1 クルーズ氏がアイオワ州で勝利した。
これで有力候補になったが、まだ本命ではない。
2全国レベルの支持律は次のとおり。
トランプ 35、8%
クルーズ 19,6%
ルビオ 10.2%
次の選挙のニューハンプシャー州
トランプ 35、8%
クルーズ 19,6%
ルビオ 10.2%
3: トランプ33.0 %
クルーズ 11.7 %
ルビオ 10.7 %
4:クルーズ氏は国内的には弱者保護を排し、従競争を主張。
この点トランプ氏の主張に類似。
トランプ氏はこれを乱暴な表現で支持を得てきたが、それを政治的表現に変えたものがクルーズ氏。
政治的能力ではクルーズ氏よりも能力が高く、極右的米国政権をつくる可能性が高い。
5: クルーズの主張点。ワシントン・ポスト紙の「A guide to what Ted Cruz wants to abolish, ba
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CIA出身の警世家であるロバート・デイビス・ステイール氏は「米国には7つの政府がある。それぞれが別個の対外政策を行い、テロ行為をも勝手に行っている」と厳しい調子で米国の国際政治を批判している。この批判は説得性に富んでいると私は思います。
日本の戦前にも似たようなことがありました。満州国政府、関東軍、日本軍部、日本政府と言った具合に4つの政府がありました。それぞれが別個の対外政策を持ち、それに伴うテロ行為を行っていましたから、ステール氏の話には信ぴょう性があると私は考えています。
孫崎先生のご提供の外交問題に関するクルーズ氏の政策はネオコン・シオニストの政策そのものです。いまばらばらになっている7つの政府が一丸となって中東を制覇し、そのバックに控えるロシアと中国を徹底攻撃するということなんでしょう。しかし、そんな反知性的な横暴には勝ち目がないと私には断言できます。何故なら、この地球上から生物がいなくなるからです。
極右的米国主義は、閉塞感に満ちた米国の現状を打開する強い米国を求めた米国民の20%程度の支持を得た主張なのでしょう。ただそれでは、米国内の強者弱者の関係を改善するどころか、格差、差別をさらに広げるものである。対外関係は、米国の意向に反するものは、徹底的に攻撃し壊滅させるという勇ましい発言になる。対中国、ロシアとの前向きな軍事、経済の友好的打開す句が講じられなければ、米国の指導力が発揮されないことになってしまう。現実的には不可能な政策であり、選挙では、激しい口調が発せられても、現実的対処では、外交努力が繰り返されると信じたい。