R不動産といえば、不動産をいろんな角度からみて付加価値をつける新しい不動産のスタイル、不動産のセレクトショップを確立した集団です。
今回のサミットに参加された方は東京、大阪、福岡、金沢、山形、稲村ヶ崎(鎌倉)、神戸の計7都市のR不動産各代表です。
トークイベントで印象に残った5つの都市のトピックスをご紹介します。
「福岡R不動産」
行政とタッグを組んで「仕事付きトライアルステイ」を行っています。2~3週間程お試しで住むことができる企画。引っ越してくる前にその地域での生活を体験できるプログラムです。
「稲村ヶ崎R不動産」
稲村ヶ崎といえば鎌倉市。鎌倉市といえば、古き良き、そして風情ある街並み。でもなかには不動産の処分に困った人が、大手不動産のディベロッパーに売却することも。そうなるとそこは宅地分譲のための開発工事が行われて、つまらない風景ができます。それを阻止することも不動産業を営む大きな理由のひとつだそうです。
「神戸R不動産」
海と山に挟まれ、港町として親しまれる雰囲気のある都市を、「脱東京」をキーワードに紹介。生活が想像できるオリジナルの地図「KOBE MAP FOR NOMADS(神戸移住のための地図)」を作成して、移住するイメージを提案しています。
「山形R不動産」
東北芸術工科大の学生たちがメインで企画を行い、R不動産と提携した千歳不動産が不動産業の実務を担っています。スタッフが芸術関係の大学生ということもあり、街の風景を損なわず、そしてアーティスティックな住居の提案を学生自身が行っています。
「大阪R不動産」
大阪の中心地に眠る70年代前後(大阪万博の頃)のしゃれた古いビルをリノベーションして提供。素敵なビルについては『いいビルの写真集 WEST』という写真集を発行するくらい彼らはビルを愛しています。
その他、東京R不動産と金沢R不動産も、各R不動産の取り組みはそれぞれの地方に根付いていて、そして同時にまちづくりもテーマになっているため、とても勉強になりました。上記都市に移住を考えているかたは、一度R不動産のWebサイトを覗いてみて下さい。また違った視点でその都市の物件について新しい発見ができると思います。
ミーティングの内容はUstreamで全編中継・録画されています。興味の在る方は是非ご覧になってください。今後の住まいのあり方を考える良いきっかけになると思います。