民主主義の根本は国民の投票にある。

 選挙に関する一般国民の判断は次のようになっているであろう。
選挙期間中、候補者の中には選挙に勝つために手段を択ばない候補者、政党がいる。しかし、投票の集計には不正はない。

投票の開票・集計の段階での不正は発展途上国で行われるもので、先進国で発生するとは誰も考えてこなかった。

 この問題が浮上したのは2000年の米国大統領選挙で、ブッシュ・ゴア両候補の大接戦が続き、フロリダ州の投票に左右される状況で、集計に不正があったのでないか、特に票の読みとり機に不正の操作が可能であるのでないかとの疑惑がもたれた。

 日本国内では集計に関する疑惑が正面から論じられたことはない。

 ただ、個々を見ていくと、候補者Aの得票束の一番上と下に候補者Bの評を乗せ、この候補者Aの票が候補者Bのものとされる事例は発生している。

 こうした中、次の事例が発生した。