1: 翁長知事の急逝に伴う沖縄県知事選が30日投開票され、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する玉城デニー氏が、前宜野湾市長の佐喜真氏=自民、公明、維新、希望推薦=を破り、初当選した。
開票99%で、玉城デニー氏396.541、佐喜真氏316,321で過去最多得票の大勝で、県民は翁長氏が当選した前回知事選に続き、「辺野古移設」に明確なノーを突きつけた。
2:本選挙は、①倍首相(自民党総裁)が9月20日の総裁選で連続3選を果たしてから初の大型選挙だった②辺野古移設埋め立てを強引に実施しようとする安倍政権はどうしても勝利したい選挙であった。
従って菅官房長官は三回、小泉進次郎が三回、幹事長、二階幹事長は数回入り、スタフを常駐させる体制、加えて石破氏、小池百合子氏も沖縄入りをする大規模な動員を行った。かつ公明党は、県公明党が移設反対の立場であるが、前回の自主投票から、今回
コメント
コメントを書く孫崎先生の結語たる「数人の裁判官がこれを覆そうとするのは裁判所の自殺行為だ」は何人も否定出来ない真実ですね。ヒットラー総統時の裁判所もナチズムに全面的に従った。「恥を知れ!」と日本の裁判官に叫びたい。
デニー玉城氏は「米海兵隊の沖縄駐屯は中國への抑止力足り得ないのみならず、沖縄経済発展の害毒だ。米海兵隊は日本本土か南太平洋のどこかの小島に移転するのが適当」との心得で米国当局にあたるらしい。韓国の文さんが朝鮮半島の平和に向けて「GOOD JOB」をこなしているように、デニー玉城さんも中国海で堂々と展開されている日米連合軍VS中国の子供じみた緊張の緩和に向けて一汗流して貰いたい。
政治家の使命は「国民の生活を守ること」なのだ。
ところがこの国の政府は、他国の軍事基地を作るために、国民の命や生活を犠牲にしている。
日本国は「アメリカファースト」になってはいけないのだ。
今回の選挙は、特別なことが起こった訳ではなく、沖縄県民が「当然の意思表示」をしたに過ぎない。
得票は約4対3で、タレントでもない日本会議系の自民候補が
なんで沖縄でこんなにとれるんだ。
安倍政権の陰りが、じわじわと現れてきているといえる。
①政権をになっている権力者が、人事、お金を握っており、対抗者は普通は全く歯が立たないはずであるのに、総裁選では、権力をむき出しにしてあらゆる組織に圧力をかけた結果が、55:45であり、5%動けば党員票は逆転していたのです。シャカリキになる必要性のない総裁選で、総力戦で挑んだのは、すでに余裕がなくなっていることの裏返しなのでしょう。
②今回の知事選、第三者的に見れば、元故翁長知事の弔い合戦の意味合いもあり、知名度が堕ちるし、玉城氏に勝つのが難しいことが分かっているのに、組織、人材、お金を総動員したのはなぜか。今まで勝ち負けを的確に判断してきた参謀たちが判断を間違える傾向が増えてきたといえるのでしょう。何が何でも勝たなければならない瀬戸際に自分自身を追い込んでいる。今回の負けのダメージはかなり大きいのでしょう。
勝ち負けの見通しが狂い始めたため、周りを気心の知れた見慣れたおなじみの仲間で固める人事が出てくるようであるが、本来は逆を選択をすべきなのです。悪くなり始めれば、一気に新しい人材を活用すべきなのに、リスクが取れない。賞味切れが一気に加速し、参院選まで持つのだろうか。
実質、公平・公正な選挙から程遠い、汚い手を使いまくった自公が負けた。
不正選挙システムで間違って玉城デニー氏の票を増やしてしまったのでないか。ご愁傷様である。
だが、実際に起きたことは━現地で選挙取材を続けたジャーナリストの横田一氏が言う。「玉城陣営は『アリがゾウに挑むようなもの』と言っていたほどで、カネも人員も宣伝量も圧倒的な差がありましたが、最後は沖縄の良識が勝ったのだと思う。(日刊ゲンダイ)━ということだろう。
選挙直前に天木直人氏が引合いに出された、2006年1月のパレスチナ自治区選挙に近い状況も これから生じてくるに違いない。即ち この時、米国の期待に反してパレスチナ民衆が対米強硬派のハマスに過半数の議席を与えると、米国はただちに制裁を加えハニヤ首相に退陣を迫った。だが、ハニヤ首相はパレスチナ闘争史に残る名セリフをはいて首相にとどまり今日に至っているという━「我々はいかなる弾圧にも屈しない。(どんなに経済封鎖されても)我々には塩とオリーブがあれば生きていける」
沖縄の人々も「日米安保でメシ食ってる連中」の好き放題にはさせない━つまり、「正気である」ことを見せ付けた格好だ。
>>5
「日米安保でメシ食ってる連中」でいえば、一つ前の記事中-
> 実は今日本で。「日米安保条約、地位協定の下で米国は日本国内のどこにでも基地を置くことが出来る」(全土基地方式)の考えが横行している。
これも連中の おためごかしに過ぎない。
思い出すのは いつか孫崎さんが生放送で「日米密約があるから どうにもならない」論をバッサリ斬り捨てたことだ━密約など正規の外交文書ではないのだから、然るべき地位の人間が公の場で『密約など存在しない』と言ってしまえば、そんなものを無効扱いした行政を行っても、誰も(米国も)文句をつけられない━たしかそんな趣旨だったと思う。要は この国の為政者にその勇気があるか否かの問題だ。
イソップ寓話のキツネは どうにも手が届かない葡萄を どうせ酸っぱくて不味いとして諦めたが、日本のアンポギツネは葡萄を取ろうとする者に どうせ酸っぱくて不味いよと言ってその気を失くさせ、実は美味いのがバレると、次には絶対手が届かないと暗示をかける━つまり、孫崎さんはアンポギツネの天敵だ。
>>6
うん、ただし密約といえども約束は約束。
それを破れば報復は覚悟しないとね。
日本の外務省は、密約とは言えないが、「尖閣問題棚あげ」
の中国との約束を紙に書いてないのであっさり反故にした。
そんな約束はしていないと言ってね。
それが招いたものは尖閣周辺への中国船の大挙襲来。
要するに中国を激怒させた。
今は、実質的に尖閣棚上げを受け入れた状態。
かっこ悪いからそう言ってはいないけど。
裏で日本は中国に頭を下げた。
仮に米国との間に密約があるのなら、それは交渉によって
破棄しないと。
米国の報復は熾烈だよ。
中国なんてもんじゃない。