A事実関係、dot掲載週刊朝日8月28日号
「集団的自衛権は想定外」 政権が依拠する「72年政府見解」作成の元法制局長官が激白
安保関連法案の致命的なほころびが、また一つ。
安倍政権が集団的自衛権行使容認のよりどころとする、内閣法制局作成の「1972年政府見解」(以下、「見解」)。作成に携わった幹部でただ一人存命の角田(つのだ)礼次郎・元内閣法制局長官が、本誌の直撃に長い沈黙を破った。
当時、田中角栄政権で憲法解釈を担当する法制局第一部長として「見解」の作成に関わり、その後は最高裁判事などを歴任した角田氏。「見解」について、こう明言した。
「集団的自衛権をいささかでも認めるなどという考え方は、当時は全然なかった。与党、野党、内閣法制局を含めてね」
8月13日、都内の自宅で取材に応じた角田氏。「40年以上前のことだから」とこれまで取材を断ってきたというが、自身の印
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内閣法制局長官や憲法学者でなくても、普通の常識を持ち、正常に判断力を持っている人なら、この法案が憲法違反であることは気づくはずだ。
安倍首相だって、そんなことは知っているに違いない。
だから国会でも、まともな答弁ができない。
そんな法案をごり押しするのは、米国に命令されたためだ。
従って、この法案を廃案にするには、米国を納得させられる「何か」が必要だ。
それには、どんな方法があるだろう。
今月下旬から学生たちが、国会前で無期限ハンガーストライキをするという。
次は、連合や自治労などが、ゼネストをすれば、かなりの説得力になるだろう。
そして、安倍内閣が総辞職または解散を決断すれば、米国も納得せざるを得まい。
自民と公明は米ネオコン・シオニストの筋書き(政治の現実)で動いているから、やり方が荒っぽくめちゃくちゃ。キエフのクーデタと似て居る。日本の民主主義と自由と知性の力が問われている。とにかく踏ん張って粘り強く抵抗して自民・公明の反知性の動きに勝たねばなりません。勝つことによって更には米国に猛省を促すことにつながっていきます。この流れで日本人は復活(世界の信頼を獲得する)のカギを握ることになるのです。
>>2
個別的自衛権だってほんとうは違憲なのだから違憲を承知
でやるんだからいまさら ゴチャゴチャいうなというのが
安倍の本音です。
かれはこういった。
学者なんていうのはね、自衛隊だって違憲だと言ってるんですよ、と。
そのとおり。
憲法学界の大勢は、自衛隊違憲、だ。むかしから。
にもかかわらず、自衛隊は今日では90%以上の国民の支持がある。
だから政治家はこの問題だけは憲法違反など屁とも思ってない、
自衛隊は憲法違反だとはっきり言い切るのは政党では共産党のみ。
なさけない。
頂点の大学の法学部で学んで自衛隊で教鞭をとった孫崎さんには
責任はありませんか。
90%の国民はあなたのような方に育てられたのです。
間違いを間違いというのを学者と共産党に任せてきたから。
だから憲法などに敬意をはらわない政治家が育ったのです。
安倍は憲法学界の多数派が自衛隊違憲の立場をとっていることを
その後は繰り返してはいない。
推測だが、国民が、えー、そうなのか自分もそうじゃないかと疑った
ことがあるんだが、と考え込むのをふせぐため、まわりから制止された
のだろう。
孫崎さんは「日本はいつから、こんなに“危ない”国になってしまったのか」と言われるが、明治から今日まで日本はずっと危ない国です。明治以降アジアでいち早く、そして唯一帝国主義に目覚めた国です。つまり、強いものが盗り放題の、列強の無法なバーゲンに遅れて来た新入の帝国主義国家です。帝国主義はヨーロッパ近代の産物で、領土の収奪にとても貪欲です。
遅れてやってきた新参の日本は、帝国主義の気分にあふれていて、遅れて来た分だけ盗り返せとばかり、欲張ってもっと権益を手に入れようとあがいているうちに、バーゲンは既に終わっているのにまだ会場に残っていて、力の強い警備員(アメリカ)に追い出されてしまったようなものです。
それまでの東アジアは、伝統的に冊封体制でした。中国の皇帝が朝貢をしてきた周辺諸国の君主に官号・爵位などを与えて君臣関係を結んで彼らにその統治を認めるという体制です。朝貢してきた国に対して、その何倍も土産物を持たせたので、
あまり朝貢に来られて困っていたという事情もあります。
領土の収奪には関心がありませんでしたから、事実上朝貢する側にはメリットはあってもデメリットはありません。沖縄などのように、独立を保てるからです。このような伝統の中に、アジアで帝国主義に目覚めた日本が、ひそかに沖縄、尖閣、台湾などに領土的野心をもってその収奪を画策して実行し、そのあげく、満州は日本の生命線などと平気で言うほど領土欲に取りつかれてきたと言うのが戦前の歴史です。
戦後は平和憲法で日本は変わったと思うのは間違いで、冷戦期に焼け太りした日本は、高度成長時代、再びおごり高ぶってアジア蔑視の本領を発揮し、東南アジアへの農協団体の買春ツアーなど、エコノミックアニマルと言われて世界のひんしゅくを買っていたのを思い出します。
体質は変わっていませんから、9条がありながら、自衛隊の存在にも平気なのです。安倍氏のような人間が、しかも2回も首相になるほど、体質は変わっていないのです。歴修正主義などという高度なことではなく、単に歴史意識が希薄なだけです。過去も未来も重要でなく、今、ここ、自分、これが最も重要な価値観で、だから福島の事故にもかかわらず原発再稼働はするし、たった70年前の歴史を顧みることなく戦争法案に邁進できるのです。明確な憲法違反をしてしまった政権の支持率がまだ30%台であるのも驚きではなく、当然でしょう。
米国は警備員などではありません。
やはり強盗なのです。当時も今も。
ただ、建国以来、西進で侵略をし続けハワイまで領土を
広げていく過程でいちはやく気づいたのです。
領土の併呑拡張はかならずしも自国の利益につながらないと。
ローマ帝国の崩壊のひとつの原因は版図を広げすぎたことです。
米西戦争の結果フィリビンを手に入れましたが、こんなものを
米国の一部にすれば大損だと賢くも気づいたのです。
本来の目的である収奪よりも持ち出しになると。
数千万のフィリピン人を米国本土とおなじ生活水準にするためには
どれほどの富を奪われるか。
貧しいカリブ海地域が米国とはならなかったのもそのためです。
遅れてきた新参の強盗、日本はおろかにもそれを知らず領土獲得に
熱心な国となりました。
西ドイツも日本も戦後、戦前より数分の一のちいさな領土となりましたが
にもかかわらず歴史上空前の繁栄を妨げるものではありませんでした。
にもかかわらず、というよりもだからこそ、ならばかもしれません。
その日本がいま、無人島の領有権などで目を吊り上げている。
今後その国との安定的な関係が自国の平和と繁栄を規定するとびきり
重要な国なのに。
とろいのですね。日本人って。
安倍は民主党政権の悪口をいうとき米国との関係を
めちゃくちゃにしたからといいましたが、じつは民主党
政権の最悪の罪は、例の漁船衝突事件の対応で中国との
関係を戦後最悪のレベルにまで落としたことです。
万死にあたいする罪です。
わたしは友人と飲んでいるときかれにこんなことを話したことがある。
安倍が悲願とする憲法9条改正は容易に実現しないだろう。
思いを残しつつ政権を去ることになるだろう。
でも逆転のウルトラCがひとつある。
ま、ギャンブルだけどな。
それは自衛隊が憲法違反だと認めることだ。
違憲の自衛隊は解散しなければならないと。
憲法遵守義務のある内閣総理大臣としては断腸の思いで
そうせざるを得ないと。
数十万の公務員がいきなり失業し、国は丸裸になるがそれは
仕方ない。
憲法はかならずまもらなければならないからと。
それがいやなら憲法改正をと。
ま、はやい話国民を脅迫するわけだな。
さて国民はどうするかな。
自公を勝たせるかな。
みなさんはどう思いますか。
小生は最小限の自衛隊は必要と思っています。普通の国民の感覚です。
でもこれは、素人の考えですが、日本国憲法9条2項には明らかに違反していますよね。
そこをどうするのか、日本人の大きな課題です。
孫崎先生はどうお考えでしょうか。
小生はもちろん米国追従には反対ですし、TPPにも反対です。
軍隊はスポーツの試合をするのではないのです。
戦争というリアリズムの極致を背負うのです。
負けはしたが善戦に拍手などの世界ではありません。
最小限の自衛隊は必要などといっていてはいけません。
持つなら仮想敵を圧倒する戦力を目指さねば。
日本の場合、仮想敵は近未来に日米合算のGDPを上回る
とされる中国ですから必要最小限は、出来うる最大限でも
全然不足です。
北朝鮮のような国民が飢えても国の富はまず軍にの覚悟が
必要になります。
最小限の自衛隊などという言葉にも実体にも意味はありません。
可能な限りつよい自衛隊をというべきです。
戦争に負けるということがどういうことか知っている国民なら。