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 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2026年10月06日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年10月20日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-10-06配信のハイライト

  • 「アメリカ軍の損耗」と「ガソリン車のシェア50パー割れ」
  • 「ナフサ不足を乗り切った中国」と「ロボット空挺部隊」
  • 『これ描いて死ね』感想と「ノーベル賞といらすとや」
  • 「ノーベル物理学賞とアイスキューブ」と「判断を確率で返す」
  • 「タンパク質に透かし」と「被害に遭ってはじめて対策する」
  • 「Meta VRグラスで電脳コイル?」と「ボリビアで新種のネコ」

「アメリカ軍の損耗」と「ガソリン車のシェア50パー割れ」

山路:ようやく秋晴れっぽい天気がちらほら出てくるようになったじゃないですか。

小飼:そうね、秋なのか、なんといえばいいのかな、梅雨がこっちに引っ越してきたかな(笑)、

山路:37日連続って、なんかもう私、天気病なんで死にそうでしたよ。

小飼:これが40日になると本当にノアの箱舟のエピソードになっちゃいますね。お天気のこの、

山路:もう外で働いている人には申し訳ないけど、高気圧で晴れがずっと続いたほうが本当に体調的にはありがたいんですけどもね。

「11日から顕著な高温だそうです」(コメント)

山路:そうなんですか、来週。

小飼:すごいな、残暑が10月に飛んでくるというのは。残暑ってそもそも8月が、

山路:残暑見舞いの、

小飼:8月が夏というより、梅雨だったもんね。

「台風の秋」(コメント)

山路:ってコメントあったけど、今台風28号と29号が生まれたんですよね。今現在、3つの台風が同時に存在するという。これって、そんなによくあることではないですよね。

小飼:あー、まぁでも、どうなんだ、結局上陸するか否かなので、上陸されるとヤバいんだけど、どうなんですかね?

山路:しかも台風ってやっぱり複数、同時にあったりとかすると、軌道だったりとか、その影響ってすごい計算難しくなるんですよね。物理シミュレーションの云々かんぬんで。結局増えれば増えるほど、規模だけじゃなくて予測できないってところでも被害が増えるんじゃないのっていう。

「28号は越境台風」(コメント)

山路:ハリケーンのほうから台風になったってやつか。ハリケーンでいいんですよね、ハリケーンが台風になったってやつかな。

小飼:ハリケーンは大西洋のやつをハリケーンって呼ぶんじゃなかったっけな(※編注:大西洋北部・南部だけでなく、太平洋北東部・北中部も含まれる)。北太平洋のやつがタイフーンで、インド洋のやつがサイクロンで、南太平洋のやつが何だったっけ、でもハワイに来るやつもハリケーンって呼ぶから、確かあれかな。

山路:日付変更線じゃなかったっけ、

小飼:日付変更線というのか、西経180度っていうことになるのかな、要は子午線、そうそう、東経西経、ゼロのちょうど反対側の境かな、

「全部同じでいいよね」(コメント)

山路:って、本当に確かにそれはそう思いますわね。じゃあちょっと後々重い話とかも出てくるんで、早めにちょっと最初は軽い話からいっておきましょうか。どうでもいいニュースから。これとか、

小飼:ドンがロンになったというね。

山路:ナオヤさんがブックマークしてたけど、本当にどうでもいいニュースだなみたいな(笑)、要はマクドナルドのキャラクターの、日本でドナルドって言ってたのは、世界的にはロナルドで通ってたんだけど、それが日本のほうもドナルドからロナルドに合わせて、世界標準に合わせるというか。まあまあ、だからなんだみたいな感じなんだけど(笑)、

小飼:スティーブン・キングの『IT』だよね、排水溝からこうやって出てくるのは何だったっけ、なんて名前だっけ、

スタッフ:ペニーマン?

小飼:ペニーワイズ。

「ということはマクロナルドに」(コメント)

山路:まぁまぁ(笑)、そうはならない、

小飼:(コメントを見ながら)ネクロナルド! これだ(笑)、ネクロナルド。動物の死体を提供してますということで。

「ドナルドがそんなに嫌だった?」(コメント)

山路:まぁ単純に世界戦略の話なんじゃないんですかね。

スタッフ:日本だけの話なんですか、

山路:今まではね。なんか藤田田社長でしたっけ、あの人、

小飼:日本に引っ張った人ですね、

山路:(その当時はかなり)独自の戦略とか入ってたみたいですけどもね。というところでなんかこう軽い話をした後、なんかもう相変わらず戦争はないじゃないですか。

小飼:本当にええかげんにせよ、なんだけれども。

山路:このイラン戦争でアメリカ軍の損耗がどれぐらいか、みたいなことを国防省が報告を出したというんですけども、なんかすごくないですか。リンクにもあるようなこの損耗度合い。これってやっぱり何が特に米軍の損耗としてデカいんですかね? 弾薬?

小飼:やっぱり中東の基地をやられていることですね。そこに止めておいた飛行機もついでにやられてるし、でも地味に言いたいのが宿舎とかがやられるやつで。

山路:じゃあ今まで宿舎に泊まれてたやつが本当に空母に泊まって、みたいな話になってきちゃう?

小飼:空母に泊まってっていうのとはかなり違うけれども、地上の場合というのは。要は大本営というのか、ホワイトハウスの発表ではミサイルをみんな迎撃してると。なんだけれども、飽和攻撃をくぐっちゃうわけですよね。

山路:結局どんどん補給路も伸びちゃうっていう話。

小飼:そういうことなんですよね。今まで中東の米軍、艦隊でいうと第5艦隊が担当している区域っていうのはバーレーンが母港だったんですよね。だから矢弾が尽きると、あるいは中の水兵たちが疲労困憊すると、バーレーン、ないしあるいはカタールまで行って休んだり補給したりするんですけど、今ペルシャ湾の中に入れないので、第5艦隊は。だから、ディエゴ・ガルシアとかから持ってくるしかないんですよね。

山路:『銀英伝』でやっちゃいけないって言ってること、みんなやってる感じですね(笑)。

小飼:みんなやってるんです(笑)。

山路:『銀英伝』読んでる時は、そんなアホな将とかいないやろうとか思ってたんですけれども、いましたねっていう。すごい話。

小飼:すごいシビリアンコントロールだよね。しかも将軍や提督を減らすって言ってますからね。

山路:へええ、なんでちょっとイカれた政治家とか定員を何でも削減しようとするんですかね。

小飼:定員を削減するというよりもやっぱり、意にそぐわないものというのを排除したいっていうのは普通の人間の感情なんだけれども。その人間の感情に任せっぱなしにするとヤバいことになるというのでいろんな、それにストップをかけるシステムがあるはずなんですけれども。基本的に今までのシビリアンコントロールというのは暴走するのは軍であって、その軍の暴走を未然に防ぐというのがシビリアンコントロールの。

山路:シビリアンが暴走してどうするんだって(笑)。

小飼:そう、シビリアンのほうが暴走しちゃってるんですよ。

山路:表に出てくる軍人たちの言ってること、すごい冷静ですよね。

小飼:そうなんですよ、まともなんですよ。

山路:いやー、文民統制怖い。で、このイラン戦争の影響で、まぁいろんなところでも影響出てるんですけれども、このびっくりしたのがこのAWS、イランの、

小飼:そうそうそう、だからどこを攻撃すべきなのかというのがとてもよくわかっている。

小飼:で、データセンターとか免責事項には天変地異や戦争というのはやっぱ入れてあるんですよね。

山路:ああ、じゃあこれデータ永久喪失って書いてありますけど、もう補償なしなんだ。

小飼:たぶんそうなるでしょうね。

山路:それはめちゃめちゃ怖いですね。へええ。

小飼:だから中東のもうAWSなくなっちゃった。すごいことですよね、本当に。

山路:今までよくクラウドってマルチリージョンだからみたいな、安全性とかいう時に言ってたりしたじゃないですか、リージョン分けておいたら、まぁまぁ大丈夫やろみたいな。なんとか他のリージョンのところにバックアップを取ってとか、そういうことはなかったんですかね。

小飼:普通は、この場合はペルシャ湾沿いにデータセンターがあって、そっちに分けるという。あんまり遠いと今度は回線の速度の問題が出てくるので。

山路:へー。

小飼:マルチリージョンというふうには言っても、近場を選ぶわけですよね。さっきも言ったようにバーレーンとカタールとか。クウェートとドバイとか、せいぜいその程度なわけです。

山路:意外に物理が壁になってたというか、

小飼:その通りなんです。

山路:もっと素敵に抽象化された世界かと思ったら、

小飼:物理攻撃は有効ですし、普通こういうデータセンターがどこにあるのかというのは聞いても言いませんよ業者、AWSもAzureもGoogleクラウドも物理的にはどこにあるんですかって言ったら、それは秘密ですって言うんですけれども。でなくて目立つ設備なので、普通の民間の衛星写真でも「ああ、ここだね」っていうのはバ、レ、バ、レなんですよ。

山路:イランからしてみたらいい攻撃目標?

小飼:本当にカモです。

山路:防御設備もあるわけじゃないですもんね。

小飼:そうですね、少なくとも今のところはないです。いや、だから今後陸上版のファランクスとかも配備されるのかもしれないですけれども。あるいは警備員がスティンガーを持って(笑)。

山路:そのうち日本のデータセンターも自衛隊の基地内に、みたいな(笑)。

小飼:今なら原子炉よりもDC狙ったほうが費用対効果高そうですね。

山路:ひえー。このイラン戦争、いろいろ影響出てるけども意外なというか、意外でもなんでもないんですけども、ガソリン車のシェアが初の50パーセント割れという。これ、すごくないですか?

小飼:ただ一つ気をつけなければいけないのは、ハイブリッドもガソリン車には数えてなかったはず。プラグインとか、だから普通のHVとかも純ガソリン車じゃなかったっけ? これのシェアっていうのは。

山路:そうか、そうか。

小飼:でも、なんだけれども、純ガソリン車というのか、要はモーターで駆動しないやつというのが5割を切ったというのはデカくて、しかも伸びている新興国市場ほどEV率が高いんですよね。

山路:それはフロッグリープというか、そういうこともあるし、

小飼:リープフロッグ、

山路:逆だ(笑)、あとはそのナフサ不足の影響を受けやすいとか、原油不足の影響を受けやすいみたいなそういう話?

小飼:そうですね。電気であれば、もう何で作ったっていいんですよ。ひどい話、石炭燃やしたっていいわけですから。

山路:日本のメーカーってEV戦略って、ごく最近ずいぶん転換したところ多いじゃないですか、ホンダであれ、これ大丈夫なんですかみたいな、ここまで急速にEV、

小飼:どうなんだろうなー、半導体みたいにならないと誰が言えるでしょうかね。日本の皆さんがずいぶん足を引っ張ってくれたので、

山路:日本の皆さんというのは、EV嫌いの人たち?

小飼:そうそうそう。ただその一方で、じゃあ欧州は、特にドイツはもっと頑張ったはずなのに、やっぱり高級路線を選んでしまったんです。

山路:ガソリンの高級車の方向ってこと?

小飼:そうそうそう、フォルクスワーゲンのID.シリーズですとか。あとメルセデス・ベンツのEQなんかですとか。本当にすごいのは安く小さく作れることなんですよね。今の欧州カーメーカーにRACCOを作れるところっていうのはないでしょ。DOLPHINすら作れない。欧州だとじつはDOLPHINぐらいの大きさというのが一番のボリュームゾーンなんですよね。デカすぎる。

山路:MINIとかもデカいですもんね(笑)。

小飼:デカい。

山路:名前よりもずっと(笑)。

小飼:日本の3ナンバーとかっていうのは旧大蔵省の、だから今の財務省の陰謀なんですけど、はっきり言って。

山路:それはどういうこと?

小飼:いやー、だから非関税障壁として。昔は5ナンバーと3ナンバーというのは税金でくっきりと分けられてたんですよね。何が違うかって言ったら、ボディのサイズと排気量だったんですけど。

山路:3のほうがデカい?

小飼:3のほうがデカい。でも、今はそういう税金の差っていうのはなくて滑らかに上がっていくという。だから3ナンバーだからってそんなに大きくないっていうのは確かなんですけど、でもMINIってついてて3だと、やっぱりムッときますよ。そんな中にあって、BYDはRACCO作れるんですよ。

山路:しかもなんかあれ、また日本以外の国にもどんどん展開進めてるみたいですよね。

小飼:その通り。

山路:売れるの間違いない。

「東京のEVの補助金ずるいよね」(コメント)

山路:そうそう、なんか日本の国産EVには補助金多めに出してる、

小飼:こういうのは法に訴えて欲しいですよね、BYDも。というのか、中国政府が訴えてもいい。こういう時にお互い圧力を掛け合うというのも、立派な外交ですからね。というよりも、現代の先進国に、先進国というよりも工業国における外交というのは、ほとんどがB2Bですよ、G2Gじゃなくて。

山路:商売を絡めた、そういうやり方ってことですよね。

小飼:そういうことです。今のレアアース禁輸の前にも、10年前にも中国一度やってるんですよね。

山路:なんでしたっけ?

小飼:レアアースの禁輸。その時は日本をはじめブロックされた国というのはWTOに訴えて、勝ってるんですよね。

山路:今はWTOが骨抜きに(笑)、

小飼:そうなんですよ。

「圧力の掛け合い、これは面白いですね」(コメント)

「バッテリー大きくすると重くなって環境負荷が増えるというジレンマ」(コメント)

山路:ってあるんですけど、そうですか?

小飼:まぁ今やそうでもないね。重いというのは確かに、加速に必要なエネルギーというのも大きくするわけですけれども、その代わり回生もできるんですよ。

山路:ブレーキとかで電気を貯める。

小飼:そう、だから回生ブレーキというのはICE、だから純内燃機関車にはできない技なので。まぁただタイヤが減りやすいというのは確かにあります。で、重さの差というのもだいぶ減ってきました、他の部分が軽くなるので。バッテリーは確かに重いんですが、ラッコクラスは200キロぐらいあるんですけども。たとえばトランスミッションで50キロぐらいあるわけです、もうこれいらないわけですし。けっこういらない部分っていうのがガツガツ出てきて。で、潤滑油も減るでしょ。

山路:なるほどね。なるほど。

「自動車重量税やめたらどう?」(コメント)

小飼:まったくもってそのとおり、税金がいちいち細かい上に税金以外で取る部分っていうのも、たとえば高速道路の料金というのは日本はアホ高い。使うなって言ってるがごときでしょ。たとえば首都高から東関東自動車道に抜ける1つ前に、あれか、千鳥なんだったっけ、ディズニーランドの次のところの出口があるんですけど、ずっとトラックが並んでるんですよね、あそこ出口のところ。要は東関道の料金を払いたくないので。こんなんばっかりですよ。

山路:ガソリン車の販売数が減ったというのも、イラン戦争の影響が多いんですけど、それ以外にイラン戦争の影響、ナフサ不足ってあったじゃないですか。

小飼:今も不足してますね。

「ナフサ不足を乗り切った中国」と「ロボット空挺部隊」

山路:中国はナフサ不足をうまく乗り切ったという話が出ているという。これは何でかというのがなかなか興味深くて石炭産業、石炭からの化学利用と言えばいいんですか、

小飼:それは昔から、

山路:その産業というのがすごく残ってたから、そこでナフサ不足を乗り切れたみたいな話だそうですよね。いろんな意味でなんか強かったですよねと。EVも持ってたし、石炭から生成もできたみたいな。

小飼:ねえ。

山路:これはイラン戦争でナフサが不足したのを石炭でやろうと思って石炭残してたわけじゃないんでしょうけど、それは新しくできなかったのがたまたま残ってたということだと思うんですけれどもね。

小飼:石油化学に対して石炭化学というのもあって、日本とかでは廃れちゃったんですけれども、中国はかなり盛んにやっていて、今は長期的には電化が正解だというふうに中国も結論は出してるんですけれども。有名な例としてDimethyl Ether、DMEっていうメチル基が2つ、酸素でつながったエーテルがあるんですけども、これってプロパンガスの代わりになるんですよ。中国ではプロパンガスの代わりに、ほとんどDMEになっていて、それって何から作るかというと石炭なんです。

山路:なるほどね、いろいろその分、有効活用しているわけなんだな。

小飼:石炭液化というのは二次大戦から研究されていて、「ナチスの科学力が世界一ィ!」の頃というのは当然やってたわけですよね。油田を抑えられてたので。アパルトヘイトで制裁を受けていた南アフリカもかなりやってたんですよね、石炭液化という。

山路:『子供の科学』でも出てきましたよね、戦時の頃の。

小飼:出てきました。バレル50ドルを石油が超えたら、石炭液化もブレイクイーブンするというのはずいぶん前に言われてたんですけども、もうその価格を超えてるのが定常状態ですからね。

山路:だけど石炭、炭鉱とか閉鎖しちゃったところも多いですからね(笑)。

小飼:いや、いくらでも露天掘りできるところがあるから。

山路:中国とかはそうなんでしょうけど、他の国なんかで必ずしも石炭産業をやめちゃったところってあるわけじゃないですか。

小飼:いや、だからペイしないというよりも、バルクキャリアで、たとえば日本だったらオーストラリアの露天掘りのやつを持ってくるほうが、国内の地下の炭鉱から掘り出すよりもずっと安いので。そうだ、わりと小さめのニュースだけれども、日本で細々とやってた石炭の露天掘りを閉めた、というニュースがありますね。

山路:露天掘りがあるにはあったんですか?

小飼:あるにはあったんです。

山路:へええ。

小飼:頑張って露天掘りしてたんだけど、という。これで日本に残る炭鉱というのは、釧路の海の下にある炭鉱だけですね。これは採算とか抜きで技術を絶やさせないためにやってるというやつで。

「エネルギーと化学物質を分けて考えた方が良さそうですね」(コメント)

小飼:そうなんです。少なくとも、たとえばもう再エネで電力をすべて賄える世の中になっても、電力だけではなくて、アルミとか、下手するとチタニウムとかも精錬できるようになった世の中も、マグネシウムとかも本当電気分解しまくりでできるようになった世の中でも、石油というのはなくなりません。

山路:炭化水素は絶対に要る。

小飼:炭化水素は絶対要る。プラスチックがいるんですよ、我々には。

山路:そんな貴重なもん燃やすなよ、みたいな話ですよね。

小飼:いやいや本当その通りなんですよ(笑)、本当その通りなんですよ。

「カルビーも売上が下がったせいか、カラフルに戻してた」(コメント)

山路:そうか(笑)、確かにモノクロのパッケージ、わりと一瞬でしたね。

「これからはインフラの維持にかかる費用をどう捻出するのか」(コメント)

山路:まぁそれはインフラもいろいろありますけど、エネルギーなんかのインフラっていうことも含めてってことかな、この人のこのシチュエーションの質問は。

小飼:たぶんライフラインとか道路とかだと思いますよ。これはやっぱり住民が減る以上は、全部を維持するっていうのはちょっとあまりに無理ゲーなので。

山路:よく言う、本当にちゃんと賢い撤退戦をやらなきゃいけないという。

小飼:ここで賢い撤退戦をやっておけば、世界のお手本になれたのだけど。

山路:過去形(笑)?

 

 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
 無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします。なお、有料のYouTubeのメンバーシップでは、無料部分だけでなく、限定部分の配信もご覧いただけます(YouTubeメンバーシップでは、テキスト配信はございませんのでご注意ください)。

 今回は、2026年09月15日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年10月06日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-09-15配信のハイライト

  • iPhone Duoの感想
  • 「日本に自動運転タクシー?」と「フェルマーの最終定理とAI」
  • 「生成AIは知ってることだけ」と「今のAIとHAL」
  • 「AI減速論の意味」と「AIの進歩と格差の拡大」
  • 「ショウジョウバエがDOOM」と映画『まどマギ』感想
  • 「アフリカの未来と出生率」と「南極の資源」

iPhone Duoの感想

山路:コメントで、

「で、山路さんはiPhone Duo何台予約? 3台4台?」(コメント)

山路:買うことは確定なんかいっていう。で、iPhone Duoですよ。見ました?Appleの発表会の動画。

小飼:いやー、見た限りではさすがの後出しじゃんけんというのか(笑)、

山路:ねえ、

小飼:でも、ここまで後出ししたっていうのは本当に久方ぶりですよね。普通、数年ぐらいなんだけれども。

山路:フォルダブルのスマホに関しては7年経ってますね。最初にサムスンだっけ、だからぜんぜん市場としてまだ成立してるとは言えないような、ジャンルにはなってないっていう。

小飼:サムスン頑張って頑張って頑張っているんだけれども、なかなかキャズムを超えられない。iPhone Duoでキャズムを超えるか、なんですよね。

山路:うん。動画で見た限り、私今までサムスンのフォルダブルもいいなとは思ったんだけど、実際には買わずに踏みとどまるというか、そこを買うに至らなかったのはやっぱりアプリのほうの作り込みがちょっとなみたいな。

小飼:僕はもう少しシンプルに考えている。どういうことかっていうと、数の上ではAndroidフォンのほうがいっぱい出てるわけじゃないですか。ところがタブレットのほうはどうですか?

山路:ぜんぜん出てないですね。

小飼:ぜんぜんでしょ。

山路:Fireタブレットも、Androidタブレットとして数えるかどうか。

小飼:初期の頃は出たんだけれど、もう抵抗をやめちゃったというのか、無名の端末が回転寿司のところとかに置いてあったりするのを除けば、KIOSK端末ですらiPadが幅を利かせてるわけです。フォルダブルって、要はフォールドできる、フォンというよりもフォールドできるタブレットでしょ。で、タブレットのアプリがないじゃん。そこなんですよ。これはさ、本当にiPad miniの客をさ、ごっそり獲れるじゃん。だから、かなりAppleプロダクトでもカニバライゼーションが起こると思います。いや、それはiPad miniを買って、iPhoneを買って、まだお釣りきますけど、絶対こっち買いますよ。

山路:まぁここで(iPad miniを見せながら)使ってるiPad miniはちょっと、ここをフォルダブルにするんじゃなくて、これはまぁiPad miniのまま使うかもしれないですけどね。じゃあ10月13日でしたっけ、弾さん、予約レースに参加するわけですね。

小飼:まぁしちゃうんじゃないかな。

山路:私も全裸待機かな。

小飼:じゃあやっぱり16台くらい買ってもらわないと、

山路:なんというか、それは転売ヤーですよね、それは。それにしても値段はインパクトありましたね。

小飼:えーとですね、それ日本円だからだと思います。米国価格だと2000ドル、例によってマイナス1、1999みたいな価格が付いてますけれども、Galaxyフォルダブルってアメリカだとマイナス100ドルぐらいなんですよ。でも、日本だと10万円ぐらい下がるんですよね(笑)。まぁ要は1Appleダラーが高すぎるというのか。

山路:しかしAppleの値上げっていうのは、それはもう日本円が悪いだろうっていう話で(笑)。まぁしょうがねえんじゃねえの、とは思いますけどもね。それにしても今回のこの、

小飼:2000ドルっていうのはコンペティティブだと思いますよ。

山路:このヒンジのあたりの、その作り込みとかすごいじゃないですか。

小飼:いや、まぁ実物を見てみないとな。まぁでも見た人たちみんな、普段Galaxyフォルダブルを使ってる人たちもけっこう、

山路:ライターによっては「正気か?」って言ってましたよね、その作り込み、そういうそれを大量生産品でやるようなその技術じゃねえだろうみたいな、

小飼:だから量産技術の確立まで含めて、そういうことなんでしょうね。

山路:私がiPhone Duoを欲しいなと思った理由はやっぱり、その辺の、現代の言ってみたら製造技術の頂点というか、最先端みたいなもんじゃないですか、それをやっぱりなんか所有して愛でてみたいなっていうのもあるんですよね。

小飼:あとリセールバリュー的にどうなのかっていうのもある。そう、どれくらい経年劣化しやすいか、あるいはしないかっていうのも見てみたいっていう。

山路:5、6年使う感じじゃないような気がしますけどもね。

小飼:でも、今時の本当にスマートデバイスってそれくらい平気で持つもんね。

山路:フォルダブルはいろいろ故障はしそうな気がしますけどもね。あ、

「山路さんVision ProとZOZO SUITは現役?」(コメント)

山路:ZOZO SUITはもう捨てちゃったから、

小飼:捨てちゃった(笑)、

山路:Vision Proは現役ですよ、マンガ読んだりとか映画見たりとかするのにけっこう毎週使ってますね。Vision Proはぜんぜん買って、お得とまでは言わんが、後悔はしてないです。

小飼:(iPhone Duoは)Vision Proの半値だよ! 安い!

山路:安い、そう考えると安い(笑)。2台買いたくなる。

小飼:安いー(笑)。

山路:今回iPhone Duoだけじゃなくて、iPhone18 ProとApple Watchのシリーズ12が出たじゃないですか、弾さんどうなんですか?

小飼:じつは両方とも注文した、

山路:過酷なApple税の取り立てに(笑)。

小飼:まぁあぶく銭が入ったということもあるんだけれども(笑)、交代する理由がいくつかありまして。Watch 12のほうは、僕が持ってるApple Watchesが、2つ持ってるんですけども、両方とも新しいWatchOSに非対応という(笑)、

山路:なんか毎年買ってるようなイメージありましたけど(笑)、

小飼:昔は、出たての頃はそうだったんですけど、今これが(Apple Watchを見せながら)一番新しいな。一番新しくても、これがseries 7だから、だいぶ経ってる。

山路:本当に?

小飼:だいぶ経ってる。

山路:え、じゃあ18 Proのほうは?

小飼:で、ですね、我が家では僕が最初に1年使ったやつというのを妻に譲るという慣習がしばらく続いてたんですけれども、今僕が持ってるのがiPhone Airで、Airは僕個人はこれでいいかなという感じなんですけど、妻のほうはかなり写真を撮るので、

山路:カメラがいいやつがほしいんだ、

小飼:そうそう、カメラがいいやつでないとダメなんですよね。

山路:(笑)なるほど、

小飼:そういうのをちょっと踏まえて、

「ネグリジェ色にしました」(コメント)

小飼:(笑)、

山路:ネグリジェ色、なんたらパープル、

小飼:バーガンディだ、ワインの名前ですね、バーガンディ。

山路:なるほど。Apple Watchとかどうなんですか、今回機能的にApple Watchって割と地味に見えつつ、けっこうセンサー類が一新されててすごいなと思ったんです。

小飼:けっこう7から12へのイテレーションっていうのは見ててけっこうすごいなぁと思ったのは、まず今はガワが3種類あるんですね。一番基本的なやつはaluminumなんですけれども、その一つ上がtitaniumで、一番いいのがセラミックということで。で、titaniumのガワは前から欲しかったんですけど最初はUltraしかなかったんですよね。

山路:ああ、ウルトラ、一番最上位の?

小飼:そうですね。でもUltraはちょっと僕にはゴツすぎて。そうしたら、Ultraでない普通のApple Watchにも降りてきてて。

山路:え、titaniumだと何がいいんですか?

小飼:皮膚への当たりがいいです。特にかぶれるとかっていうのはaluminumでもないんですけれども、普通の、Apple Watchの前にずっとはめてたやつっていうのはやっぱり金属アレルギーうっすら出てて、けっこう気にはなってた。

「セラミックは?」(コメント)

山路:って。

小飼:セラミックはね、色かなぁ、本当にやっぱりセラミックだけあって真っ白しろ、

山路:なるほどね、色が単純に。

「Apple Watch 12予約した。6から」(コメント)

山路:ああ、6から12だったら、かなりインパクトあるんじゃないですかね。

小飼:で、じつは6、もう1個運用してるのが6なんですけど、もう電池がへたりきってて、半日持たない、

山路:それは順当に買い替えの対象ではありますね。

「50万円のスマホとかどうなの?」(コメント)

小飼:逆に2テラって、iCloudとかを全く使わない、

山路:たぶんローカルでビデオとかを扱いたい人じゃないですかね。

小飼:なんでしょうかね。

山路:長尺の映像とか撮りたかったら、それぐらいあったほうが安心ってあるじゃないですか。映像関係者だったら、2テラはなんかわかるな。

小飼:僕ずっと256だね。iPhoneのストレージは。最低で256になってくれたのはすごい嬉しいと言えば嬉しい、

山路:まぁでも2TBのものを50万円以上と書かれてますけど、腕時計、時計の機能しかなくて1000万円のものとかもいっぱいありますからね、世の中には。

小飼:そうなんですよね。

山路:決済とかもできて、タイマーとかもついてて、まぁとかそういう風な、

小飼:その意味ではエントリーレベルの機械式のスイスウォッチがずいぶんとApple Watchに食われてるんですよ。今生き残ってるのはもう本当に宝飾品として価値があるやつ、同じロレックスとかでも、もう本当に金塊として使われてるやつですとか(笑)。

山路:数十万円クラスの時計っていうのは、そういうもう時計の比べっこみたいな、そういうクラスターから疲れちゃった人がもうApple Watchに移ってるみたいな話聞きますよね。

小飼:そうそう、OMEGAとかがだいぶ食われている。

「エアマックス狩りみたいにならないのかな」(コメント)

山路:怖いなー。iPhone Duo持ってたら狩られそうな気もするから、気をつけよう。

「AirPods 5は確実に買う」(コメント)

山路:ほうほう、ノイズキャンセリングすごいらしいですね。

小飼:確かにスリが多いところに、危険が多いところではなくてスリの多いところには連れて行きたくないですよね、iPhone Duoとか。バティカンとか、

山路:バリカン?

小飼:バティカン。超大昔の話ですけど、カシオQV10をスられましたね。見事に。バスの中で。

山路:大昔ですね(笑)。

小飼:超大昔です。ちゃんと保険も降りて、新しいの買えたんですけど、新しいやつは値下げになっていて結果的に得してしまったという(笑)。でも中に入っているデータがね、やっぱり。

「スマホの値上がりは米や小麦の値上がりと同じ」(コメント)

小飼:今や本当にそうですよ。

山路:必需品という意味で。

小飼:必需品という意味で。

山路:まぁiPhone Duoまでいかなくてもいいとは思いますけどもね。

小飼:それは安くも買えるし、リファービッシュしたやつとか中古とかでもいいんですけど、そういうやつのほうが今度は知恵がいるんですよね。買ってきて本当に初期設定をスーッとしてっていうのは、かえってそういうもののほうが難しくて、時々じゃないや、わりとよく聞くのはメルカリで買ってきてアクティベーションロックがかかってました、

山路:最悪だ(笑)、売主に連絡も取れないしな。

「ドル円はまた160円に」(コメント)

小飼:でも、方角としては依然そうだね。アメリカもまた金利上がってるので。

「今回の発表は新体制初の発表でしたが、第一印象はどうでしたか」(コメント)

山路:ジョン・ターナス体制になって初めて。

小飼:まだぜんぜん体制感がないね。だから今までの延長で来てるね、というのか。

山路:これはiPhone Duoが一つの試金石になるんですかね? その評判が。

小飼:いや、本当にプレゼンターというよりはエンジニアの方なので。

山路:でも最初はね、ティム・クックもロジスティックス担当のさえない男って思われたわけですからね。

「iPhone使ったことないんだけど、どうなんかなって思うんだ」(コメント)

小飼:でもやっぱり、ターナスさんにおかれてはマウスなんとかせい、しつこいようだけどマウスなんとかせい。

山路:Appleは時々外しますよね。iPhone、楽ですよ、使うと。さっきの質問に関して言うと。他のものよりも考えなきゃいけないことが少なくて済むというか。あ、GARMIN好きな人多いですよね、時計だったらスポーツやりそうな人はかなり持ちますからね。

小飼:山登りする人は。妻も持ってるんだけども、宝の持ち腐れのような(笑)、

山路:でも奥さん、かなりランニングする人じゃないですか。

小飼:そういう時につけ忘れるんだよ。

山路:なるほど。それはどうしようもないな、

小飼:マメさが足りないんだよね、

「円安のせいで日本人のIT、AI対応がまた遅れる」(コメント)

山路:それはそうかもな、

小飼:ただ円が高かった頃にも、何をしてたんだという感はあるので。

「日本に自動運転タクシー?」と「フェルマーの最終定理とAI」

山路:じゃあちょっとAIのところが出たところで、AI絡みの話いきますか。最初にちょっとAIというんでもないですけど、タクシーの話。日本にも自動タクシーが来るんじゃねえのっていう。

小飼:試運転はもうしてますよね、Waymoの。うちの近所にも来ましたよ。(サムネは)WaymoっぽいAI絵ですね。

山路:今回GOとWaymoが来年に東京で自動タクシーを走らせると、

小飼:両方とも組むの?

山路:別々ですかね、これは。

小飼:GOははっきり、

山路:パートナーシップって書いてある、戦略的パートナーシップに、一緒にやる感じですね、GOとAlphabet傘下のWaymoと日本交通、

小飼:いや、でもGOというのか日本交通は、もうライドシェアのずっと敵だったわけですから。

山路:ライドシェアを事実上潰しましたよね。

小飼:その通りです。いや、まぁでも何かを普及させるっていう時には政治も重要で、どれだけ政治が重要かって言ったら、LUUP見りゃわかるでしょ。そういうことなんです。

 

 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2026年09月01日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年09月15日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-09-01配信のハイライト

  • 「ネパール洪水」と「災害への備え」
  • 「Mac miniが高騰」と「あのPebbleからリング」
  • 「攻殻機動隊の時代感」とAIアニメ、新刊の案内
  • 視聴者質問「もうパーソナルAIは生まれている?」と「東大新学部」
  • 「立法府を無視するトランプ」と「違憲判決もシカトする日本」
  • 「mRNAワクチンの速さ」と「うるう秒廃止」

「ネパール洪水」と「災害への備え」

山路:今コメントで、

「家のまわりの田んぼは水浸しになった」(コメント)

山路:って、それはそれは本当に何というか大変なことで。これ、今の時期の田んぼの水浸しってかなりのダメージですよね。

小飼:いや、全滅、ふつう全滅しますね、

山路:収穫前ですもんね。

「家は無事でした」(コメント)

山路:それはよかったですね、

小飼:それはよかった、

山路:それは本当によかったですけど、

小飼:田んぼはけっこう保水機能というのも、公共的な役割としてはあるので。

山路:だから、水はけがある意味悪いことは当然というか、

小飼:ダムなので。あれはあれでダムなので。

山路:貯水機能が重要なわけですもんね。これしかし本当に、

小飼:ただ日本の、もう十分すごいんですけども、ネパールのやつは。

山路:ああ、もうそっちからいっちゃいます?

小飼:そっちから。

スタッフ:あ、もうちょっと待ってください、

小飼:洪水の話が出たので。

山路:じゃあネパールの。

小飼:それまで乾いてるといいですね。収穫前には乾いてるのが理想なんですよね、水に入れて乾かすので。

山路:その流れでいうとネパールのやつ、相当びっくりしましたよね。起こる起こるとは言われてたけれども、ここまで、

小飼:実際に起こってみると。

山路:本当に山の形が変わってるというか、えぐれてるみたいな感じの。氷河が崩落して、なんかさらに山も崩れたみたいなことが出てたりもしますけれども。

小飼:地球の歴史では何度も何度も何度も起こったことなのかもしれないけれども。いやー、今、水系はちょっと外れてるはずなんですけれども、中国が三峡ダムを発電量で大幅に超える、3倍という超巨大ダムをヒマラヤの北側に作ってるんですね。

山路:あれってインドと中国とネパールに、バングラデシュのほうでしたっけ、どっちだっけ、

小飼:川の名前が何度も変わるので。最後はバングラデシュを通してベンガル湾に注いでます。

山路:じゃあ今回のとはちょっと違う方向の、

小飼:ちょっと違いますけれども。でも、そこだって、

山路:氷河の崩落はあり得るわけですよね。

小飼:氷河ドボンはあり得るので。

山路:ヨーロッパのほうではこういう氷河の崩落ってかなり監視とかをして、事前に予防というか避難の勧告を早めに出すみたいなことをやってるのだけど、ネパールとかは、エベレストの山系に関してはちょっとデカすぎて監視の目が行き届かないっていうことがナショジオだったかな、

小飼:ただ中国もインドもせっかく軍事用ではありますけれども、偵察衛星を持っているので。そこはちゃんと活用してもらいたいものですね。というのか、日本も持っとるのですよ、偵察衛星は。偵察衛星ではなくて、情報収集衛星という、またこれ軍を自衛隊と呼ぶような姑息な名前がついてますけれど。

「AIが使えそう」(コメント)

山路:まぁまぁ、そうですよね、相当活用されることになるとは思いますけれども。

小飼:ただじつはAIがどこまで当てになるのかというのもありますよね。AIが得意なのは、これまで起こったことの中で一番近いやつを見つけるというものなので。これまで起こってたことがないというのか、起こったけれども人類が知らないものに関しては、もちろんこれ生成AIみたいなトランスフォーマーベースのAIもさることながら、普通に科学計算するほうのAIもいっぱい投じられているはずではあるけれども、あんなの、あっという間だしね、時速200キロで迫られたら本当に逃げようがないというか。でも、それでもネパール側だったっけな、どこかの小学校で警報が出たので、すぐ逃げようって逃げて助かった事例っていうのがあるので。

山路:そこですぐに動けるってすごいですよね、ここまでの規模ってちょっとなかったわけじゃないですか。それで動けた人は本当にすごいな。

小飼:たぶんあったんだけれども、今ほど記録が、

山路:報道とかもされてなかった可能性がある。

「スマホの普及のためか、昨今の災害は映像がかなり出てますね」(コメント)

小飼:スマホでこうやって撮ってる人たちの姿というのもちゃんと、

山路:しかし撮ってたことで逃げ遅れた人ってけっこういるんじゃないかなって気がするんだよな、

小飼:いるんじゃないかね。現代人の宿痾ですね。僕だって(iPhoneを構えて見せながら)こうしちゃうかもしれないね(笑)。

山路:まさか時速なんか200キロ近くあるとは思わないじゃないですか、そんなのってね。これ、どう考えても温暖化の影響ってありますよね。

小飼:それはあるというのか、まぁでも温暖化してない時でもありうるんですよね、

山路:崩落はね、

小飼:あるんですよね。人類が知っている氷河の崩落で一番すごいやつというのはアラスカで起きたやつで、これは地質学的な研究で明らかになったというもので。どれほど凄まじかったかというと氷河が湾にドボーンって落ちたんですけど、その時に津波が起きまして、その高さが500m(笑)。

山路:500m? 東京タワーより高いのか。

小飼:もうわけわかんないでしょ。そういうこともあるので、でもヒマラヤの事例というのは今後増えるのが確実視されているので。

「校長先生が決断したらしい」(コメント)

山路:ああ、避難のことですかね。それはすごい、勲章ものというか、

小飼:校長先生が校長としての仕事をしてたわけですね。1万2000人とかやるやつではなくて、だから本物の校長ですね。

山路:1万2000人つっただけではわからないですよね(笑)、あまりにも情報がとっちらかりすぎて、これは視聴者を混乱させるだけではない気がしますが(笑)、今のは売買春の話ですよね、売買春してた校長の、

小飼:固有名詞としての「校長先生」ですね、

山路:視聴者を混乱させるだけの情報でしたけれども(笑)。

小飼:今後増えます。それだけは確かですよね。

山路:自然災害難民も増えそうじゃないですか。

小飼:じつは日本はこの点においても、課題先進国といえば課題先進国なんですよね。どういうことかというと、日本には砂防ダムという、まさにこういう事態に備えたタイプのダムをもうそれこそ猛烈に作ってきたんです。それでも防ぎきれないやつというのが最近の、異常気象というよりも超絶降雨ですよね。であるんですけど、そうでないやつはかなりの部分を防げてるんですよね。確かJICAがけっこう頑張って、こっちにも作ろうっていうのをやってるはずではあります。

山路:ただ本当、住める地域がすごい狭められていく可能性あるなっていう気がしません?

小飼:というよりも、もともと狭いじゃないですか。

山路:そうなんだけど、それこそ被害にあった、今回ネパールで被害にあった人ってあのまんま村とか再建できるんかね、と思いません?

小飼:また人口がカトマンズに集中すると、

山路:そうそうそう、そういうふうな人口動態がめっちゃ、

小飼:それはそれでいいというのか、

山路:都市集中は避けられないことだったみたいなことではあるのかもしれないけど。より安全な都市に住むようになるみたいな。

小飼:いや、分散して暮らし続けるっていうのは現代的にはより難しいですよね。徒歩よりも車のほうが幅広の道路をどうしても必要としますし。

山路:ただ本当にみんながじゃ100パーセント都市に住めるかっていったら、それもないわけじゃないですか、絶対に。つまり農地だったりとかメンテナンスする人間っていうのは絶対にいるし、

小飼:ああ、それはもちろん、

山路:それはもちろん農地とかもロボットが完全に稲作やってくれるんだったら、それはありなんかもしれんけれども、そこまではいかんでしょう。

小飼:そもそもヒマラヤの山岳部の主要産業って、

山路:観光とかなんかな、

小飼:観光ではさすがに全部賄えない、

山路:ネパールって相当入山料が、国のGDPに大きな割合を占めるみたいな、

小飼:ブータンとかさらに、だけど。だからといってそれで必要な外貨をそれが稼いでるわけじゃないからね。

山路:まぁしかし、あ、なんか、

「本当のことでびっくりした」(コメント)

山路:って、本当、

小飼:事実はAIより奇なり、だね。鬼成(おになり)だね。

山路:いやーびっくりしましたと。

小飼:あ、

「ネパールが中国やインドから独立を保ってるっていうのはなんでなの?」(コメント)

小飼:っていうのか、ネパールに関してはブリカスが頑張ったということがあります。ブータンがちょっと謎なんだよね。どうしてなんだろうな。

山路:そういやネパール人の知り合い、いるんですけど、その人はネパールのわりと裕福な不動産屋の息子だったんで、まぁ日本にも留学できてみたいなのがあったんですけど。

小飼:カレー屋さんの友人が(笑)

山路:カレー屋さん?

小飼:カレー屋さん、まさしく。

「ネパール、コーヒー栽培もやってるんだ」(コメント)

山路:へええ、そうなんですか。

小飼:意外とコーヒーには向いてますね、低緯度で、かつ水はけがよくて。

山路:いやまぁ本当、自然災害これ、たぶん、

小飼:あとね、ネパールは意外なことにラム酒がおいしい、

山路:ラム酒? ラムって熱帯のサトウキビ、

小飼:どこでも作れるものではある。

山路:そうなんですか。

小飼:糖分があれば、それをアルコール発酵させて作っちゃえばいいので、どこでも作れるものではあるんだけども。美味しく作るというのはこれまた別の話で。

山路:気象災害のことで言うと、今後マンションとか家とか買うときなんかも災害リスク、すごいみんな織り込むようになるんじゃないかみたいな話をちょっと前回したと思うんですけど、これ、自分でも調べてみると、どこのところの浸水リスクがどうっていうことをものすごく精緻に出したようなデータって、そんなにないんですよね。

小飼:いちおうハザードマップとかも。

山路:それぐらいはあるんだけど、

小飼:東京都はくれるんですけどね。

山路:自分でそういう地図の上にいろんなハザードマップ重ねるアプリ、Codexに作らせてみたんですけども、意外にデータが足りてないというか。で、ここのとこで水が溢れるといっても、じゃあどういうふうに水が流れんの、みたいなところまでっていうのはそんなにみんなが手軽にその情報って手に入れられるわけじゃないんですよね。

小飼:ないし、歴史もあるしね。だから縄文人が平地に住まなかったのには、本当にガチな理由があるわけで。東京が実質的な首都になったというのも、江戸時代に、

山路:利根川を治めることができたから、

小飼:銚子のほうに持って行ったというのも、

山路:徳川家康の、

小飼:そうでないと使えないわけですよね。

山路:いやー、気象との戦いっていうのが21世紀の、もう人間同士の戦争やってる場合じゃないんじゃないの、とは思うんだけど、

小飼:いや、全くもってそのとおり、

山路:たぶん気象災害に対応するだけで人類、かなりの体力使うんじゃないかと思うんだけど、これから。

小飼:地震だってあるのよ。

山路:いや、大変ですよねと。じゃあちょっとぜんぜん次、話題変わるんですが、

「宅建士がハザードマップの説明を義務化したはず」(コメント)

山路:それは素晴らしい、

小飼:それはいいことなんだけども、ハザードマップというのは何度かこの番組でも触れましたけれども、プラス政治というのが、そう、だから政治がどうなってるという、どうなってるのというのか、その土地の政治的な重要性というのも欠かせませんからね。中央区はついに輪番停電で停電しませんでした。

山路:まぁ人気のあるエリアに、高いところに住めってことなんかね(笑)。

小飼:川崎市はどうでした……だから、いざという時のことを考えなければさ、川崎市って本当に安くて便利で、じつは長女が今住んでるんですけどね。しかも安い(笑)。なんだ、いいことづくめじゃないかと思うけどな、やっぱり、

山路:多摩川とかが氾濫すると、

小飼:輪番停電は食らう、

「中央区は租界みたいなイメージ」(コメント)

山路:ってコメントが(笑)、

小飼:それは否めませんな。

山路:金の力で無理を効かせてる、みたいなところがありますわな、

小飼:それは否めませんな。でも、その点に関しても伝統があるので。たとえば佃とか埋め立て地なんですけども、江戸時代からの埋め立て地なの。しかも、大阪から移民を募って佃島にしたんです。だから、いまだに大阪の佃と東京の佃っていうのは交流があって、

山路:親類とかがいたりもするんかもしれないですね、へえ。

小飼:まぁでもやっぱり東京のほうの佃のほうがお金持ちで、交流の時にもずっと言われてる、

山路:なるほど、

小飼:妻がPTAの関係で。

「Mac miniが高騰」と「あのPebbleからリング」

山路:じゃあちょっとMac miniの話、しときましょうかね。

小飼:まぁまぁ明るい、これさ、8月に出したね。

山路:びっくりですよね。今まで9月にiPhone発表して、そのあと10月11月とか、

小飼:来週の火曜日だっけ、Appleの、

山路:日本時間で9日だったか(※編注:日本時間で9月10日(木)午前2時から)

小飼:しかも新しいCEOでやるんだよね。

山路:ジョン・ターナスさん。

小飼:よりも前にこれ持ってきたっていうのは、ちょっと不思議なタイミングではある。

山路:この番組でもさんざんAIの影響でメモリが高いみたいな話をしてたじゃないですか。

小飼:ね。

山路:で、私Mac mini注文したんですけど、いやーメモリの高いやつ、直撃食らいましたね。これ1年前か2年前だったら、たぶん私の頼んだスペックで20万円台でぜんぜん余裕で買えたと思うんですよね。本体のDRAMが32GBで、SSDは2TBも付けちゃったんですけど、それでも20万円台で収まったと思うんですよ、Mac miniだったら。

小飼:マックスいくつだっけ? SSDは、Mac miniは?

山路:Mac miniはマックス8だったかな、

小飼:8まで載せられるようになった、

山路:ただM6のチップではなかったかな、M5のProのチップにしないとSSDは8TBにできません。

小飼:そうか、あっちのほうがメモリーも載るしね、たくさん、

山路:私が頼んだのはM6のやつで、32ギガ、2TBのなんですが、40万いきましたよ。

小飼:いや、僕もじつはM5 Airで同じようなスペックのを出しといたんですけれども、それが35万ぐらいで。それだったらやっぱりAir待ちするかな、みたいな感じですか、

「価格はぜんぜんミニじゃない」(コメント)

山路:全くおっしゃる通りでございますよ(笑)。

小飼:ぜんぜんミニじゃないね(笑)。

山路:ただM6楽しみですけどもね、

小飼:ただ一昔前のMiniも最高スペックにした時には45万ぐらいしたのかな、インターネットが10Gigaで。

山路:私は10Gigaいらないんで、

小飼:やっと標準搭載が2.5になりましたね(笑)。だって電波のほうが速いもんね、1Gigabitイーサごときでは。

「40万以下まで経費で一括償却できるっていうのも関係あるのか」(コメント)

山路:え、今、

小飼:40万になったんだ、30万と思ってたんだが。

山路:30万じゃなかったっけ。あと会社、普通の会社なんかだとまだ10万とかのレベルじゃなかったりでしたかね、そこんとこ、

小飼:中小企業の特例で、かつ全社合計で1年300万とか。

山路:あー、ショボい! だって今回Mac Studioのほう、上位機種のMac Studioのほう、フルに積んだら400万だそうですからね。

小飼:ただ、いちおう理屈としては合うんだよな、Macの場合は。なぜかっていうとリセールバリューが高いから(笑)。皮肉にも。税務署の減価償却率通りになるんですよね。

山路:なるほどね、今時のパソコンとしては珍しいわけだ。

小飼:今時のパソコンとして、っていうのかMacぐらいだよ。

「物価が上がってるのにそういう控除額はなんか据え置きなのは納得いかん」(コメント)

山路:全くおっしゃるとおりですよね、本当に本当に。なんかしかもMac Studio、Mac Studio、4台接続できるらしいじゃないですか、4台接続して1台として扱える。1600万でなんかけっこうすごいAI用のクラスタが組めるという。

小飼:あれかな、Intel時代のMac Proで一番高かったやつが800万円くらいだったかな、1.5テラ、メモリーがあった。

「弾さんやってみて」(コメント)

小飼:あのですね、だから部屋だな、むしろ。それ用の部屋を借りればいいじゃんって言ったら、それまでの話ではあるんだけれども。でもね、やっぱ実際に動いてるところを見ると、ローカルLLMって遅いんだよね。やっぱりトークンがポツンポツンポツンぐらいの速度でしか出なくて。ある程度速いやつというのはおバカさんで。こんなことも知らんのけ、ボケーのレベルなので。なんだかんだ言ってちゃんと使いたかったら、今のところは借りるほうがいいのかなと。すいません、僕、無料で(笑)、無料でガッツリ使わせて、

山路:Claude Codeをね(笑)、

小飼:MAX使える。

山路:(スタッフからメモを渡されて)字が汚すぎて読めん。

スタッフ:今年の4月1日から30万未満から40万未満になった、

山路:今年の4月1日以降、少額減価償却資産が30万未満から40万未満になったと。あ、そうなんですか、

小飼:我々の知識が古かったんですね。

山路:しかし私が買ったやつ、40万超えてたからな、どっちにしてもこの対象にはならなかった(笑)、

小飼:据え置き型なので、いちおう固定資産というのも腑に落ちないこともないというのか(笑)。いや、だって僕もiMacちゃんと固定資産にしてましたからね、当時のフルスペックみたいな感じでメモリーが32GBで。でSSDが1ギガで、その他もろもろがつけてという、

山路:これしかし面白いのは、よくAppleがAIで出遅れたみたいな記事は出てたじゃないですか。だけどこのAIを動かす箱としては大人気っていうのもまぁ面白い話ですよね、

小飼:そうなんですよ、ぜんぜん出遅れてないんですよ。

 
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