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本質的に生きる方法:その53(1,850字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
2ヶ月前
この連載は今回が最終回となる。この連載は、そもそも「能力のない人がこれからの競争社会(超能力主義社会)、人口減少社会でいきていくにはどうすればいいか?」という問題意識からスタートした。そして、その答えとして「本質的に生きる」というキーワードが浮かんだ。具体的な内容が思い浮かぶ前に、まずキーワード...
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本質的に生きる方法:その51(1,722字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
3ヶ月前
世の中には本質的な生き方と非本質的な生き方がある。これをあえて一言で定義すると、本質的な生き方とは「長期的利益」に主眼を置く生き方で、非本質的な生き方とは「短期的利益」に主眼を置く生き方である。落合博満氏は、多くの場合で(取り分け野球で)長期的利益を追い求めていた。だから長い現役生活を過ごせたが...
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本質的に生きる方法:その50(1,654字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
3ヶ月前
鈴木敏夫氏と落合博満氏は仲がいい。個人的に親しくしているし、鈴木氏から落合氏への仕事の依頼もちょくちょくしている。ジブリの機関誌にも落合氏は連載を持っていた。なぜ鈴木氏は落合氏を重用しているのか? それは落合氏が観察対象として適切だからではないかと思う。ではなぜ観察対象なのかといえば、それは落合...
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本質的に生きる方法:その49(1,594字)
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ハックルベリーに会いに行く
3ヶ月前
ぼくは今でもときどき落合博満氏のYouTubeをのぞき見ている。そこでいつも感じるのは間違ったことの中にときどき正しいことを言っているということだ。また本人は間違えようと意識しているのに、本能的に正しくしてしまっている場合もある。例えば落合博満氏の言動は非常にハラスメント的である。肉体の暴力は絶対に振る...
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本質的に生きる方法:その48(1,810字)
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ハックルベリーに会いに行く
3ヶ月前
今回は落合博満氏について考えてみたい。なぜなら落合氏は「本質的な生き方」を語る上では、避けては通れない存在だと思うからだ。なぜ避けられないか?それは、落合博満氏の生き方や言動の中に、「本質と非本質」の違いがくっきりと見えているからだ。なぜ見えているかというと、落合氏は本質と非本質、両方を併せ持つ...
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本質的に生きる方法:その47(2,703字)
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ハックルベリーに会いに行く
4ヶ月前
「本質的に生きる」の反対は「間違った生き方をする」である。そして近年、間違った生き方をする人が窮地に立っている。それは、時代が世知辛くなったことによって、間違った生き方をする人の生きる場所がどんどんとなくなっているからだ。ところで、はてなでこんな記事が話題になっていた。少し長いが、すぐに消える恐...
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本質的に生きる方法:その46(1,885字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
4ヶ月前
明鏡止水の如し――素晴らしい鏡は止まった水のようである。つまり本物の鏡のように硬質なガラスで物を弾き返さない。水のように受け入れて、一旦は波立つが、すぐにまた元の静けさに戻って世界を映し出す。これが本当の素晴らしい鏡である。そしてこれは「心」の比喩でもある。素晴らしい心は「怒らない」のではない。「...
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本質的に生きる方法:その45(1,778字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
4ヶ月前
ノータイムで生きるためには「怒り」が鍵になる。なぜなら怒りこそ最も短期的な感情だからだ。つまり考える時間が短い。じっくり考えた末に怒るという人はいない。全ての怒りが瞬間的、発作的にやってくる。だから、だいじなのはその怒りを逃さないようにすることだ。といっても、本当は誰も怒りを本質的に抑えることが...
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本質的に生きる方法:その44(1,865字)
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ハックルベリーに会いに行く
4ヶ月前
昔、星野仙一さんが言っていたことでとても印象に残っている言葉がある。それは、「おれが端から見ると激怒しているように見えるとき、頭の前半分は確かにかっかしているが、後ろの半分は奇妙なまでに冷静で、怒っているおれを冷徹に見つめているのだ」というものだ。その冷静な自分が、怒っている自分を制御している。...
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本質的に生きる方法:その43(1,726字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
5ヶ月前
道徳的正義に一番近いのは桜井章一さんの教えである。では桜井章一さんの教えとは何か?それは第一に「感覚に従え」ということだ。第二に「その感覚を研ぎ澄ませよ」ということである。この二つはセットである。なぜなら、狂った感覚に従っていても、道徳的正義から離れていくばかりだからだ。そして、この二つは順番も...
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本質的に生きる方法:その42(1,709字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
5ヶ月前
これからの人口減少社会において、最も身につけるべき素養は「道徳的正義」である。これは実は論理性とも深く結びつく。どういうことかというと、「道徳的正義」を言い換えると「貸し借りの感覚」となるからである。貸し借りの感覚が正しい人間ほど「道徳的に正義」に、「貸し借りの感覚が狂っている人ほど「道徳的に悪...
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本質的に生きる方法:その41(1,691字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
5ヶ月前
これから人口減少社会が加速する。それは死ぬ人が加速度的に増えるということでもある。もっというと、加速度的に殺される人が増えるということだ。それは遠心分離機社会である。遠心分離機のように高速で回転し、グリップする力が弱い人ほど、こぼれ落ちていく。また中心から離れれば離れるほど遠心力が強くなるので、...
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本質的に生きる方法:その40(1,727字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
6ヶ月前
人間はそもそも知能だけでは生きていない。しかし現代はあまりにも知能に価値が集中している。これからの人類にとって、それをいかに解消していくかが大きな課題になるだろう。つまり、知識社会からの脱却である。それをしない限り、人類は存続に必要なバランスを欠くことになるだろう。しかしながら、そういう思いがあ...
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本質的に生きる方法:その39(2,256字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
6ヶ月前
Facebookで、為末大氏の投稿がたまたまタイムラインに流れてきた。その文章がなかなか印象的だった。内容はというと、「現代は境界知能の人と話が通じないと嘆く人も多いが、解決を諦めてはいけない」というようなことが暗に書かれていた。参院選で参政党の躍進を受けての発言だと思う。そこで彼は、「ぼくは言葉で分か...
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本質的に生きる方法:その38(1,854字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
6ヶ月前
唐突だが、物事は相対化していくと本質に近づく。相対化とは「メタ的な視点で見る」ということである。より分かりやすく言うと「離れて見る」ということだ。これの逆が「近視眼」である。人は対象となる事物に近づけば近づくほど本質が見えなくなる。表層ばかり気になる。逆に、離れれば離れるほどその真相が見えてくる...
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本質的に生きる方法:その37(1,831字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
6ヶ月前
これから生きづらい世の中になったとき、必要とされるのは宗教だろう。なぜなら宗教は、これまでにもあった生きづらい世の中において、最も効果的な対症療法として機能していたからだ。これまでの宗教は、生きづらい世の中において人々が、たとえ知識がなくとも本質的な生き方ができるよう導く役割があった。そしてこれ...
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本質的に生きる方法:その36(2,038字)
コメ2
ハックルベリーに会いに行く
6ヶ月前
ここ5年くらい強く実感するのは、ぼく自身が昔と比べるとかなり「生きやすくなった」ということだ。しかし世間では、逆に「生きづらくなった」という人が増えている。先日、こういうことがあった。「引き取り訓練」で子供の通う小学校に行った。授業中に大規模災害が起こったという設定で、親が学校まで子供を迎えに行く...
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本質的に生きる方法:その35(1,670字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
7ヶ月前
ぼくはこれからの時代、人々はより本質的に生きる必要があると思っている。だからこそ、この連載を通して「本質的に生きるとは何か?」を問い、またそれを実践するための方法を探っている。そして、「本質的に生きるとは何か?」ということのシンプルな答えの一つは、すでにあらかじめ出ている。それは「死ぬ」というこ...
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本質的に生きる方法:その34(2,043字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
7ヶ月前
「令和の米騒動」は日本における「新しい分断」を露わにした。それは米騒動に参加する人と参加しない人との分断である。面白いことに、米騒動に参加する人はテレビを見る人とニアリーイコールである。だからテレビでは連日大騒ぎだが、ネットではそこまで大騒ぎになっていない。それはお米を食べる人とネットを見る人の...
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本質的に生きる方法:その33(1,779字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
7ヶ月前
たまたま今、米騒動が話題である。「話題」というか、ぼくはテレビを見ないので、この騒動の本当の大きさを、それほど実感できていないだろう。テレビを習慣的に見ている人だったら、最近はこのニュース一色に染まっていることを強く実感しているはずだ。また、ぼく自身はお米を食べないということがある。お米を買う習...
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本質的に生きる方法:その32(1,693字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
7ヶ月前
ウクライナで、ガザで、そしてアメリカで、弱い人が殺されている。ヨーロッパ各国も移民の受け入れを抑制している。中東はもともと弱い者にとっては生きづらい社会だ。日本も、物価高でお米を食べられない人が増えている。こうして見回すと、いわゆる「弱者」の立場が悪くなっている。10年くらい前から、世界はどんどん...
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本質的に生きる方法:その31(1,982字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
8ヶ月前
最近、石丸伸二氏に「恥を知れ!」と批判された市議の妻が自殺したというニュースがあった。それを見てふと思い出したのは、立花孝志氏にも同様のニュースがあったということだ。立花孝志氏が兵庫県知事選で批判した兵庫県議会議員が自殺したというものだ。さらに、立花孝志氏と敵対している元N国党の支援者も「犬笛を吹...
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本質的に生きる方法:その30(1,706字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
8ヶ月前
本質的に生きるということにおいて、最も重要なものの一つは「死を受け入れること」である。そしてこれからの大淘汰時代に「ハックして生きる」ということは、すなわち「死をハックする」ということになる。つまり死を利用して生きるのだ。そうする以外に、生きる道はない。死を利用して生きるとはどういうことか?ぼく...
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本質的に生きる方法:その29(1,700字)
コメ2
ハックルベリーに会いに行く
8ヶ月前
かなり大ざっぱに言うと、江戸時代まで人々は本質的に生きていた。しかし明治になって機械と生きるようになった。そのため機械人間にならざるをえなかったが、人口は増えたし経済的にも豊かになった。しかし20世紀の後半から、大きくは地球環境の破壊による影響で、近代社会には徐々に終止符が打たれていった。そこから...
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本質的に生きる方法:その28(2,037字)
コメ1
ハックルベリーに会いに行く
8ヶ月前
「新しい時代」がもう来ている。それは組織社会の終焉だ。企業の終わりである。代わりに個人時代の始まりだ。そして能力主義を超越した「超能力主義社会」になる。その超能力の主役は「非言語能力」だ。非認知能力といってもいい。なぜなら言語や認知は、コンピューターに取って代わられるからだ。これによって人間関係...
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本質的に生きる方法:その27(1,683字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
9ヶ月前
人間と道具の関係は計り知れないほど深い。「旧石器時代」という言葉があるように、人間はその最初期から道具を使っていたことが確認されている。人間はそもそも「道具を使う生き物」なのだ。なぜ道具を使うかといえば、それは「手」と深く関係している。人間の手が、そもそも道具を使うためにこれ以上ない形をしている...
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本質的に生きる方法:その26(1,835字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
9ヶ月前
人間というのは土を動かす、あるいは土を作るため――つまり「土を育むため」に生まれてきた種族である。人間ほど、土を作ったり土を動かしたりするのが得意な生物はいない。そして土は、あらゆる生命にとっての源である。土が命を育む。だから土が育まれれば、生命も育まれる。おかげで人間が生まれて以来、たくさんの命...
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本質的に生きる方法:その25(1,712字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
9ヶ月前
「プロトコル」とは何か?それはコミュニケーションを成り立たせるための儀礼のことだ。この言葉が一般的になったのは、昔のインターネットでダイヤルアップ接続つまり電話で接続したときに、コンピューターの画面に「プロトコルが確立しました」という文字が出たことによってだ。ダイヤルアップ接続は、こちらのコンピ...
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本質的に生きる方法:その24(1,824字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
9ヶ月前
スマホが普及したことで、人間は本質的に生きなければならなくなった。つまり、非ロボット的に生きなければならなくなった。なぜなら、人間のロボット的な部分は、ほとんど全てスマホが担ってくれるようになったからだ。今考えると、電話というのはきわめてロボット的である。なぜなら、そこには「プロトコルの確立」が...
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本質的に生きる方法:その23(1,945字)
コメ3
ハックルベリーに会いに行く
10ヶ月前
スマホの普及は「本質的に生きる」という本連載の命題と強く関係している。スマホが普及したことで、人は本質的に生きなければならなくなったからだ。そして本質的に生きなければならなくなった結果、少子化が進んでいる。産業革命以降の150年のような生き方は、心理的にはもちろん物理的にも継続不可能になった。その結...
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本質的に生きる方法:その22(1,784字)
コメ1
ハックルベリーに会いに行く
10ヶ月前
パソコンの普及はホワイトカラーを駆逐するきっかけとなった。そしてホワイトカラーの駆逐こそ、近代社会の終焉を意味した。だから、パソコンの登場は歴史的にきわめて大きなできごとだった。ただパソコンの普及を巡っては、歴史は少なからず複雑な動きをした。それは、パソコンが「人を選んだ」からだ。パソコンは一部...
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本質的に生きる方法:その21(1,872字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
10ヶ月前
1960年代から徐々にコンピューターが人間の仕事を奪っていった。それは鉄道から始まった。自動改札もそうだがその前に、特急の指定券発券システムがあった。これを「マルス」という。鉄道の指定席を全国どこからでも発券できるようにするため、全国の主要な駅に通信網を張り巡らせた。そうしてできたのが「みどりの窓口...
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本質的に生きる方法:その20(1,620字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
10ヶ月前
ブルーカラーが仕事を奪われた事例で、自動郵便仕分け機と並んで印象深いものがもう一つある。それは自動改札機だ。自動改札機は1970年代には関西で一般的になった。しかし首都圏特にJR(当時国鉄)ではなかなか導入されなかった。理由は簡単で、国鉄の労働組合が断固として反対したからだ。改札員の仕事が奪われるから...
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本質的に生きる方法:その19(1,862字)
コメ0
ハックルベリーに会いに行く
10ヶ月前
ブルーカラーは「いつ」、ホワイトカラーにその立場を追われたのか?これの答えに正確な日付はない。なぜならこの現象は、長い時間をかけてゆっくりと、徐々に起こっていったからだ。ただ、コンピューターの進歩に歩調を合わせたということはいえる。コンピューターが進歩を遂げるに連れて、ブルーカラーの仕事をどんど...