A―1 フーシ派の姿勢(ロイター)
紛争はハマスが支配するガザ地区を越えて紅海にも広がり、イランと連携したフーシ派部隊がミサイルや無人機で船舶を攻撃している。このため、この地域の通商を守るための多国籍海軍作戦の創設が促されたが、フーシ派はいずれにしても継続し、おそらく12時間ごとに海上作戦を行うと述べた。
フーシ派幹部のムハンマド・アブドゥルサラム氏はロイターに対し、「海軍同盟が確立しようがしまいが、パレスチナ問題の方向性においてわれわれの立場は変わらない」と述べ、イスラエル船舶またはイスラエルに向かう船舶のみが標的となると述べた。
「パレスチナとガザ地区を支援するわれわれの立場は包囲が終わり、食糧と医薬品が流入するまで存続し、抑圧されているパレスチナ人民に対するわれわれの支援は継続する」と述べた。
A-2ミサイルや船舶攻撃により、イエメンのフーシ派は地域的な影響力を強めている(NYT)。
イスラエ
孫崎享のつぶやき
イスラエルのガザ侵攻に対し、イエメンのフーシ派厳しい言葉以上に紅海でイスラエル関連商船攻撃で、中東地域での影響力拡大。BP等公開利用回避、米国は商船保護有志連合形成、英、加、仏、伊、豪、バーレーン、ノルウェー、スペイン、セーシェル参加
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コメント
コメントを書くネタニアフの狙いはガザを払拭し、日本みたいに米軍基地を招き入れ、恒久的な安全を手に入れたいと考えているように私には見えます。米航空母艦が近くに停留するだけでは、アラブ全体に対する睨みは限られているのです。日本の横田基地や横須賀みたいなものをイスラエルの地に抱えれば盤石です。
ハマスはネタニアフのその狙いに絶好の口実を提供したと言えましょう。問題はイエメンのフーシー派が真のジハドに立脚するものなのか単なるハマス的な動きかは今のところ分かりません。
米国に匹敵する大国の中国とロシアはイスラエルを尊重したパレスチナ独立を提案してます。どうもフーシー派の今回の動きはネタニアフの思惑に資するように見えます。或いは、ムスリム対米・イスラエルの大戦争を目論んだものなのか、今のところでは分かりません。
平和を求めてやまない極東の一私人としてはムスリムが中露と連携してパレスチナ独立を獲得すべく外交を強化すべきだと思うのです。
>「自由なモノの流れを脅かし、無実の船員を危険にさらして国際法に違反する」
国際法違反?オースティン米国防長官はこう語ったというが、なんとまぁ、呆れ果てるご都合主義である。ま、国際法そのものが、現状では効力に欠けるご都合主義者のイチジクの葉に過ぎない。
既に2万人以上のパレスチナ人が死に、多くの民間人が飢餓と病気に苦しめられている。
イスラエルの蛮行とそれを実質的に支えているアメリカ帝国を見るにつけ、国際法なるものの無力を思い知らされる。
苛立つのは、そのアメリカ帝国が国際法を盾に他者非難をしている様である。オマエが言うな!と。満腔の怒りがこみ上げる。
https://news.antiwar.com/2023/12/18/lloyd-austin-visits-israel-vows-continued-support-for-gaza-slaughter/
https://news.antiwar.com/2023/12/18/lloyd-austin-visits-israel-vows-continued-support-for-gaza-slaughter/
>「イスラエル船舶またはイスラエルに向かう船舶のみが標的となると述べた。」
フーシ派にも「節度」があるということだろうか?そもそも即時停戦となれば、攻撃する理由もなくなるだろう。
しかし、イスラエルによるパレスチナ人の虐殺は続き、そのイスラエルに対してダブルスタンダードにも経済制裁もなにもなく、G7は支持支援している始末である。こんな不正義は許されるのか?
イスラエルを止める手だてが無い以上、イスラム圏が非常手段に出るのもまた道理だ。
「抵抗の枢軸」は、中東各地でイランが支援する武装組織のネットワークである。ハマス、ヒズボラ、フーシ派、カタイブなどイラクヤシリアの民兵組織が含まれている。
イランは直接的にイスラエルと戦いアメリカ、EUとの破滅的な戦いに展開する用意はない。
イランの指示によるものかハマス独自かはわからないが、ハマスがイスラエルにテロ攻撃を仕掛けてことは紛れもない事実である。
日本はアデン湾に展開する海賊に対応する連合海上部隊39か国には参加しているが、紅海に展開する有志連合10か国には入っていない。ハマスのテロ攻撃に中立というような訳の分からない立場をとっている。G7ではドイツと日本が参加していないようであるが、もし日本がテロ攻撃された場合G7の支援はいらないということにつながる。岸田政権の判断はG7首脳にとって全く受け入れられないものでしょう。米国は日本に大きな要求を突き付けてくるのでしょう。
>>3
日本はムスリムの生産する石油の大顧客ですから、ムスリムは日本を攻撃しません。日本政府はそう分析して動いているのです。日本は賢いですね。
G7の支援?一体どういうことでしょう。ムスリムに攻撃されることはないんだから、支援なんか毛頭必要ありません。
米国が日本に大きな要求する。何を?何故?金?金は米が単独でドルを印刷してイスラエルに贈与すれば済むことです。昔、ヤクザも顔負けするほどのアーミテッジが「boots on the ground」とか言って小泉をどやしつけたが、彼は今台湾で一騒動起こそうと老骨に鞭打っています。イスラエルの問題は米国一国で解決するのが道義ですよ。どんなにバカな日本の現外務省でもそれくらいは分かってますよ。
B層のあなただからこそ、来もしない米国の大きな要求が怖いんでしょうね。
RT 19 Dec, 2023
フーシ派、米主導の艦隊に屈せず
https://www.rt.com/news/589349-houthis-us-yemen-fleet/
イエメンの武装組織は「イスラエルと繋がりのある」船舶を標的にし続けると宣言している-
フーシ派がパレスチナ人を支援するための軍事行動は、イエメン沖の米国主導の多国籍艦隊によって止められることはないと、この武装組織は火曜日に発表した。
紅海の国際海運に対するフーシ派によるドローンやミサイル攻撃は、既に保険料を吊り上げ、幾つかの大手輸送会社が数百万ドルのコストをかけてアフリカ周辺の輸送を別ルートに変更させる事態を招いている。フーシ派は、ガザのパレスチナ人への支援を示すため、イスラエルと関係があると主張する船舶を攻撃している。
「米国が全世界を動員することに成功したとしても、ガザでの大量虐殺犯罪が止まらない限り、我々の軍事行動は止まらないだろう...たとえ我々が犠牲を払うとしてもだ」とフーシ派報道官モハメド・アル・ブハイティ氏はX(旧ツイッター)で述べた。
「紛争を拡大させようとする者は誰でも、その行動の結果を負わなければならない」とアル・ブハイティ氏は付け加えた。「米国が結成した連合は、イスラエルを保護し、正当な理由もなく海を軍事化するものであり、ガザを支援する正当な活動をイエメンが続けることは止められない」
イエメンを事実上支配している同組織は、10月末にパレスチナの大義への支持を表明した。月曜日、米国は「繁栄の守護者」と名付けられた作戦で、紅海の「航行の自由」を確保するために海軍機動部隊を編成すると発表した。
バーレーン、カナダ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、セーシェル、スペイン、英国もこの作戦に参加すると、ロイド・オースティン米国防長官は月曜日に述べた。
アル・ブハイティ氏は火曜日の英文投稿で、米国主導の部隊を「恥ずべき連合」、イスラエルへの支援を「歴史の汚点」と表現し、「紛争の範囲を拡大し、航路へのリスクを増大させる」ことに繋がると述べた。
フーシ派の高官で交渉役を務めるモハメド・アブドゥルサラム氏はロイター通信に対し、イエメン沖はイスラエルに繋がる船やイスラエルに向かう船以外は安全であるため、係る米国主導のミッションは「本質的に不要」だと語った。
イエメンは、紅海とアデン湾、インド洋を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡の北側に戦略的に位置している。世界の商業輸送量の約12%がこの海峡を通過する。
これまでのところ、CMA CGN、Hapag-Lloyd、Maersk、Mediterranean Shipping Company (MSC)を含む大手国際海運会社5社が、相次ぐ攻撃を理由にこの海域から自社船を遠ざけている。月曜日には、エバーグリーン・カーゴが紅海を経由するイスラエル製品の輸送を中止すると発表した。英国の大手石油会社BPも同様に、タンカーを喜望峰周辺に迂回させた。
>>4
もう一つ、このコンフリクトの要素として、ジハド VS 十字軍という明確な対立軸があるのです。仏教と神道の混淆宗教の日本は全く関係ない。小泉はそのことを知らなかった。知っていれば、米要求をネグレクトする為の弁明が出来た筈です。