A:事実関係
読売新聞
「安倍首相は8月に発表する「戦後70年談話」で、先の大戦への「反省」を明記する意向を固めた。
アジア各国などへの政府開発援助(ODA)、自衛隊による国連平和維持活動(PKO)などの国際貢献を念頭に、「積極的平和主義」の取り組みへの決意を示す見通しだ」
B:評価
・積極的平和外交と言うのは全くのまやかしだ。
・平和主義と言う場合に手段が極めて重要である。武力を使う行動は平和主義とは言わない。
・しかし「積極的平和主義」は平和をつくるために「積極的行動を行う」ことを意味し、その中に国連平和維持活動等の軍事行動を含めるわけだから、「平和主義」の仮面をつけた武力容認主義である。
・この概念が出てきたのは、日本側独自の思想ではない。
・自衛隊を米軍の戦略の下に海外に展開することを決めたのは2005年10月の「日米同盟:未来のための変革と再編」である。これはライス国務長
コメント
コメントを書く一般的には、「積極的平和主義」という言葉を聞くと、紛争解決のため、武力より外交交渉による解決を想定する。
孫崎さんのお話の通り、2005年「2プラス2」合意内容「国際的安全保障環境改善するための共通戦略」という日米安保の具体的行動世界戦略をソフトな言葉でカモフラージュしたと受け止めるべきでしょう。
日米安保が2国間安全保障同盟から2国間世界戦略同盟に深化し、日本の役割が、日米間から米国の世界戦略に共同歩調をとるということであり、日本が全く今までと異なった「戦争をいとわない国」に変身するということであり、法案改正などといった姑息な手段が許されるものではない。明らかな憲法違反であり、憲法改正なくしては、実行できないことである。安倍自民独裁政党は、憲法に規定された国民主権より、属国のほうが優先するということであり、国民に問うことなく、属国深化を進めようとしているのである。国賊政権とみなした抗議行動を強くしていかなければならない。
「国際的安全保障環境を改善するための共通戦略」が計画した通り、日米を主体とする勢力が世界の対価構成力を抑え、対向勢力の暴発を抑えることができれば、当然、それは日本国、日本人にとって積極的的に平和をもたらすことができたことになる。すなわち、それが安倍首相の言う「積極的平和主義」だろう。その実現過程において、日米が軍事力を主体とする活動を必要とするかどうかは、誰にも予想できない。必ず暴力を使うだろうと主張するのは、たんなるspeculation である。その主張には、説得に必要な理論的分析、説明が必要である。
>>2
oldjapさんの言葉は、即、oldjapさんに返される言葉ですよ。政府が明確に回答できないから問題なのです。
世界安全保障共通戦略を話し合って、軍事力を必要としない理論的分析を説明しなければならないのですよ。国会で安倍政権が答えられないから、国民が疑心暗鬼になり、説明を十分行っていないといっているというより、理解不能になっているのです。軍事力を必ずしも必要としなければ、今までの安保条約で十分であるのに、海外に派兵するというからわからなくなっているのです。
安倍政権が戦後最悪の政権であることは否めません。この政権が表明するODA,PKO,積極的平和主義はアングロサクソンが世界経営に着手してからずっとこの方今も尚使い続けている表看板と裏看板というか、そういう欺瞞の手口のマネ以外の何物でもありません。アングロサクソン系でない諸国で歴史を勉強した人々はそういう表明をダブルスタンダードというレッテルを貼ってその裏にある策略を警戒します。
安倍政権が裏に保有する策略がうまく作動せず追いつめられれば、ネトウヨやネオコンが黙ってはいないよと陰に陽に恫喝してくるのじゃないでしょうか。今、私たち民衆にとって最も大切なことは米国ネオコンが描く勝利への道筋がどういうものか、想像しておくことだと思うのです。そしてその想像が単なる杞憂に終われば大変結構な話です。どんなプロジェクトでも失敗して最悪どうなるか正確に計算し当事者全部にしめし覚悟するのが、常識です。次の事柄はその想像です。ブッシュのイラク戦争からオバマのウクライナ侵略までの経緯を振り返るだけで可能な想像です。
記
1.中国かロシアのどちらか一つ米国になびく或いは米国に従属させれば残りの一つは何もしなくても米国のポチになる。これは米国の基本戦略。
2.上記に従い、ロシアを潰しにかかったが、難航している。ドイツ、フランスがロシアとの戦争はヨーロッパの灰燼をいみすることを認識したからだ。ドイツ、フランスの協力を得られなくなっている。
3.次は中国。米国の中国潰しには日本が不可欠。日本をぶつけることにより中国が部分的にも砕ける。中国が部分的にも砕ければ、米国としては中国経営に乗り出すチャンスが生まれる。日本は灰燼となる。米国にとって中国が平伏すれば、日本なんてどうでもよい。
安倍政権が少しでも愛国心ありせば上記の想像は出来る筈です。残念ながら、政権はSINOPHOBIAに罹っているのです。太平洋戦争では日本は自ら選択して火の玉となり米国に衝突して砕けたが、今度は、最悪、日本が米国によって火の玉にさせられ中国に衝突させられ玉と砕けることになるのです。今度は日本はゼロとなるのです。
安倍政権打倒しかありません。そして中国にはくれぐれも挑発に乗らないように注意して貰うしかありません。
「積極的平和主義」とは、桃太郎の理屈なのだ。
鬼ヶ島に住んでいた鬼たちは、桃太郎やおじいさん・おばあさんに、何も悪事をしていない。
しかし桃太郎は、鬼ヶ島へ行って金・銀・珊瑚を奪ってきた。
これは単なる強盗ではないのか。
本当の積極的平和とは、外交交渉で誤解を解き、相互に理解し合って友好関係を築くことであり、武力を使うことではないのだ。
軍事国家へとまっしぐらに踏み出した戦前の日本にも、勇気ある良識の議会人は居ました。
昭和12年衆議院で寺内陸相と激しい論戦を繰り広げた浜田国松(第31代衆議院議長)の言葉、「君、腹を切れ」。
70年かけ営々と築き上げてきた、文字どおり「平和国家日本」の国際看板を無残にも破壊しつつある安倍首相に、この同じ言葉を進呈したい。
桃太郎はうまいたとえですね。随分前ですが岡山の吉備津神社に行ったことがあります。桃太郎の伝説は要するに大和の勢力が吉備の渡来系の製鉄集団(温羅)を征服した話ですが、必ずしも温羅は地元の人間に慕われてなかったわけではありません。その証拠に吉備津神社には温羅を祀った神社(かなり立派な神社です)も並んでいるのです。そういうところは日本だなと思います。
あの頃と逆のことが起こらなければ行けないのかもしれません。あの時価値観を入れ替えたように、同じように価値観を入れ替えるために君は火の玉になる。あの時焼きつくした街にもう一度たどり着くために。そこで君はそこで本当の故郷の街を知る。そこで自分が深い暗示にかかっていたことを知る。何も否定することはない。君が愛する人も、そして自分自身も。という物語を作ってみた。できはよくないのでまだダメだな。