北朝鮮は「“火星14”は4日午前9時に発射され、最高高度2802キロに達し、39分にわたり933キロを飛行した後、日本海に設けた目標水域に正確に弾着した」と発表した。
これに対しティラーソン米国務長官は4日、「米国や同盟国だけでなく、地域や世界に対する脅威が新たな段階に入ったことを示している」と述べ、同時に「世界規模の脅威を食い止めるため、世界規模の行動が必要だ」として、北朝鮮の核・ミサイル開発につながる資金源を断つために、関係国に制裁強化を求めた。
岸田外相はティラーソン米国務長官と電話で協議し、「国際社会による北朝鮮に対する圧力を一段と引き上げる必要がある」との点で一致した。
今後、国際社会は、北朝鮮のミサイル・ミサイル開発、核兵器開発に一段と制裁を強化する形で進行していく。
だが、この流れが本当に世界の安定、更には極東の安全に貢献するかを考えてみたい。具体的には、「北朝鮮のミサイ
コメント
コメントを書くお話のように、米国とロシア、中国間の紛争解決手段と、38度線に相対する韓国対北朝鮮紛争解決手段は、本質的に違った問題なのでしょう。
米国にとっては、韓国対北朝鮮は、軍事物資消費戦略上にあり、両者が和解することは、米国の軍事費の維持増大の名目がたたない。米国民の納得を得るために、緊張関係を築くことが米国にとって必要といえる。中国にとっても、周囲を他国に囲まれ、軍事の充実は欠かせない。北朝鮮の暴発、大虐殺国日本の軍事強化は、中国の軍事強化の後押しをしている。
問題は、米国は、ウクライナ問題で敵対関係にあるロシアとの前進した会話は望めず、現状、北朝鮮に対する窓口は、中国であり、中国が制裁を加えれば、ロシアが肩代わりしている。石油などの中国輸出を抑えても、ロシアから入ってくるのであり、「ざる規制」で喜ぶ日本は全体を見ているのでなく、米国に追随することによって満足しているのです.効果的な制裁を撮れない日本が、独自制裁などと、口で言って何もできない、哀れな姿をさらけ出しているに過ぎない。北朝鮮問題は、自国民に対する方便が強く、米国政府だけでなく、日本政府の言動は役に立たず、また、マスコミも役に立たず、己自身が考える方が正しい道を見出されるといえる。複雑であり、論理的思考の中に非論理的思考が混じるので、容易ではないが、頭の体操には充分なる。生きているという実感を体得できる。
岸田外相が「北朝鮮に対する圧力を引き上げる」と述べた。
具体的に、圧力を引き上げるとは、どんなことができるだろう。
日本政府はすでに、あらゆる制裁を実行しているから、今後引き上げるとしたら、軍事侵攻以外は考えられない。
米軍はこれまでの、太平洋戦争・朝鮮戦争・ベトナム戦争・アフガン戦争・イラク戦争で解るように、最初の一手は相手に出させているから、今度も先制攻撃はやらないだろう。
そこで登場するのは自衛隊だ。
「戦争大好き」の総理大臣の命令で、北朝鮮に侵攻するが惨憺たる敗戦をする。日本海沿岸に広がる原発や、霞ヶ関にミサイルで反撃されるかも知れない。そこで「正義の味方」の米軍が「同盟国救済」のために出撃するのだろう。だが、その時点で日本国は、すでに壊滅しているかも知れない。
根拠のない強がりを発言できるのは、今の内だけだろう。
孫崎先生のご説明に私は賛同いたします。
過去を振り返りますと、思いだしますのはブッシュがヒステリックで乱暴な言わば事実上の宣戦布告をイラン/イラク/北朝鮮に対して行ったことです。勿論、最終ターゲットはロシアと中国です。そして、すぐにイラクに侵略戦争を仕掛けました。その時、何とブッシュは米国に敗北すると日本みたいになるとも取れる言辞を吐きました。日本はブッシューのメニュのサンプルとなったのです。しかし、イラクは日本みたいに米国に隷従することなく抵抗しています。そのようなイラクを見た北朝鮮が専守防衛に取り掛かるのは当然の帰結です。核ミサイルの早期配備は喫緊の課題でした。そして、今日、北朝鮮は世界第4番目の核ミサイル強国になったのです。米国の侵略戦争主義が北朝鮮を作ったと言っても過言ではないでしょう。私は先にも書きましたが、北朝鮮は巨大なハリネズミとなっています。この国は独裁国家ではありますが、戦前の日本の八紘一宇と言った拡大志向のカルトはないし、米国のような「世界制覇の野望」も無いのです。挑発しなければ、向かってこない、つまり脅威ではないのです。米国の強欲の反作用として生まれた特殊な国家(日本とは正反対の自主独立を宗とする)として世界は北朝鮮を受け入れるしか無いと私は思います。ロシアのプーチンが米国からの独立を維持すには核ミサイルを保有するしかないと言ったが、実に示唆に富んでいると私は思います。
>>3
イラクについて若干補足します。ブッシュは米国に敗北すれば面倒見るよ。そうなれば、日本みたいに幸せになれると言いたかったのだと思います。原子爆弾を二つ喰らい本当に惨めな敗北でしたが、日本は米国市場を与えられ高度成長した。そういう風になりなさいと悪の枢軸国に呼びかけようとしたのでしょう。しかし、米国のこのようなセールズトークは日本以外の多くの国々にはなかなか通じません。
>>6
好きや嫌いの問題じゃないですよ。生きて居るという実感、全然感じません。あなたは何でも憲法改正して核武装に結びつけるんですね。
>>8
<ならばーーー.>ですか?ああいえばこういう話しぶりは健在ですな。米国からの独立というのは米国の言いなりにはならないということです。今の中国やロシアやイランみたいにですね米国に屈服しないということです。換言すれば、米国の恫喝、経済制裁、挑発を撥ね付けるということなんです。私の言葉が足りなかったですかね。それぐらいは分かっていると思ってましたが。
「何でも」という用語ですが、孫崎先生が北朝鮮をどう考えるかという話題にあなたは憲法改正と核武装を持ち出した。言論の自由ですから、何言っても良いけど、憲法改正と核武装を言いだしたので、「何でも」という用語を弾みで使ってみただけで、別にあなたの過去の言論全部と関連付けたわけではありません。
>>10
あなたはどう思うのですか?日本には核ミサイルは必要ないと私は思ってますが。米国の核ミサイルで攻撃される心配はないですからね。
自公政権がピンチになると決ってミサイルを飛ばす北朝鮮。もはや風物詩の如くです。
一体どういう裏取引をしているのか。そうやってバカにしていると そのうち頭上に降ってくるのでしょうか。かつて故キルチネル大統領がブッシュは「米国はいつの時代も戦争で発展してきたのだ」とハッキリ語ったことを証言しました。孫崎さんのご説明を裏付けるもので、つまり金儲けの突出した手段だから戦争、紛争、テロとの戦いを止めるわけにはいかないと。破壊と人殺しで シコタマ金儲けするのだと。いや、他民族は虫けらだから「人殺し」ではないと...そういう心情なのでしょうが、もう狂っているとしか言いようがありません。
> 具体的には、同盟国、特にドイツ、日本を軍事行動に積極的に関与させる
メルケルのドイツは そうはさせじと踏ん張りましたが、アベの日本はまたしても無条件降伏。「スキャンダル、全部見逃してやってるんだ。分かってるなオマエ」「ハイ!」ってなものでしょう。
あっという間に軍産複合一味に牛耳られたトランプとアベなら、馬鹿々々しい北朝鮮有事勃発もいよいよ現実となるでしょうか。
「放送予定」に森ゆうこ議員、大久保正雄氏との対談ご案内がアップされていましたが、どちらも大変楽しみにしています!
「日米間首脳会談で、北朝鮮への圧力で一致し」と、マスコミが伝えている。
三者が一致ということは、有効な手段がなく、北朝鮮のやりたい放題を放置するということにほかならない。北朝鮮の首脳が、マスコミに一切語らないが、日米間の首脳が、雁首そろえて、勇ましい批判はするが、有効な手段がなく、困り果て、北朝鮮の行動を眺めているだけに過ぎなくなってきた。北朝鮮の勝である。米国も往生際が悪くなってきた。
>>14
やっぱりあなたは嘘と詭弁とペテンで対応するタイプと見受けた。質問にまともに答えられない。安倍とその周辺の人物と同じですね。いや、質に於いてはそれ以下ですね。保守側の論客気取りだろうが、基本的な勉強が足りてない。もう止めましょう。