すべての信号が自分に対して青だったらどんなにいいかと思いますが、それは夢や映画の世界のお話。現実に生きる私たちとしては「信号待ちの退屈な時間を、どう楽しむか」と考えるのがより前向きです。
例えば、こんなアイデアはどうでしょう。
2012年に、ドイツの大学でインタラクション・デザインを学ぶ学生たちがコンセプトを紹介し話題になった”StreetPong”が、このほどヒルデスハイムとオーバーハウゼンのふたつの街に設置されました。
今回”ActiWait”としてリブランディングされたStreetPongは、信号待ちの間、反対側で待つ知らない誰かと卓球ゲームをして遊べるデバイス。ちなみに、Pongというのは画面上に再現される卓球ゲームの英語の呼び名のことです。
サッカーボール風のボールを跳ね返しているのはスケートボードのようです。
画面上の段々と下がってくる赤いゲージは信号待ちの時間を示しており、これがなくなると信号が青に変わり試合終了。
反対側ではどんな人がプレイしているのでしょうか。なかなかの腕前のようです。
負けた!
悔しい!
もう一回!はやく信号赤になれ!
…と勝負に熱くなってしまう人なら、信号待ちの時間つぶしのためのアイデアだということを忘れてしまうかもしれません。
すれ違いざまに「ナイスゲーム!」なんて声をかけてみましょうか。
現在、クラウドファンディングサイトのindiegogoでは、ActiWaitを世界中に広めていくための出資を募集しています。日本にも設置されたら良いですね。
[Actiwait]
Traffic Light That Lets You Play Pong with Person on the Other Side Officially Installed in Germany [colossal]