日本においては、輸出は対中が対米より大きくなっている。
2021年4月の統計。
輸出 総額7兆1811億円、米国1兆2761億円、EU6761億円、アジア4兆1562億ドル、中国1兆5834億ドルである。つまり、①中国への輸出が米国を上回っている、②中国への輸出は22%、米国への輸出は18%である。
こうした中、日本ではどの様な企業が中国への輸出を行っているか。週刊エコノミスト7・6号は、「中国ビジネスの影響度が大きい日本企業の25社(数字は時価総額百万円)」を開催している。
・ジンズホールディングス(1950)眼鏡ブランド「ジンズ展開」
・東レ(12,443)自動車メーカー稼働再開で樹脂事業の需要好調。世界最大級の中空系膜型限外ろ過膜が大型排水処理設備に採用。
・住友化学(10.049)中国での自動車材事業を強化するため、5拠点目となる生産設備を新設。環境規制強化や安全性向上ニーズの高まりで
孫崎享のつぶやき
今日対中輸出は対米輸出より多い。対中輸出大きい企業。トヨタ自動車、ソニーG、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、日本電産、ダイキン、村田製作所、ファナック、SMC、資生堂、コマツ、ユニ・チャーム、TDK、東レ、住友化学、オムロン、日東電工、TOTO、良品計画等。
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コメント
コメントを書く「台湾?ほっとけ!」
「商売第一!で行こうじゃないか」
というのが日本人の私のモットーなんです。
社会科学論的に言えば、帝国主義を否定するレーニズムには何ら非がないんです。でも、先生たるソ連の失敗を目撃した中国が米国の市場資本主義が不可欠であるとの認識に至るのは当然だったのです。そして、何と!中国が学んだ経済学がケインズでなく、シカゴ学派だったんです。それを肌理なく導入し、成功しているのです。勿論、その実践に於いて、隣国の日本の戦後のMITIの産業政策を学んでいます。これを新レーニズムと呼ぶか、ネオ・キャピタリズムと呼ぶか、迷うところだが、私は後者を選択したいのです。
中国を敵視するのは何ら生産的では無いのです。そのことを、日本のメデイアは認識しなくてはなりません。反中、嫌中記事を書くのを止め、番組編成をストップすべきです。日本の為政者も注意せねばなりません。中国敵視は米国に仮住まいしている国境なき巨大資本を喜ばすだけだということを理解しなければなりません。
日本は海外生産にシフトして、高付加価値品とか素材、部品などの輸出が主流になっている。日本のGDPの構成比を見れば、米国と同じように消費の割合が高い。中国のように、輸出で所得を確保しようとしていない。
中国・アジア向け輸出の部品などの多くは米国向け完成品として、中国・アジアから輸出されており、実質的には米国輸出の方が中国向け輸出より大きい。
中国・アジアでの生産技術供与、配当、利息などの間接的収益は約年間20兆円になっており、直接的完成品輸出の利潤に対してそん色はない。
物作りの完成品総額の大小で判断すると大きな間違いが起きる。
国の富は、輸出総額で物事を判断するのでなく、中身で判断していくべきでしょう。
中国への輸出総額で判断するのでなく、中国人の一人当たりの所得に目が向かわないと、貧民が減らないだけでなく、国際的地位も上がらない。軍事力・経済力とも一人当たりの所得が上向かなければ、民間の活力が生まれない。どこかで1万ドルの大きな壁にぶつかるのでしょう。
ジェトロの記事とこちらのメルマガを読むと日本と中国との間には複合的な経済の相互依存がどうも形成されているように思えます。壊すとコロナ禍以上の深刻な状況に陥るのは必須です。様々な分野で中国が必要とする最先端の部品・素材・各分野の製造装置の技術を維持することが日本の安全保障を維持することになると思えて来ました。
野口悠紀雄氏の記事、ダイヤモンド・2021年6月24日「米中新冷戦」日本は韓国・豪州と協力して米中に当たれ」を読んで思った次第です。https://diamond.jp/articles/-/274673
日本の製造業が地盤沈下し、幸か不幸か米・中・日の複合的な経済の相互依存関係になったことが安全保障を補完できるようになったことは喜ぶべきことなんでしょう。
野口悠紀雄氏の記事のように各分野の技術開発を怠らず、技術漏えいの防護もして日本が中国に必要と思わせるのが安全保障を保つ要件と思われます。
帝国主義を裏付ける資本主義の典型的な姿が現代米国に見られますが、中国のネオ・キャピタリズムと違う点の一つは半ば公然と麻薬と黒社会の存立が許されていることです。
米国で蔓延しているコカインは非合法なのですが、取り締まり当局が業者によって買収されてしまっているから、非公式のの合法とも言える状況ですし、阿片を原料にして作ったオピオイドは大手製薬会社が造って販売していて問題なく合法的な麻薬になっています。この二つが米国の若者を蝕んでいます。黒社会は米国ではマフィア或いはギャングと称されていて、夜、散歩することには安全保障は全くありません。
中国では麻薬と黒社会は厳禁です。犯したら、厳罰。大英帝国から阿片を強引に輸入させられた苦難の歴史を有する中国ですから当然です。
革命前の中国は現代米国の今の状態と、黒社会と麻薬の観点で言えば、酷似しているから不思議です。
>>1
社会科学論的に言えば、帝国主義を否定するレーニズムには何ら非がないんです。でも、先生たるソ連の失敗を目撃した中国が米国の市場資本主義が不可欠であるとの認識に至るのは当然だったのです。
すごい
楽観主義者より
>>1
中国共産党は7月1日が党創立100年ですが、当初はコミンテルの中国支部で国際共産党運動の枠の中でしたが。
都市蜂起に失敗のあと、長征の途中で陳独秀から毛沢東にかわった。と理解しています。革命後毛沢東の急進的な経済政策が大失敗。国家の運営は劉少奇、鄧小平。周恩来に移行。しかし毛沢東は資本主義の復活を許さない。紅衛兵を利用して権力奪還をしたが失敗。劉少奇は獄死。周恩来は病死。しぶとく生き抜いた鄧小平は生き残る。解放改革路線で国は躍進今や、米英は恐怖におののいている。まあ ざっとこんなところですかね。
「資本家と社会主義」10年勉強してやっと分かりました。ボケ防止になりました。
タンさん またいろいろ教えてくださいね。
楽観主義者より
>>5
私は比ダバオにいましたが、当時市長のドテルトが先頭になり麻薬ギャングと戦っていました。今は大統領圧倒的な支持です。もう後継ぎもきまっているようですね。
香港のギャンゴもこれから全滅、東南アジア麻薬ルートは世界で一番早く一掃される、ああ楽しいな。
楽観主義者より
>>4
同意
dマガジンを購読しています。
早速よんでみます。
野口悠紀雄氏は「かっての自分の経済的は主張はまちっがていたと自己批判」された誠実な人でしたっけ?