小飼弾の論弾 #318 「トランプ関税の違憲判決で次はどうなる?日本でも高まるブルーカラー人材需要、組織ぐるみの神奈川県警不正取り締まり問題」
「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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今回は、2026年2月24日(火)配信のテキストをお届けします。
次回は、2026年03月10日(火)20:00の配信です。
お楽しみに!
2026-02-24配信のハイライト
- 「自動車産業で一番むずかしいパーツ」と「バイブコーディングの進化」
- 「アプリのゾンビ化リスク」と「クワインリレー」
- 「SaaSの終わり?」と「プログラミングの勉強は必要?」
- 「神奈川県警の違法取り締まり」と「AIとコンテンツ産業の今後」
- 「トランプ関税違憲判決の影響」と「黒いスイス」
- 「爆発しそこねた超新星」と「ゲノムが減った共生細菌」
「自動車産業で一番むずかしいパーツ」と「バイブコーディングの進化」
山路:昨日まで春節だったんですよね、旧正月の、
小飼:ああ、そうか、春節終わっちゃったのか、
山路:昨日でね、日本には中国からの団体客キャンセル相次いだとか、いろいろ大変だったんですけど、
小飼:おかげでカフェで激混みのところが、まあ普通混みぐらいで助かったっていう声も、それはそれで多いとして。
山路:で、その春節、中国の春節でやっぱりインパクトあったって、このニュースじゃないですかという。
小飼:あ、こっちのほうね。
山路:これ、動画を今リンク出しましたけど、すごいですよね。
小飼:普通にすごい、普通にすごい。拍手喝采。いや、ケチつけたがるやつは年々増えてて、いわく「他の国はもっと儲かる産業用に忙しくて」とか言ってるけれども。
山路:酸っぱい酸っぱい、ブドウが酸っぱい(笑)、
小飼:ブドウ酸っぱいよなぁ。というのか、これに少しでも近いっていうのはボストンダイナミクスのロボ君たちで、ボストンダイナミクスでも、あそこまでの演出はしてないわけ、やっぱり一歩以上先に行かれた感じはあるよね。
山路:あれがまだ自律的に動いてないにしても、動きのトレースの速度、レイテンシの少なさとか、ロボットの安定度合い、ちょっと転びそうになっても立て直せる、その辺の足腰っていうのを言うたらいいのかな、それは相当先行かれた感がありますよね。
小飼:あと、1回り小さいじゃん。だから、そこもすごい。
山路:ASIMOとかのに比べて、あるいはボストンダイナミクスとかののに比べてもっていう、
小飼:そうそうそう、ボストンダイナミクスのやつとかはランドセルがデカいじゃん、あそこに補機とかバッテリーとか入ってると思うんだけれども。
山路:『子供の科学 完全読本』とかさんざん作りましたけど、子供の科学の何十年前とか100年前とかに見てた夢を実現してるのは結局、中国だったみたいな感じになってきちゃいましたよね。
小飼:まぁでも誰の手かは置いといて、実現されたわけじゃないですか。だから、これは人類史的には慶事、寿ぐべき事柄ですよ。
山路:これ中国のロボットとか、国が金つぎ込んでるからできんじゃないのって言ってる人もいるんですけど、そういうのはどうですか?
小飼:もうテイクオフしちゃったんじゃないですか。国とかも、細かいことは言ってないと思いますよ。もはや細かいこと言う必要ないんですよ。
山路:もう蠱毒の壺に放り込んでおくだけという(笑)、
小飼:そうそうそう。
山路:殺し合いをやって勝ち抜いてくれよと。
小飼:殺し合い、まぁまぁ競技ですわな、この場合は。
「内蔵バッテリー」(コメント)
小飼:って、その辺も含めて。本当になんて言えばいいのかな、新年好の舞をやらせるだけ持てばいいっていう考えも当然ありますけれども、それはそれでそういう仕様のロボをあそこまで量産しなければいけないわけでしょ。
山路:どっちにしてもすごいよなって話だと思うんですけど。アメリカのほうってTeslaがそれこそ高級車のライン潰して人型ロボット作ることにしたりとか、あるいはスペースXがTeslaを買収するようにするんじゃないかって言われてるんだけど、
小飼:テスラ大丈夫かなーっていうふうには思うようになってきた。いや、SとXのライン潰して、
山路:モデルSとモデルXね、あの高級車の、
小飼:で、ヒューマノイドでいいのかな、を作るって言ってるんだけど、ヒューマノイドってそんなに利益をもたらすような値段で売れるかな。Teslaの売り上げが減ったっていうのははっきり言ってマスクがいけないので、本当に個人がいけないので。
山路:遊んでたから(笑)、
小飼:特に、単に遊んでただけではなくて、
山路:政治に、
小飼:そう、暴言を言いまくってたからで。だから本当に欧州とかで売上が下がったのは本当にマスクがクソだからだし。中国で売上が下がったのはそれだけ商品の相対的な魅力が下がったから。
山路:中国製のEVがめちゃめちゃ高品質になってきたってことですね、
小飼:そういうことです。
山路:安くていいものがいっぱい出てきたっていう。
小飼:中国にギガファクトリーを作った時には、このまま高級車路線で、高級EV路線で中国EVとかとも棲み分けをするつもりだと思われてたんですけれども。中国にも高級EVを作る力が当然あったと。BYDとかもうバッテリーから作れますしね。でも、そういうBYDって本当に垂直統合の権化じゃないですか、もうバッテリーからうちで作りますよって、確かタイヤも作ってるんじゃなかったっけな、要はうちの中でもう全部作れますよと。だから垂直統合ってすごい、自動車産業の中ではinsaneなんですけれどもね、だから部品産業がいっぱいあったじゃないですか。特に大事で難しいパーツであるところの、
山路:トランスミッション?
小飼:いやタイヤです、一番技術がいるの。だからあんなカーメーカー、シャーシーを作ってるメーカーよりも寡占なわけですよ、ミシュラン、ブリジストン(笑)、
山路:へええ、
小飼:車作るより難しいんです。
山路:1回製造手法とかラインとか構築したら、めっちゃ利益率高そうですよね、タイヤ。そんなことないですかね、
小飼:そうですね、
山路:自動車本体よりはぜんぜん利益率高そうじゃないですか、
小飼:実際に分離してましたしね。もうそれこそ旅客機とエンジンぐらい分かれてたじゃないですか。トヨタすら、自製してないんですよ、タイヤは。でもそれは置いといて、その一方で電池を他から買わざるを得ない会社とかっていうのもあるわけですよね。それは中国の中でも。
山路:今CATLとかBYDから買うわけですよね。
小飼:そういうことです。
山路:そういうところってやっぱりもう淘汰されていく感じなんですかね?
小飼:ちゃんと売ってくれるのであれば。今の、不思議な、ある意味ミシュランやブリジストンが車作ってないのはけっこう不思議かもしれないですね(笑)。じつは一番難しいのは足元なので。で、じつはトヨタクラスですら、エンジンぐらい中核的な部品を外注してる例っていうのもけっこうあるわけですよね。だからトヨタの場合はヤマハであったり、スバルであったり、そうです、レクサスLFAという、レクサスの中でも一番高級なやつ、売った時に5000万円くらいして、今はもう台数限定で500台だったかな。
山路:へええ(笑)、
小飼:今、1億5000万円くらい出さないと買えないという車があるんですけども、その車もエンジンはヤマハです。トヨタ2000GTというボンドカーにもなった、トヨタのスペシャリティカーもありますけど、あれもエンジンはヤマハです。
「BYDのサスの技術はどうなんでしょう」(コメント)
小飼:っていうのは、これはやっぱり乗ってみないとね。でもね、ドルフィンは試乗してみた、
山路:BYDのやつ? けっこう大きいっても、たかが知れてるのか、
小飼:たかが知れてますね、今うちのマツダCX-30と対して変わらない、ちょっとだけ横幅があるのかな、あれもう少し縮めてほしい、まあでもそれはとにかくとして、やっぱりEVはEVであるだけで加速がとんでもないんですよね。これはサクラ程度でもわかります。
山路:じゃあドルフィンに買い替えようって、気にはちょっとなったんですか?
小飼:あのね、やっぱちょっとカッコ悪すぎる、
山路:そうか(笑)、
小飼:そこはある。
山路:弾さんが今住んでるところ、確か駐車場に充電器あるんですよね。
小飼:平置きはあるんだけども、立体駐車場はまだで。で、今うちはだから立駐で。
山路:なるほどね。じゃあその充電器整備されたら。
「FRPのワンメイク」(コメント)
小飼:はい。いやーブリジストンだった頃もあるんですよね。いやー、それくらいタイヤって簡単に見えて難しくて。
「『Dr.STONE』の千空もタイヤ作ってたな」(コメント)
小飼:いや、ましてやウェリアルタイヤって言ったら、
山路:エリアルタイヤ?
小飼:ラジアル。それまではバイアスタイヤって言って、タイヤの形を保つための鋼線、鋼の線をこういうふうに入れてたのをこういうふうに入れるようになったんです。ラジアルに入れるようになったのでラジアルタイヤになったんですよね。
「Rivianというアメリカの電気自動車メーカーはどう思う?」(コメント)
小飼:復活できるのかなー、なんか長年止まってたよね、そのままけっこう他のEVスタートアップと同様の運命をたどるかと思いきや、
山路:なんかまた資金入ったりとか、
小飼:というのか新しいのを出したんですよ、なんて言ったっけな、
山路:ピックアップトップみたいなやつでしたっけ、
小飼:そう、初めはそうだったの。
山路:なんか自動車自体の評判は割といいようなことも、噂で聞きましたけれども。
小飼:新しいのが出たんですよね、なんて名前だっけな。手頃な価格のSUVが出たんですよ、初めは高級路線だったんですよね、ここは。なんて名前だったっけ。要するにTeslaに例えるとモデル3相当のやつが出たんですよ。
山路:ちょっと高級なクーペみたいな、クーペじゃないのか、
小飼:じゃない、SUVですね、
山路:中国のロボットの話がこうなってきたんですけど、AIのほうでちょっと面白いなと思ったのが最近バイブコーディングって流行ってるじゃないですか。
小飼:そうですね、バイブコーディングという言葉がバイブするようになってから、だいたい1年ぐらい(笑)、
山路:それで作られたこのサービスすごくないですかっていう、このJWikiという(笑)、
小飼:これは笑ったな(笑)。これは笑ったな、インターフェースがGmailのそれとクリソツ、
山路:あとWikipediaみたいになってて、エプスタイン文書、
小飼:エプスティーンね、ちょっと気をつけないと僕もエプスタインって言っちゃいそうになる、
山路:でもメディアの記事見出しが全部そうなってるんですもん(笑)。それに日本語の解説記事出したんですけど、私もちょっと使ってみたんですけど、Joi Itoのメールとか検索できましたね(笑)。
小飼:ハハハ、
山路:エプスティーンがジョーイに「短期的に記憶喪失できる技術があるらしいんだけど、知ってる?」みたいなことを言ってるメールとか見つかりましたよ(笑)。
小飼:やれのやれですな。
山路:ただこれって、このバイブコーディングでこのチャチャッとこれ、JWikとかJmailとかのサービス作ったらしいんですけれど、この作者の人。これってあらゆる今までややこしくて検索とか調べようと思ってもなかったものとかにインターフェースくっつけて探せるようにする人って、これからガンガン出てきそうですよね。
小飼:ねえ。
山路:楽しみですよね。国会図書館なんかのやつなんかも、データ取り込んで検索しやすくするとか、
小飼:いや、まぁでもたとえば紙の図書館で世界最大っていうのは、昔も今もライブラリオブコングレス、
山路:議会図書館というか、アメリカの、
小飼:米国議会図書館ですね、
山路:そういうのとかも、
小飼:全検索できたらいいなっていうのは、ワールドワイドウェブの前から、それはもうずっとあったんですよ。
山路:それがようやくできてくるかもしれないですよ、仮に図書館側がインターフェースを公開しなくても、バイブコーディングでエージェントにやらせて検索させるみたいなことは。
小飼:だからそれはもう能力はあるんだけど、その場合の著作権どうするよという問題が。
山路:検索自体は問題ないわけじゃないですか。
小飼:単に検索してパブリックなウェブに乗っけておくっていうだけでも、それは著作権者の許可を取ってないのであれば、OKではないでしょって。それでいちおうクラスアクションを起こされたことがあって。その際にはスキャンしたところ、Googleだ、がいくばくかの料金、そんな大したお金じゃないです、が該当者全員に小切手を配ったということがあります。
ここで、そのAI用のクローラーが、要は他のウェブサイトに行ってって、中身をスクレープしてくるやつね、他のAIも含めてね、だからあるAIが他のAIから中身くすねることは蒸留っていう言葉が、distill(蒸留)っていう言葉が当てられるようになって、いやー君たちクリエイティブだよなーって感心してる次第です、
山路:蒸留ってことに関して言うと、Anthropicか、Anthropicが蒸留攻撃への注意というか、これ、なんとかせんとやべえぞと。単純に自分たちの作ったもんが蒸留されてモデルを取られるというか、モデルのうまいところを取られるだけじゃなくて、蒸留したものは安全対策とかできてねえだろうっていう、そういうことを、懸念を示している、
小飼:いや、だけどもさ、お前が言うか、のところはあるよね。Anthropicもさんざん他をdistillしてるわけですよね。
山路:あと、著作物の学習とかね(笑)。
小飼:その通りです、
山路:すごい金取られてたんじゃなかったっけ。
小飼:そう、だから紙の文献とかを思いっきし、
山路:やってましたもんね。でですね、こんなにバイブコーディングが話題になってるから、私もちょっとやってみようと思いましてですね、やってみたんですよ。
小飼:素晴らしい。
山路:1年前にバイブコーディング、私試したことあるんですけど、
小飼:その時は、
山路:なんていうかこう、ガチャみたいな感じなんですよね、うまくいかないことが多いというか。
スタッフ:配信流していいですか?
山路:はい、
スタッフ:流しまーす。
山路:で、その時は、すごいプログラミング言語の知識のあるプログラマーとかでないとこれ使えねえなと思ったんですけど、先月今月あたりから、すごい賢くなってるぞという噂を聞いて、ちょっと作ってみたんですよ。これがですね、ここ今出てないかな、私が作ったVoiceMemo Transcriberという、よくあるボイスメモの文字起こしソフトなんですけど。今の(OS標準の)ボイスメモのアプリっていちおう文字起こしというか、テキストは出るんですけど、めっちゃそのテキストを出すのがめんどくさいじゃないですか、使ったことあります? 波形のボタンを押して、なんかこうやって、そのテキスト見なきゃいけない、そんなことよりもとにかくボイスメモでガンガン話したことをいちいちHey Siriとか言わなくて、思いついたことをひたすらボイスメモに話したら自動で文字起こししてくれるやつが欲しいなと思ったんですよね。それが意外に標準の機能ではできなくて。
このアプリ、MacにこのVoiceMemo Transcriberというのを常駐させておくとですね、iCloud同期したメモがMac上で文字起こしされ、このメモ帳に追加されるはずなんだが、なかなか来ねえな(笑)、
小飼:来た来た来た、
山路:(メモアプリに新規メモが追加されたのを示しつつ)こういうふうになかなか、ちなみにですね、
小飼:元データのあれだ、
山路:そうそう、元の音声データへのリンクとか日付とか、さらにこの書式は自分で編集できるようにも工夫しました。
小飼:素晴らしい、
山路:ここまでは単なる自慢なんですけども、これMac AppStoreってけっこう審査めんどくさいじゃないですか、手続き。
小飼:そうね、
山路:たぶん、弾さんも必要な情報を集めて、この署名をして云々かんぬんのこの手続きをこうやってってこと、たぶん一発でできないと思うんですよね。
小飼:だいぶ楽にもなったし、
山路:昔よりはマシになった、なったけど、今のCodexとかって、わかんないことがあったらスクリーンショットを上げて、たとえば「概要がグレーアウトして編集できないんだけど」みたいなことを聞いたら、それをどうしていいかっていうことを教えてくれるんですよね。
小飼:すげえな、
山路:たとえばエラーが出ても、エラーメッセージをコピペとかじゃなくてもうスクリーンショット撮って投げると、分析して、改善のためのやつ組みますねみたいなことを言って進めてくれるっていう。App Storeの審査のための手続きも、このCodexに手伝ってもらってやって、これ一発で通ったんですよね。
小飼:だとしたら、BSODの画面を貼って、全面真っ青なやつ、ここからどうやったら先に進んでいいんですかみたいなのは(笑)、
山路:それはもうAGIではなくASIではないんですか(笑)、そこからわかるのは。
小飼:(コメントを見ながら)基本そうなんですけれども、(AppStoreは)最近はルーキーには割引で、それが半分になったり、30パーセントでなくて、15パーセントになったりとかっていうのもあることはあります。でも、基本ショバ代はAppStoreもGoogle PlayStoreも30パーセントだったというふうに、
山路:とりあえず私の作ったこのVoiceMemo Transcriberは無料で公開してますので、よろしければどうぞと。私が弾さんと一緒に作った書籍、電子書籍アプリにして出してたじゃないですか、あれ取り下げになってから10年くらい、Apple Developer Programの金払い続けてたんですよね(笑)、それももったいねえなと思って、
小飼:それはちょっと申し訳ないことをしてしまった、
山路:それは単に私が止めればよかっただけなんで(笑)。せっかく持ってんだからちょっとApple Developerとして。
小飼:なるほど、そういうことか。
山路:出してみようかなって。Githubのほうでそういうソースコードとかも全部公開しておりますので、よろしければって、本当に。
小飼:よろしければ、リンク、
山路:で、これは前振りというか。つまり、そんなSwift、プログラミング言語のSwiftが一行たりともわからない私がMac App Storeの審査を一発で通れるアプリ作れるってことは、プロのプログラマーがこれを使ったらどうなるんだっていう、
小飼:けっこうすごいな、いや、Swiftを書ければいいというのではなくて、ちゃんとフォーマット合わせなければいけないんですよ。だから署名ファイルですとか、あとアイコンのファイルですとか、最低いくついるんだったっけな、ファイル。
山路:アイコンにしても、これはちょっとChatGPTに作ってもらったらセンス悪かったんで、GoogleのNano Bananaで一つ作ってもらって、「これの小さいサイズのアイコンも作ってくれ」と。でも「小さいサイズのアイコン作るときに単純に縮小するんじゃなくて、ちゃんと小さいサイズに合わせて図柄も変えてね」みたいなことを言ったらそれもやってくれましたよ。
小飼:(今時のアイコンは)小さいとは言ってもな、今はあれかな、最大で1024×1024、
山路:そうそう、
小飼:ちょっと前が512×512、小さいって言っても、初代Macintoshと、
山路:横幅超えてるっていうね(笑)、
小飼:そうそう、
山路:4倍ぐらい、
小飼:ピクセル数で、そう、512のほうでも一緒だし、1024ってさ(笑)、ねえ、ちょっと笑っちゃう、アイコンですよ、ア、イ、コ、ン。
山路:いやー、まあでもね、本当にすげーことになってんぞと。
小飼:そうですね。
「アプリのゾンビ化リスク」と「クワインリレー」
山路:アプリ作った以外にもこのCodexで、論弾のサムネイル作ったりとか。その辺のなんか便利作業みたいなちょちょってCodexにやらせてみたんですけど、まあまあやってくれますね。画像生成して、それを元にスライド作るところまでやってくれたから(笑)、いや、これはね、ヤバいですよと。ということでですね、これ出てるかな、そこでこんなに、こんな素人でもアプリ作って公開できちゃうみたいな時代、ソフトウェアビジネスはオワコンになんじゃないかみたいな意見っていうのが最近非常に、よくあちこちで聞かれるようになって、
小飼:それはそれで違うと思うんだよね。
小飼弾の論弾 #317 「衆院選2026を経て日本はどうなる?AIエージェントがヒトを雇えるマッチングサービスと、AIだけが参加できるSNS」
「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします。なお、有料のYouTubeのメンバーシップでは、無料部分だけでなく、限定部分の配信もご覧いただけます(YouTubeメンバーシップでは、テキスト配信はございませんのでご注意ください)。
今回は、2026年2月10日(火)配信のテキストをお届けします。
次回は、2026年02月24日(火)20:00の配信です。
お楽しみに!
2026-02-10配信のハイライト
- 「アメリカ人の体重と燃料費」と「エプスティーンと陰謀論」
- 「中道大敗」とその影響、海外と憲法
- 「失われた半世紀」と「海外で働くには?」
- 視聴者質問「経済政策のスタンスは?」「配信10年で変わったこと」
- 「Google100年債の意味」と「細菌が結石を」
- 「100倍に巨大化した細胞」と「自重の1万倍を支えるミウラ折り」
「アメリカ人の体重と燃料費」と「エプスティーンと陰謀論」
山路:すいません、開始時間がちょっと遅れてしまいまして、
小飼:はい。僕がいけない。
山路:なんかトラブルがあったようで、無事に着けてよかったということで。
小飼:ちょっと本日は30分ぐらい、30分は遅れてないか、普段はもう少し早く来てちゃんとブリーフィングとかして始めてるんですけど、今日は、
山路:ぶっつけ本番というね(笑)、
小飼:そうですね、
山路:今日、タイトルは衆院選2026っていうのを一番大きく持ってきたんですけど、
小飼:なんでそんなゲロいタイトルを持ってきてるんですか、
山路:じゃあ軽い話題から言っておきますか、
小飼:そうね(笑)、
山路:私的に軽い話題として、
小飼:軽い話題あるのか、
山路:アメリカの航空会社の話なんですけど。
小飼:本当に軽くですむ?
山路:軽い、しかもある意味本当に軽いという話ではありますね。
小飼:ほう、山路さんがそこまで言うのであれば。
山路:ここのところスライドが作られていない、じゃあリンクだけ出しますね、
小飼:あ、そうだ、
「髪が短い」(コメント)
小飼:っておっしゃってる方いますけれども、切ったのヒゲだけです(笑)、
山路:あ、そうですか(笑)。これだ、
小飼:ああ、あったあったあった、
山路:すげえ軽いニュースじゃないですか、いろんな意味で、
小飼:これ、そこまでアメリカ国民全体に行き渡るほど、行き渡ったの、オゼンピックとかマンジャロとか?
山路:まだそこまでのレベルにはなってなくて、けっこう高い薬ですもんね、それなりに毎月ずっと使い続けようと思ったら。なんか数万円ぐらい日本円でするじゃないですか、
小飼:当然飛行機というのは重すぎると飛べないので、乗客の体重というのは聞くのはとても失礼なので、だいたいどれくらいかなっていうのはちゃんとやってるんですよ。それは全世界の航空会社がやっていて、いちおうオフィシャルな数字というのはあるんです、何も考えなくて男性ならいくつ、女性ならいくつぐらいのがあるんですけれども。たぶん独自のやつもやってるとは思うんですけど、その一方で今は本当にeチケットの時代なので、そもそもチェックインしない。チェックインしないので、平均値というよりも、FCCがこれ使いなさいっていう数字をそのまま当てはめてる。たいていそれって実情より軽いんですよ(笑)、
山路:ありがちだなあ。
小飼:ありがちです。だから広告会社はその辺の余裕も見てちゃんとやってはいるんですけれども。
山路:だけど、それにしてもアメリカ人、太りすぎやろみたいな(笑)。
小飼:だからこれは本当に文明が起こした悲劇というのか、
山路:喜劇に近いところもある、
小飼:いや、だから食い物が悪い、一番悪いのは食い物なんだよね。次に運動しないことなんだよね。
山路:この記事によるとですね、アメリカ社会が1割減量すれば燃料費が1.5パーセント削減されると分析したという、この調査会社、
小飼:どこ?
山路:アメリカのジェフリーズって会社の分析らしいんですけど。これ、1.5パーセント重量を下がったら、航空機かなり燃料変わりますよね。
小飼:変わるね。
山路:だから、これによって航空、
小飼:1パーセント超えるっていうのはすごいsignificanceな。
山路:航空機燃料の費用は運営コストの2、3割なんですってね。
小飼:もっといくかもしれないな、だからそれはもう本当に原油価格にじかに連動みたいな形。そう、だから他のどんな要素よりもでかいんですよ、燃料価格っていうのは。
山路:それにしても、それが乗客の体重が影響するっていうのがまたね、
小飼:正しい、いや、だから、そういうことなんですよ。ちゃんと飛行機は物理学に従って飛んでるので。
山路:この1ガロン、4リットルあたりたとえば1セント燃料コストが変動したら、1四半期で数百万ドルぐらい変わってくるそうなんですよね(笑)。
小飼:いや、全部合わせれば数億ドルというのか、それで利益が出たり利益が吹っ飛んだりするという、ものすごいでかいファクターです。だから本当に乗員をリストラした、リストラしない、新しい飛行機を買わないって話してますけれども、そんなのよりぜんぜんでかいんです。
山路:航空会社の運賃ってけっこうギリギリみたいなところがあるんですかね、
小飼:昔は燃料サーチャージって単語すらなかったじゃないですか、いや、それだけ上がったんですよ。だから燃料サーチャージを導入することによって、ちゃんと運賃を反映させられるようになったんです。あれはけっこう航空会社の目線からするといい発明だったんですよ。
山路:しかもこの肥満減少薬の影響って、外食産業にも相当影響してるらしくて。アメリカの食事ってとにかく量多いじゃないですか、特に日本人にとっては。
小飼:デカいね。
山路:デカいですよね、一つのポーションが。それが最近はもっとちっちゃいのでくれっていうリクエストがすごい増えたらしいんですよ。
小飼:それはいいことだね。
山路:そこのところでスナック菓子とかの需要も減ってるとか、数値に表れて減ってきてるみたいなこともあるらしくて。
小飼:本当? って思うかもしれない、いや、そもそもキャフェテリアのメニューからしてもうダメなんだよね、
山路:ダメなんだ(笑)、なんかもうコークで、
小飼:キャフェテリアがダメなんだよね、
山路:コークでフライドポテト流し込むみたいな感じの、
小飼:日本だと地産地消の給食だからね、この差はでかいね。
山路:でもこれ、意外にアメリカの問題って、アメリカ人が痩せたら解決することってじつはめっちゃ多いんじゃないかみたいな(笑)、
小飼:そう、いや、でもこれは個人の取り組みだけではダメでしょ。本当に、子供を学校に通わせる、キャフェテリアのメニューがもう本当に『スーパーサイズ・ミー』のままっていうのは、もうこの段階でアウトなんですよ。
山路:ある意味、児童虐待ですよね。
小飼:その通り。なんですけども、今のアメリカは国単位の教育行政というのすらなくて、ましてや食育なんてどこの国の話? なんですよ。
山路:それにあと医療費がじつはけっこうこれで助かるところもあるんじゃないか、
小飼:でしょうね、
山路:特にアメリカって医療保険なくて、それに苦しんでる人もいるけども、糖尿病とか減ってきたらだいぶそれでその辺のところも和らぐんじゃないのか、
小飼:スーパーサイズは医療費もスーパーサイズにしちゃうので、
山路:これはけっこういいニュースかなと、良くて、しかも軽いニュースじゃないですかと(笑)、
小飼:いや、重いじゃん、じつは、
山路:影響はね(笑)、
小飼:だって一番医療費使ってる国よ。いや、だからこれはじつは一番重い(笑)、一番重い。
山路:まあまあちょっと明るめの、
小飼:ただその一方であの国の厚生大臣というのか、厚生長官って誰でしたっけ、
山路:あのジュニア、なんかあれほどのバカなジュニアも、
小飼:そうなんだよ、だから、
山路:今麻疹がアメリカ中で蔓延しとるというニュースが出てましたけどね。
小飼:いや、本当に、これって意外と日本語に訳しにくい言葉でものすごい英語ではよく出てくるフレーズなんですけれども、ああいうのをWhat a shameと言います、
山路:なんという恥、という、
小飼:いや、だから「恥を知れ」なんですけれども。日本語じゃ時代劇レベルじゃないですか、こういうセリフが出てくるのは。英語ではけっこう使う機会が大きいんですよね。
山路:しかしこの麻疹、子供の時につまり重症化した人って相当後にダメージ食らう人も何パーセントかでは絶対出てきますよね。
小飼:measlesはね、デカいね、
山路:大きくなってからも麻疹の影響って、麻疹にかかったらまたそれですごい影響あるじゃないですか、
小飼:(コメントを見ながら)はいはい、日本でも中年向けに抗体検査してるので、もし自分が該当するんじゃないかなっていうふうにいったら、気軽に聞いてみてください。もし該当するのであれば、無料で受けられますから。
山路:ああ、そうですか、大人になってからも、
小飼:はい、大人になってからも。というのか大人対象なので。僕も受けました。僕はちゃんと抗体があるということで。
山路:私はワクチン受けてないかもな、麻疹にかかったことはあるけど、
小飼:それでもいいの、ちゃんと抗体があるかどうかなので、かかったことがあってもそれを忘れちゃうよね、
山路:抗体がなくなっている場合もありますしね、
小飼:そうそう。
山路:そうか、これはちょっと本当に聞いとかんといかんですね。
小飼:恐ろしい、免疫をザップするっていうのは恐ろしいやつだよね。
「MRワクチン最近見た」(コメント)
山路:そうか、MRワクチンには麻疹のやつも入ってんでしたっけ? 3種類ぐらい入ったやつありましたよね、あれはおたふく風邪となんだったか、
小飼:おたふくはなくなったんですよ、日本では3種じゃなくて2種になったんです、これ有名な話なんですけど、
山路:そうか、でもいずれにしてもちょっとチェックしておいたほうが皆さん、良さそうですね。
小飼:おたふく外すっていうのはかなりアホなんですけれどもね。
山路:そんなにコスト変わるわけでもないんじゃないのとか思うんだけど、そうでもないのかな。
小飼:そうか、MRのMがmeaslesで、Rがrubellaか、だから、2種混合ですね、
山路:じゃあ麻疹のやつ、私打ってるかな、
小飼:はい、MR打ってるんであれば大丈夫なはず、
山路:良かった良かった、
小飼:Mはmeaslesなので、
「麻疹は特定の世代の男性が打たれてないんだよね」(コメント)
山路:ああ、そうなのか、
小飼:そうそうそう、だから子供の病気だし、子供のうちにかかっとけというふうに言われて、僕もたぶん予防接種はしてないんじゃないかな。たぶん、ガキの頃に知らない間にかかってというやつじゃないですかね。おたふくもそうです、明らかに打ってないです。Mはわかんないけど、Rは明らかに。
山路:せっかく明るいアメリカのニュースだったところなんで申し訳ないですけど、アメリカのちょっと嫌なニュースもついでに続けていってみましょうか(笑)。
- ビル・ゲイツ氏はエプスタイン氏との関係めぐり「疑問に答えるべき」
- 言語学者チョムスキー氏、エプスティーン元被告に「ひどい」報道について助言か
- スターマー英首相、エプスティーン元被告の被害者らに謝罪
- エプスタイン氏に「ロシアのスパイ」疑惑、ポーランドが調査
- ノルウェー当局、エプスタイン文書巡り元首相を汚職捜査
小飼:いや、だからこれはもうずっとだからね(笑)。エプスティーンですね、これ、また表記の揺れが出てきたんです、アメリカでも最初みんなエプスタインって言ってたんでだけども、今ではエプスティーンになりましたね。
山路:ビル・ゲイツがまぁ奥さんから、がっかりだわーって、
小飼:あああ、あれは何、凄い、embarrassingなニュースでしたね、
山路:もうその影響の広がり方っていうのが、
小飼:プライドとかっていうのではなくって、いや、こういうハニートラップに引っかかるんだなぁと、いうすげーよなぁ、ロシアンカによりによって梅毒を移されているというのは。でメリンダにもうつしちゃったかもしれないというのは、これは、これは、これは。
山路:まぁこれはただまだビル・ゲイツ自身は否定してますけどね、そういうことっていうのは。
小飼:いやー、でもこれだろう。
山路:あとイギリス、スターマー首相が、要はイギリスの労働党の重鎮がこのエプスティーンと関わりがあったっていう、そいつを任命したってことでめちゃめちゃ責められて、
小飼:しかも米国大使にしちゃったんだよね。
山路:さらにノルウェーでは元首相か、元首相がなんか関係してたんじゃねえかとか、
小飼:いや、でもこれ、エプスティーンってべつにエスタブリッシュメントではないんですよね、もともと金持ちの階層にいたわけではなくて、成り上がりであそこまで行ったっていうのはなかなかすごい。
山路:そこのところでじつはロシアと繋がりがエプスティーンね、あったんじゃないかというこの疑惑も出てて、
小飼:いや、だからそれも含めて。
山路:今回のエプスティーン文書の公開って、非常にこれがもしも、
小飼:にしてもなんでエプスティーンなんだろう、普通、あそこのSTEINって書くところはスタインって読むんですよね、英語圏でアインスタインですとかね、バーンスタインですとかね。なぜかエプスティーンなんですね。まあでも、そういう固有名詞というのは固有名詞なので。
山路:さらに、そういうのと関係なさそうなノーム・チョムスキー、
小飼:(コメントを見ながら)後流悟十三さんは十三であって、サーティーンではないんですよね(笑)。
山路:そのエプスティーン文書に名前が出てきた人、ノーム・チョムスキーまで名前が出てきた、
小飼:そうなんですよ。
山路:ただ広報やってる奥さんの話によると、エプスティーンってすげえ文化人とか、そういうとこにもどんどんアクセスを持ってきた、
小飼:日本も無縁じゃないですからね、もうすでにJoiは何度も名前が出てきてますからね。これ、覚えておいてください。
山路:これ意図的かどうかわかんないんですけど、今回のエプスティーン文書の巧妙なところって、完全に裏が取れたものとかだけじゃなくて、全部混ぜこぜで公開してるじゃないですか。
小飼:混ぜこぜじゃなくて、混ぜない、で公開してるの。
山路:混ぜないで、か。
小飼:そうそうそう、だからとにかくファイルにあるものをそのままぶちまけてるの、だからそこがポイントなの。
山路:これって逆に、罪ある人が言い訳しやすい状況でもないですかっていう、逆に。
小飼:どういうこと?
山路:たとえば名前が上がってて、明確に有罪じゃないみたいな、罪を犯してもない人が言い訳しやすいふうになってない?
小飼:じゃあ言い訳するのであれば、どこからアリバイを持ってくるのかな、
山路:それが難しいでしょ、
小飼:だから結局アリバイを出せるかどうかだね。エプスティーン文書にお前の名前あるけど、この時あんた何してましたって言われた時に。いやー、だからそんなヤリ島になんか行ってませんよっていう。だから、確たる証拠をあげられるか。
山路:いやー、なんか予想以上にでも広がってますよね、
小飼:すごいね、ものすごいやり手だったんだね。で、ヤリ島に行った人たちの多彩なこと、チョムスキー含めね。
山路:マーヴィン・ミンスキーとかも、
小飼:ミンスキーも行ってましたね。(コメントを見ながら)あ、Joiは何度も会ったことあるよ(笑)。いやー、Joiもやり手なので。
「エプスタインの不審死はロシアっぽいかも」(コメント)
小飼:あ、そうかもしれないね。じつはアメリカにはソ連の時代から、いやもっと前かな、それこそ宮廷ロシアの時代からスパイはいっぱい入ってて、一番人気の亡命先じゃないですか。なので、だからけっこう暗殺部隊を送り込んでて。まぁでもアメリカで暗殺されたというのは、意外と有名になってない、それはアメリカの当局の失敗なので、だからあまり多く言われないのかもしれない(笑)、でも有名なところだと、トロツキーがメキシコで暗殺されているというのがありますよね。
山路:ありますね。
小飼:もう一つ、明らかにアメリカで何度も暗殺されかけて、それを逃れたという人には、ベレンコという人がいます。ミグ25を函館空港まで持ってきた人です。
山路:持ってきたっていうかね(笑)、
小飼:持ってきたというのか。当然アメリカに亡命したわけですけれども、その後も何度も暗殺されかけて。アメリカに亡命した時には亡命とも同時にFederal Witness Protection Programっていう、なんて言えばいい、証人保護プログラムですか、で、それでもう別のアイデンティティを与えられたにも関わらず、ちゃんとKGBはそれを調べて。だから何度も暗殺されかけてますね、ベレンコ。
山路:今回のエプスティーンの事件文書の公開で、陰謀論のまた何かいいタネを追加した感じになってますね。
小飼:そうですね。そうなんですけど、やっぱりなんでここまでデカく取り上げられてるかって言ったら、ロリータ島ですね。単なるヤリ島じゃなくてロリータ島という言い方をしてますね。
山路:英語圏のメディアでは、
小飼:英語圏のメディアでは。要は未成年をそこに配置してやらせまくったというか。
山路:本当にフィクションである、フィクションそのものじゃないですか、三流スパイアクション(笑)、
小飼:ノンフィクションなんですよ。だから、あれが現実なんです。ああいう現実があったからこそ、たぶんフィクションも書けるんでしょうね。本当にもうあれこそ事実は小説より奇なりというか。
山路:それこそこれから為政者、そういう上流階級とかあるいはそういう支配階級と思われる人がなんかいいこと言っても、すぐ疑われちゃうってことにならないですか、結局お前ら、ああいうことやってるんだろうって、
小飼:それはなるでしょ。それはなるし、そういうのを見越したかどうかはわかんないけれども、早めに王室の権力と財力を縮小してたっていうところ、国っていうのは先見の明があるって言っていいんじゃないですか。
小飼弾の論弾 #316 「中国トラックのEV化50%超え、AIが数学の未解決問題を解いた、グリーンランドは誰のもの?」
「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします。なお、有料のYouTubeのメンバーシップでは、無料部分だけでなく、限定部分の配信もご覧いただけます(YouTubeメンバーシップでは、テキスト配信はございませんのでご注意ください)。
今回は、2026年1月27日(火)配信のテキストをお届けします。
次回は、2026年02月10日(火)20:00の配信です。
お楽しみに!
2026-01-27配信のハイライト
- 「受験はオンラインで」と「試験すべきことを試験する」
- 「金持ちが責められなくなった日本」と「社会保障費を所得税に」
- 「リベラルと新自由主義」と「プルデンシャル生命の大規模不正」
- 「中国でEV大型トラック普及」と「中国軍幹部の粛清」
- アメリカ国内の混乱と経済
- 「未解決問題を解いたAI」と「AI災害のパターン」
「受験はオンラインで」と「試験すべきことを試験する」
山路:この1月の半ば、この前共通テストがあったばかりなんですけど、さすがにこの番組見てる人はあんまり受験生いないんじゃないかという気もするんですが。こんばんは、どうもどうも。さっそく共通テスト、回答とか新聞にも警察されてるじゃないですか、問題文とか。
小飼:その前に、その前日に天候が荒れに荒れて、山手線動くのかとかって言ってなかった?
山路:なんかまあ無事だったみたいですけどね、幸いにして。
小飼:それが無事だったっていって、よく共通テストがあってその間に楽天候とかで電車が潰れちゃって、タクシーが運んでくれたとかっていうのが美談になってるじゃないですか、バッカがと、バカが、と、
山路:もう仕組みとしてくれと(笑)、
小飼:あのさ、けっこう集団的な不正があったとはいえさ、TOEICとかさ、もうとっくにオンラインでできるようになってるわけで。共通テストって確か選択式だよね、
山路:マークシートですね、
小飼:要は答えを手書きさせたり、要は自由回答ではないですよ、選択式ですよね、オンラインでできるじゃん。
山路:まあ、そこで不正を、
小飼:なんでオンラインでやらないの?
山路:不正をどう防ぐかっていうことになってくるんじゃないですか?
小飼:いや、だからそれこそ、たとえばTOEICとかっていうのはカメラがある機材を使うわけですよね。だから、受験生は監視下で受けるわけで、それでもたとえばチーティングの余地というのはあるわけですけども。それは人間が管理してても完璧じゃないわけですよ。
山路:これ、弾さんの言うオンラインっていうのは、それぞれの個人宅っていうんじゃなくて、そういう通信設備のあるところに集めるということ?
小飼:そういう妥協でもいいし、でも本来であれば個人宅でできるようにすべきです。だってTOEICができてるじゃん。実例があるじゃん。実際の受験の時には、たとえばTOEICの点数ですとか、たとえば日本の英語検定の2級以上とかっていうのは、ちゃんと評価されるわけじゃないですか。そういったものというのは共通テストというのは別にやってるわけです。いや、だから本当に誰得なの? 実際に大学にお勤めの方の怨嗟が、毎年その頃に聞こえてくるわけですよね。いや、だからなんでこんなことやらなければいけないの、とか。だからお前らが文句言えよと。本当にお前らが悪い、はっきり言って。
山路:そういうことに声を上げない大学関係者、
小飼:そういうことに声を上げない、お前らが悪い。
山路:その話にもまさに直に関わってくることなんですけども、最新版のAIに解かせてみると得点率が97パーセントだと。
小飼:そうなんですよ。これから皆さんは何を読み取ります? いろんなことを読み取れると思うんですけど。山路さんはどう思った?
山路:受験生のモチベーションが下がること、多そうな気もしますね。
小飼:ああ、受験生のモチベーションが下がると。要はAIのほうがマシだと。
山路:もうそれって選別基準になり得るのか、みたいなことはちょっと考えてしまいますね。
小飼:でも僕は受験生ではなくて、作問者のほうがダメージ受けてると思うんですよ。受けるべきなんですよ。要は試験すべきことを試験する、テストすべきことをテストするんじゃなくて、採点しやすい問題ばっかり出し続けてきたんじゃないの、っていう。前々から言ってることだけれども。
山路:しかしこの、採点しづらいものとかでないと測れない能力、たとえばどういうものを測るような試験であったりするんでしょうか?
小飼:もうそれこそ実際の、たとえば数学能力、公式を覚えて解ける問題っていうのはあんまり良くないわけです。
山路:それこそ難関大学の二次試験みたいな形で、真っ白な紙にもう本当に回答を書かせる手順、
小飼:それはそれでやっぱり今度は採点者の裁量が出すぎるという、
山路:そうそうそう、
小飼:だから今回共通テストとかの話題ではないですけど、たぶん一番話題になったのは灘の国語の問題、詩の問題? ごめんなさい、あ、灘でよかったっけ? 灘だよな?
山路:えーと、ちょっとそのニュースは知らなかったんですけど、
小飼:はい、そこで出した詩というのがパレスチナの難民の子供の、
山路:あー、中学受験で出た、
小飼:だからそれを問題に出すことそのものを採点するほうはかなり持ち上げてたんですけれども、僕は「ふざけんな!」なんですよ。だから、お前らの血の色は何色だっていうふうに思いましたね。それって本当にたかだかお受験の問題にしていいのかと。
山路:どういう形の問題か、ちょっと私それを読んでなかったんで、
小飼:ちょっとそれはググって見てください。じつはどんな問題を作るのかっていうのも、絶対にバイアスが出るわけですよね。
山路:どういうふうにしてもバイアスって出ると思うんですよ、それこそ弾さんが言うように採点しやすい問題にしなかったら、じゃあそこでそれはちゃんと公正に測れるのか、
小飼:出題者のバイアスがあるわけです。共通テストっていうのは受験者が多いので、その辺はなるべくバイアスが出ないようにっていうのはものすごい気をつけてらっしゃると思うんですよ。でも、そもそも科目が、科目ですよ、まさに分かれてるっていうこと自体、採点者バイアスなんじゃないですか。
山路:それを言ったらもう(笑)、何て言うか、文科省のカリキュラムのところから、
小飼:いや全くその通り、何をどの時期にどれだけ教わっておくべきなのかっていうのは、それこそ本当に社会的な説問じゃん。本当にこの番組でも何度言ったかわかんないけれども、なんで簿記がないの? 義務教育の中に。僕は二次方程式は成人になる前には触れておくべき問題ではあるけれども、じゃあ簿記と二次方程式のどっちが重要か、どっちが切実かって言ったら、やっぱり簿記と答えざるを得ないです。
「文科省カリキュラムで日本は落ちぶれました、文系理系で分けるのも」(コメント)
小飼:どうなんだろうなー。一方アメリカという国は受験に関してはもう本当に英語しかないんです。
山路:個人の得意を見せるみたいな形での、
小飼:いちおう受験のこと、受験を英語ではentrance examっていうふうに訳されてはいるんですけども、そもそもアメリカにはそんなものないんですね。アプリケーションはあります。で、俺はいかに、貴校に、貴学って言っちゃいけないな、貴学にふさわしい人物かっていうのを延々とアピールするわけです。アピールする中で、たとえば共通、SATのような共通テストを使ったりするわけですけども、SATの点数とかって言ったらalumni、日本語で言うとOBとかOGですね、の推薦状の前にはもう本当に鼻紙みたいなもんです(笑)。
山路:めっちゃ簡単だって言ってましたよね、弾さん。ふざけんなみたいな。
小飼:SATの点数とかではなくて、いちおうそういう推薦状があれば必ず入れる組というのを全部満たした上で、残った部分を、
山路:コネで、
小飼:いや、だからコネで埋まらない部分というのを点数でやってるわけですよ。
山路:それで言うんだったら、アメリカの受験制度というか、大学とかの仕組みっていうのがうまく機能してるという、必ずしもそういうわけじゃないですよね?
小飼:何をもって機能してるか、ですよね。なんだかんだ言って、世界で一番自然科学系のノーベル賞を集めて、トランプは置いといて(笑)。
山路:それっていうのは他のところから呼んできた人だったりもするわけですよね。
小飼:呼べるわけです。
山路:今言ったSATとかで上がってくる人たちの優秀さみたいなのと、ちょっと断絶がないですか?
小飼:そういうのを混ぜるっていうのに効用があると。だから、完全にコネだけでもダメだし、完全に点数だけでもダメで、そういう連中が交わる環境を作るというのが肝要であるというのが彼らの結論で、だからそれは実績を伴ってるわけです。
山路:(アメリカは)科学と技術で世界一にはなっている、
小飼:その通りです。
山路:でも中国とかって、大学の仕組みってまたぜんぜん違いますよね。
小飼:そうですね。中国とかは日本よりもさらに受験の比率が高い国です、
山路:科挙の伝統で、
小飼:それでやっぱりうまくいってますし、そこからさらにアメリカとかイギリスとかに留学して、博士号を取って戻ってきてっていう。でも、その間にアメリカとかイギリスにいる間に結婚して、妻子もうけて、妻子アメリカに置いといてっていうのは、中国語でそういうエリートのことを裸族と言うそうです、
山路:はだか族と書いて、
小飼:裸族と書いて。
山路:全裸中年ではないわけだ(笑)、
小飼:そうなんですよ(嘆息)。
山路:なんで残念そうな声を出すんですか(笑)、
小飼:だって僕は日本語的な意味で裸族なので、
山路:ああ、家で(笑)、
小飼:布団にくるまってる時には特に何も着てないので。いや、それちょっと違うよと、
山路:ただそこまで国によって仕組みが違うって言うんだったら、それはつまり中国的なやり方にしたほうがいいとか、アメリカ的なやり方にしたほうがいいって、それだけで変わるもんでもないんじゃないですか?
小飼:なにを求めてるか、ですよね。平均の底上げを求めているのか、一番トップがどこまで上に上れるのかというのを求めているのか、というのでやっぱり変わってくると思います。たぶん今のところの正解というのは、下にいるうちというのは、要は点数方式で、
山路:下にいるっていうのは国としてってこと?
小飼:国としてというのか、そうですね、高校あたりまではお受験方式でも、要は受験の問題さえ適切であればいいし、その後はアメリカのようにそもさんせっぱ方式、要はすごい奴のお眼鏡にかなったやつが弟子になるという、
山路:大学に入るのに、日本は高校の延長上でやってるのが問題じゃないかっていうこと?
小飼:そうなんですよ、僕もちょっとさっき言い間違えてしまいましたけども「学」ですよね、大学ですよね、「校」じゃなくて。学校ではなくて大学なんですよ。違い分かりますか?
山路:スクールじゃなくて、学びに行くんじゃなくてっていうことですよね、大学とかっていうのはそれこそ院とかになっていくと自分で研究をする、とかそういうこと?
小飼:院の定義もあるんですけども、もちろん英語にもあって、英語の「校」というのはまさにスクールですよね。スクールでは正解を叩き込むんですよ。正解がある問題というのはそれが徹底に正しいし、特に重要なものというのは、正解から外れたら人が死んだり、牢屋に落ちたりするわけですよ。だからそういったものというのは本当にロースクールですとか、メディカルスクールですとかで叩き込むんですよね。
山路:ああそうか、ロースクールはスクールだもんな。
小飼:どちらもマスターズなんですよね。
山路:ん? ん?
小飼:日本語で言うと修士ですね。で、これがドクターになると、もう全く自由というのか、そもそも何を研究するのかっていうのも自分で決めなければいけないですし、じゃあどうやってドクターになるのかって言ったら、他のドクターに戦いを挑まなければいけないわけですよね。というのか、他のドクターから攻撃されるわけですよね、お前は本当にドクターにふさわしいのかという。
山路:しかしそれで言うんだったら、
小飼:跳ねのけたらドクターになれるという仕組みなわけですよね。
山路:そういう本来の大学院とかのそういうあり方って、みんながみんなに必要なもんでもないですよね、いっちゃなんですけど。
小飼:ねえ。なのになんでみんなに大学に行かせようとするかっていうふうに言うと、これ特にアメリカで顕著なんですけれども。なんて言えばいいのかな、ワーカー、要は労働者ですよね、本当に手に職的な労働者ですよね。ドイツであれば、ずっと行くとマイスターになるのですよ。アメリカではそれを制度的に尊ぶというふうにならなかった、でも最近なりつつあるみたい。
山路:ブルーカラーの収入が増えて、
小飼:その通りです、
山路:職業訓練校の人気がめちゃめちゃ高いみたいな。
小飼:その通りです。思い出した、クラフトマンシップって言いますね、あまり尊とばれなかったんですよね。
山路:でも日本もそうですよね。
小飼:過去形、どうなんだろう、それでも日本はまだ「匠」だのなんだのっていう言葉が死んではいないから。
山路:なるほどね、マシという見方もできるわけだ。なるほどなるほど。
小飼:日本には高専があるのはでかいね。最近は高専も、
山路:呪術を教えたりとかね(笑)、
小飼:だから中高一貫校というのか、高短大一貫校みたいになってはいる。
山路:でも、これ日本のはとにかく時流に、今の時代に合ってないということなんですかね、教育の仕組みみたいなものが。エリートを伸ばすわけでもなく、底上げをやるための仕組みでもなく、なんとなく高度な教育と言いつつも、高校の延長みたいな感じで受験をさせるみたいな感じでバラバラになっているということ?
小飼:うーん。
山路:けっこう本当になかなか難しいところかなと思って。
小飼:えーとですね、いや、でも難しいところまで待てるっていうこと自体、今や高学歴の証なのかもしれない。あのね、そんなに待てない、待たなくなった。
山路:知識を身につけて働き始めるまでってこと?
小飼:いや、何か問題が出た来た時に答えを出すのに。だから、その意味ではA級戦犯は小泉ですね。
山路:今の、待たなくなってきたっていうのは、どういう意味?
小飼:要は、本当にこうすれば解けるというふうに簡単に言い切れない問題をこうだというふうに言ってしまう。はっきり言って詐欺師なんですけどね。考え込まなければいけない時ってあるんですよ、長考に入らなければいけない。なんですけど、今の人というのは1手10秒以内でお願いします、ばっかり見てきてるわけです。
山路:なんかちょっと感じとしてわかるような気がする、たとえばそれこそどうなんだろう、適切な例かわかんないですけど、就活なんかもどんどんわかりやすいテンプレの受験的なものになりつつあるような、そんな感じ?
小飼:そうですね。そもそも正解のない問題に、あるいはまだ答えが出てない問題に晒されるのが遅すぎるっていうことはあるね。
山路:それって(笑)、ただ言いたいことはすげーわかるんですけれども、世の人の半分以上ってそんな人じゃないというか、そういうことを求めてない人たち、
小飼:いや、とんでもない、とんでもない。いや、誰もがぶつかるんですよ。どっちが正解とも言えない、そもそも選択肢がどれなのかっていうのがわからないっていう状態に、みんなぶつかるわけですよ。それが本当に10代のガキに進路を聞くとかって、バカか! って、
山路:それは同意ですね、働いてみないとわからないだろうっていうのは。
小飼:その点ドイツはもっとヤバくて、中学生にそれやってるわけですからね。中学生どころか、小学生か、小学生にそれ強いてるからさ。
山路:それも早すぎんじゃねえの、という気もしますけれども、
小飼:早すぎる早すぎる、早すぎる早すぎる。
山路:自分の頭で考えろって、知識を身につける前に考えろってなんかあんまり意味がないような気がするんだけどな。
小飼:自分の頭で考えなければいけないんだけれども、自分の頭で考えればいいというものでもないという。自分の頭で考えて、でもやっぱり間違ってましたっていう体験を誰のせいにもできない、痛い思いっていうのを積み重ねないと大人になれないというのか、結局大人と子供の違いってそれでしかない。誰のせいにもできない失敗を、痛い目をどれだけ体験してきたかっていう。
山路:それで言うと日本って割と痛い目に合いづらい社会ではあるかもしれない。
小飼:それはある。いや、たかだか不合格ぐらいだもんな、10代で。
山路:前も言ったかもしれないけど、日本って割と凡庸な人に優しい国だと思ってるんですよね、私。
小飼:それは人類的には正しいと思う、
山路:その面で言うんだったら、日本ってある意味うまくいってると逆説的に言えないですか?
小飼:(コメントを見ながら)宿題ある国のほうが少ないんじゃなかったっけ? 僕はオランダ語は話さないんだけども、ドイツ語で宿題に相当する言葉があるのは知ってます。ハウスアフガーベって言いますね。あるんですよ(笑)。いや、でもドイツで使われてるかどうかはわかんないです。ドイツ語のクラスでは必ずハウスアフガーベがありましたね。
山路:だからこの日本っていう国があんまりそういうことに向き合わずに済んだから、みんなこういうふうな教育のシステムになってるとも言えんじゃないのかなっていう気はすんだけれども。
小飼:あー、まあでもそこはわかんないな。でも、一つ確かなのはそろそろ失われて30年になるのかな(笑)、
山路:それで言うんだったら、
小飼:ちょっと待って。確かにマクロで見ると、もうはっきり言って冴えないですよね、今の日本は、経済だけでなくて。でもその一方で、文化だとか個人技だとか、そういうところっていうのはものすごい伸びてますよね。なんかサッカーとかむちゃくちゃ強くなりましたよね(笑)。だから確かに個性を伸ばす方向には来たんですよ、日本の若者を育てるマインドセットっていうのも、社会の歯車にピッタリ収めるっていう方向は嫌いすぎるぐらい嫌うようにはなったんですよ。それは確かにあちこちに現れている。
山路:個人の活躍っていう形で。
小飼:だけどそれはこの30年の停滞を正当化するほどのものだろうかという、
山路:それで言うんだったらたとえばアメリカの大学を出た人とかのたとえば失業、職につけない割合だったりとか、学歴、いい大学に入れなかったら人生オワタみたいな感じになる人も多いわけじゃないですか。
小飼:いや、もちろん。
山路:そのところの過酷さと比べて、どっちがいいみたいなんてなかなか言えなくないですか?
小飼:それはある。
山路:あと中国のあのお受験競争の激しさだって、もう想像するだに絶対体験したくないじゃないですか(笑)。
小飼:まぁでもそれは中国人になってみないとわからんからね。いや、でもその中で勝ってきたやつらというのはやっぱりすげーよなと。
山路:そこのところって、なかなか、
小飼:そう、だから結局あっち立てばこっち立たずになるんですよ。
山路:そこのところなかなか一言では、こういうふうにやったらこうなるからいいみたいなんて言えない気がするんだよな。
「金持ちが責められなくなった日本」と「社会保障費を所得税に」
小飼:いや、でもね、一つ日本がこういう層にとっては格段にいい国になったという、
山路:こういう層?
小飼:日本のこの30年で、すごい良くなったというふうに感じる人たちっていうのはどういう人たちでしょう?
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