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マスコミ看過すべきでない。東京新聞、望月記者への圧力。「未確定な事実や単なる推測に基づく質疑応答がなされ、国民に誤解を生じさせるような事態は断じて許容できない」と内閣広報室。質問に正確に答えれば、国民に誤解を与えない。
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マスコミ看過すべきでない。東京新聞、望月記者への圧力。「未確定な事実や単なる推測に基づく質疑応答がなされ、国民に誤解を生じさせるような事態は断じて許容できない」と内閣広報室。質問に正確に答えれば、国民に誤解を与えない。

2017-09-02 09:27
  • 14

今日、記者会見は、首相や、官房長官の意見を一方的に述べる機会となっている。

本来、記者は、これに対し疑問を行い、事態を鮮明にしていくのが、記者の役割である。

その役割を行っているのが、東京新聞の望月記者だ。

これに対し、凄まじい圧力がかかっている。私が、望月氏を支援するツイッターを行っても、ネトウヨが攻撃してくる。「2ちゃんねる」での望月氏叩きは凄まじい。

こうした中、内閣広報室が東京新聞に、こうした事態を招かぬよう書面で要請した。

.9.1産経新聞「首相官邸広報室、東京新聞に注意 菅義偉官房長官会見での社会部記者の質問めぐり」

「 首相官邸報道室は1日、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画をめぐり、8月25日の菅義偉官房長官の記者会見で、東京新聞記者の質問に不適切な点があったとして書面で東京新聞に注意を喚起した。

 質問したのは、加計問題などで菅氏を追及している社会部記者。

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他4件のコメントを表示

孫崎先生がおっしゃるマスコミ全体の抗議はとっても重要なことですね。ただ、現実はひどい状態なんじゃないでしょうか。百田氏の沖縄二紙への暴言に対するマスコミの抗議の声は大手からは余りなかったように記憶してます。今回も期待できそうにないですね。高級料理を美味しくいただき牙を抜かれてしまってますからね。百田氏の時だんまりを決めその後安倍閣下から高級料理を何度かいただき身体に毒が回って既に死んでいるのじゃないでしょうか。

No.5 80ヶ月前

首相官邸広報室がいやらしいのは東京新聞の望月記者のみ対象にこの様な要請、警告を出した事である。本来記者会見に於ける質問に関する事なので全ての報道機関に同様な養成をすべきなのに、そうすれば各社から一斉に抗議されるからであろう。自分の気に入らない記者のみを仲間外れにしていじめる。産経新聞の様な提灯記事専門のメディア等は大喜びで一緒になってこの女性社会部記者を責め立てる。そして他の読売も、朝日もそして野党も、何も言わない、悪しき傾向である。

No.6 80ヶ月前

>>2
確かにロシアでは言論の自由が奪われています。しかし、それに抗議しデモが行われている。素晴らしい。ロシアは米国と準戦争状態にある厳しい環境下にありながらデモがなされている。その鎮圧はなされるんでしょうね。恐らく。

デモと言えば、2,3年前の米国で起こった学生のオキュパイ・ウオール街は徹底的に官憲に蹴散らされたし、黒人の抗議でもは米国では命がけみたいですね。準であっても両国は戦争状態。全体主義にならざるを得ないと私は観てます。

No.7 80ヶ月前

これですが(4分45秒ごろ)。
https://www.youtube.com/watch?v=RY-jOMldWok

基礎的な事実として、この質問時点で、孫崎さんの引用する記事もいうように、
【認可保留の決定はまだ公表されていなかった】
しかし望月記者は
【認可の保留という決定が出た】
と断言し、それを前提に質問しています(※)。

事実の報道の自由はありますが、ウソの報道の自由はありません。
記者会見での記者の質問内容は、昨今ネットで記者会見を見る人口が
増えていることも考えると、報道そのものに近いのだから、
事実でないことを事実であるかのように前提して質問する自由はありません。
(この場合は「NHKによれば・・・という情報もある」などと
ひとこと付け加えれば別に問題なかったと私はおもいますが)。

こういうのが横行すると思わぬ被害をもたらす可能性もあります。
時季的に関東大震災にともなう朝鮮人虐殺が多く取り沙汰されますが、
これの主要な原因が新聞のデマ報道だったことを孫崎さんは忘れたのでしょうか。

本来なら、記者自身、あるいは東京新聞が訂正しなければならなかったことです。
圧力などとはただの言いがかりですね。

なお、私は官房長官記者会見は、ネットにあげられたものをわりあいよく見てる方ですが、
この記者の質問に菅官房長官は実に忍耐強く回答していますし、この記者は、
記者会見のうちかなり長時間を自分の質問のために占有しています。

関連記事
(デマを)防ぐ特効薬はない。正確な情報で正していくしかない
http://www.asahi.com/articles/DA3S13111909.html?iref=sp_opi_editorial_backnumber_list_n$%7Bcomlist_count%7D


※NHKの8月10日の報道は下のようなものです。こういう記事はデマではありません。

加計学園獣医学部 認可の判断「保留」へ 文科省審議会
学校法人「加計学園」の来年4月の獣医学部新設について審査する文部科学省の審議会が9日開かれ、実習計画などが不十分で課題があるとして、認可の判断を保留する方針が決まり、今月末に予定されていた大臣への答申は延期される見通しとなりました。

No.8 80ヶ月前

孫崎さんが
質問者に対して「未確定な事実や単なる推測に基づく質疑をするな」という枠を求めている。

というのも言いがかりですね。
質問者に対して、未確定な事実や単なる推測であることを明らかになるような様態で質問してください
と求めているだけでしょう。

No.9 80ヶ月前

国民は東京新聞の望月記者を熱烈に応援すべきだ。隠蔽の巣窟内閣広報室、何を言ってるかである。この国はある意味北朝鮮以下になっている。安倍の威を借りたネトウヨがしきりに叩きに来る。マスコミも、国民も思考停止状態になっている。

No.10 80ヶ月前

反権力であれば、なおさらこういうところで揚げ足をとられないように、新聞記者等は気をつけねばなりません。
イデオロギーや立場に関係なく、報道の基本のキだからですね。

そういう基本的なことができてない記者が、そこは大目にみられて、一種のスター性ゆえにもてはやされるばかりか、
擁護までしてもらえるというのは、情報の受け手のがわの劣化を示すものでしょう。

No.11 80ヶ月前

十数年前、アベらはNHKの従軍慰安婦を扱った番組に介入し、それを告発したNHK関係者やアベらを追及した朝日新聞記者らは見事に干された。
最近では、望月氏と同じ「役割」でスガにインタビューしただけのNHK・国谷裕子キャスターが「クローズアップ現代」を降板させられた。
その前?、対テロ戦争に無関係の日本を わざわざ巻き込む演説を中東でやらかしたアベを許せなかった古賀茂明氏も「I am not ABE」発言でスガらの圧力を受け、テレ朝・報道ステーションのコメンテーターを降ろされている。
アベの連戦連勝。望月記者への圧力もその延長なのか。しかし、解せない。

> こうした要請は、多分、ロシアの報道環境でも起こらない。あまりにも危険な動きである。

どん底の支持率の今、こんなバカな動きは墓穴を掘るだけだ-と思いきやそうでないのか?
アベ一味のバック、日本会議や統一教会といったアタマのおかしい連中の断末魔でないとすれば、こんな動きもアベ側の「安全」が保障されているから平気でやってのけるのだろう。
望月記者が「ロシアの報道環境でも起こらない」とスガを追求すれば、「いやいや、日本ではアンナ・ポリトコフスカヤさんのようなことは起こりませんよ」と答えるに決まっている。

No.14 80ヶ月前

>>14
良く分かります。

No.15 80ヶ月前

そんなに無理無体な注意喚起ですかこれ? 孫崎さんには、もう少し考えてほしいものです。
望月記者が嘘を前提に質疑したのは間違いないことです。

「未確定な事実や単なる推測に基づく質疑応答がなされ、国民に誤解を生じさせるような事態は断じて許容できない」。

これが当然と感じられない感性と、デマを許容する感性とは、半歩くらいの距離でしょう。
質問者は、未確定な事実や単なる推測であることを前提に質問したければ、
そう明らかにしつつ、国民に誤解を生じさせないような態様で質疑すれば、
なにも問題はないのです。

この注意喚起で保護されるのは情報の受け手である「国民」なんですよ。
報道の自由といっても、商品の効能について嘘の報道なんかをする自由はないでしょ。国民を守るために。
発想の根本はそれと一緒なんですよ。

そこを踏まえず、マスコミ全社が徒党を組んで抗議など、マスコミが報道の自由の意味をわかってないと、もののわかった国民からせせら笑われるだけですね。
というのも、報道の自由は究極的には国民のためにあるからです。

また、日本のように国民の人権を重視する国は、
国民保護のためにはときには新聞社に注意喚起もするということがわかれば、
ロシアの報道環境ではこの手の注意喚起をする発想がない理由もわかるんじゃないでしょうか
(本当にないのかどうか私は知りませんが)。

しかし、こうした理屈がどうしてもわからず、
「こんなのは権力による圧力だ、自分の質問の結果国民に誤解を生じさせたっていいのだ」
と記者がおもうのなら、これからも堂々とそうすればいいだけじゃないですかね。
記者のほうに、この注意喚起に伴って何か義務づけや制裁があるわけじゃないのですから。


なお、権力による報道の自由への圧力というのは、たとえばこういうのですよ。
孫崎さんは抗議の声をあげないけど。
http://sp.yomiuri.co.jp/world/20170831-OYT1T50118.html

No.16 80ヶ月前
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