私は「米国はイラクに介入する資格はないし、ましておや、軍事介入を行うべきでない」と思う。
先ず、米国は2003年、イラクに対して「サダムフセイン政権が①大量破壊兵器を保有している、②アルカイダとの結びつきを持っている」という理由で軍事攻撃を行い、イラクの混乱を招いた。しかし、その理由は間違っていることを2004年米国の公的機関が明らかにした。
次に米軍は長くイラクにとどまったが、イラク政府との合意が得られず、米軍は基本的に撤退させられた。
これらから明確なことは次の2つがある。
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10万以上の軍隊を投入しても軍事的に事態を変えるという事が出来なかったという事
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現地の住民は米軍の軍事介入を歓迎していない事。 そうした中、米国はイラク北部を掌握しているスンニ派「イスラム国」への空爆を行い、すでに8、9、10と三日連続の空爆となっている。 オバマ大統領は「シンジャル地域で
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戦後教育を受け、戦争には負け屈辱的な安保地位協定を結んでが、様々な好条件も幸いしたが、我々の世代は日本の最盛期だったといえる。武力戦争には負けたが、経済戦争では米国など戦勝国を完膚なきまで圧倒したのです。したがって最近の米国追随はまことに情けなく、歯がいくてしょうがないが、日本という国が無くなってしまったのではないかと、錯覚してしまう。
9日付自民党土屋正忠衆院議員のブログはどのように理解すべきだろうか。田上長崎市長の平和宣言を批判している。「核廃絶の祈りでなく、平和維持するための政治的選択について語りたいなら、長崎市長を辞職して国政に出ることだ。
核廃絶は、宗教的活動であり政治的活動に値しないということである。核廃絶に対して国政を預かる政治家がこの程度の認識なのであろうか。核廃絶、:核保有削減などの活動は、世界では重要なテーマであり、世界各国が真剣に取り組んでいる政治的な行動である。己に都合の悪いことは、左翼共産主義だと差別的発言で攻撃する姿勢と全く同じである。議論を排除するこんな時代遅れの政治家がまだ選挙でえらばれるとは驚きである。
孫崎先生の分析、全く同感です。
米国の世界経営の実態は完全に壊れている。マフィアと同じ行動原理で動いているとしか考えられない。
○オサマビンラデンを裁判無しで処刑し遺骨を海に捨てた。
○無人機をパキスタン上空に飛ばし民間人を殺害している。
○キエフでネオナチを扇動しクーデタ起こさせウクライナ東側の民間人を無差別爆弾攻撃させている。朝鮮戦争時、北朝鮮を砂漠にしたあの絨毯爆撃をオバマ政権はキエフネオナチを起用してドネツク、ルガンスク地域に向けてに行う気配濃厚。人道的な慈悲心はオバマの内面にはもはやこれぽっちもない。
○米国は世界中を開拓時代の西部にしてワイアットアープを気取ってはいるが、実はハイジャック専門のハイウエイマン。
国連は米国にこんな暴挙を許してはならない。西ヨーロッパには過去少しは知性があったはずだが、今や米国のポチになり全くたよりない。私の本意ではないが、やはり、この時局、プーチンと習近平に頑張って貰わないと世界が持たないと思う。
米国がイラクに進攻をする前から、大量破壊兵器がないことは、国連の調査団が断言していたし、フセインがアルカイダとは犬猿の仲だと解っていた。そして、米国が振興する目的は油田を奪取することだと、多くの人は知っていた。
今回の空爆が、「イスラム国」が、虐殺をする恐れがあるためと報じられているが、本当はせっかく手に入れた油田を、奪われたくないためだろう。米国が、無辜の民が虐殺されることを危惧する国であるなら、まず、イスラエルの大虐殺を止めるはずである。
ISISーアルカイダーサウジアラビアーアメリカのつながりは、正直どんなものなのかよくわからないところがあります。現在ISISの武力の多くがシリアでの戦闘でアメリカが供与したものだと聞きます。アメリカがISISを利用している側面とISISがアメリカを利用している側面の両方があると考えた方がいいのでしょうか?ちょうどフセインみたいな感じで、イスラム人というのはサポートは受けるが服従はしないという面がある気がします。その辺が日本との違いですね。
僕もm.m.さんと同じように油田の利権が今回の空爆の主要な理由だと思います。ネオコンの戦略には必ずエネルギー利権が絡んでいます。共和党ー親イスラエル&福音派のキリスト教徒ーアメリカ一国主義ーシンクタンクー軍需用産業ー国防総省ー石油産業。これに無国籍の金融資本(CIAも?)がどう対応するのかが今後の見所だと思います。