第398号 2021.5.18発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…かつてマスコミは立法・行政・司法の三権に次ぐ「第4の権力」と言われていた。国会や政府、裁判所に不正があった場合にこれを発見し、糺す監視装置としての機能を期待されていたのだが、それが今ではマスコミ自身が巨大権力と化し、マスコミこそが「第1権力」になってしまっている。そして、巨大権力となったマスコミを監視する装置はない。やりたい放題なのである。マスコミはいくらでも情報を操作し、視聴者の大衆を洗脳し、煽動して世論を作り上げることができる。さらに、テレビが「権力」だということを全然理解していないバカがものすごく多く、もう手のつけようがない状態なのだ!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…「魅力的なところを閉じる」発言で、日本社会を破壊へと導いている分科会・尾身茂会長。「緊急事態宣言という強いメッセージが必要だと判断した」などと発言し、廃業、倒産、経済的困窮、家庭内の暴力・虐待、精神的影響などによる犠牲者のことは一切無視する方向へとひた走っている。昨年7月に分科会がまとめた提言「検査体制の基本的な考え・戦略」からわかる尾身氏の管理社会構想…大人しく従う羊になるな!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!香港在住の漫画家だったとしたらどうする?五輪のスポーツドクター募集に多くの応募があったことをどう見る?新コロワクチンの効用は半永久的なもの?季節的なもの?草彅剛がトランスジェンダー役を演じた「ミッドナイトスワン」は観た?臆病者が多い日本で、ワクチンは本当にコロナ禍終了の起爆剤になるの?大衆の無責任さは何処から来てるの?最近の口癖は何?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第419回「第1権力と化したテレビマンの狂気」
2. しゃべらせてクリ!・第354回「沙麻代ちゃんへの愛の証、元祖・いいなけつ~!の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第213回「尾身茂の不気味な管理社会構想」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第419回「第1権力と化したテレビマンの狂気」 5月11日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、同局社員の玉川徹は、こう発言した。
「例えば、その、一部の漫画家とかね、元政治家とかが、何言ったってほっときゃいいと思ってんですよ、私は、ああ。
なぜなら社会的な影響なんてほとんどないから」
「一部の漫画家」とは、明らかにわしのことである。
「元政治家」とは、無制限の検査拡大はすべきでないと玉川を批判している橋下徹のことだろう。わしには橋下も玉川と大差のないコロナ脳にしか見えないのだが。
SPA!編集部も、FLASH編集部も、玉川徹にわしとの対談を申し込んでいたのだが、玉川は「多忙」を理由に断って来た。
緊急事態宣言発令以後、ずっと家に閉じこもってほとんど外にも出ていないのに「多忙」とは笑わせる。わしとの直接対決をそれほど恐れていたとは可笑しいくらいだ。
わしは8日のニコニコ生放送『オドレら正気か?』で、玉川が対談依頼から逃げたことをバラした。そして11日発売のSPA!に載った『ゴー宣』も玉川の徹底批判だったものだから、それでもう耐えきれなくなってこんなことを口走ったのだろう。
だが玉川はかつて、その「社会的影響力なんてほとんどない」漫画家・小林よしのりに2度もインタビューしに来て、番組でも放送していたのだ。
それなのにコロナに関してだけはインタビューに来ず、対談からも逃げるのだから呆れる。臆病者は卑怯者に転ずるのだ!
とはいえこの発言、単に卑怯者の悔し紛れの捨て台詞として看過するわけにはいかない、重大な問題を含んでいる。
玉川は、自分には一漫画家の小林よしのりよりも、はるかに大きな影響力があると思っているのだ!
みっともない人間だ。
玉川徹に影響力があるのではない。テレビに影響力があるのだ!
テレビはこういう自己主張の強い、アクの強いキャラを生み出すが、あくまでもモノを考えない大衆向けの脊髄反射でしゃべるカラクリ人形のようなものだ。
論理性がないから文章にすると途端に幼稚になる。
テレビだからこそウケるのは橋下徹によく似ている。
テレビは「雰囲気」しか伝えない。「ズバリ、モノ言う人」という雰囲気さえまとっていればそれだけでよくて、実際に何を言っているかまで聞いている人なんて、ほとんどいない。
玉川はテレビに出ていなければ何の影響力もない。東京新聞でコラムを書いているが、おそらく誰も読んでいないだろう。
しかしテレビに出ている限りは、その力は絶大なのだ。何しろ視聴率1%が100万人だ。このゴールデンウイーク中には「コロナ恐怖」を煽って12.6%という高視聴率を叩き出し、同時間帯トップを独走し続けている。
恐怖を煽る手法は矢追純一と似たようなもので、「恐怖」に対抗して「安心」を与えても視聴率は得られない。
コロナは「不安」や「恐怖」を煽れば視聴率がとれる絶好の素材と気づいた玉川徹は、お化け屋敷の呼び込みのように、嬉々としてたかがインフルエンザ以下のウイルスを、恐怖の大王のように錯覚させてしまっている。
いくら「本の力」といっても、『コロナ論』が1、2を合わせて10万部では、まだ全然太刀打ちできない。
だが、これはあくまでも「テレビ」と「本」というメディアの差である。
玉川はおめでたいことに、それを玉川徹と小林よしのりの差だと思っているのだ。
そもそも、テレビと本は同列に並べられるメディアではない。
出版は誰でも参入できるが、放送は総務省の許認可を受けた免許が必要であり、新規参入には制限が設けられている。
そうして、限りのある「公共の電波」を使わせてもらって運営しているというのが大前提であって、テレビは「公器」なのである。
公器である以上は、偏向してはいけない。対立意見がある場合は「両論併記」にしなければいけないのだ。
このことは、放送法第4条に明記されている。
コメント
コメントを書く>>238
本当ですか?
他には私もサトルさんも希蝶さんもrokuさんの友人の質問に回答していた筈ですが?
気づいていないのかしら。
まあ、私の意見はスルーしてもらっても構わないのですが(笑)嫌われていますからね(拗ね)
オドレらに倉持麟太郎先生ですか!
楽しみです♪
>>240
は、もしrokuさんが私の回答に対するコメントを一段飛ばしでスルーされたら、それは rokuさんが私のことを嫌っているのではないかという私の危惧で、一種の拗ね者の感情に基づくという意味です。
>>240 が言葉足らずな感じがしたので、念のため。
(4回目、失礼しました。)
(何回も書き直しですみません。)
高橋洋一氏をワイドショーは喜々として叩いてますな、水に落ちた犬は叩きまくって、上から小便かけてもいいってくらいに・・・カス芸人、ネトウヨ弁護士ばかりの番組じゃ仕方ないか。
伊藤惇夫『高橋氏は財務省に恨みを持っている』
さすが取材をしないで自分の感情で語るゴミ・ジャーナリストは違いますな、俺はスシごときで言いなりにはならないなんて雰囲気出してるけど、しょせんは政府批判のための芸人でしょうが。
それよりお前ら、高橋氏と対談して見ろよ。
ん?まさかご本人の前じゃ言えねえのか?
まさか忙しいとかいうんじゃあるまいな?どこぞのTM川徹のように。
さすがは我らが倉持先生(ハゲ兎じゃないほう)!ありがとうございます!
21時以降の飲食店の閉店は非常に不便な思いをしております。
パチンコ屋やスーパーは営業してるのに何で飲食店だけなんじゃい?しかもウチの県は、まん延防止法も緊急事態宣言も出てないのにどういうことじゃーーい!?
他の店もグローバルダイニングに続いてほしいです。
小池百合子ヌキや、ちゃんと答弁書は自分で作ろうな。
『おじまああああー!!裁判長から怒られたわのよ!!どうしてくれるのよさ!!今度は突っ込まれないよう、しっかり作ってアッチョンプリケー!!』って部下にエラソーに指図してるようじゃダメだぜ?
ていうか法廷に出てきて自分の正当性を述べろよ、百合子ヌキ。
自分が国を牛耳りたいなら自分で動け。
部下たちはいい加減辟易してるぞ、百合子ヌキ。
磯神吉村もな。
玉川氏の「なぜなら社会的な影響なんてほとんどないから」って、メチャクチャ危険な発言ですね・・・
正しさと影響力ってイコールじゃ全くないのに
影響力って諸刃の剣でしょう
間違った方向にも影響を与えてしまうわけですし
だからこそ影響力のある人こそ、自身の正しさを厳しく見つめないといけないはず
なのに彼は、正しさなんてそっちのけで影響力の強さでもってゴリ押しすりゃ良いと考えてるわけですな
でなきゃまず主張の正しさを語りますよ
そして影響力の小さい、正しい意見が日の目を見るようにするのも影響力のある人の重要な役割でしょう
小林先生が井上先生のプロモーションをされたように
5回目ですみません。
しかも今日にもライジング配信なのに投稿増やしてすみません。
さざ波発言の高橋洋一氏がクビになって、いよいよ全体主義の狂気が日本全体を覆った感があります。
マスコミが必死で“さざ波“の部分を隠し、必死で揚げ足取りに躍起になり、必死で政府の対応の失敗だけを報道し、必死でワクチンによる死者を隠す、こんな狂気が平然と行われていてもマスコミに異を唱えるどころか自粛に協力してオリンピックの中止を叫ぶ国民いや畜群の多さには、呆れるしかありません。
マスコミを監視する機関がこれほど必要だと感じたことはありません。
BPOは役に立っていません。少なくともコロナ報道については。
国民が権力も報道も批判できて初めて一人前の国家だと言えるのでしょう。
ゴー宣がその役目を果たしているけど逆に言えばゴー宣しか、ライジング、ゴー宣道場、オドレら正気かしかその役目を果たしていないというのは何とも心もとない。
まともと思われていた大人、専門家、有名人が簡単に空気に靡く馬鹿に変容していく様は、地獄絵図を見るより残酷でした。
グローバルダイニングの訴訟会見?動画を観ました。
なんというか、激しい共感と怒り、情けなさがごっちゃ混ぜになり、
じっとしていられない気持ちになりました。
まさに、長谷川社長の言葉の「血と汗と涙」なしには、ここまで来ることはできなかったと。
この会見動画を、マスコミは流しているんでしょうか!(流すはずがない、わかってる)
本来ならこれこそ、バンバン大きく取り上げ、連日トップ報道、激しく議論しなければならないはず。
世間をひっくり返す、長谷川社長の発言でした。
言論の自由、公共の福祉、コロナを2類に、等々、矢継ぎ早に、小林先生と同じことを言われていました。
1回目の会見は、ちらっと報道されていましたが、今回の報道も、多分そんなもんでしょう。
マスコミにはあまりに不都合な真実だから。全力で隠蔽しないとだから。
いい加減、抗議の声をあげ、狼煙をあげ、立ち上がらなければならない、蜂起しなければならないと、
思わずにはいられませんでした。
>>244
関連しまして、イソジン吉村が「酒類提供する飲食店は営業停止」と喚いたそうです。
よしりん先生が言っていたように「極限状況で」そいつがどういう人間かよくわかりますね。
なぜ「憲法違反」という基本中の基本に考えが及ばないなだろうか?
どっかの都知事もそうですが、人間、こうも狂ってしまうのかと恐ろしくなります。
玉川の「影響ないから相手にしない」という持論がいかに危険か。府知事という影響力が高い地位の人間が憲法を蔑ろにするくらいだから。
>>248
雑魚の末路はそんなものです。
いずれにせよ、あいつはクビです、それは間違いない。
最新号が配信されたのに、今頃感想を書きます(汗)。
今回のゴー宣を読んで、以前よしりん先生が「人間は弱い。少しずつ強くなっていけばいい。
だが、組織の力を自分の力と勘違いしてはいけない」と描いているのを思い出しました。
玉川徹はテレビの力を自分の力と勘違いしたまま社会人として過ごしてきた人間だと言えます。
そんな玉川徹がテレビの力を使って全国に新型コロナは殺人ウイルスだと散々煽って
日本の秩序を混乱に陥れたことは許し難いテロ行為で、本来ならそれを止める責任があるはずなのに
視聴率欲しさに放っておいているテレビ朝日も同罪です。
既に日本が被った被害は玉川徹やテレビ朝日が責任を背負いきれない規模となっていますが、
それでも絶対に責任を取ってもらいたいです。
トンデモ見聞で紹介された分科会・尾身会長のとことん国民の管理を推進する言動は
これまでに誕生した独裁者たちと通じるものがあるように見受けられました。
玉川徹もそうですが、権力を握った人間は何故こうも人を管理したがるようになるのでしょうか。
人間も動物の一種だから、本能的に群れのボスになろうとする感情が無意識に働くのか、
他人が自分の言動に素直に従うことに快感を覚えているのか、単に承認欲求が欲しいのか。
そんな尾身会長の言葉に疑義を申し立てることもなく、ひたすら受け入れる菅政権や国民を見てると、
実は自由は欲しくなかったのかと思えてなりません。
いっそのこと、米中露に三分割されてしまった方がいいのではと考えずにいられません。
>>226
TMNさん
ご返信ありがとうございました!
厚生労働省が示す根拠は、「東京大学医科学研究所」の研究結果だということが分かりました。HPのQ &Aに「東京大学医科学研究所のデータを基に内閣官房作成」のイラストもありました。
また分かったことがあればお知らせします!!