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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「おすすめ映画特集:予想を上回る映像『カリフォルニア・ダウン』、80年代文化を楽しめる『ピクセル』、『オデッセイ』、『変態仮面』」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「おすすめ映画特集:予想を上回る映像『カリフォルニア・ダウン』、80年代文化を楽しめる『ピクセル』、『オデッセイ』、『変態仮面』」

2019-03-02 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/03/02

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、過去記事から「おすすめ映画」の特集をお届けします
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    今見るべき映画2本は? 『カリフォルニア・ダウン』の絵のすごさ

     『キングスマン』間違いなく面白い。
     本当に『キングスマン』でいいんですけども。
     ただもう1本見る予定があったら、候補に入れて欲しい映画が2本あります。

    (中略)

     今見るべきものは2本何かって言うと、まず『カリフォルニア・ダウン』が面白い。例の地球が割れるというCMで、告知のマッチョのおっさんが出ててですね。
     だめな映画っぽいやつですよね。
     あれねえ、本当に普通に面白いんですよ。

     で、あと、『ピクセル』。
     『ピクセル』がねえ、アダム・サンドラーですよ。
     だめでしょ。「ああ、ドンキーコング」って言ってるでしょ、CM。もう100%ねえ、中学生しか見に行かないようなくだらない映画だと思って見に行ったら、あれっ、面白いじゃんって思った。
     80年代文化へのリスペクトがすごいし、あと、中に3人オタクが出て来るですよ。この3人のダメさ加減が、3人とも、胸を張ってダメなところがちょっとかっこいいんでですね。
     普通に面白い映画見たかったら、『カリフォルニア・ダウン』で。ちょっとひねった80年代文化。特にテレビゲーム文化って言うのかな。アーケードゲーム文化っていうのを楽しみたかったらですね、『ピクセル』お勧めです。

     で、『カリフォルニア・ダウン』ねえ、もう一つ僕いいなあと思ったのが、基本的には『カリフォルニア・ダウン』っていうのは、カリフォルニア。サンフランシスコとロサンゼルスに大地震が起きて、で、主人公が黒人のマッチョの『ワイルド・スピード スカイミッション』に出て来るすげーガタイのいい黒人のおっさんなんですよ。
     それが離婚の危機とかありながら家族を救っていくっていう、もうそんだけの話なんですよ。本当にそんだけの話なんですけども。
     これまで災害地震映画で、見たことないぐらいのとんでもない災害起こるんですね。
     だから、はっきり言って『カリフォルニア・ダウン』っていうのは、すべて予想してたような展開になります。
     もう映画見てて、次こうなるんだろうなと思ったら、その通りなんですけど、ただ映像が予想してたのより2倍すごいです。ビルが倒れるんだろうな、ビルが崩壊するんだろうな、ビルが崩壊します。
     ただ、そのビルの崩壊の仕方が、今これ見てる人がどんな絵を想像してようとその2倍すごいです。
     あ、津波来るんだろうな、津波来ます。
     ただそれはどんな予想をしてもその2倍すごいです。本当にすごいんですよ。絵が。

    『オデッセイ』のNASAはポンコツ扱い?

    「『オデッセイ』の中で、NASAがポンコツ集団扱いされているのが、納得できません。
     NASAは全宇宙少年の憧れの組織であるはず。岡田さんもそう思いますよね!?」

     と、書いてあります。
     「そう思いますよね!?」と言われても(笑)。
     「NASAは全宇宙少年の憧れの組織」ここまではOKなんですけども、NASAはポンコツ扱いされてないですよ。
     あの映画の中で、NASAはかなりベストを尽くしてましたよね。
     っていうのは、もともと不慮の事故で急に火星に予想外の砂嵐が来て、そこから逃げなきゃいけないという状況になって、アンテナの部品の一つが風で吹き飛ばされて、マット・デイモンに当たって落ちちゃったと。
     船長としては、脱出を指示するしかない。
     NASAの中でもやっぱり幹部クラスというのかな。いわゆる政治家的なNASAの人と、あとは科学者上がりのNASAの人っていうのがいるんですね。
     それはもう自衛隊の中でも、いわゆる文官というのかな。東京大学を出て、政治家として防衛庁の長官になった人もいれば、技術者として自衛隊の中で上がってきた人もいれば、現場で兵隊として自衛隊の中で上がってきた人もいる。
     これは絶対に考え方が対立するようなもの。
     同じようにNASAも巨大組織であるがゆえに、トップの人っていうのは科学者である事よりも政治家である事。
     または経済人として、どれぐらい予算を引っぱってくるのかを求められるんですね。
     そんなに僕は、ポンコツ集団とは見てなかったですよ。
     映画の中では、わりといい方だと思いますよ。

    『変態仮面』の『スパイダーマン』愛、『HUNTER×HUNTER』10週説

     もともと変態仮面って、『スパイダーマン』愛がすごいんですよ。
     『スパイダーマン』シリーズへの愛がすごくて。
     今回は『スパイダーマン2』ですね。『スパイダーマン2』の完全パロディを目指してて。
     『スパイダーマン2』って一番最初、主人公が、ニューヨークにあるジョーズピザっていう、有名なピザ屋があるんですよ。そのジョーズピザでピザの配達で遅れて首になるシーンから始まるんですけども、今回も、変態仮面は大学生に無事になって、ピザ屋のバイト始めるんですけども、20分以内に届けられなくて首になるシーンから始まって。
     で、『スパイダーマン2』はドクターオクトパスっていう全身から触手みたいなメカが出ている怪人と戦うんですけども、まあ、蟹型のメカが出てる同級生と戦うっていう、もう本当に『スパイダーマン2』をやってるんですね。
     で、ラストシーンは変態仮面の一部に何か黒い影みたいなものが付いて、「あ、わかったよ、『変態仮面3』やるつもりだね。『変態仮面3』ではたぶん悪の変態仮面と正義の変態仮面が戦って苦しむ話なんだね」っていうのが手に取るようにわかるんです。べつにこれネタバレでも何でもなくですね(笑)、そういう部分を楽しむもんと。
     で、大阪の梅田で見てきたんですけども、まあ客全然入ってないと思ったら、最前列以外の席、ぎっちり埋まってて、変態仮面ファンっていうのは案外多いんだなと思いましたよね。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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