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2021年3月の記事 10件

ここ最近どハマりした圧巻の「家族小説」(SE編集者のコラム)

みなさんこんにちは! ストレートエッジ編集者のむぅ©︎です。 今回は久しぶりにどハマりして、原作を一気読みしてしまった作品について書いてみようかと。 その作品とは『無職転生 ~異世界行ったら本気だす〜』です。 まあこちらのコラムをお読みくださるくらいのラノベ通の皆様には今さらご紹介するまでもないかも知れませんが、いちおう簡単に紹介文を引用させていただきます。 2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始されて以来絶大な人気を誇る“なろう系ラノベのパイオニア”『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』がTVアニメとなって2021年1月より放送決定! 理不尽な孫の手の著による本作は、昨今多くの作品が生み出されている「異世界転生系ラノベ」「なろう系小説」のまさに先駆者的作品であり、幅広いファンを獲得している当ジャンルの代表作。 働きもせず他人と関わりもせず、ただ部屋に引きこもってゲームやネットに明け暮れるだけの34歳のニート男が、ある日交通事故に遭い死亡…したと思った次の瞬間、剣と魔法の異世界に生まれたばかりの赤ん坊として転生! 少年ルーデウスとして生まれ変わった男が、前世の記憶と後悔を糧に、出会いや試練に直面しながら「今度こそ本気で生きていく」姿と壮大な冒険が描かれる大河ファンタジー。 ――TVアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす〜」公式サイト「INTRODUCTION」より 上記引用の通り、「小説家になろう」に掲載された作品の総文字数は2,829,292文字! この壮大な異世界大河ファンタジーを、不勉強ながら自分は最近まで未読だったわけなのですが……。 そんな自分が原作を読んでみようと思ったきっかけは、TVアニメ第8話「ターニングポイント1」を見て。そして読まねばと思ったのは第9話「邂逅」を見てからです。 8話を見て感じた予感が、9話を見て確信に変わったのです。 「あ、これ読まないと人生損してるやつだ」と。 9話を見た翌日、仕事終わりにMFブックスから出ている原作小説を3巻まで購入(ちなみに3巻までなのは、特装版が出ていたため)。 その日のうちにほぼ読み切ってしまい、翌日に続く3巻を購入。週末には刊行済みの書籍を残る全巻購入。こうして見事、久しぶりに寝食惜しんで読むほどどっぷりはまったのでした。 ところで、上でTVアニメのサイトから紹介を引用しましたが、「STORY」ではなく「INTRODUCTION」から引用したのには、ささやかながら理由があります。 物語内容だけでなく、作品自体の周辺情報まで書かれていたからというのも理由のひとつですが、なにより「今度こそ本気で生きていく」という本作品の最も重要なキーワードが入っていたためです。 と言うのも、原作小説を全て読み、私はこの作品が単なる「人生やり直しファンタジー」である以上に、緻密にして重厚な「家族小説」だと思うからです。 (※以下、TVアニメ1クール目の内容を含みますので、未視聴の方はご注意ください)  

ここ最近どハマりした圧巻の「家族小説」(SE編集者のコラム)

編集者の愛する喫茶店~新宿編~(SE編集者のコラム)

  ども、ストレートエッジ所属の編集者、ダキオさん@頑張らないです。未だにコロナ禍の影響で外出自粛の日々が続く昨今。当然ながら出版業界も関係がない話ではなく、私も在宅ワークがベースとなって、日々の業務を行っております。 そうなると必然的に減るのが、喫茶店での打ち合わせなんですよ!いや、他にも外出自粛で困る事あるだろ! とツッコミたくなる気持ちは置いておいて、私的には結構大きなロスなのです。珈琲や紅茶の香りがする店内は、時が止まったような静寂が訪れる瞬間もあれば、ディナー前の待ち合わせの独特の喧騒を感じさせる時間帯もあり、私にとってはいつ行っても飽きなくて特別な場所。そんな場所で作家さんと作品の打ち合わせをするのが、編集者としてとても幸せな時間でした。←やたらポエミー というわけで今回のテーマは「編集者の愛する喫茶店~新宿編~」にしてみました。なお、数が多いのでまずは新宿に喫茶店の場所を絞っております。ご了承ください。 早速紹介する一軒目は、名曲・珈琲 新宿 らんぶる http://www.e-shinjuku.or.jp/archives/kamei/1037   こちらの最寄駅は東京メトロ・都営線新宿三丁目駅で徒歩2分ほど。新宿駅からも徒歩5分ほどで付きます。   1975年創業となるここの喫茶店の特徴はなんといっても、外観からは想像できないほどの広々としたホール。入り口すぐの階段を降りて地下に入ると、初めての人はその壮観さに圧倒されます。私も幼少時に父に連れられて初めてこの店に入った時は、やたら感動したのを覚えています。また、昭和レトロ&ゴージャスなシャンデリアも一見の価値ありなのでお店を訪れた際は、是非注目してご覧ください。   そしてとにかく広い! ということで必ずどこかの席に座れる(全200席!)のも利点です。従って打ち合わせ場所を探すために、喫茶店難民にならずに済みます。他の店が満席だった際、このお店に何度助けられたことか……。   私のオススメは、ピザトースト。ただ、結構量が多いので、ディナー前の腹ごしらえなどで食べるとかなり満腹になるのでご注意を。  

編集者の愛する喫茶店~新宿編~(SE編集者のコラム)

ライトノベルとTRPG(SE編集者のコラム)

3回目の登場です!シンナカジマです!今回も、趣味の話をしていきます! いやいやいやいや、お前、前回も趣味の話だったやん!と突っ込みが入りそうですが、今回はちゃんとライトノベルや創作に絡めた話ですのでご安心ください! 今回話したいテーマは「TRPG」です。 みなさん、テーブルトークロールプレイングゲーム略してTRPGを知っていますか? TRPGはテーブルゲームのジャンルのひとつで、サイコロ等を利用しながら人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲームのことです。 大雑把に説明しますとデジタルゲームで大きなジャンルとなっているRPGをアナログでやるイメージが近いかもしれません。 実はこのTRPGはライトノベルと親和性はかなり高く、TRPGを取り上げている作品は多数あるんです。 代表的なのは「ロードス島戦記」(スニーカー文庫 著:水野良)です。もとはTRPGリプレイ集が発端となり、シリーズが刊行されています。 アニメ化もされた「這いよれ! ニャル子さん」(GA文庫 著:逢空万太)ではTRPGとしても有名なクトゥルフ神話を取り上げていたり、「TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す」(オーバーラップ文庫 著:Schuld)などTRPGネタをうまく使った作品などもあります。 今の時代ゲーム化といわれるとスマホやPC、コンシューマーゲーム機を想像するかもしれませんが、TRPG化している作品もあったりします。その作品の世界観を自分たちが作ったキャラで、楽しむことができるようです。 ライトノベルやノベルスがTRPGと親和性が高いのはわかってもらえましたよね? 時々、自分は友人とTRPGを遊ぶのですが、遊んでいるときにふと思いついたのです。「TRPGとライトノベルって親和性高いし、何か創作のヒントになるのでは?」 前置きが長くなりましたが、今回自分が話したかったのは「TRPGを遊ぶこと」が、創作のヒントになるのではないかということです! こんな親和性の高いものであれば、何か期待できるのではないでしょうか? 遊びながら、学べたらいいなという甘い考えが垣間見えますが、何か足しになればいいなというくらいの気持ちで読んでいただけると嬉しいです!  

ライトノベルとTRPG(SE編集者のコラム)