パリに暮らす猫たち

パリの中でも最も高い丘があるエリア、パリ18区のモンマルトル。

観光名所として有名なこのエリアにはキャバレー『ムーラン・ルージュ』をはじめ、サクレ・クール寺院、テルトル広場、モンマルトル墓地などが混在しています。ガイドブックには載っていませんが実はこのここのあたり、モンマルトル墓地を中心にたくさんの猫たちが暮らしているのです。

飼い猫、というよりは察する限りオーナーを持たず自分の力で生きている雰囲気を醸し出している彼ら。

そんなたくましく、そして愛らしい猫たちの姿をおさめた写真集『猫のモンマルトル』が発売されました。

国内外の猫や犬たちを撮り続けるフォトグラファー横井一夫さん。雑誌『猫びより』などで写真を発表する傍ら、海外で撮りためた猫たちの写真を収めた写真集を出版しており過去の作品には『イタリア猫の日曜日』などがあります。

今回の作品『猫のモンマルトル』は横井さんがパリの18区モンマルトルに通い続けて、そこで出会った猫たちの姿がたっぷりとつまったものに仕上がっていて、手にとってページをめくるごとにこの写真集を手に取った人だけが“あること”に気づくはず。ここで写真集の一部を特別にお見せしますね。

最後までページをめくると、さりげなく横井さんの仕掛けが披露されるのです。いのちのことを想い、そっと本を閉じることになるこの写真集、ぜひあなたの今年最初のお気に入りに加えてみてはどうでしょうか？

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