11日朝日新聞は、「閻学通・清華大当代国際関係研究院長に聞く」「対米習外交の進路は、世界新秩序、米中を負う」を掲載している。貴重な発言とみられるので主要点を記載する(順は変更)
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・-米中は文化や経済の分野で衝突が不可避だと述べていますねー
これは避けられない。1980年代日本も企業文化の問題などで米国と衝突したでしょう。今後、米中間でこうした衝突は間違いなく増えていく。
しかし武力衝突は何とかして避けなければならない。これが『衝突管理』の考えでありキーワードだ。米中の『新型大国関係』とは、文化や思想の衝突を管理することはないが、軍事上の衝突については避けるために管理しようという考えだ。
・中国には4種類の2国間関係がある。
ロシアなどとの『有効と協力の関係』
フランスやドイツなどとの『普通の関係』
米国との『新型大
コメント
コメントを書く全てに先行する考え方の基本は、「日本の国益」をどのようにして確保するかであろうか。
お話の通り、米中関係は、新時代に入っており、安定と競争の二律背反する問題を明確に峻別して考えていこうというものに間違いない。軍需軍備が競争に入れば際限がなく、世界の不安定化が増すことになるので、双方が自粛して安定化を目指そうということであり、人類に有効な文化経済は発展させていこうということなのでしょう。極めて当り前な、納得できる考え方である。しかるに、日本の安倍総理は、まったく世界の情勢が読めないだけでなく、世界を不安定化させる戦争のできる状況を自ら作り出そうとしています。
この方は、国益の考え方が、旧世代的であり、戦争で勝ち取るものだとお考えになっておられるようだ。まったく誤った考え方であり、日米同盟を基軸に近隣諸国と友好関係を深め、国と国の垣根を低くしていくことが、一番大事なのではないか。近隣の韓国中国とまったく会話のできない安倍政権をいつまで自民党は支えるつもりなのでしょうか。国力を衰退させないため一日も早い退陣を迫るべきでしょう。
以前、孫崎さんが書かれた「中国では組織の上へ行けば行くほど聡明な人が出て来る。日本は上へ行けば行くほど馬鹿が出て来る」という話。かつて天木直人氏も全く同じことを書かれていた-但し、米国と日本について。勿論この場合も上に行くほど馬鹿なのは日本の方だ-今回の記事からもそれを思わずにはいられない。
大体、頭のいい研究者集団?の理研とかいう所にしても本当に「聡明」なのか。その取るべき進路は何を負うべきと考えているのか。STAP細胞なんかどうでもいい、とは言わないが、今の日本なら、例えば低線量被曝と病気との因果関係を究明するような研究テーマに大々的に取組んでもよさそうなものである。しかし、そんな研究に予算など使われはしないのだろう。本当にバカな国になってしまったと思う。
確かに今回のSTAP細胞の騒ぎの反応を見ていると、日本社会の民度の低下を感じました。ちょうど安倍の愛国心みたいな感じで、非難中傷はおそらく現状への不満の裏返しで、醜い姿が出るものだなと感じました。マスコミもひどいものでしたね。でも笹井さんが表に出てくるということは、STAP自身は本物なのだろうと思います。苦労してここまでがんばってきたのだろうに小保方さんかわいそうでしたね。
自分が追いつめられたり行き詰まっていると、否定的なことばかり考えます。不安など増幅しても仕方ないのに、そういうことばかりを考えるのです。そしてあいつが悪いんだというような思考になってしまう。そんなときには自分にとって最も大切なことは何か、そして今自分がすべきことは何か、それだけを考えます。どんなに考えても、未来に何を失うのか、何を与えられるのか、わからないのです。だから後悔のないようにこの二つのことを考えます。そうすると不思議と心が落ち着くものです。
外交は二国間のことです。最もうまくいくようにすればいいと思います。無理をせずに、でも保身には走らず、少しずつ自分を開いていくべきだろうと思います。TPPがいいとは思いませんが、関税がなくなっても自国の産業がつぶれないくらい強いものであれば理想的です。そのためには消費者の意識も高める必要があろうかと思います。
そういう米国の考えが米国の産軍複合体、ネオコン、イスラエルロビー、マケインやチェイニーみたいな超右翼、ウオール街とIMFの中核を占める「国境なき巨大資本」等にも共有されているなら、安心ですけど、破廉恥を破廉恥と思わない安倍一党の動きを見てると、そうでもないような感じを受け、不安感が募ります。ただ、中国がイスラエルとの関係を強化しようと動いているのを目撃すると私の不安感は少しは和らぎます。