「小説外務省―尖閣問題の正体」について、大手メディアは書評は掲載していない。今大手メディアは外務省に何十人とクラブに所属している。外務省の在り様を批判しているのであるから、彼らに当然関心があるであろう。しかし沈黙していることは、ある意味異様なことだ。でもそれは予想されたことである。記者クラブ制度というものは、所属する省庁の批判をできなくする特性を持つ。
その中、6月30日付「北陸中日新聞は、編集局長が自らコラムで書いた。http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/column/fumon/CK2014063002000179.html
「元外交官、孫崎享氏の「小説外務省」を興味深く読んだ。あくまでフィクション、誇張もあろう。描かれる新聞社の内実も、少なくともわが社の実情とは異なる。氏が主張する尖閣問題の棚上げにも、賛成しない。それでも
コメント
コメントを書くお怒りは理解できます。マスコミのレベルを過大評価すると当然の事です。
マスコミのレベルが知的評価の対象になりえず、視点が体制に準じていては、いかに評価しても、一種の色眼鏡を通してみることになるので、評価内容に整合性が出てこない。
マスコミ評価のもっとも出来の悪い悪例とみなすべきなのでしょう。
好意的書評でなくともよいではありませんか。
たしかに書いた立場からすればイラッとくるだろうことは
わかります。
だそうだ、は分筆業者がよく使う表現ですよ。
おれの出身地ぐらいちゃんと調べろとおっしゃりたいのでしょうが
たぶん北陸中日の編集局長はちゃんと知っています。
それでも「だそうだ」と書く韜晦はあまり趣味がよくないですが。
それにしても尖閣棚あげに賛成しない,といっているのは編集局長の
私見でしょうか、それとも中日の社論でしょうか、そこに興味が
あります。
社論ならとても残念です。
いつか、佐々木俊尚とかいう御用評論家?が「戦後史の正体」についてデタラメな書評を書いて、載せた朝日がほどなく訂正しましたね。
沢木範久氏もその類ではないですか。書評でウソを書いて、それを糺した孫崎さんへの返事で更に本音を隠した-正直に答えるなら「『興味深く読んだ』というのはウソで、『イイカゲンに読んだ』に訂正します」でしょう。そうではないなら、やっぱり御用「編集局長」だ。
「小説外務省」、確かに大手メディアは書評は掲載していないですね、あまり見たことない。NHKあたりで取り上げても良さそうに思うけどね。右派系メディアもあまり取り上げないし無視してスルーって事でしょうか。本来なら岸田外務大臣や菅官房長官あたりが感想述べても良さそうですがね、それともこっそり読んでるのかな、深刻な問題を孕んでますしね。外務省や防衛省の若い人も読んでるんでしょうね当然、でも何もコメント出来ない、それとも感覚がマヒしてて何も思いつかないのかな。読んでも「主張する尖閣問題の棚上げにも、賛成しない」ってのみ軽く言うこの編集局長は、現体制側の論調を鵜呑みにしてるだけで、自分の頭で考えようとしない人の様に思いますね。こんなマスコミ人はいらないし救いようないですね。
「小説外務省」読みました。私が感じたことは、筆者の孫崎さんは外交官であると同時に、商売人であること。外交センスと商売のセンスは相通じるところがある。商売にケンカは禁物。客を選んでいるようでは、商売人としては半人前。外交も同じく、国家とのやりとりなのですから。また、この本は大変、歴史の勉強になるので、おすすめです。アラフォー男子より。