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2020年10月の記事 26件

『SAO』と今年のノーベル賞受賞者の意外な関係(SE編集者のコラム記事)

皆さんはじめまして。 ストレートエッジ の新人編集者、むぅ©︎です。 以前は書店で文学や人文書の担当をしていたということもあり、早速ですがまずはこちらの話題から。 ノーベル賞!!! 発表されましたね。 まずは各賞と受賞者、そして受賞理由について簡単に振り返ってみましょう。 ・医学・生理学賞 「C型肝炎ウイルスの発見」 ▽アメリカ NIH=国立衛生研究所、ハーベイ・オルター氏 ▽カナダ アルバータ大学、マイケル・ホートン氏 ▽アメリカ ロックフェラー大学、チャールズ・ライス氏 ・物理学賞 「ブラックホール」 ▽イギリス オックスフォード大学、ロジャー・ペンローズ氏 ▽ドイツ マックス・プランク地球外物理学研究所、ラインハルト・ゲンツェル氏 ▽アメリカ カリフォルニア大学、アンドレア・ゲッズ氏 ・化学賞 「ゲノム編集」 ▽ドイツ マックス・プランク感染生物学研究所、エマニュエル・シャルパンティエ所長 ▽アメリカ カリフォルニア大学バークレー校、ジェニファー・ダウドナ教授 ・文学賞 ▽ アメリカの詩人、ルイーズ・グリュック氏 代表作「ワイルド・アイリス」 ・平和賞 ▽ 世界各地で食糧支援を行っている国連機関、 WFP=世界食糧計画 ・経済学賞 「電波オークション」 ▽ アメリカ スタンフォード大学、ポール・ミルグロム氏 ▽ 同じくアメリカ スタンフォード大学、ロバート・ウィルソン氏 (以上、「ノーベル賞2020 NHK特設サイト」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize2020/)を参考) ノーベル賞の時期は、未だにそわそわしてしまいますね。 書店で特に注目が集まるのはやはり日本人が受賞するか、そして文学賞ですね。 昨年はノーベル化学賞を吉野彰さんが受賞されたことで、ファラデーの『ロウソクの科学』がベストセラーとなりましたし、また2017年には文学賞をカズオ・イシグロさんが受賞されたことで注目を集めましたよね。 そういう意味で言うと、今年はちょっとパッとしない、物足りないと思った方も多いのではないでしょうか? そんな中、私が注目するのは物理学賞、ロジャー・ペンローズ氏の受賞です。 ノーベル賞の受賞理由は「アインシュタインの一般相対性理論がブラックホールの形成に関わっていることを理論的に証明した」というものですが、彼はそうした数理物理学の分野以外でも優れた功績を残しています。 そのひとつに「量子脳理論」というものがあります。 誤解を覚悟で超簡潔に言うと、これは「意識」とは何なのかという問題を量子力学的に(量子重力理論を用いて)説明しようとしたものです。 実はこの「量子脳理論」、『ソードアート・オンライン』と関係があるってご存知でしたか? (参考までにペンローズ氏自身の著としては『皇帝の新しい心』(みすず書房)、『心の影』(上下巻、みすず書房)、『心は量子で語れるか』(講談社ブルーバックス)などがありますが、この「量子脳理論」について興味があれば『ペンローズの〈量子脳〉理論』(竹内薫・茂木健一郎/訳・解説、ちくま学芸文庫)が読みやすくておすすめです)  

『SAO』と今年のノーベル賞受賞者の意外な関係(SE編集者のコラム記事)

ライトノベルの『レーベル』って何のこと?(平和のコラム)

このコラムを読んで頂いている皆様、こんにちは。平和です。前回は「ライトノベルって何?」というお題で書かせて頂きましたが、第二回は更に「ライトノベル」にまつわるアレコレのうち「レーベル」について語ってみたいと思います。 まず「レーベル」という単語について複数の辞書に当たってみます。すると概ね、様々な商品、特にレコードに張り付けられた紙を指すとあります。ラベルと表記するとイメージしやすいですね。そしてだんだんと意味が転じて、音楽業界などでは特定のブランドを指すものに変わっていったようです。これを出版業界ではいつの間にかマンガやライトノベルの分野でも使用するようになって今に至る……というのが現状と言えそうです。用語としてはなんとなく自分も使っていますが、いつから言い始めたのでしょうね……? ともあれ、ライトノベルのレーベルについて語る場合、それはほぼライトノベルの歴史とイコールになります。それは『若者向けエンタメ小説ブランドの創設』が、事実上のライトノベルレーベル創刊の始まりに当たると言えてしまうからです。小説以外も含む『文庫』という出版形態の歴史については恐縮ですがまたカットさせて頂きまして、ここではライトノベルに絞って書いてみます。  

ライトノベルの『レーベル』って何のこと?(平和のコラム)