急に北朝鮮の拉致問題が動き始めた。
安倍首相にとっては外交が八方ふさがりの中、相手が金正恩であろうとだれであろうと、成果を求めて必死である。
そもそも2012年衆議院選挙では自民党は次を掲げた。
「Action3外交;日米関係の絆を強化し、中国、韓国、ロシアとの関係を改善します」
オバマ政権とは靖国参拝で溝が出、従軍慰安婦問題とさらに関係が悪化した。
中国、韓国とは首脳会談も持てない状況にある。
唯一便りであったロシアもクリミア問題の後の対ロシア制裁で関係が厳しくなった。
公約の、「Action3外交;日米関係の絆を強化し、中国、韓国、ロシアとの関係を改善します」と全く違う流れになっている。
そしてここへきて北朝鮮が急に動き出した。
5月31日朝日新聞は次の通り報じた。
「 安倍晋三首相は29日夜、日本人拉致被害者を再調査することで北朝鮮と合意したと
コメント
コメントを書く北朝鮮とのバイブを持つ、統一協会の教祖夫人、韓鶴子氏を使ったのではないかと、囁かれています。
一昨年の9月に教祖の文鮮明の死去で、事実上、教団の指揮を執っていると見られています。
統一教会が北朝鮮とのパイプを持つというのはどういうことなんでしょうね?勝共連合なんて全くの嘘っぱちということですか?CIA(あるいはKCIA)が背後にいるとして、清和会と統一教会の関係はいかに?そもそも北朝鮮がどうしてCIAとつながっているんでしょうか?歴史的にもよく理解できません。
集団的自衛権などとかっこよいことを言うが、時の総理の考え方によっては、米中韓など共同歩調をとる国々を完全に無視した行動を勝手にとることが現在でも可能であることを示している。しかし、中国は別としても、米国と韓国の心境は複雑ではないか。多分、安倍総理は、米国の表と裏の政治を巧みに利用しているといえる。米国の自由が巧みに悪用されているともいえる。米国は集団的自衛権を歓迎しているが、米国は日本に振り回されることになりかねない。安倍政権の最終的狙いは、脇参院議長の話のように、米軍撤去なのだから。マスコミは産経以外ネットでの報道なし、非常に大切なポイントであると思うのですが。
この件にかんするかぎりわたしと孫崎さんの意見はまったく違うようで
悲しい。
拉致されたひとには一刻もはやく日本の土を踏ませてあげなければ。
だから安部の点数稼ぎとわかっていても応援する。
この件にかんしてのみは。
わたしはあの家族会と称する半分右翼圧力団体に成りさがった連中は
大嫌いなのだけど、それでも拉致被害者には心の底からの同情を禁じ
えない。
できる限り早く日本の土を踏ませてあげなければ。
それができるのはタカ派の安倍以外にない。
ハト派がやればつぶされる。
自民党やその他のタカ派の大声に。
北朝鮮に見返りを与えなければうまくいくはずがないから。
それをハト派がやれば徹底的な攻撃をうけるだろうから。
安倍が飯島某を北朝鮮との交渉に送り込んだ時私は期待した。
しかし飯島某が実行犯の引き渡しにふれたとき大きな失望を
味わった。
本気で拉致被害者を取り返す気はないのだと。
考えてみれば分かる、拉致にはキムジョンイルがからんでいる。
それは確実だ。
その命を実行しただけの部下を息子のジョンウンが引き渡すなど
するはずもできるはずもない。
だから飯島がそれにふれたとき憎しみがこみ上げてきた。
安倍は本気でやるつもりもないのに、国内向けポーズだけとって
みせたと。
でもこれを成功させるのは安倍しかいない。
わたしは安倍を応援する。
この件だけは。
孫崎先生は「安倍晋三首相は何も知らないで北朝鮮の拉致問題に取り組む」と言われますが、安倍内閣なりの戦略に沿った戦術の中に北朝鮮との関係構築と拉致問題解決が位置づけられていると思っているのです。その戦略とは、ずばり、「中国は日本が解放する」ということです。安倍氏が主唱する「積極的平和外交」とは内閣発足以来の激しい言動から「積極的に中国に攻勢をかけ、中国の独裁体制を倒し、中国人民を解放する」ということだと類推せざるを得ないのです。中国もやはり日本が攻めて来ると思っている向きがあります。更には、安倍氏の考えに似たものを持っているベトナム、フィリッピン、それら二国に加え、北朝鮮が加わり、それらとの関係を強化して中国に圧力を加えるということを密かに考えているとしか思えません。
私は今の政権が「お笑いファシズム体制に入っている」と先にブログに書きましたが、そういったノリの安倍内閣の目には中国と離反している北朝鮮やベトナムは親友に見えると思います。拉致問題の解決は北朝鮮との関係強化の糸口として位置づけられていると解釈するとそれなりに合理性がある。
勿論、私はそのような政策には根本から反対です。しかし、この国の中国嫌いにとっては北朝鮮と仲良くし本当に目障りな国中国に対して攻略の足掛かりとして北朝鮮は格好の地理的位置です。そういった戦略は滑稽至極のことだと思うのですが、拉致が解決して日本国民が大喜びして集団的自衛権はOKなんていう世論のコペルニクス的転回が起こることがあり得るし、更には、北朝鮮との同盟なんてあり得る。本当に笑えない。付和雷同はこの国の特技。そういう意味で一時も案関しておれません。
>>5
中国は、拉致問題の進展を歓迎しているようであり、一番問題なのは米国の立場であるが、拉致問題で、何か弱みを日本に握られていると想定できないか。
>>6
何が弱みか検討つきません。ただ、米国はずるい国です。米国の究極の敵は中国とロシアです。日本が中国と勝手にことを起こすのは米国の戦略には合致している。日本が北朝鮮と仲良くなって中国にプレッシャーかけるようになれば米国にとって好都合と思っている。安倍内閣は米国を中国との戦争に引きずり込むことを考えているんだろうけど、米国が引きずり込まれることは絶対ない。米国はずるいから。そのように考えてます。
>>7
同感です。
ともあれ、拉致問題が大きく進展しそうな状況は歓迎でしょう。安倍は旨い具合に「外交の狭間」みたいな所でタイミング良く日朝会談を設定したものだと思っています。北朝鮮にしてみれば外交的には孤立、カネもモノもない時に拉致問題進展を外交カードに使って日本からの「経済制裁解除」の実利が獲れれば、この上なしでしょう。
安倍は北朝鮮に填められているのかも…。