なんだかんだで丸々10日間仕事をサボってしまった。体が緩み切って、声帯周辺の筋肉、咳をするために使う肋膜だけがカッチカッチである。もっともっと中枢まで緩めないと。
声帯の周りには実は筋肉は30ぐらいあって、そのほとんどが不随意筋なので、中世の(「ベルカント唱法=オペラの一般的な唱法」が生まれるまでは)ヨーロッパでは、この、おびただしくも細かい、不随意筋を、随意筋のコントロール(例えば、唾を飲むための筋肉群)を元手に、何年もかけて不随意筋を随意筋に飼育的に変えてゆくという、気の遠くなるような方法をとっていた。
しかしこれを身につければ、とてつもない音域(文献だと8オクターブと書いてあったりする)が平然と出るようになるし、音量が出せる。
誰も一度ぐらい考えてことはないだろうか?オペラ歌手とか、お相撲さんの声は綺麗で豊かだ。そして彼らは一様に、平均よりも肥満している。「大きい
コメント
コメントを書く>>26
まあまあ、それは誰でもありますよわあい。僕は中学生の時にメンクラの夢見てました。
>>27
きっと父はホットドッグプレス夢でしょう笑
(母は、きっとオリーブ笑。ていうか、興味なさそう笑)
最近、というか今朝、ディズニープラスというサブスクに入っていることを突如として思い出して笑、『GETBACK』というビートルズのドキュメンタリー(それは、かのルーフトップコンサートの2週間前から、つまり、コンサート用の曲を用意する=作編曲する作業から、はじまりますが)を見始めました。初心者の方向けに、ビートルズの軌跡(クオリーメンから)をまとめてくれているので、わかりやすいかと。
声帯のお話、目からウロコというか喉からウロコでした。
20年以上バンドでボーカルをとってきましたが(大体ロック/パンクなので声を張る)、腹筋第一主義ですべてコントロールできるとおもいつつどこか腑に落ちない感じがあったのです。声帯をコントロールするという新しい感覚が自分の中にできて、革命がおきている気分です。しばらく練習してみようと思います。
いつも菊地さんのお話からいろいろな示唆を頂戴してます、ありがとうございます。
>>29
いや、いきなりは難しいですよ。特にシャウト系は。あれは力任せがスタイルとして定着しているので笑。僕はジャズとかソウルとかの感じなんで、インチキだけどなんとかできたんですけどね。ただ、最近のメタルはサウンドがアンビエントになってるんで、いけたらいけると思いますけど笑。
遅まきながらLDK読みました!
久しぶりに雑誌媒体のエッセイを読んで「さすが」となりました。
男性からのいらない高価なコスメの贈り物はあるあるですよね(女性の経験談としてよく聞きますが、菊地さんからその話を聞けるということに幸せを感じます。)
最近、昔流行ってた主張の強い香水はモテませんよ、といって40代50代のおじさん世代にジョーマローンやイソップが薦められてる記事を見て、時代は変わったなと思いました。(慌てて書いて色々間違っていたので書き直しました。すみません)
山下達郎が肺活量それほどないのにあのとんでもない声量というのは(昨年、ライヴで聴いてたまげました)、やはり、菊地さんのようなトレーニングをしているのでしょうか。
>>32
まあ、先ずは女性のパフュームが弱くなりましたからね。連動的にもおっさんの香水がイソップ化するのは致し方ないでしょうなあ。先進国水回りが強引に良くなっちゃったんで、「そもそも香水は体臭を隠し、美化するもの」という前提に立たなくなっちゃってもう30年ぐらいたつんじゃないでしょうか。僕は変わらずミュグレーですが、あれは主張が弱いようで強いので、さすがの間ん制度だと思っています。
今、マッチングアプリとかでデートしてセックスしようとしている人は多いと思うんですが、香りに関してはすごく慎重で、「味」に関してはずるけているように勝手に思ってます(「味」は料理ではなく、「自分の」です)
>>33
yymknnさんもそうなんですけど、話をまとめると、僕はまず、サックスの発音に際して、腹筋主義でない(もちろん、腹筋は使いますよ。立ってるだけでも笑)、振動体(ここではリードですね。サックスの)に対する別コンセプトが知らず入っていて、それがヴォーカルに横滑りしてる「かも」ね。という程度で、ここで紹介している前近代的な発声法は、現在では無理もしくは時間かかりすぎと言われています(教えている先生が日本に1人だけいます)。また、僕が特別なトレーニング法を持っているわけではないです。自然とそうなった。という感じで。
ただ、ご指摘の達郎さんのように、声帯を鳴らすのが天才的に上手い人がいて、こういう人は絶対に声が枯れないんですね。忌野清志郎さんとかいとうせいこうさんの発声は、「全身が小さく、肺活量が多いわけではない」組の、また別の独自性のある発声だと思うんですよ。お2人とも、声の実音は小さいです。達郎さんはセミみたいなところあるかもね笑。
僕が個性的だなと思ってるのは藤井風で、長身で腹筋主義が使え&使ってるのに歌声が実は小さいんですよね。平井堅の「度を超えた柔らかさ」と比べるとちょっとわかった気がすると思いますけど。「ガタイが小さいが声帯が良く鳴る」派には
小田和正もいます。
>>36、33
rosanjinさんがおっしゃるように、達郎さんのライブを見に行くたびに、御年70にして(変化は感じさせるものの)20代の曲をアレンジ変えることなく歌えるのがとんでもないなと思っておりました。清志郎さんは、爆音の演奏でも歌が聞こえるような歌い方を訓練して身につけたとなにかの媒体で読んだ記憶があります。藤井風さんがたしかにとても不思議で、とてもフラットというか、真似しようとするとわりとすぐできちゃいそうな感じがあって、それは腹筋主義なところがあるからなのかもと少し思いました。
バンドの練習で試してみているのですが、声が枯れなくなった、かつメンバーには特に違和感を感じさせていないということでだいぶ楽しくなっており、今後も精進したいと思います。ご返信ありがとうございます。
連投ですいません。コメントにある「声帯を鳴らす」というのが、身体に意識をもっていくのにとてもわかり易いと感じました。