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随想⑬ トルストイ、チェーホフ、夏目漱石の戦争観
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随想⑬ トルストイ、チェーホフ、夏目漱石の戦争観

2020-09-06 08:12
  • 10

作家が戦争をどの様に描いているかを見るのは興味がある。戦争で多くの場合、社会現象が一変する。当然作家が取り組んでいいテーマである。

ほとんどの人は読んだことがないと思うが、夏目漱石は日露戦争について、短編『趣味の遺伝』の中で、「陽気のせいで神も気違いになる。「人を屠りて餓えたる犬を救え」と雲の裡より叫ぶ声が、逆しまに日本海を撼かして満洲の果まで響き渡った時、日人と露人ははっと応えて百里に余る一大屠場を朔北の野やに開いた』と書いた。

トルストイは大作『戦争と平和』を書いたのだから、当然、戦争に対する自分の見解を持っている。190428日日露戦争が開始された後、同年6月27日、英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表した。

戦争(日露戦争)はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した。東西を隔てた人々を見るといい。

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戦争したくてしかたない連中がいるのですね。
戦争でもうかる軍需産業はもちろんの事、そうでは
ない一般庶民でも。

平和に飽いて。

彼らの思い描く戦争は米国型の、自分の国が他国を攻撃し
破壊や殺戮を一方的におこなうが、相手は自国に対して
それはできず市民生活が平穏におくれるというものです。

彼らの好戦性を正当化するために用いられる人物は、
チェンバレン、彼の宥和政策がヒトラーを増長させ,,,
と言う具合です。
まったく都合の良いたとえを引っぱり出すものです。

東条英機の戦争推進策が日本をどこに導いたかは頭に
ないのです。
彼らのメンタリティーにははるかに東条の方が親和性が
高いのに。

困ったものです。

No.1 51ヶ月前

けっして現実になってはほしくないのですが、
もしも尖閣で日中の軍事衝突が起きれば、自衛隊が
緒戦で惨敗し、極めて早期に尖閣が奪われることが
日本にとって最良のシナリオです。

もちろん海上自衛隊の被害は甚大で多くの自衛隊員が
海の藻屑となるでしょう。

それでもそれが日本にとって最良の結果です。

日本本土に戦火を拡大させないためには。
無人島の領有権争いのレベルで収束させるためには。

自衛隊員の善戦を祈るわけにはいかない戦いとなります。
たくさん死んで早く負けてくれという戦いになります。

No.2 51ヶ月前

わたしが、こういう書きたくないことでも書かざるを
えない国の状態に民主党政権と安倍政権はしてしまい
ました。

No.3 51ヶ月前

多くの人々は利で動く、権力を目指す人々や巨利の獲得を目指す人々は野心・野望で動く。戦争は争て利を獲得する行為でもあります。

他に色々な戦争の理由があるでしょうが、先生の本の経済の相互依存で安全保障を補完するというのは一つの解決策になるのではないかと思います。一部の暴走分子はどうしてもいるので軍事同盟や軍備はそれに備えるだけに使い軍拡競争を止められるのではと思います。
多くの人々は利で動く。食べる為に働かざるを得ない。経済の相互依存での戦争の抑制。儲けようとする卑しい商売(経済)を相互依存ということで宗教に昇華できないかと思います。世界で宗教は争いの根源でもあるようですが各々の宗教に経済の相互依存と小沢一郎氏が唱えていた共生社会の共生をプラスアルファで昇華出来ればと思います。
皆が無理なく働いて食べて行ける社会になればと思います。

No.4 51ヶ月前

戦争と言えば、私は広島、長崎で行われる原爆の慰霊祭を思う。この祭りが死者の御霊の鎮魂を願うのであれば、何故、原爆を落とした米国を非難しないのか?死に体だった日本に米国は不要不急のピカドンを落としたのだ。それをこの祭りが非難しなければ、仏様は浮かばれないし、「日本民族に誇りも無い」も同然だと私は思う。もう一つ、安倍首相も原爆死者に対して何故禁止条約を批准しないかしっかり釈明しないと死者は納得しない。

白井聰氏は「永続敗戦論」で多くの日本人の支持を得た。しかし、私にはこの論は物足りない。私は、最近、日本の米コロニーを言い始めた。因みに、数学の超難問の「ABC予想」を望月教授が証明した。数学界でABC予想と言う前提があれば、諸々の数学上の問題が解決すると言うことなので、この証明は大きな意義を持っていた。それが証明された今、数学界はそのABC予想という前提が自信を持って使えてハッピーだということ。

で、日本が米国のコロニーだと考えれば、子供にも分からない冒頭述べた原爆慰霊式の現在の不思議なありようや、更には沖縄のイトマンで行われる慰霊祭の異様な光景が、何故そうなのか、分かる筈だ。日本の米コロニーの証明は極東で戦争が始まる前にとにかく終えねばならない。しかし、忘れてはならないことは、その前提は日本の政治現象の不思議を解説するに役立つことは以前のABC予想の役割と同じように明らかだということだ。

日本の政治課題はコロニーのこの実情からいかに脱するか以外にあり得ない。さもなければ、戦争を主たる生業にする米国コーポラテズムの陰謀に自民党は翻弄され、日本ごと米国の鉄砲玉にする可能性は年々高まって行くだろう。

No.5 51ヶ月前

どこの国の国民でも、戦争を好む国民はいないでしょう。

問題は、為政者が国民をあおり、ナショナリズムが高まり、好戦的になっていく。為政者次第なのでしょう。

20年度国防予算 中国 19兆1700億円、韓国 4兆3700億円、日本 5兆3000億円。人口比で見て韓国の数字が大きく、21~25年 3,101兆ウオン国防中期計画によると、日本を追い越す。

経済が大切といっても、国家の安全が確保されなければ、話にならない。日本はそろそろ平和ボケを卒業しなければ、国家の安全が脅かされることを覚悟しなければならない。

マスクの生産を中国に依存したため、コロナ対策のマスクが入らなくなってしまった。自動車部品なども同じである。中国を経済的パートナー(ウインウインの関係)などという淡い期待は危険である。現在は中国にとって日本の技術は利用価値があっても数年のうちに、ご用済みになるのでしょう。そのときになって慌てても手遅れである。早い時期に他国に生産拠点を移していくべきでしょう。

No.6 51ヶ月前

>>6
韓国への「輸出規制」に賛成のあなたのどの口がそれを
いうかとつっこみたくなるご意見です。

まあ、我が身を振りかえって他国を信用してはいけないと
いうご意見なのですね。

それにしてもわたは一般庶民は案外戦争が好きと書きました。
あなたはどこの国でも戦争好きな国民はいないと書きました。
わたしはそのメカニズムにも触れたのですが、あなたは簡単に
そう書きすてた。
なんの論理補強もせず。

ちょっとひどくありませんか。

だってわかるでしょう。
近代の戦争は大半民主主義国が起こしていることぐらい。
米国では戦争を起こすと大統領支持率が上がることも。

田岡俊次によれば、
戦争の好きな順番。

1,民衆
2,マスコミ
3,政治家
4,軍人,

民衆が戦争を待望し、マスコミがそれに迎合し、あおり、
それにプレッシャーを受けた政治家がアジり、本当は
予算獲得のために緊張は好むが、戦争は嫌いな軍人に
戦争をせざるをえない状況に追い込む。

それが世界の現実です。

No.7 51ヶ月前

>>6

今日は戦争の話なのに何でマスクなんですか。貴殿はビートたけしが安倍のマスクを「眼帯を口に付けるのか」と茶化したのが気に食わないのですかね。

余計なことだが、折角なので、言っておきますが、中国の技術はハイテックは勿論ですがローテックも凄いみたいですよ。他の国で日本の需要に応じてさっと安く大量にマスクを作れますかな。

感染症の安全保障の観点でものを言うなら、国営工場で「ある一定の国内需要」を賄うことを考えるのが筋じゃないですか。食料自給体制と同じ考えですよ。

No.8 51ヶ月前

読んだことがある漱石作品は「倫敦塔」だけですが、係る短編のご紹介を有難うございます。
青空文庫で さわりだけ のつもりが、止まらず終わりまで読んでしまった次第。
漱石の評価には“夏目漱石と帝国大学━「漱石神話」の生成と発展のメカニズム”等もあるようだが、それはさて置き、読みながら頷くことしきり。例えば-

「予期出来ん咄嗟の働きに分別が出るものなら人間の歴史は無事なものである。」

「人間もその日その日で色々になる。悪人になった翌日は善男に変じ、小人の昼の後に君子の夜がくる。」

「あの男の性格は などと手にとったように吹聴する先生があるが あれは利口の馬鹿と云うもので その日その日の自己を研究する能力さえないから、こんな傍若無人の囈語を吐いて独りで恐悦がるのである。」

また、アポロ11号の月面着陸は全く信じないが、表題の「趣味の遺伝」は信じていい気がする。

> 今、世界中で戦争をする馬鹿を、馬鹿と言えない知識層

伊勢崎賢治氏が かつてTV番組「Qなぜ戦争はなくならないのか」(NHK)で語っていた-

「やはり、我々の仕事って、過去の経験から英知というものを引き出して、それを未来に繋げること、それが我々の使命。そして、紛争予防、戦争予防に その英知が使われなかったら、学問の意味が無いですよね」

伊勢崎氏は「もうかる人がいるから戦争はなくならない」、「無理な民主化も戦争の原因となりうる」とも指摘する一方、
「(戦争へ どんどん向かっていくのは、人の心にある)善とか悪とかよりも、熱狂でしょうね...敵がいると熱狂する。多分、熱狂というのは...本質的なものかな、それを追い求めてしまう...」

これに符合すると思ったのが「アメリカとの つきあい方のイロハ」(「カナダの教訓」)にある一節だ-

「いったん、感情面に火がついたら、もう手のほどこしようもない。知的グループも、危なくて近づけない。こんなときに下手にアメリカの知的グループをプッシュすると、彼らからも思いもかけない感情的反応が返ってくる」

要は、力を持つ驕った者の くだらない感情に煽られた大衆が結局 高い代償を払わされる━それが未来永劫繰返される。

No.11 51ヶ月前

今現在について言うなら(今現在を孫崎さんも意識しているはず)、中国があくまでも戦争する気がなければ、戦争おきないでしょ。ただそれだけのはなし。
米国はろくでもないと百万回聞かされても、その通りですよというしかないとおもうが。

No.13 51ヶ月前
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