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2021年7月の記事 7件

本ができあがると見つかるもの、それは誤植(SE編集者のコラム)

    こんにちはー! ストレートエッジのTMです。   今年も熱い夏がやってきましたね。   さて、今日は編集と校閲の話をしようかなって思います。 前にも話した気がするのですが、私は編集者としては大きなところから小さなところまで、いろいろな経験してきていて、それこそ雑誌であったり、漫画、小説、教科書みたいなものを作ったこともあります。   色々経験したなかでびっくりしたことがあって、それは書店に並んでいるすべての書籍や雑誌がちゃんとした校閲を通っているわけではないということ…だったりします。 というのも、校閲って専門技能なので、めちゃくちゃお金がかかるんです。特に最近は出版不況が騒がれる時代ですから、あまり余裕のない本の中には校閲を依頼できずに編集者やることも多いんです。あるいは専門書の中には、校正・校閲を依頼しようにもできないものもあったり…。そんなわけで、私も編集の傍らにマネごとをやることも多かったのですが、一文字一文字丁寧に見ていくのは、やりがいもあるのですが集中力がとても必要でとても大変な作業なんですよね。   * * *   さてさて、編集と校閲、似てるような違うような2つのお仕事ですが、それぞれの違いについて、みなさんはわかりますか?   少し前に校閲ガールというドラマもありましたが、普段は校閲って言葉はなかなか聞かないものですし、表にでてくるお仕事でもないから何をやっているのかがよくわからない人、そもそも聞いたことがないって人も多いんじゃないでしょうか。   簡単に説明すると、校閲というのは本や新聞、時にはテレビやインターネットの情報などの文字情報を、世の中に出る前に一文字一文字チェックするお仕事です。誤字や脱字のような間違いであったり、内容におかしなところはないかなどですね。   日本では、奈良時代、今から1300年以上前にはあったようで、写経などが正しく行われていたかを確認していたと聞いたことがあります。   原義としての校正の意味は、引き較べること、つまり較べあわせて誤りを正すことにあたります。というのも、近年パソコン、というよりはDTPが発達するまで文字というのは手書きで書かれることが多く、それを複製していました。インターネットでも「インド人を右に」が有名ですが、手書きの文字を読み間違えることは多いですし、柿(かき)と杮(こけら)、であったり、蝿と蠅のように、一見では違いがわからない漢字もたくさんあります。それらを原稿と引き合わせることが校正や校閲の仕事でした。   とはいえ、DTPが発達した現在では、このような引き合わせの必要性は少なくなりました。皆さんもそうだと思いますが、多くの方は手書きではなくパソコンを使って執筆をされていますから、原稿を元に組版データを作成する際に、内容が変わってしまうことが大きく減ったんですよね。その代わりにというわけではないですが、校正者に求められているウェイトが増えたことに「素読み」です。   

本ができあがると見つかるもの、それは誤植(SE編集者のコラム)

編集者の愛する喫茶店~池袋編~(SE編集者のコラム)

  みなさん、こんにちは。ストレートエッジ所属の編集者、ダキオさん@頑張らないです。今回は、以前ご紹介した新宿編に続き、「編集者の愛する喫茶店~池袋編」をお届け。   猛威を振るう新型コロナウイルスのワクチン摂取が各地で始まったものの、未だコロナ渦の影響は根強く感染者数も減らない昨今。私も相変わらず在宅勤務がベースの勤務状況が続き、愛する喫茶店での打ち合わせができておりません。今回は前回からさらに増幅した私の飢えた喫茶店愛への渇望も含め、皆様と一緒に池袋の素敵な喫茶店を巡りたいと思います。     最初の一軒目は、珈琲専門館 伯爵 池袋北口店 https://twitter.com/hakusyakucoffee   こちらの最寄りは店名にもあるようにJR池袋駅北口。北口を出たら直ぐに目に入る赤い看板が目印で、徒歩1分(もかからない?)ほどで着きます。   「北口店」と書いてあるように、実はこのお店は他にも系列店がありまして、池袋には他に「池袋東口店」。また、巣鴨にも「巣鴨伯爵店」が存在します。また、調べてみると池袋にある喫茶店「カフェ・ド・巴里」も系列店とのことでした。 ※「巣鴨伯爵店」は公式HPもありますので気になる方がいたら是非チェックしてください お店は昭和レトロな雰囲気はもちろん、「伯爵」の名前に違わぬそのきらびやかな内装に、初めて来た人は圧倒されること間違いなし。グループのオーナーが直々に集めたとされるシャンデリアからアンティークな置物、天井一面のステンドグラスと、一瞬「ここって池袋?」と勘違いしてしまうほど。それでいて、昭和おじさんには非常になつかしい、1回100円でプレイできるテレビゲーム台の席もあります。   私のおすすめは、オムライス。しかしながら、このメニューは23時以降の深夜限定メニューのため今は出ておりません。つまりこの伯爵でオムレツを食べられる日こそ、本当に日本がコロナ渦から脱した日だと認識できるのです…!(大げさですが祈っております!)  

編集者の愛する喫茶店~池袋編~(SE編集者のコラム)