A:事実関係
1;「G20 気候変動で新計画 閉幕へ、米との溝埋まらず」(毎日新聞)
主要20カ国・地域(G20)首脳会議は8日、地球温暖化対策や自由貿易の重要性などを明記した首脳宣言を採択して閉幕する。会議では「ハンブルク行動計画」を策定。地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の早期発効に向け、努力することなどを盛り込む。焦点の貿易問題では、保護主義に対抗する考えで一致した。ただ、米国との溝は最後まで埋まらず、G20の限界を印象づける首脳宣言となる見通しだ。
気候変動については、「パリ協定」から米国が離脱表明したことを認識しつつ、二酸化炭素(CO2)の削減を進めていく必要性を確認。ハンブルク行動計画では、エネルギーの効率化に向けて各国が努力することを明記する。ただ、この計画は「パリ協定」の参加国を対象にしたもので、米国は含まれておらず、米国の孤立が際立つ格好となった。
こうし
コメント
コメントを書く米国抜きで世界の秩序を作ろうとするのであるから、事態は深刻だと孫崎先生はおっしゃいますが、私は良い方向に世界が進むのではないかと考えます。
安倍一強が訂正を余儀なくされているが如く、米国一強は大きな屈折点にあるのではないかと思うのです。屈折を余儀なくされる理由は無数にありますが、2,3挙げると次のようなことです。
1.米国の強欲集団の無法な跳梁跋扈は凄惨な結果をもたらした。イラク、ウクライナ等々。
2.米国の貧困問題は益々深刻化している。黒人、ヒスパニックのスラム街、このところ大問題になりつつある夥しい数の貧困白人の生計をどう維持するか、決定策は出て居ない。
トランプは上記2の白人の熱烈支持で大統領になったのです。オバマもそうだったが、大統領になるとDEEP STATEの傀儡になるのが米国では常識ですが、なんだかんだ言われているが、トランプは依然として頑張っている。トランプの「アメリカ ファースト」という叫び声は米国にものつくりの産業を呼び戻すということで、何ら非難されるべき政策では無い。
(余談だが、日本もトランプを学ぶべきです。殆ど全部を労賃の安い中国やアジア諸国で生産するのでなくかなりの部分を日本で生産することが本当の意味での国富形成につながると私は考えるのです。)
米国は今「国破れて山河あり」の真逆のヴァージオンである「国勝てども民貧す」なんです。これに立ち向かうの忙しく米国が孤立するのも已む負えないいやむしろ米国民と世界の民には結構な話です。ついでに悪名高き軍産複合体、ウオール街、CIA、ネオコンも大人しくなってもらいたいものです。
米国がリーダーである時代が終焉を迎えたということでしょう。歓迎すべきことであるが、国際社会の流れに掉さす行動は大人げないといえる。
①パリ協定離脱などは、経済的競争力に欠けるから抜けるというのであれば、エゴ意識が強すぎる。
②中国の過剰生産の調整に動いている時、輸入制限の保護主義をとるということであれば、国際競争から離脱するということでもある。
G20で北朝鮮批判ができないというのは、ロシア、中国との争いで敗北したに等しい。あまりにも大きな衰退であり、一つのエポックとみなすべきなのでしょう。
>>3
言われてみると、もっともで、間違っているか調べてみました。
本来の意味ー物事が思い通りに進行する。
本来の意味ではない―誤って、時流,大勢に逆らうの意に用いることがある。
世論調査では、本来の意味が15%前後、本来の意味でないが60%前後のようです。
G20の趣旨は分かっています。折角首脳が集まったところで,共同歩調を取れなかったことを言っているのであって、それ以上でもそれ以下でもありません。共同歩調が取れなくてよかったのであれば何も言いませんが、私は、「批判することもできないのか」と、遺憾に思っているから指摘しただけです。