第399号 2021.5.25発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…以前は、わしはオリンピックに経済効果などないことを論証し、オリンピック開催に懸念を示していたが、今は、コロナ禍だからこそオリンピックは絶対やるべきだと主張している。新コロは「インフルエンザ以下」というわしの主張を貫徹すれば、オリンピックを止める意味などないし、コロナ禍の最大の犠牲者である子供たちのためにこそ、開催すべきなのだ!読者からの指摘でなるほどそうだったかと思ったが、1998年2月の長野冬季オリンピックの時には、インフルエンザが大流行していたのだ。その時と今の状況を冷静に比較してみろ!!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…5月24日、「東京都が午後3時の感染者速報を取りやめる」という「速報」が流れた。しかし実際は、これまで午後3時に出されていた速報数の発表を止め、午後4時45分に「確報」のみを発表するということに過ぎず、その「確報」をテレビがセンセーショナルに「速報」するならば、なんの意味もないのであった。マスコミの悪質な――いや、もはや犯罪的報道は、まったく見直されることがない。最近では、5月7日に「大阪 死者50人 過去最多」という速報が相次いで流れた。この「死者数」を真に受けて騙されてはならない!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!愛する人がワクチンを打ちたがっていたらどうする?自分が一番推している女優さんが婚約発表した時の衝撃を緩和する方法を教えて!欧州各国が使用に慎重になっているアストラゼネカ製のワクチンが日本では特例承認…また薬害事件に発展する可能性があるのでは?山尾志桜里氏と三浦瑠麗氏の違いとは何?死後、自身の作品が未完になってしまった場合、どう感じる?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第420回「東京五輪を子供たちのために」
2. しゃべらせてクリ!・第355回「ぽっくん渾身の土下座! 沙麻代ちゃん、全部許してクリ~の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第214回「デタラメ速報をやめろ! 死者のからくり」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第420回「東京五輪を子供たちのために」 以前は、わしはオリンピックに経済効果などないことを論証し、オリンピック開催に懸念を示していたが、今は、コロナ禍だからこそオリンピックは絶対やるべきだと主張している。
どういうわけだか、わしの考えはいつも圧倒的少数派の意見になってしまうのだが、別に逆張りでやっているのではない。
新コロは「インフルエンザ以下」というわしの主張を貫徹すれば、オリンピックを止める意味などないし、コロナ禍の最大の犠牲者である子供たちのためにこそ、開催すべきなのだ。
朝日新聞社の最新の全国世論調査では、東京オリンピック・パラリンピックの開催をどうするのがよいかという質問に対し、「中止」が43%と最も多く、「再び延期」が40%で、「今夏に開催」は14%にとどまった。4月調査と比べ、「中止」が大きく増え、「今夏」は半減したという。
再延期といったって、来年は冬季五輪もサッカー・ワールドカップもあるわけだし、再延期に伴うコスト等の問題も山ほどあるから、現実的には無理だろう。再延期は実質的には無期延期であり、中止を求めているのに等しい。
つまりは「開催反対」が83%で、賛成は14%ということだ。
2013年8月、東京五輪招致決定直前に行われた朝日新聞社の全国世論調査では、開催賛成が74%、反対が17%だったから、真っ逆さまだ。
滝川クリステルが「お・も・て・な・し」と言って五輪招致が決まった時は、たちまち日本中が祝賀一色となって沸き上がり、「祝賀ムードに水を差す奴は非国民」という空気が出来上がった。
当時は、東日本大震災の被災者がメディアの取材に対して「オリンピックどころではない」と答えたら、ネットで「いつまで同情して欲しいのか? 国民が一丸となって招致したオリンピックをけなすとは、被災者は一体何様のつもりか!」と叩かれるという事態まで起きている。そもそもこのオリンピックは「復興五輪」を標榜して招致したはずだったのに。
ところが、8年前にそんな「五輪歓迎全体主義」があったことなど、もう誰も覚えていない。それどころか、真逆の「五輪中止全体主義」の空気が完全に出来上がって、五輪開催を主張したら「非国民」扱いされかねないのだから、全く呆れ果てるしかない。
こんなもんだ、大衆の世論なんてものは。全く無節操に極端から極端に動き、それでどうなろうと一切責任は取らない。そんな世論など気にしたって何の意味もないのであって、堂々とオリンピック・パラリンピックは開催すればいいのだ。そうしていざ日本選手が大活躍し始めたら、世論なんて簡単にひっくり返るに決まっている。
先々週のライジング・コメント欄で読者からの指摘があって、なるほどそうだったかと思ったが、1998年2月の長野冬季オリンピックの時には、インフルエンザが大流行していたのだ。
インフルエンザの流行は、年末から年明けのあたりにピークを迎えるのが通常のパターンだが、この年は暖冬だったため流行時期が例年よりも遅れてピークが2月にずれこみ、まさに長野五輪の開会式が開かれた2月7日を含む第5週が、患者報告数13万超とそのシーズンの最多を記録している。そしてこの数字は、それまでの10年間で最多であった。
さらに、このシーズンに流行したインフルエンザでは特記すべきことがある。この時、初めて「インフルエンザ脳症」が注目されたのである。
1997/1998シーズンには、学童等を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告では全国で127万人という、これも過去10年で最多の患者数となった。そしてその中に、重度の中枢神経症状を呈する急性脳症を発症した死亡例が報告されたのだ。
このシーズンのインフルエンザ脳症による死亡者は推計100人に上り、そこで厚生省(当時)は研究班を立ち上げ、全国調査を開始したのだった。
この年に小児のインフルエンザ脳症が注目されるようになった背景も、読者のコメントで知った。
1970年代以降、インフルエンザのワクチン接種は学童への集団接種が基本で、学校の体育館等で一斉に接種していた。
ところが副作用報告やワクチン無効論に押され、1994年に集団接種が廃止され、医療機関での個別接種に移行した。
以後の接種率は当然のように激減し、ワクチン製造から撤退する製薬会社が続出し、そうして1998年はインフルエンザの罹患者が激増し、小児の急性脳炎が相次いで報告されるに至ったというわけだ。
そしてこれを契機に、重症化予防の観点から、再びインフルエンザワクチンの接種が見直されることになったのだそうだ。
コメント
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9時5分から、ワクチンについて。やるのね(笑)
その前に「大坂なおみ選手」に関しては、玉川歯切れが悪い。それはそう。官僚を追いかけまわし、その姿を撮す(晒す)ことで「視聴率」を上げた男です。当たり障りのない発言。どの口がいうのか?
また「うつ病」の文字を画面いっぱいに延々30秒近く映し続けるのは、どういう「意図」なのか?
また精神科医の片田氏(関係ないが、ビジュアルが正直怖い。カッと見開いた目線が……)が色々コメントしていたが、彼女の著作を調べると……
「正義という名の凶器」
「他人の意見を聞かない人」
「すぐ感情的になる人」
「プライドが高くて迷惑な人」
その他多数。
悪い冗談でしょうか(笑)?
是非、「玉川徹」について、コメントして欲しい。
さて、ワクチンに関して玉川のコメント。
接種に関し「早く、出来るだけ多くの人に打つ」が最重要であり、接種券やルール「その他」は、「些末なこと」と。疑念が起きてる「死亡者」には「一切触れず」。
その発言の前のパネルには、「キャンセル率」に触れているのに、「なぜだか触れない」
日程上の問題と片付けてるが、本当か?
現役世代の少ない層の「キャンセル」だぞ?
東京都のキャンセル率12%だぞ。大規模接種とのからみなら、そう「報道」すれば良い。
まったく触れないで、キャンセルに対する対応が良くできてると簡単に片付けてるのは如何なものか。
また、尾身会長がオリンピック開催に関し「意見を聞かれなかった」ことに、玉川お怒り。
「どういうつもりだ!」とグダグダと「政権批判」に持っていくが……。
いや「そういうこと」でないかい?
また玉川は「つい口を滑らす」。
オリンピックの関係者に全員PCR検査出来るのなら、「なぜ国民全員にPCR検査できないんだ?」と……。阿呆。
パネルコーナー終了後は、「夏の新作マスクショー」。通販番組か?
嗤えたのは、医療用マスクの機能に「小型換気扇」のついたマスク。
何が何やら。
羽鳥が「試着(笑)」しての感想が、「ブーン」って音がすると。
多分自分の頭の中が「たりらりらーん♪」と鳴ってるのは聴こえないらしい。
しかし、画面に映る全員でマスクしてる姿は異様だし、玉川1人だけ「自宅」(菊間弁護士はテレ朝の他の場所からの出演か?)からの出演。
「忙しい」とは、よくも言ったり……な
今日の「迷走中」でした。
フジのパクリしちゃだめよ(笑)
あっという間に1週間です。
「子供達のためにオリンピックを! 」大賛成です。
ここは、もうただ、デマコロナ禍、打破!打破!ダハハハハ!それだけです。
もう、ああだこーだ、うっせえばかりです。
怖い人は、自分で勝手にじっとステイホームしていてください。永遠に。死ぬまで。
そして臨終時に、「コロナに勝った」と言えばいいでしょうよ。
テレビは相変わらずの茶番、協奏曲が繰り広げられ、
一応、駄目元で「テレビタックル」など観ちゃいましたが、もう全然ダメに決まっていました。
司会者の2人がもう全然ダメダメダメでした。
トリンドルちゃんが、現実の若者の声をひっそりと語ってはいましたが、
締めのたけしの言葉の中に、「山中教授が言うように」とか言っていたので、「はい終了!」でした。
山中教授が、じゃねえよ。(あ、言葉が汚くてすみません)
大阪の死者50人!報道とかもう、こんなことばっかりなんだろな、やってられっか!って呆れ度マックスですが、
放置しとけばやりたい放題だし、監視指摘しても、ガン無視やりたい放題の、おったまげコロナ狂想曲を、
歴史にしっかりがっちり正確緻密な記録を残すために、
とんでもないコロナ報道のデマの一部始終を、徹底的に監視記録分析しておかなければなりませんね!
しつこく諦めず徹底的に。
今週もライジング配信、ありがとうございましたーっっっ!!!
Twitter動画拝見しました!
「もっとゆるみなさい!!」いいですね!
一つ気になったのが、46秒あたりの字幕で「かんねん」が「感念」となっていましたが、「観念」ではないでしょうか?
ライジング「ゴー宣」、この間のニコニコ生放送(オドレら正気か)の時のよしりんの訴えをより詳細に書いてあって、なおかつそれだけに留まらない、とても説得力を感じる論で、読み応えたっぷりでした。
「トンデモ見聞録」、メディアのデタラメな報道に惑わされないように心構えを新たにします。TVのワイドショーやニュース、その他コロナ脳な番組はすっかり見なくなってしまったのですが(ワイドショーは元から見ていないのですが)、ネットやSNSにもTV報道のようなデタラメ情報が混ざっているので、情報の取捨選択を意識しています。鵜呑みにしないことですよね。また、これが一番の難題ですが、デタラメ情報を信じ込んでいる自分の身の回りの人をいかに説得出来るか、ということもあります。
Q&Aの遊具の件、三浦瑠璃氏もよしりんとの対談(コロナ論3)の中で言及していましたが、言論人としてよりも、子を持つ母親としての常識感覚からの危機感を感じての発言だったように感じました。山尾志桜里議員も同じように感じる時はあるんじゃないのかなと想像するんですが、それよりも玉木雄一郎氏や多数のメディアからの情報、それが形成する世間が、あんなに個が強いと思っていた山尾氏すらも凌駕してしまったのですね。残念ですが、皇統問題や香港・チベットの問題での活躍などには注目しつつも、大きな失望があるので、だいぶ差し引いた目で今後を見ていく感覚になっています。
そして三浦瑠璃氏との対談の中で、よしりんが注射の時に気が遠くなると言っていた話ですが、私も経験があります。実際に気を失ってしまいました。「血管迷走神経反射」と言うそうですよ。そしてトッキーさんがブログで出されていた動画、私も及ばずながらtwitterで拡散させて戴きました。
質問です。
子供は新コロの受容体が少ないから感染リスクが低いのと、インフルエンザはウィルス干渉によって感染しにくいので子供に優しい、は相反しませんか?
最近ひろゆきさんと三橋貴明さんが討論されて、その動画が上がりましたが、その動画でひろゆきさんは、年末にモクレンさんがやられてしまった詭弁テクをガンガン使われていました。
しかし三橋さんはそれに対してブレることなく、言葉を選びながら慎重に自論を説明していったので、結果的にひろゆきさんの極論と詭弁が際立った結末になっていました。
相手の意見を封殺する手法に対する、一つの戦い方として参考になるんじゃないかなと思います。
正直コロナ禍が終わる気配がなくて精神的にとてもきついです 日本人のど外れた忍耐力は凄いなあと我慢強過ぎるだろうと呆れてしまいます よしりん先生は心が安定しているので気になっていないのかと思いましたがブログでストレスが凄くたまっていると書かれていたのでコロナ禍ははやく終わらせないといけないと思いました貧乏人の楽しみの午前1時からのカラオケもお店が閉まっているので遊ぶことも出来ません僕はまだいいけど子供たちに1日もはやく普通の穏やかな日常を取り戻したいなあと思いました
今日のモーニングショーは少ししか見られなかったですが、相変わらずPCR検査で安心が得られるというようなことを言っていたので呆れてしまいました。陰性証明って何の意味があるの。オリンピックに反対しているどこかの経営者や検査機器メーカーの懐が潤うだけでしょ。
コロナ論の影響か、反コロナ脳は増えてるみたいですが、
中には人を貶めたり、トラブルを起こすことを快感としてる者がいます。
マスク拒否男・奥野淳也はコロナ論の一巻目で取り上げられてますが、この時はまだ紳士的な男だと先生も自分も思っていたわけです、しかし、彼はその後メディアに取り上げられたりして、こうすればヒーローみたいに扱われると思い、後は数々の無用のトラブルを引き起こす残念な人物に成り下がったわけです。
他にもコロナ騒動やワクチンに異を唱えることを発信してる人は多いですが、中には『在日ガーー!』とか、明らかにネトウヨなものがいます。
こういう連中は、大坂なおみに対する悪罵が多いようで、自分も最初は今回の会見拒否とかは『お嬢様気質』なのかな?と思っていましたが、後に『うつ』を患っていたなど、コメントを見た後は色々考えなくてはいけないなと思いました。
しかし、そのコメントを見ても『プロだろ、甘えるな!』『テニスやめろ!』など、批判的なコメが目立ちます。
どうやら彼らにとって純潔な日本人でないと、日本人とは認めないようです。
じゃあ、純潔な日本人って何や?
PCR?遺伝子の検査して中国・韓国の遺伝子があったら、純潔な日本人とは呼べないのか?
コロナ脳だろうが、反コロナ脳だろうが、コロナ騒動にかこつけて、人を差別する奴は最低だ!
だが、こういう連中って、最後には『小林よしのりのせいだー!!』って言うんだろうな。
トンデモ見聞録「デタラメ速報をやめろ! 死者のからくり」を読みました。デタラメが過ぎていますね。高度情報化社会の悪い所が全て出まくってますね。数字が並ぶと頭がボヤーッとする人が多いから、テキトーなことやってもいいって思うのでしょうか。でも、死因が何であれコロナ死にカウントするって通達は、数字の羅列じゃあないか…。
責任感の無い人ばっかりになり過ぎて、ズルい人ばっかりが得する世の中になってんでしょうか。
公を考える人が、また全然居なくなったのも大きい気がしますね。
テグネル博士の居るスウェーデンや、木蘭先生や小林先生の居る日本を考えると、諦めず誠実に真理を貫こうとする人間が居る国が、生き残っていくのかな、と思いました。
三種の神器を武器に、私も戦い続けます!