苦しんでいるかなんて考えもしないし、理解できないのだ。
トランプ自身はトップ1%の高額所得者だが、商売上それに続く19%や、残りの80%についても研究したに違いない。
ここまでは、日本の鳩山友紀夫氏に似ているが、行動力や押しの強さが違っていた。
彼は大統領になっても、歴史に名を残す大きな実績を残せそうだ。
現在いわれている、日本の核武装や米軍駐留の負担金などについては、日本政府が明確に話しをすれば、考えを変えることはあるだろうし、執拗な嫌がらせはしないのではないか。
対等な日米関係を築くチャンスだと思う。
なさけない新聞ですね、北國新聞って。
一年や二年ならともかく十数年も続いたならそれなりの
人間関係も生じたんでしょうけどね。
最後の原稿を書かせたあとで突然「終わりになります」とは。
それって新聞業界では普通のことなのでしょうか。
そうではありますまい。
それは経営者が気に食わないアルバイトや派遣社員を切る時に
よくやる手です。
仕事が終わったあとで突然「明日からはもういいよ」。
自分が相手に抱く敵意が、相手も自分に敵意を抱くに違いないと
思わせる。
敵意の反射。
最後っ屁でおかしなことを書かれちゃかなわん、と思ったのでしょう。
なさけない新聞、北國新聞って。
孫崎先生。当たり前のことを当たり前のように発言される先生が大好きです。私の市も保守的です。政治を語るのはタブー視される風潮があります。最近周囲に包み隠さず政治的発言をするようになり、頭がおかしくなっていると思われています。本当は国を守る事が保守なのにアメリカに売り渡そうとしている。それから国を守ろうとするリベラル派は国賊呼ばわりされます。この風潮は一層強くなってきていると感じています。日本は本当に変。日本人って変。でも、これからは私たちが国を守っていかなければならないので、負けません。
>>2
検閲されて言うこと聞かないとローヤにぶち込まれる、なら
まだいいのですよ。
そうではなく新聞社の首脳陣が世相を読んでそれに迎合している。
事態は深刻です。
>>6
私もそう思います。